鈴木みのるを犬小屋に叩き込んだ矢野通がKOPW2022奪取!

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 20日、北海道・北海きたえーるにて新日本プロレス『LECクリンぱっ!Presents 新春黄金シリーズ』が開催され、矢野通が鈴木みのるからKOPW2022を奪取した。

 KOPWとは、オカダ・カズチカが提唱した新日本プロレスのタイトル。特殊ルールでの闘いを経て勝利した者にタイトルが移り、その年の最後の段階で保持していた選手が覇者となる特殊性を持つため、通常のプロレスの強さとはまた違うプロレス脳が求められるこの試合には毎大会注目が集まっている。
 今年1月5日の東京ドーム大会では、鈴木みのるvs矢野通vsチェーズ・オーエンズvsCIMAの4WAYマッチで行われたKOPW2022決定戦を制してみのるがタイトルを獲得。しかし、2020年&2021年覇者の矢野通はKOPWに強い執着を示し、新春シリーズでは幾度もみのるを手錠で拘束しKOPW挑戦を猛アピール。
 両者のKOPW戦が決定すると、みのるの提案した手錠デスマッチルールと矢野の提案したドッグケージデスマッチがファン投票にかけられ、ドッグケージデスマッチでの試合が決定された。

 みのるは大量の手錠と長いヒモの付いた首輪を持ち込み嗜虐的な笑みを浮かべて入場。
 試合はともにアマレスをバックボーンに持つ2人らしい高度なグラウンド戦が展開されるが、矢野は「やってられるか!バカヤロー!ばか!ばか!ばか!ばか!」とみのるの頭をぺちぺち叩く挑発行為。これに静かにブチ切れたみのるは矢野を花道に放り出してドッグケージで轢殺。そしてドッグケージの扉を開けて矢野を放り込む。
 そのまま扉を閉めればみのるの勝利であったが、みのるは積年の恨みを晴らすべく自らもケージインして矢野にマウントエルボーを連打。両者手錠で両腕を拘束し合う混戦となるも、みのるがこれを制して矢野に首輪をかけた上で再びドッグケージに入れるが、矢野は隠し持っていた鍵で素早く首輪を解除し、みのるの手錠とケージを首輪のヒモで繋いでしまう。
 慌てて脱出しようとするみのるに対し、矢野はセコンド業務に従事していたヤングライオンの藤田晃生を重し代わりにケージ内へと放り込み、南京錠で施錠して勝利。KOPW2022を奪取した矢野はドッグケージの中で大暴れするみのるの眼前まで近寄り、さんざんおちょくってから大喜びしながら退場。怒りが収まらないみのるは藤田をケージ内で暴行し、スタッフにケージごと運び出されていった。

 バックステージに戻った矢野はKOPW2022のトロフィーを片手に「ダセえ!ダセえ!オイ、ワンワンワンワンワンワン吠えてりゃいいじゃん!お似合いじゃん!鈴木みのる、お似合いじゃ~~ん!」と小躍り。
 対するみのるはドッグケージに入れられたままバックステージに運ばれると、「ぶち殺してやる!ぶち殺してやる!ぶち殺してやる!ウオオオ!フアアア!テヤアアア!死ねええええ!ああ死ねえええええ!死ねええええ!」と怒りで発狂しながら藤田を暴行。そのまま運び出されていった。

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