「俺が取ると三冠ベルトの権威が壊れるのか?」アブドーラ・小林が王者負傷による三冠王座戦消滅で暫定王者を自称!

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 2日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2022 NEW YEAR WARS』が開催され、アブドーラ・小林が三冠ヘビー級王座の暫定王者を自称した。

 昨年末、全日本プロレスの年末の風物詩である世界最強タッグ決定リーグ戦にて、三冠王者であったジェイク・リーとアブドーラ・小林が凶器攻撃乱れ飛ぶ荒れた試合を行い因縁が勃発。リーグ戦の後に遺恨戦として再戦が実現したものの、アブ小がジェイクの顔面にフォークを突き立てて大流血させた上でピンフォール勝ちを収めるという事態に。
 三冠王者から勝利したアブ小は当然の権利として1月2日の後楽園ホール大会でジェイクの三冠へ挑戦を表明。ジェイクもこれを受けて立つ姿勢を見せていたものの、先月26日の年内ラストマッチでジェイクが鼻骨骨折および左眼窩内側壁骨折の怪我を負い三冠王座を返上。アブ小の王座挑戦へ宙に浮いてしまった。

 この日の第7試合では、アブドーラ・小林&伊東竜二&関本大介vs本田竜輝&土肥こうじ&羆嵐の6人タッグマッチが実施。
 大日本を代表する3人は圧倒的な強さを見せ、最後は関本のジャーマン・スープレックス、伊東のドラゴンスプラッシュ、アブ小のダイビングバカチンガーエルボードロップの連撃が決まり本田から3カウント。

 マイクを取ったアブ小は「ちょっと冷静になって考えてください。去年の夏にオリンピックありました。1位の選手がアクシデントでいなくなったとします。金メダルは誰に行きますか?2位の選手ですよね?ということは、ということは、俺が三冠暫定王者でよろしいでしょうか?まさに満場一致だな!」と既に王座は自分のものであると宣言。

 バックステージに戻ったアブ小は、「俺としてはホッとしてるんだよ。こんな1週間の連戦で三冠戦組まれてみろ。今日は特にダブルヘッダーだぞ。体が何個あっても足りないよ」とジェイクをフォロー。
 そしてリング上での“暫定王者宣言”について「オリンピックを引き合いに出した。オリンピックは権威があるだろう?世界的に権威がある。三冠王座もプロレス界、日本プロレス界イチ、権威のあるベルトだろう?その権威を壊したくないだろう。俺が取るとその権威が壊れるのか?この三か月の全日本プロレスを見てみろ。わかるだろう?俺は巻くべき男だぞ」強弁。
 さらに「返上って俺に返上してくれると思っていたんですから。いつまで経っても来ないですけどね。うちの住所を教えた方がいいのか?」とジェイクへベルトの“返上”を強く要求し、「チャンピオンとしてジェイクを待つ」と男気あふれるコメントを残した。

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