“美人覆面レスラー”スターライト・キッドが王座の闇レベルを4に上げ敗者を処刑!

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 29日、東京都・両国国技館にてスターダム『STARDOM DREAM QUEENDOM 2021』が開催され、スターライト・キッドがハイスピードベルトの闇レベルを4に上げた。

 キッドは小柄な体格を活かしたスピードファイト&空中殺法を得意とするマスクウーマンであり、かつては正規軍的ユニットであるSTARSで岩谷麻優のパートナーとして活躍していたが、ユニット抗争の果てにヒールユニットである大江戸隊入りが決まってしまう。
 当初は戸惑いを見せていたキッドだったが闇のパワーを得たことで覚醒し、今年8月には今まで幾度挑んでも届かなかったハイスピード王座を戴冠。闇堕ちして心の枷が外れたキッドは妖艶な悪女の魅力を放つようになり、ファン人気は過熱の一途をたどっている。

 11月の代々木体育館第二大会では、かつてハイスピード戦線を席巻したコグマを相手に3度目の防衛に成功。その後、ライバルであるAZMと両国国技館での頂上決戦を申し込むも、ここにコグマが割って入ったことで3WAYでの王座戦が行われることに。
 キッドはハイスピード戦線とは別にAZMを擁するユニット“Queens Quest”のリーダーである渡辺桃を大江戸隊へと勧誘しており、タッグチーム“MOMOAZ”のパートナーである桃へちょっかいをかけられたAZMは激高しキッドとの因縁は深化。そして12月にはついに桃が大江戸隊へと寝返ったことでAZMのメンタルはボロボロになってしまい、AZMのコンディションが心配される中で大一番を迎えた。

 ゴングが鳴るとともに3人は攻撃をかわし合いつつ目まぐるしいアームドラッグや丸め込みの応酬を見せるなど、ハイスピード王座戦を象徴するようなスピードファイトを展開。
 キッドはAZMに照準を絞り、場外へのケブラーダやテキサスクローバーホールドなどで猛攻。キッドは必殺の黒虎天罰(※暗闇脳天落とし)を狙うが、AZMはこれを切り返してミスティカ式アームロック。
2人の激しい丸め込み合戦となる中、コグマが飛び込んできて2人へまとめてジャックナイフ固めで漁夫の利を狙う。これを返したAZMがコグマにあずみ寿司(※丸め込み)を決めるも、キッドがAZMを突き飛ばしてカットしコグマをスクールボーイで仕留めた。

 キッドは直接3カウントを奪ったコグマにマスクを被せて処刑。そしてAZMの眼前にベルトを掲げて挑発し、互いに火花を散らし合った。

 試合後、キッドは「闇のハイスピードベルト、闇レべル……4ぉ~!今日は誰の必殺技でもなく、ただのスクールボォ~イで、コグマから3。このベルトに対する想いは私が一番あるんだ。だから、このベルトに対する気持ちが一番強い奴が、どんな技だろうと、ここ(※胸を叩いて)があれば、守れる、勝てる」と王者の風格あふれるコメント。
 さらに「AZMは今日、勝敗にも関われず特に何も結果を残せていない。やっぱりお前とはシングルだなあ?私はこのベルト、まだまだ闇レベル上げ続けていくつもりだから。お前がやりたかったらいつでも来い。ただ、このままだんまりしていると……すぐに潰されて私と差がもっと開くぞ?」と不敵に笑って上機嫌に会場をあとにした。

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