「スターダム上がりたいなら素直に言えよ。そういうとこがダセーんだよ」ジュリアが朱里との前哨戦後に乱入したプロミネンスを一刀両断!

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 13日、東京都・後楽園ホールにてスターダムが後楽園ホール大会が行われ、またも乱入してきたプロミネンスにジュリアが怒りを爆発させた。

 プロミネンスとは、2021年末を以てアイスリボンを退団した世羅りさ、柊くるみ、宮城もち、藤田あかね、鈴季すずの5名で結成されたデスマッチ&ハードコアユニット。全員フリーランスながらユニットとして活動をともにしていく形式であり、男子団体・女子団体を問わず幅広く参戦している。

 4月の本旗揚げ戦を前にマットプロレスでプレ旗揚げ戦を重ねているプロミネンスは、1月末のスターダム名古屋大会に突如現れ、元アイスリボンのジュリアに宣戦布告。
 ジュリアの属するユニット“Donna Del Mondo”には、朱里、テクラとアイスリボンに縁の深いメンバーがいるため、次第に戦火は広がり“DDMvsプロミネンス”という構図のユニット対抗戦へと発展。

 さらにプロミネンスは2月1日のスターダム後楽園ホール大会にも突如現れてDDMへ喧嘩を売り、同月22日には朱里&テクラvs世羅&あかねのタッグマッチが行われるもフルタイムドローという結果に。
 その試合後には、すずがジュリアを蛍光灯で殴ろうとするもバーブ佐々木レフェリーが見事な手さばきで阻止。長年ハードコア&デスマッチ界を支えてきた同氏から「蛍光灯はデスマッチ団体とデスマッチファイターが命懸けで高めてきた神聖なアイテムなので、不用意にチラつかせるのは良くないのかなぁと思いました」とTwitter上で苦言を呈されるなどプロミネンスはアウェーの洗礼を受けていた。

 そして、スターダムでは3月26日&27日に両国国技館大会2DAYSを控えており、26日のメインでは朱里の持つ赤いベルト(※ワールド・オブ・スターダム王座)にジュリアが挑戦することが決まっている。
 この日のセミファイナルでは、朱里とジュリアの最後の前哨戦として、朱里&MIRAIvsジュリア&テクラのタッグマッチが実施された。


 試合は朱里とジュリアの正面切っての打撃戦を中心に展開され、テクラはトリッキーなサブミッションで、MIRAIは豪快なパワーファイトでそれぞれのパートナーをアシスト。
 終盤には、朱里とジュリアが膝立ちになりながらエルボーや顔面へのビンタを打ち合い、朱里のハイキックとジュリアのビッグブートがクロスカウンターで入るなど壮絶な打撃戦に。ジュリアがゴツリと音の響くヘッドバッドからのシャイニング・ケンカキックを見舞えば、朱里もダイビング・ギロチンドロップやジャーマン・スープレックスを繰り出すなど一歩も引かず。そして、ジュリアがバックドロップからグロリアス・ドライバーで突き刺した瞬間にフルタイムドローを告げるゴングが鳴らされた。

 死闘を終え、大の字になる2人の前に、プロミネンスの世羅りさ&柊くるみが登場。
 マイクを取った世羅は「26日、2人闘うんでしょ?私は朱里に勝ってるし、そして、朱里から赤いベルトとりたい。27日、ジュリア、お前が出てきたら、プロミネンス総掛かりでぶっ潰してやるよ。そこで前の団体のいろんな出来事、精算しよう」と朱里に宣戦布告し、ジュリアは眼中にない様子。


 決戦前最後の前哨戦の余韻を台無しにされたジュリアは、世羅にビンタを見舞った後に朱里へ「ナメんじゃねーぞ。お前らグルか?」と吐き捨てて退場。
 朱里は「今日は、ジュリアとの両国、最後の前哨戦だったんだよ!ジュリアと朱里の、誰にも邪魔されたくない日だったんだよ!お前に言われなくても、両国2連戦、私がこのベルトを守り抜いて!お前と防衛戦やるの、頭の中にあったんだよ!両国終わった後、覚悟しとけ」とベルトを掲げながら世羅を睨みつけた。

 バックステージに戻ったジュリアは、「スターダム上がりたいんでしょ?スターダム上がりたいなら上がりてぇって素直に言えよ。そういうとこがダセーんだよ」と苛つきながらプロミネンスの面々を一刀両断。
 そして、「朱里もさ、まずは私。私だよ。まずアンタの相手は私なんだよ。私を倒してもないのにあとのことベラベラ勝手に決めてんじゃねーよ!」と語り荒々しく席を立った。

 対する朱里は、目に涙を浮かべながら「グルなんかじゃねーし!世羅りさのせいで大切な時間が邪魔されました。両国終わったあと、覚悟しとけ!」とだけ語り、足早に会場をあとにした。

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