大仁田厚が来春に米国各地を転戦し、テリー・ファンクと義兄弟タッグ結成か?FMW-E12・19鶴見は電流爆破の集大成に!

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 “邪道”大仁田厚が来春に米国マットを転戦することが内定し、兄弟分のテリー・ファンクと夢のタッグを組むプランが急浮上した。

 現地時間10月31日(日本時間11月1日)、大仁田は米国のハードコア団体H2Oの米ニュージャー州トレントン・サンダー球場大会に参戦し、マット・トレモントと電流爆破デスマッチを敢行し成功を収めた。その米国遠征中に各地からオファーが殺到し、3月下旬にペンシルベニア州フィラデルフィア、テキサス州ダラス、カリフォルニア州ロサンゼルスを転戦することが内定した。大仁田はトレントン大会で、師匠格であり旧友のテリー・ファンクと再会し意気投合。テリーのコンディション次第だが、大仁田との夢の義兄弟タッグが結成される可能性が出てきた。大仁田とテリーといえば、全日本プロレスの東京ドームでの「ジャイアント馬場三回忌追悼興行」(01年1月28日)でコンビを組んだが、夢のレジェンドタッグが再び実現するのか注目が集まる。

 その大仁田は11月21日、神奈川・鶴見爆破アリーナ(鶴見青果市場)でのFMW-E第5戦「WILD THING」で凱旋試合に臨んだ。FMW-E軍対大日本軍の対抗戦として、大仁田は雷神矢口、リッキー・フジと組み、ミスター・ポーゴ、アブドーラ・小林、神谷英慶組と、エニウェアストリートファイト電流爆破バット+電流爆破テーブル+電流爆破イス+蛍光灯電流爆破バット6人タッグデスマッチの試合形式で対戦。米国で初めて使用され大反響を呼んだ蛍光灯電流爆破バットが日本に逆輸入される格好となった。

 会場内のどこでも爆破可能という前代未聞のルールで行われた一戦は、のっけから場外乱闘で開戦し、早々に場外で矢口が爆破バットで小林を一撃。自軍の窮地にポーゴがビッグファイアーを矢口に浴びせた。今度は神谷が場外で爆破イスでリッキーをぶっ叩いた。なんとか形勢を逆転した大仁田は神谷に机上パイルドライバーを見舞うと大爆破が起きた。リッキーの有刺鉄線バット攻撃が矢口に誤爆すると、小林と神谷がともに爆破バットを持って大仁田をサンドウイッチする形でフルスイング。小林はバカチンガーエルボードロップで追い打ちをかけるも、大仁田はカウント2でクリア。ならばとポーゴが蛍光灯電流爆破バットで大仁田を殴打すると大爆破。さすがの大仁田もこれを返すことはできず、屈辱の3カウントを聞いた。

 大ダメージを受けて、しばしダウンしていた大仁田は立ち上がると「自分で(蛍光灯電流爆破を)考えて、自分で負けるなんてバカみたい。でも負けがあるから勝ちがある。勝ちがあるからかっこよくなりたいと思うんじゃ」と絶叫。次回大会「CARNIVAL」(12月19日、鶴見)では、「今までやってきた爆破アイテムを全部持ってくる」として、電流爆破デスマッチの集大成とする意向を示した。

 なお、この一戦で右手人差し指を負傷した大仁田は試合後、救急病院に直行。検査の結果、脱臼と裂傷で全治2週間と診断され、縫合手術を受けた。

 また、この日行われた「女子電流爆破プリンセス・トーナメント」準決勝は、鈴季すずがミス・モンゴルを、藤田あかねが世羅りさを破り、12・19鶴見での決勝は鈴季VS藤田に決まった。

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