【試合詳細】11・14 新日本プロレス後楽園ホール大会 後藤洋央紀&YOSHI-HASHIvs内藤哲也&SANADA 棚橋弘至&矢野通vs“キング・オブ・ダークネス”EVIL&高橋裕二郎 タイチ&ザック・セイバーJr.vs鈴木みのる&TAKAみちのく

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『WORLD TAG LEAGUE 2021 & BEST OF THE SUPER Jr.28』
日程:2021年11月13日(土)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:698人

▼シングルマッチ 10分1本勝負
△中島佑人
10分0秒 時間切れ引き分け
△藤田晃生

▼『WORLD TAG LEAGUE 2021』公式戦 30分1本勝負
[鈴木軍/DANGEROUS TEKKERS]○タイチ/ザック・セイバーJr.【1勝0敗=2点】
18分44秒 KO
[鈴木軍]鈴木みのる(パンクラスMISSION)/TAKAみちのく(JTO)【0勝1敗=0点】

▼『WORLD TAG LEAGUE 2021』公式戦 30分1本勝負
天山広吉/○小島聡【1勝0敗=2点】
10分9秒 ラリアット→片エビ固め
永田裕志/●タイガーマスク【0勝1敗=0点】

▼『WORLD TAG LEAGUE 2021』公式戦 30分1本勝負
[G.B.H]真壁刀義/●本間朋晃【0勝1敗=0点】
14分0秒 ガン・スタン→片エビ固め
[BULLET CLUB]○タマ・トンガ/タンガ・ロア【1勝0敗=2点】

▼『WORLD TAG LEAGUE 2021』公式戦 30分1本勝負
[UNITED EMPIRE]グレート-O-カーン/●アーロン・ヘナーレ【0勝1敗=0点】
9分13秒 グラネードランチャー→片エビ固め
[BULLET CLUB]○バッドラック・ファレ/チェーズ・オーエンズ【1勝0敗=2点】

▼『WORLD TAG LEAGUE 2021』公式戦 30分1本勝負
棚橋弘至/○矢野通【1勝0敗=2点】
12分16秒 横入り式エビ固め
[BULLET CLUB/HOUSE OF TORTURE]“キング・オブ・ダークネス”EVIL/●高橋裕二郎【0勝1敗=0点】

▼『WORLD TAG LEAGUE 2021』公式戦 30分1本勝負
[CHAOS]後藤洋央紀/●YOSHI-HASHI【0勝1敗=0点】
18分12秒 デスティーノ→片エビ固め
[L.I.J]○内藤哲也/SANADA【1勝0敗=2点】

内藤哲也が57日ぶりに復帰しWTL白星発進!棚橋ヒロシと矢野トオルがビーバップな超ラン姿で登場!TAKAみちのくが2年半ぶりの新日本登場でKO負け!

第1試合


 ロックアップでロープに押し合い、藤田が離れ際にチョップを見舞って腰投げ。中島が即座にヘッドシザースで切り返してクリーンブレイク。
 グラウンドでの素早いバックの取り合いからヘッドロックの奪い合いとなり、藤田がグラウンドでハンマーロックに固める。中島が腕十字を狙うも藤田はこれを先読みしヘッドロックで上から潰していき、中島の古傷である左腕へのエルボースタンプ連打から脇固め。中島がロープブレイクするも、藤田は巻投げから入る腕十字。中島は決まり切る前にロープブレイク。
 両者エルボーを打ち合っていき、中島が根性のランニングエルボーでなぎ倒してヒザへのストンピング連打からヒザ十字、足を取ったままステップオーバーして逆片エビ固めへ。藤田はなんとかロープを掴む。
 中島は左腕を押さえながらもストンピングを連打も、藤田はドロップキックで反撃しエルボー連打からロープに振って再びドロップキック。藤田は左右のワンツーエルボーでなぎ倒してから左腕への腕十字。中島のクラッチが切れて腕が伸び切り、中島の悲鳴が上がるがここで10分フルタイムドローを告げるゴングが鳴らされた。

<試合後コメント>
中島佑人
「(※左ヒジを押さえて顔をしかめながら)あークソ! 痛てぇ! クソ! ……今日、昨日と2戦やって、完っ全に自分が1番下っすね。藤田はスゲェよな、18、19(歳)で、世界で1番スゲェリングに上がってる。俺なんて18のときは地下格闘技のリングにしか上がったことなかった。昨日も言ったけど、俺は底辺から勝つだけだ。エリート2人に、1番下の俺が何言ってんだって思われるかもしれねぇけど、最初にヤングライオン2人からタップ獲って勝つのは俺だから。俺はどんだけ恥かいても、心は折れねぇんだバカヤロー、クソッ!」

藤田晃生
「あの人がどんだけ腕が痛いか知らないっす。でも、このプロのリングで復帰したんだったら、そんなん関係ないっす。同じプロの世界でやらせていただいてるので、腕を攻めることも当たり前だと思います。でも勝てなかったっす。引き分けが当たり前みたいに、そんなん思われたくないっす。次は必ず、自分が勝ちます。ありがとうございました!」

第2試合


 後入場のタイチがリングインするなりTAKAに殴りかかって場外に放り出し、場外鉄柵に叩きつけた上でパイプ椅子で殴打し、マイクケーブルでTAKAの首を絞め上げる。
 タイチはTAKAをリングに放り込んで顔面を踏みつけ、サッカーボールキック、顔面へのビッグブートを連打。TAKAが「来いコラ!」と吼えるとタイチは喉輪で黙らせ、フックキック。さらにチンロック、顔面を踏みつけながらの逆片エビ固め。ザックにタッチ。
 ザックはTAKAにエルボースマッシュを連打し、ネックツイスト、クロスアームスリーパー。タイチにタッチ。
 タイチはTAKAと額を突き合わせて睨み合い、腹部にソバットを突き刺すがTAKAもヒザへの低空ドロップキックで反撃。みのるにタッチを求めるが、みのるは場外に降りて「連れてこいよ!」と指示しタッチを拒否。
 TAKAはタイチを引き起こすが、タイチが喉輪で自軍コーナーまで押し込んでザックにタッチ。
 ザックは腕固め、フィンガーロックでTAKAの動きを支配。ザックはTAKAから直伝されたザックドライバーを狙うが、TAKAが着地して顔面へビッグブート。みのるがコーナーから手を伸ばし、タッチを受ける。
 みのるはザックに串刺しビッグブートを見舞い、ザックもビッグブートで反撃。互いにネックツイストを狙うも両者ともに先読みして脱出。正面から打撃の打ち合いとなり、みのるがスリーパーホールドからゴッチ式パイルドライバーを狙うが、ザックが丸め込んでオーバーヘッドキック、サッカーボールキックを連打。タイチにタッチ。
 タイチはハーフダウン状態のみのるにミドルキックを連打していき、ステップキック。みのるは高笑いしながらエルボーで反撃していき、タイチはがくりと膝をつく。ここでTAKAが猛烈にタッチを要求。みのるはタイチを一本足頭突きで倒してTAKAにタッチ。
 TAKAは串刺しジャンピングニーからトランスレイヴ、スーパーKを発射もタイチがキャッチして聖帝十字陵。カットに来たみのるはザックがコブラツイストで捕らえる。TAKAは苦戦しながらもなんとかロープへ。
 タイチはアックスボンバーを狙うが、TAKAは腕をキャッチしてジャストフェイスロックへ。さらにクルックヘッドシザース+ダブルレッグロッグの複雑なジャベを狙うが決まり切る前にザックがカット。TAKAはスーパーK2でザックを蹴散らし、タイチにジャンピングハイキック、ソバット、スーパーKと連撃しみちのくドライバーIIを狙うが、タイチが耐えてジャンピングハイキック。
 タイチはパンタロンを脱ぎ捨て、TAKAが起き上がるのを待つ。そして雄叫びを上げながら起き上がったTAKAをミドルキック一発でなぎ倒す。またTAKAが起き上がるのを待ち、タイチがアックスボンバー。TAKAが立ち上がって顔面にビンタも、タイチがデンジャラスバックドロップ。エプロンからみのるが身を乗り出してTAKAに声援を送る中、ダウンカウント8でTAKAが足をふらつかせながら立ち上がる。タイチがブラックメフィストで叩きつけると、TAKAは倒れたまま動けなくなりダウンカウント10。TAKAのKO負けという判定となった。

 タイチはTAKAの腕とトサカを掴んで起き上がらせようとするがTAKAは自力で立てず。
 タイチがTAKAを指差しながらみのるに「どういうつもりだ!」と詰め寄ると、みのるは「なんでコイツを連れてきたか?言ってやるよ。必要だからだ!俺の仲間だから!何が悪い?!俺たち仲間じゃん!こんな奴でも!×3(※3人を小突きながら)」と叫ぶ。するとタイチは「俺だってコイツだってアンタだってクソ野郎だよ。クソの集まりだよ」とニヤリと笑う。
 そしてタイチはTAKAのトサカを掴みながら「変われんだろうなテメー?今までのクソ野郎だったらぶっ殺すぞ!分かったかこの野郎!」と怒鳴りつけるが、みのるが「まあそういうこっちゃ」と仲裁。TAKAは3人とそれぞれグータッチを交わし、深々と頭を下げて去っていった。

<試合後コメント>
タイチ&ザック・セイバーJr.
タイチ「俺らが主役になるはずがな、なんか調子狂っちまった。まあ、あれで良かったのか悪かったのか、俺にはわかんねぇけどよ。クソ野郎ばっかりだよ、周りは。しょうもねぇヤツらの集まりだ。くだらねぇ。別によ、仲間!? 一緒にやってる!? そうかもしんねぇ。見た目はそうかもしんねぇけどな。いつだってな、俺らは1人1人の闘いやってんだ。たまたま同じ(チームの)名前で、同じ控室に帰って、やってるだけで、別に仲良しこよしでもなんでもねぇんだよ。いまは、“ここ”でやってても、やってやっててもいいから、やってやってる。(※ザックと自分を指さし)ザックはザックの道、俺は俺の道、俺とザックの道、それぞれぜんぜんみんな違うんだ。デスペラード、金丸、DOUKI、みんな違うトコ見てんだよ。たまたまおんなじトコでやってるだけだ。いつだって、鈴木みのる、TAKAみちのく、デスペラード、いつだってブン殴ってやるよ、気に食わなかったら。いつも気に食わねぇけどな。毎日、気に食わねぇけど、もうちょっと我慢してやるよ」
ザック「この団体のどのユニットとも鈴木軍は違う。今日でそのことがよくわかっただろう。他のユニットはつるんでいるだけだ。でも、俺たち鈴木軍は闘うことを貫いてる。TAKAが離れていたこの2年でいろんなことが変わった。俺はこの『WORLD TAG LEAGUE』優勝に命を懸けてる。俺たち鈴木軍なら何も問題ないよ。俺とタイチが優勝するから、しっかり見ててくれ。『G1(CLIMAX)』優勝とIWGP世界ヘビーのベルトには惜しくも届かなかったけど、タッグチャンピオンは俺たちだ。俺たちが優勝を獲る。今日はミノル・スズキとの試合楽しかったよ。そろそろシングルでやるべきだ。俺vsボス…でも、マダマダマダ。いま集中すべきは『TAG LEAGUE』。それ以外のことはあとだ」
タイチ「何がイチバンでも誰がボスでもねぇんだよ。そこで1番強かったヤツが1番えらいんだよ。それだけだ。今日はTAKAの野郎に調子狂わされたけどよ、これは俺らが主役のシリーズになるんだよ。まあ、先シリーズ、俺が出なかったばっかりにザックにはいっぱい負担かけちまったし。まあ、これで俺ら、また巻き返して、俺らが中心だってことをあらためて見せてやる。今日は今日だけの話だ。TAKA、いつだってテメェ、ふざけたことしたらブチ殺すぞ。お前が1番わかってんだろ。テメェの胸に聞け。なんでこうなったか? お前が1番わかってるはずだ。またおんなじことしたら、ホントにブチ殺すからな、オメェこの野郎。わかったか!?」
ザック「まだ初日だ。(※日本語で)ナガイシリーズ」
タイチ「(リーグ戦は)10試合!? 11試合!? わかんないけど、まあ、また最後(優勝決定戦)、両国の“スモウアリーナ”(両国国技館)といえば俺だろう」
ザック「優勝決定戦の舞台に絶対に立たないとな」
タイチ「仕切り直しだ。ザックのシングル(IWGP世界ヘビー挑戦)、残念な結果だったけど、またこっからだ」
ザック「タッグチャンピオンチームの強さってものを見せつけてやろうぜ。もう俺たちがもらったようなものだ。楽勝だ。TAKA、オカエリナサイ、この野郎が。おかえり」
タイチ「やさしいな、ザック。(TAKAが)俺は嫌いだから。別にもう。ザックより嫌いだから」

鈴木みのる&TAKAみちのく
鈴木「へッ…。俺たちの『WORLD TAG』、始まりだな? へッへッ…。(※コメントスペースに座り込んでいるTAKAに対し)オイ、なんで座ってんだよ!? オイ!? 始まったばっかだぞ!?」
TAKA「はあ…あぁ……(※荒い息づかいで中腰になるのがやっと)」
鈴木「ヘラヘラ笑ってるクソ野郎ども、全員ブチのめすんだろ!? なあ!? なあ!?」
TAKA「ハイ…」
鈴木「ヘラヘラ笑ってる新日本、ヘラヘラ笑ってるBULLET CLUB、そしてヘラヘラヘラヘラ『TAKAみちのくなんて』って言ってる、日本の、世界の、プロレスファン、全員ブッ飛ばすんだろ!? (※ビデオカメラに顔を近づけ)オイ、こんなヤツら。あぁ!? テメェら覚えてろよ、この野郎!? 標的は対戦相手だけじゃねぇぞ。オイ、(試合中継を)見てるテメェらも入ってんだぞ!? オメェも、オメェも、オメェも…」
 
TAKA「(※鈴木が去ったあと、再びインタビュースペースへ座り込み)あぁ、クソ…! なんでよ、なんでこのタイミングで、俺がここに来たか? みんな疑問に思ってるだろ? いろいろあって、(鈴木軍から)離れて2年半、いろいろあったけど、酔っぱらったときかもしんねぇけど、タイチとか、たまにボス(鈴木)とかがよ、連絡くれて。帰りを待っててくれたかわからねぇけど、気にかけてくれた。タイチもあんなこと言いながらよ、なんだかんだいって気にかけてくれてた。(仲間たちに)なんかできねぇかと思って。俺の力なんて大したことねぇよ。微々たるモンだよ。ただよ、何か俺にできることがあるんじゃねぇかと思って。この鈴木軍、鈴木軍の初期メンバー、ボスとタイチとやってきた10年間。(※立ち上がり)何か俺にもまだできるんじゃねぇかなと思って。だから俺は帰ってきた。無謀な挑戦!? そんなの最初からわかってんだ。(『WORLD TAG』優勝を)必ず獲って、(IWGPタッグ)チャンピオンがいまタイチとザックだろ? そこ、必ず獲りにいく。スタートしたばっかだよ」

第3試合


 2年ぶりのWTL出場のテンコジに対するは、永田&タイツもマスクも永田と同じブルーに統一してきたタイガーマスク。
 天山とタイガーでゴングが鳴ると、タイガーがショルダータックルでぶつかっていくもヘビー級の天山にはパワーで敵わず逆になぎ倒されてしまう。
小島に代わるとテンコジが交互にモンゴリアンチョップを見舞い、小島のエルボードロップ+天山のヘッドドロップの同時攻撃を発射も、タイガーはこれを読み切って場外に逃れ、そのまま場外戦へと引き込んでいく。タイガーは小島をリングに戻しサッカーボールキックを見舞って永田にタッチ。
 永田はショルダーアームブリーカー連打からタイガーにタッチ。
 タイガーは腕へのミドルキック連打から腕固め。がら空きになった腹部に永田がミドルキックを見舞う。
 代わる永田はタイガーとともにダブルショルダータックルを見舞い、ミドルキックを連打。小島は蹴り足をキャッチしてドラゴンスクリューで切り返し天山にタッチ。
 天山は真モンゴリアンチョップ連打から串刺しラリアット、ブレーンバスター、アナコンダスラムと狙っていくが、耐えた永田がエルボーで反撃しビッグブートからロープに飛ぶが、天山がマウンテンボムで迎え撃ち小島にタッチ。
 小島はコーナーでマシンガンチョップ、永田も対抗してコーナーでマシンガンエルボー。小島はいっちゃうぞエルボーを狙うが永田がこれを阻止し低空ドロップキックで転ばせてタイガーにタッチ。
 タイガーはダイビングクロスボディからソバット、ミドルキック、小島のエルボーを交わしてのサムソンクラッチ。さらにロープに飛ぶが、キャッチした小島がDDT。さらにテンコジカッターを狙うがタイガーが暴れて脱出。永田が加勢に入り小島へトレイン攻撃から永田のエクスプロイダー、タイガーのタイガードライバーが決まるが天山がカット。
 タイガーはタイガースープレックスを狙うが、小島がコジコジカッターで切り返してラリアットを発射も、タイガーがキャッチして飛びつき式十字架固めから入るリバース・ダブル・アームバーも小島が足を伸ばしてブレイク。永田&タイガーはダブルのジャンピングハイキックを決め、タイガーが張り手からロープに飛ぶが、小島がカウンターのラリアット一閃。これで3カウントが入った。

<試合後コメント>
天山広吉
「ヨシ! 1発目からしっかりと、『WORLD TAG LEAGUE 2021』、テンコジとして、また出ました! 去年は出れなかった。悔しかったね! 今年は何としてでもって思いましたけど、このとおり、テンコジが『WORLD TAG LEAGUE 2021』、帰ってきたからには! 俺たちが、俺たちが! タッグと言ったら俺たちテンコジが! ガッチリ、今日の勝利もそうやけど、ガッチリ行くぞ、連勝で! 『WORLD TAG LEAGUE 2021』12チームか知らんけど、1個も残さず、全勝優勝してやるから! コジといれば、何も怖くない。絶対、俺たちテンコジが獲りに行くから! 『そんなもんウソや!』『アホや!』と思っとるかもしれんけど、間違いなく、本気やからね、今年。ガッチリ行きますよ!」

小島聡
「天山と小島、2人合わせて101歳。101歳のプロポーズ、101歳の『WORLDTAG LEAGUE』制覇。30年×2、60年のキャリア。これだけの長い時間、ずーっとタッグチームでいたこと。決して、第一線とか、そんなことじゃないんだ。俺たちが今、生きてること、ここに! 立って! しゃべってること! それが現実だろ。な? 俺たちはこのタッグリーグで優勝することを、真面目に考えてるぞ。誰もできないと思ってる。そんなことは! いままで! 何回だってあったよ! 『テンコジじゃできねぇ』とか『テンコジ、もうダメだろう』と、何回も何百回も言われてきたよ! それでも俺たちは、いま、ここに、生きてる。それを、このタッグリーグで証明してやるよ」

永田裕志&タイガーマスク
永田「これまでもだいたい、初戦は悔しい思いをしてる。でもタイガーをパートナーに選んで間違いなかったね。何か俺らにない機動力っていうか、相手を切り裂くような切れ味というか、我々が重い蹴りなら、タイガーのは切り裂くカミソリのようなキックというか。試合が引き締まって、それが俺の体に憑依してさらにテンションが上がる。タイガー様々だよ。リーグ戦が楽しみです」
※タイガーが現れ、永田に「すみません」と謝りながら握手。
タイガー「クソー! いやぁ……メチャクチャ悔しいすね! 小島さんとはね、毎朝、練習時間が一緒なんですよ、このコロナ禍でね。小島さんの練習をいつも見てるんだけどね、やはり、常にコンディションのいい人だからね、絶対ここは永田さんと1発、小島さんに泡吹かせて、(勝利を)獲りたいっていうのがあったんですけど、いやぁー、すみません」
永田「とんでもない」
タイガー「やっぱりヘビー級はすごいですよ。1発で流れを変えられるっていうかね、ジュニアにはないものを持ってる。いや逆に、僕的には面白いですよ。やりがいがすごい。やはり、永田さんを間近で見られるっていうね。僕は前にも言ってるけど、このプロレス界に入る前から永田さんを知ってて、尊敬してるんでね。やっぱり、永田さんとどうにか、BIG BOSS新庄(剛志)じゃないけど、優勝なんか目指さない。1勝1勝、勝ち上がりたいです。そして最後に、優勝ってものが見えてくればいいと思ってる。不可能じゃないと思いました、今日やって。(※永田に)またお願いします(※と握手)」
永田「またよろしく」

第4試合


 かつて一時代を築いた真壁&本間に対するは現在タッグの最前線を走るタマ&ロアだが、竹刀を持った邪道も当然の権利のようにセコンドとして帯同。
 本間とタマでゴングが鳴ると本間がじっくりとヘッドロックで絞め上げていくが、タマがショルダータックルでなぎ倒す。本間もヒップトスからのショルダータックルで反撃し真壁にタッチ。
 真壁はタマの額へナックル連打から本間にタッチ。
 本間はボディスラムから小こけしを発射も回避され自爆。タマはボディブロー連打からショルダータックル、額へのナックルを見舞いロアにタッチ。
 タマがブレーンバスターで投げ捨て、ロアがトップロープ越しのセントーンアトミコ。ロアは自軍コーナーに叩きつけエルボーを連打し場外に放り出す。すぐにタマがリング内に放り込んで休ませず、タッチを受けたタマがトップロープ越しのセントーンアトミコ。
 タマはフロントネックロックに固めながらボディブローを連打しロアにタッチ。
 ロアはスリーパーホールドからオクラホマスタンピート。本間はタマ&ロアを相手に1vs2のエルボー合戦を挑み、タマへのDDT+ロアへのコンプリートショットの同時攻撃。真壁にタッチ。
 真壁は2人を対角線コーナーに振って往復串刺しラリアット、ロアにテンカウントパンチを見舞って高笑いし、ノーザンライト・スープレックス・ホールドを狙うが、ロアが耐えてロープに飛ぶ。真壁はカウンターのラリアットを叩き込み、額へのナックル連打。真壁がロープに飛ぶとロアはスピアーで迎撃しタマにタッチ。
 タマは真壁にスリーパーホールドからハンマーパンチ連打。真壁は「カモンカモン!」と打撃を誘って好きに打たせた上でレフトハンドラリアットでなぎ倒し本間にタッチ。
 本間は「チョットマッテ!」と叫ぶタマに逆水平チョップを連打し、串刺しバックエルボー、フェイスクラッシャーからの小こけし。さらにブレーンバスターを狙うが、背面着地したタマがトンガンツイスト。さらにガン・スタンを発射も、本間がキャッチしてスリーパーホールドで捕らえ、そのまま本間がジャンプして後頭部から叩きつけるリバースブルドッギング・ヘッドロックと言える攻撃からこけしロケット。真壁と本間がタマにクロスボンバーを見舞い、2人で2階建ての雪崩式ブレーンバスターを狙う変形摩周の形に捕らえるが、ロアが慌ててカットし2人まとめてダブルラリアットでなぎ倒す。
 タマはロアとともにナイトフォールからガン・スタンを完璧に決めてカウント3を奪った。

<試合後コメント>
タマ・トンガ
「楽勝だったぜ。マカベとホンマがタッグのトップを張ってた時代を思い出すな。でも、時代は変わった。いまトップに立ってるのは俺たちだ。去年の『WORLD TAG LEAGUE』に続いて、オレたちが2連覇を果たす。いまのG.o.Dは向かうところ敵なしだ。優勝への秘訣は毎試合最高のパフォーマンスで結果を残すこと。才能だけでは優勝は届かない。俺たちは毎日全力を尽くしている」

真壁刀義&本間朋晃
本間「(※コメントスペースへ倒れ込み)クソ―ッ! 俺はこのリーグ戦に懸けてんだ。そうそうチャンスなんてこねぇから。俺と真壁の力で、絶対、テッペン獲ってみせるよ、この野郎。1回負けたぐらいなんだよ…。1回負けたぐらいなんだよ! こっから立ち上がんだろ、プロレスラーは! 次だよ次、この野郎」

真壁「オイ、“こけし”の言ったとおりだよ。俺たち、言っとくけどな、追い込まれたときが真骨頂だよ。タマ・トンガ、面白いじゃねぇかよ。あぁっ!? 上から言ってやろうか、オイ!? 強くなったな、オイ! この借りはよ、必ず返してやる。ただだ、このシリーズ、オイ、『WORLD TAG』だろ? 俺たち、必ず(優勝を)獲るからよ。追い込まれて、そっからが俺たちの真骨頂だ。見せてやるぜ」

第5試合


 UNITED EMPIREが入場するなりBULLET CLUBが奇襲し場外乱闘からゴング。
 オーカーンをリングに上げて袋叩きにし、ファレがラリアット。さらにボディスラムで叩きつけてチェーズにタッチ。
 チェーズはファレとともに2人で全体重をかけてオーカーンを踏みつけ、辮髪をひねり上げショートレンジラリアット。オーカーンはチェーズのラリアットをかわしてショルダータックル。ヘナーレが加勢に入り、オーカーンが大空スバル式羊殺し。さらにヘナーレがチェーズの足をダブルレッグロッグに固める合体攻撃へとつなげる。オーカーンはモンゴリアンチョップを連打し、ヘナーレにタッチ。
 ヘナーレはブレーンバスターを見舞ってオーカーンにタッチ。
 オーカーンはモンゴリアンチョップから自軍コーナーでチェーズを玉座代わりにコーナーでドミネーターポーズ。ヘナーレにタッチ。
 ヘナーレはオーカーンとともにトレイン攻撃を見舞い、オーカーンが王統流二段蹴りを発射もこれがヘナーレに誤爆。チェーズはオーカーンにラリアットを見舞ってファレにタッチ。
 ファレは2人を重ねてコーナーで串刺しスプラッシュ。さらにヘナーレにエルボードロップからグラネードを狙うが、オーカーンが飛びついてアイアンクロースリーパーを見舞ってカット。さらにヘナーレがファレにボディブローを叩き込み、サンドイッチキック。ヘナーレはファレのハンマーパンチをかわしてトラースキックから旋風脚。カットに来たチェーズにStreets of Rageを狙うが、チェーズが着地しCトリガー。さらに2人でグラネードランチャーを叩き込み、これでカウント3。

<試合後コメント>
バッドラック・ファレ&チェーズ・オーエンズ
オーエンズ「一丁上がり! 残り10試合! ファレにとっては半年ぶりの日本だが、こいつはずっとダラダラと過ごしてたんじゃないぞ。NZ道場で若手をしっかり鍛えてたんだ。ファレの過酷なトレーニングもあきらめずやり遂げたら、このリングにも立てる可能性も見えてくるよな」
ファレ「少しタッグを組んでない期間があったとはいえ、俺たちなら全然問題ない」
オーエンズ「抜群のチームワークを誇ってる! 何でかって? 俺たち2人ともトンガ人だから、思考が同じなんだよな。残る10チーム、用心してかかってきたほうがいいぞ。俺たちチームはまた強くなった。ファレも“クラウン・ジュエル”のこの俺も集中力バッチリだ。なんたってオレは“エース”(棚橋)から勝ってるしな!」

グレート-O-カーン
「(※笑みを浮かべながら)あー、面白れぇなぁ、オイ! この“ワータリ”(『WORLD TAG LEAGUE』)に対して、新日本プロレスに対して、文句を言いたいことが山ほどあんだよ。それが、こんなスタートじゃあ、語っても裸の王様か? そんなことはさせねぇよ。大空スバル式羊殺しは進化する。当然、余も、ヘナーレも。この“ワータリ”が終わるころには、待ってろ愚民ども、進化した大空スバル式羊殺し・フブキ、そして、さらにもっとたくさんの大空スバル式羊殺しを見せて、“ワータリ”を支配し、このみすぼらしい“ワータリ”を盛り上げてやる。来年はさらに派手やかにしてやるよ。タッグはなぁ、シングルよりもっと面白いところを見せてやるよ」
 
アーロン・ヘナーレ
「今日はギリギリの会場入りとなってしまったが、俺はいつ何時でも絶対に言い訳はしない。今日の敗因はちょっとしたミスだ。あのデブ、ファレ…それからピザばっかり食ってるチェーズ・オーエンズ、あいつらは普段はゲームしてタバコ吸ってばっかだろ。あいつらが今日勝てたのはたまたまだ。今年の『WORLD TAG LEAGUE』は例年までとは違い、これ以上は絶対に負けない。負けてたまるか。今日負けてしまったのは俺の責任だが、もう同じ間違いは繰り返さない。ULTIMATE WEAPONに、覚悟してかかってこい!」

第6試合


 矢野トオル&棚橋ヒロシは長ランでキメたビーバップな姿で登場しヤンキー座りでメンチを切る。
 棚橋と裕二郎でゴングが鳴ると、裕二郎が顔面かきむしり。棚橋がヘッドロックで対抗すると裕二郎が髪の毛を掴んで脱出。矢野が裕二郎の髪の毛を掴むも、EVILが入ってきて裕二郎とともに矢野の髪を掴む。その2人の髪をさらに棚橋が掴んで引き回す。
 矢野と棚橋はダブルショルダータックルで裕二郎をなぎ倒し矢野にタッチ。矢野はブレーンバスターを狙うが裕二郎が指に噛み付いて脱出。さらにEVILがコーナーマットを外し金具むき出しになったコーナーに矢野、棚橋を叩きつけ場外戦へ。裕二郎は矢野をリングに戻してマウントエルボーを連打しEVILにタッチ。
EVILが矢野を場外に放り出すとディック東郷が矢野をリングに放り込み、2人で軽快にタッチを回しながら東郷も交えた合体コブラツイスト。EVILがロープに飛ぶが矢野がEVILの髪を掴んで引き倒し、棚橋にタッチ。
 棚橋はEVILにフライングフォアアーム、太陽ブロー連打からのドラゴンスクリュー、サンセットフリップ。さらにスリングブレイドを狙うが場外から東郷が足を引いて転ばせる。
 代わる裕二郎は串刺しビッグブートからフィッシャーマン・バスターを狙うが、棚橋がツイスト・アンド・シャウトで切り返し矢野にタッチ。
 矢野は「ワルさの違いをご堪能ください!」と叫んでコーナーマットを外し、突っ込んでくる裕二郎を金具むき出しのコーナーに自爆させ「このシャバ僧が!」とコーナーマットで殴ろうとするが、EVILが没収。裕二郎は既に外されていた青いコーナーマットを手に取り2人で同時に殴りかかるが、棚橋&矢野はこれをキャッチしてコーナーマット越しのネックスクリュー。
 矢野のマンハッタンドロップから棚橋がスリングブレイドを狙うが、突如会場が暗転し棚橋&矢野がやられる声だけが響く。会場に明かりが戻ると棚橋&矢野が倒れておりレフェリーの姿も無い。そして東郷が素知らぬ顔でどこかからリングに戻ってくる。

 EVILは矢野に急所打ちからフィッシャーマン・バスター。ボロボロになりながらもレフェリーが戻ってきてカウントを叩くも棚橋がカット。EVILがトラースキックで棚橋を排除しレフェリーの気を引いている間にステッキで殴りかかるが、矢野がかわしてEVIL&裕二郎に634。さらに東郷も合わせて3人を横に並べ、棚橋の小次郎&矢野の634の競演を見せ、矢野が裕二郎をスクールボーイで丸め込んで3カウント。

<試合後コメント>
棚橋弘至&矢野通
矢野「オイ!! お前ら“シャバ増”ども、よく聞けよ、オイ! 通はな!! 弘至を! 弘至は!! 通を! ずーーっと、ずーーっと、欲していたんだよ。そんなことはな! 何十年も前から決まっていたんだよ、バカ野郎!!」
棚橋「今回はただ出るだけじゃないから。本気で、超本気で、優勝狙ってっから。なぜなら! 東京ドームへの道は…自分でひらくしかないからね」

第7試合


 9月のG1 CLIMAX初戦でヒザを負傷し無念の途中欠場となった内藤の57日ぶりの復帰戦、そして5年ぶりのWTL出場。
 後藤とSANADAでゴングが鳴るとリストの取り合いから後藤がショルダータックル。さらにロープに飛ぶがSANADAがドロップキックで迎撃し内藤にタッチ。
 内藤はSANADAとダブルチョップからサンドイッチ低空ドロップキック。さらにスリーパーホールドで絞り上げてからロープに飛ぶが、YOSHI-HASHIが飛び込んできて後藤とダブルショルダータックル。さらに内藤にざんまい、SANADAに太鼓の乱れ打ちを見舞う。
 代わるYOSHI-HASHIは強烈な逆水平チョップを連打し、内藤をロープにぶら下げてからのドロップキック。後藤にタッチ。
 後藤はサッカーボールキック。内藤はボディブロー連打も後藤がエルボー連打でやり返し、村正からブルドッギング・ヘッドロックを狙うが内藤がショルダーネックブリーカーで切り返しSANADAにタッチ。
 SANADAは後藤にドラゴンバックリーカー、YOSHI-HASHIにアトミックドロップ、後藤、YOSHI-HASHIにそれぞれプランチャを見舞う。さらにSANADAはスワンダイブ式ミサイルキックを狙うが、後藤が回避しキックを放つ。SANADAは蹴り足をキャッチしてパラダイスロックを狙うが、後藤が振り払ってラリアット。YOSHI-HASHIにタッチ。
 YOSHI-HASHIはエルボー、逆水平チョップを連打して串刺し攻撃を狙うが、SANADAがカウンターの低空ドロップキックを見舞って内藤にタッチ。
 内藤はナックル連打からバックエルボー、低空ドロップキック、リバースDDT式ネックブリーカーから足を使っての羽折固め。さらにコーナーでのバックエルボー連打から振り子式ドロップキックを狙うがYOSHI-HASHIが回避。すぐに後藤が飛んできて串刺しラリアットを見舞い、後藤ごとハント。YOSHI-HASHIは串刺しラリアット、逆水平チョップ、ソバット、ダイビングヘッドハンター。さらに熊殺しを狙うがSANADAが低空ドロップキックでカットし、後藤にはスワンダイブ式ミサイルキックを狙うがヒザの痛みからバランスを崩してドラゴンリングインの形に。すぐに後藤が追撃するがSANADAは低空ドロップキック。YOSHI-HASHIがSANADAのヒザに低空ドロップキック。内藤がYOSHI-HASHIにトルネードDDTを見舞い、4選手が大の字に。
 内藤はYOSHI-HASHIにバックエルボー連打から雪崩式フランケンシュタイナー。さらにコリエンド式デスティーノを狙うがYOSHI-HASHIがトラースキックで止めてラリアット、熊殺しと連撃しバタフライロック。SANADAがカットに入ろうとすると後藤が牛殺しからの昇竜結界。内藤は長時間捕まりながらもなんとかロープブレイク。
 YOSHI-HASHIはスリーパーホールドで捕らえながら引き起こし、隠し狭間からの激烈一閃。さらに消灯を狙うがSANADAがYOSHI-HASHIをドラゴスリーパーで捕らえてカット。後藤&YOSHI-HASHIはSANADAに消灯を狙うが、SANADAが振り払って後藤にマジックスクリュー、YOSHI-HASHIにローリングソバット。倒れ込んだYOSHI-HASHIに内藤が素早くジャックナイフもカウントは2。
 SANADAが後藤にプランチャを見舞って分断し、内藤がYOSHI-HASHIにデスティーノを狙うがYOSHI-HASHIが着地してトラースキック。さらにカルマを狙うがYOSHI-HASHIが着地してトラースキック。内藤はマンハッタンドロップを見舞い、SANADAがローリングエルボー、内藤が延髄斬り、SANADAのドロップキック、内藤のバレンティアと連撃。SANADAが再び後藤にプランチャを見舞って分断のダメ押しを行い、内藤がデスティーノでYOSHI-HASHIを沈めた。

内藤「ブエナス・ノーチェス!後楽園ホール!大変長らくおまたせしました。この新日本プロレスのリングに内藤哲也が帰ってきたぜカブロン!決してWORLD TAG LEAGUEに合わせて焦って復帰を早めたわけではないので皆様ご安心ください。5年ぶりにエントリーしたWORLD TAG LEAGUE、もちろん優勝を目指しますが、予選リーグを全勝で突破し、そして優勝する。そのへんをSANADAと目指したいと思います。皆様楽しみにお待ち下さい。ではでは、次に東京で行われるWORLD TAG LEAGUE、つまり11月30日、ここ後楽園ホールでまたお会いしましょう。新日本プロレス、WORLD TAG LEAGUE開幕戦。最後の締めはもちろん!BUSHI!SANADA!ヒロム!鷹木!イ・内藤!ノス・オトロス!ロス・インゴベルナブレス……デ!ハ!ポン!」

<試合後コメント>
内藤哲也
内藤「しっかり治療に専念してきたとはいえ、やっぱり実戦から離れてると、しんどいよ。不安ももちろんあるし、スタミナ面でも、普段、ジムで走ってるのとは違うからね。そういう意味で言うと、俺とSANADA組を倒すにあたって、1番のチャンスは、この開幕戦だったと思いますよ。実際、俺の声聞いてわかるでしょ? 最後のマイク聞いてもわかるでしょ? ひどかったねえ。声が枯れちゃって。それぐらい、呼吸も苦しいよ。でも、試合を重ねていくとさぁ、慣れてきちゃうんだよね。こういう状況に慣れてきちゃって、声も枯れなくなってしまう。やっぱりそういう意味で言うと、今日の内藤&SANADA組が、このリーグ戦を通じて、1番弱かった。1番の狙い目だったと、俺は思いますよ。そこを仕留めきれなかった後藤&YOSHI-HASHI組、たしかに連係もたくさん持ってるし、素晴らしいタッグチームですよ。でも、詰めが甘いというか、ここで俺らに勝てなかったら、じゃあいつ俺らに勝つの?って話になっちゃうからさぁ。そうね、連係は素晴らしい。でも、それ以外の部分を、あの2人は考えた方がいいよ。さぁ、5年ぶりにエントリーしたこの『WORLD TAG LEAGUE』、リング上でも言ったとおり、優勝するのは、そんなのみんな目指してるよ。他の11チーム、俺たちも含めて12チーム、全チームが優勝を目指してエントリーしてるわけでね。それは俺たちも一緒だよ。でも、優勝するだけじゃなくて、全勝優勝を、俺とSANADAは目指していきますよ。1敗してもいいじゃん、2敗しても優勝決定戦に出ればいいじゃん、そんなつもりで、俺はこのリーグ戦、出てないんでね。SANADAも同じ気持ちだと思うよ。ではでは、次は水曜日ですか。富山テクノホールでまたお会いしましょう。アスタ・ミエルコレス! アディオス!」

後藤洋央紀&YOSHI-HASHI
後藤「まだまだ足りねぇな。頑張るだけは、子供だってできるんだ。俺たちもそろそろ形に残さねぇと」
YOSHI-HASHI「(※後藤のコメント中にインタビュースペースに来ると、座り込んで)そう、最後、強烈なのもらっちゃったけど、NEVERの、あの6人(タッグ王座を奪われたとき)の悔しさは忘れてねぇからな、オイ。このタッグリーグ、後藤さんも言ったように、ひとつの形を残して、それで報われるヤツらがいるんだよ、絶対。俺はそいつらのために頑張っていくから」
後藤「石井がアメリカでNEVER(シングル)獲ったろう。俺たちも、負けていられねぇんだよ」

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