OLとの両立をこなしていた“週末アクトレスガールズ”五十嵐乃愛が4年半の選手生活を終え笑顔の引退!

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 13日、東京都・後楽園ホールにて『Actwres girl‘Z後楽園ホール大会』が行われ、五十嵐乃愛が引退試合を行った。

 五十嵐は2017年2月にActwres girl’Zでデビューし、“平日は会社員、土日祝日のみアクトレスガールズ”という週末アクトレスガールズとして活躍。2018年に右足首脱臼骨折を負っても必死のリハビリで復帰する姿を見せ、「生活も大事だけど、やりたいことは諦めなくてもいいってことを身を以て証明したい」という自らの理念を体現してきた。

 しかし、今年6月に団体公式SNSにて五十嵐が8月13日に引退することを発表。リリースの中で五十嵐は「2017年にデビューさせて頂いてから約4年半という大変短い間ではございましたが、その間に復帰や社会人との両立等、代表を始めメンバーの皆様には多くサポートして頂きました。しかし、もともとあまり器用ではない性格もございましてこの度両立していくことは難しいという判断になりました」とその理由を語っていた。


 五十嵐の引退試合は、五十嵐乃愛&米山香織vs谷もも&向後桃というタッグマッチで実施。五十嵐を慕う3人は試合前から号泣し、五十嵐はそんな3人を笑いながら試合は開始。
 向後&谷は五十嵐を悔いなく送り出すべく、米山やセコンドも交えた合体攻撃を見舞い、五十嵐が得意とする胸を押し付ける形でのボディスプラッシュ“Gカップアタック”を2人で繰り出す。しかし、五十嵐は「嘘つくな!ノーパイだろ!」2人の頭をはたき、本家本元のGカップアタックから得意のダイビングセントーンも発射。
 終盤になると、谷が得意のダブルニーアタックを決めてフォールに入るも、号泣している向後が「乃愛さんが引退しちゃう!」とカットし谷をエルボーでボコボコに。しかし向後も五十嵐をしっかり介錯すべく、スワンダイブ式ミサイルキックからネクターピーチ(※リストクラッチ式ノーザンライト・スープレックス・ホールド)を決めて3カウントを奪った。

 試合後にマイクを取った五十嵐は、ファン・先輩・後輩・スタッフと身の回りの人たちに丁寧にお礼を言っていき会場はしんみりとした空気に包まれるが、これを受けた五十嵐は客席を見回すと「(五十嵐乃愛引退記念の)Tシャツみんな買ってなくない?!帰りにグッズ売店で買ってってください!」と告知を挟んで笑いを誘った。
 笑顔で10カウントゴングを聞いた五十嵐は、自身を慕う仲間たちの作った騎馬に乗って会場を一周してファンに別れを告げ、その選手生活を終えた。

 バックステージに戻った五十嵐は「皆さんのおかげで楽しく怪我もなく、本当に笑顔でリングを去ることが出来て、本当に感謝しか無いです!なにも悔いがないです。本当にありがとうございました!」と笑顔を崩さない。
 そして、引退の理由を聞かれると「やっぱり、一番はコロナが大きくて……。やっぱり世の中は不要不急の外出をしてはいけない。もちろん会社でもそういう命令は出てるんですけど、それも仕事。アクトレスガールズももちろん仕事。ただでさえ私は土日だけの活動でご迷惑をかけているのに、会社からそういう話が出たからって『土日も活動できません』ってことは私には出来なくて……。でも、コロナに感染したら会社にも迷惑を掛ける……っていう、板挟みになったときに、なにかあったときに自分じゃ責任を持てない。怪我したあとも責任を持てないって思ったときに、このまま続けていくことは難しいのかなと。どんどんアクトレスガールズも大きくなっているので、今が一番のいいときなのかなって思いました」と語った。

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