31周年を迎えたザ・グレート・サスケが生前葬を実施も奇跡の復活!海援隊☆DXと対決もバラモン兄弟&プリティ太田の襲撃で今年3回目の棺桶葬!

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 10日、東京都・後楽園ホールにてみちのくプロレス『ザ・グレート・サスケ31周年記念大会~サスケ例大祭~』が開催され、サスケの生前葬と31周年記念試合が行われた。

 プロレス界での生前葬と言えばアントニオ猪木が2017年10月21日に両国国技館で行ったものが記憶に新しいが、この日もサスケを弔わんと大勢のファンが後楽園ホールに詰めかけ、開場後から大会開始時間まで一般客による焼香が行われた。
 そして、みちのく所属選手たちによる焼香が終わると出棺の儀に移り、選手たちが棺桶に手を掛けたその瞬間、突然サスケが棺桶のフタをぶち破って蘇り、「サスケ!サスケ!サスケ!」とコールを煽りながら選手たちと一緒に大盛り上がりで退場。
 9月10日はイエス・キリストが復活したとされる紀元30年では日曜日。佐村河内守さんが作曲した“復活”を意味するサスケの入場曲の一つ『Resurrection』になぞらえるかのようにサスケは一度死に、復活することで“メシア”となった。

 その後、会場スクリーンにてサスケの半生を描いたドキュメンタリー映画『THE GREAT SASUKE』が約70分に渡って放映。
 初代タイガーマスクが2017年12月7日に自身の大会で過去の名試合の映像を3試合分放映したことはあれど、プロレスの大会中に映画の上映が行われたのは後楽園ホール史上初のことである。



 メインイベントでは、サスケのデビュー31周年記念試合として、ザ・グレート・サスケ&新崎人生&スペル・デルフィンvsディック東郷&MEN’Sテイオー&TAKAみちのくの6人タッグマッチが実施。
 サスケが気を練ってTAKAを威圧していき、東郷とデルフィンの対面ではリープフロッグで飛んだ東郷の股の間をデルフィンがスライディングでくぐる場面もあるなど試合は白熱。中盤からは海援隊☆DXがペースを掴み、3人でサスケを固めながらの海援隊ポーズを決め、TAKAがサスケにジャスト・フェイスロック、東郷が人生にクリップラー・クロスフェイス、テイオーがデルフィンをテイオーロックで固める三重奏を見せると会場は大盛りあがり。
 終盤には全員がリング内外で入り乱れる荒れた展開となり、サスケが場外へのセントーン・アトミコで全員まとめてなぎ倒して逆転すると、リング上でTAKAへサンダーファイヤーパワーボムを狙う。
 しかし、ここへバラモン兄弟と“ミニマスター”と化したプリティ太田が乱入し、2人の顔面に香炉から灰を投げつけたことで試合はノーコンテストとなった。

 兄弟は「オイ、サスケ!お前なに勝手に生き返ってるんだよ。それによお前、後楽園ホールは映画館じゃないんだよね。ここの客、何見に来たかわかんないじゃねーかよ!お前の奇跡なんて、ぜぇ~んぶインチキなんだよ!」と因縁をつけ、プリティは「サスケ、お前の力はニセモノなんだよ。12月の後楽園では、私とお前の宇宙大戦争をやろうじゃないか。宇宙大戦争、開戦だぁ!」と毎年恒例の宇宙大戦争での決着を宣言。
 激怒したサスケがプリティに襲いかかるものの、多勢に無勢で返り討ちにあい再び棺桶に叩き込まれる。そのまま大会終了のアナウンスが流れ、観衆は心配そうにサスケの入った棺桶を見つめながら会場アナウンスに従って規制退場していった。

 サスケは前回6月4日の後楽園ホール大会で新崎人生との棺桶マッチに敗れて埋葬された後、7月18日にもバラモン兄弟&プリティ太田によって棺桶に叩き込まれている。そして今回もサスケは最後に棺桶葬にされており、みちのくプロレスの東京大会は2回連続でサスケの死を暗示させるエンディングとなった。
 未来を見通す力を持つサスケの目には、自らの死が見えているのか。それとも、死の先にあるなにかを見ているのか。その答えは12月17日の宇宙大戦争でもたらされるのかもしれない。

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