鷹木信悟がKENTAとのG1初対戦に激烈勝利し飯伏幸太との一騎打ちへ!「俺はお前のリハビリに付き合うつもりはないからな!」

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 30日、東京都・後楽園ホールにて、新日本プロレス『G1 CLIMAX 31』が開催され、Aブロック公式戦が4試合行われた。

 『G1 CLIMAX』は新日本プロレスの夏の風物詩として行われているヘビー級選手によるシングルリーグ戦であり、優勝者が1月の東京ドーム大会でIWGP世界ヘビー級王座などの王座に挑戦することが慣例となっているため、下半期のヘビー級戦線の行方を占う最大のイベントとして知られている。
 今年のG1は9月18日に大阪府立体育会館で開幕し、10月21日の日本武道館大会で優勝決定戦が行われ、A&Bブロック合わせて20選手が参加。

 この日はAブロック公式戦として、石井智宏vsタンガ・ロア、ザック・セイバーJr.vsグレート-O-カーン、飯伏幸太vs矢野通、鷹木信悟vsKENTAの4試合が実施。

 初シングルとなる石井とロアの一戦ではエルボーやショルダータックルで真っ向からぶつかり合う序盤戦が展開されるも、ロアが場外戦でのラフファイトに持ち込んでイニシアチブを握り石井をいたぶりつつブレーンバスターやパワースラムで反撃を受けてもも涼しい顔でO.J.K.に捕らえて決めにかかる。なんとか脱出した石井だったが、得意のラリアットの撃ち合いに敗れた上にダイビングヘッド、スピアー、シットダウン式パワーボムも被弾。絶体絶命の石井だったがエイプシットだけは食らわず耐え、一撃必殺の垂直落下式ブレーンバスター一発で3カウントを奪った。

 開幕4連勝中のオーカーンと開幕3連勝中のザックという無敗対決では、互いの持ち味を強く感じさせる濃密なグラウンド戦が展開され、クリーンブレイクのたびに観衆は大喝采。互角と見るや互いに後ろに手を組んで互いの打撃を受け合う意地の張り合いを見せ、オーカーンは足を、ザックは腕を中心に一点集中攻撃を見せていく。オーカーンはコブラツイスト+アイアンクロー、大空スバル式羊殺し、レイネーラ+アイアンクローという独創的な拷問技で畳み掛けてエリミネーターを狙うが、その瞬間にザックが“この脚どうだ”(※スタンド式の横三角絞め)で捕らえるとオーカーンは悲鳴を上げて即座にタップ。


 飯伏と矢野の一戦が始まると、飯伏は矢野が持ち込んだ謎の黒い袋を強く警戒。矢野は「なにもないって!」と袋を広げて飯伏に中を見せるが、飯伏が覗き込んだ瞬間に袋を頭にかぶせてスクールボーイ。視界を奪われたままの飯伏を場外に落とし、リング側面の垂れ幕を剥がして飯伏をグルグル巻きにしてカウントアウト勝ちを狙うが、飯伏はカウント19でリングに帰還。矢野はテープで飯伏の両足を縛ろうとしたり、命乞いからのNUを見せたり、カミゴェをかわしての丸め込みを見せたりと貪欲に勝利を狙うが、飯伏が冷徹にカミゴェを突き刺して4分3秒で試合を決めた。そして試合後に飯伏が矢野の頭に袋をかぶせると、矢野は暗闇恐怖症が再発した様子で悲鳴を上げながら去っていった。

 G1では初対戦となる因縁の鷹木とKENTAの対決では、両者ゴングと同時に突っ込んで激しい打撃戦を展開。鷹木がスライディングラリアットで速攻をかけるが、KENTAはこれをキャッチしてGAME OVER。その後もKENTAは鷹木が痛めている右腕に狙いを定めて徹底的に痛めつける。鷹木は敢えて右腕での打撃で突っ張っていくが、KENTAはトルネードスタンガンや断崖式グリーンキラーなどで鷹木をKO寸前まで追い込み、レフェリーに攻撃を誤爆させて失神させてからイスを使って鷹木の右腕を滅多打ちにして再びGAME OVER。鷹木はKENTAのブサイクへの膝蹴りをラリアットで叩き落とし、右腕のテーピングを剥ぎ取って雄叫びを上げながらのパンピングボンバー。最後はラスト・オブ・ザ・ドラゴンで突き刺して意地の粘り勝ちを見せた。

 鷹木は「キタキタキタァ!これで3勝1敗だ。まだまだ決勝に残るチャンスは有るよな?次の相手は10・3、名古屋。飯伏幸太か。飯伏と言えばお隣の東京ドームでのタイトルマッチは流れちまったが、シングルは1年ぶりだよ。そりゃあ俺も楽しみだ。だがよ、最近の飯伏の言動を見てると俺はどうも物足りねえよ。ハッキリ言って魅力を感じない。飯伏、いい機会だから言っとくぞ。俺はお前のリハビリに付き合うつもりはないからな!」と7月25日の東京ドーム大会では実現できなかった飯伏戦への思いを叫んだ。

 試合後、バックステージに戻った鷹木は右腕を押さえながらも「お前は今日負けたから、“ヒデオ・イタミ”に改名するか? 面白れぇじゃねぇかよ。“ヒデオ・イタミ”、俺見てぇなぁ。権利の問題で無理かな?知らねぇけど。いいじゃねぇかお前よぉ、KENTAっていういい名前つけてんだから。KENTAと言えば!プロレス界では、小橋建太がいるじゃねぇか。俺が尊敬する小橋建太だよ。偉大な名前背負ってんだ、KENTA!恥ずかしいことすんなよ。結局、俺が何が言いたいかって、今日もダメージでボロボロで疲れてるからとっとと帰って、GO TO SLEEPするってことだ!」と鷹木節で叫んでニヤリと笑った。

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