「俺らヘビー級が妬くくらいジュニアを盛り上げて」オカダ・カズチカがNJCでエル・デスペラードとのシングル王者対決に勝利!

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 2日、東京都・日本武道館にて新日本プロレス『NEW JAPAN CUP 2022』が開催され、オカダ・カズチカがエル・デスペラードを制してNJC1回戦を突破した。

 『NEW JAPAN CUP』は、新日本プロレスの春の風物詩として知られてきたヘビー級の選手たちによるシングルトーナメント戦。
 今年は歴代最多となる48選手が参戦し、2020年ぶりとなるジュニアヘビー級選手の参戦、新鋭のヤングライオン3名も参戦することとなり、新日本全体を巻き込んだ一大イベントとしての開催となった。

 開幕戦となるこの日は、1回戦として全8試合が開始。
 メインイベントでは、現IWGP世界ヘビー級王者であるオカダ・カズチカと、現IWGPジュニアヘビー級王者であるエル・デスペラードが対戦するという夢のカードが実現した。

 ゴングが鳴るなりデスペラードがショルダータックルやエルボーなどでぶつかっていくものの、オカダは仁王立ちでこれを真っ向から受け止めて涼しい表情。
 ならばとデスペラードはオカダのヒザへと狙いを定め、低空ドロップキックやニークラッシャーを軸にマフラーホールドへと繋ぐ。受ける展開が続いたオカダだったが、コーナー上のデスペラードを地対空ドロップキックで場外に叩き落とし、DDTやマネークリップを軸に首への一点集中攻撃で反撃していく。
 デスペラードはオカダの攻勢に苦戦するも、ドロップキックを空中でキャッチしてヌメロ・ドスへと持ち込む離れ業を見せ、リバースタイガードライバーからロコ・モノを叩き込みピンチェ・ロコでの決着を狙う。これをショルダースルーで切り返したオカダがドロップキックで顔面をぶち抜き、開脚式ツームストンパイルドライバーからレインメーカーを叩き込んで3カウントを奪った。

 マイクを取ったオカダは、「おい、デスペラード!流石、IWGPジュニアヘビー級チャンピオン。強いし、カッコいいし、最高だよ!でも、新日ジュニアってそんなもんじゃないでしょ?ジュニアでも、佐山さん(初代タイガーマスク)のように、ライガーさんのように、歴史は作ることは可能でしょ?俺らヘビー級が妬くくらい新日本ジュニア、盛り上げてってちょうだいよ。それを出来るだろお前は!」と退場していくデスペラードの背中にエールを送った。

 バックステージに戻ったオカダは、前日の50周年記念セレモニーで大勢のレジェンドが集結していたことに触れ「過去の人たちばっかり凄い凄い言われて、俺たちは『今も凄いんだよ』って今の新日本プロレスの凄さを知ってもらわないとダメという中で、やっぱりジュニアヘビー級でも『この選手が勝つところを見たかった』、『この選手カッコいいな』っていう選手に出てきてもらって、ジュニアのプライドを持ってドンドン盛り上げていってもらいたいなと思いますね。それを僕たちが『うわッ、悔しいな。俺たちも負けねえ』と切磋琢磨して、ヘビー級とジュニアヘビー級で一緒に上がっていけたらいいなと思いますね」と階級を超えて現在の新日本をともに盛り上げていく覚悟を語る。
 そして、「50周年の重みは僕だけじゃなくて今日戦ったデスペラードにもそれを背負ってる部分はあるんだと思いましたし、でも1番は俺だというプライドを持って、これからどんどんどんどん勝ち上がって盛り上げていかないとダメだと思いますので、しっかりと優勝に行きたいなと思います」とIWGP世界ヘビー級王者としてのNJC優勝を誓った。

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