【試合詳細】8・9 アイスリボン横浜武道館大会 【ICE×∞】藤本つかさvs松本浩代 【リボンタッグ】藤本つかさ&松本浩代vs世羅りさ&雪妃真矢 【FantastICE】山下りなvs鈴季すず 【トライアングル】テクラvsラム会長vsトトロさつき 高橋奈七永vs春輝つくし 

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『アイスリボン15周年記念大会』
日程:2021年8月9日(月・祝)
開始:15:00
会場:神奈川県・横浜武道館
観衆:715人

▼6人タッグマッチ 20分1本勝負
チェリー(フリー)/宮城もち/○真白優希
9分39秒 特盛クラッチ
青木いつ希(ショーンキャプチャー)/●石川奈青/咲蘭

▼P'sParty提供試合&朝陽復帰戦8人タッグマッチ 20分1本勝負
●朝陽/杏ちゃむ(信州ガールズ)/Yappy/塚田しずく(WAVE)
6分15秒 キドクラッチ
○進垣リナ(2AW)/向後桃(Beginning)/バニー及川/海樹リコ(SEAdLINNNG)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
アジャコング(OZアカデミー)/○NATSUMI(超花火)
10分40秒 片エビ固め
星ハム子/●星いぶき

▼トライアングルリボン選手権試合 15分1本勝負
【王者】●テクラ
10分20秒 動くこと雷霆の如し→エビ固め
【挑戦者】○トトロさつき
※もう1人は【挑戦者/Rebel&Enemy】ラム会長(666)
※第40代王者が2度目の防衛に失敗。トトロさつきが新王者となる

▼次期ICE×∞挑戦者決定戦 時間無制限1本勝負
○藤田あかね
10分5秒 レフェリーストップ
●尾﨑妹加(フリー)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○高橋奈七永(SEAdLINNNG)
9分14秒 ワンセコンドEX→片エビ固め
●春輝つくし

▼FantastICE選手権試合 サマーヘルボード+凶器持ち込みデスマッチ 30分1本勝負
【王者】○山下りな(フリー)
16分34秒 スプラッシュマウンテン→エビ固め
【挑戦者】●鈴季すず
※第2代王者が初防衛に成功

▼インターナショナルリボンタッグ選手権試合 30分1本勝負
【王者組】●藤本つかさ/松本浩代(フリー)
22分40秒 ダイビング・ダブルニードロップ→片エビ固め
【挑戦者組/アジュールレボリューション】○世羅りさ/雪妃真矢
※第52代王者が初防衛に失敗。アジュレボが新王者となる

▼ICEx∞選手権試合 30分1本勝負
【王者】○藤本つかさ
17分21秒 たいようちゃん☆ボム→エビ固め
【挑戦者】●松本浩代(フリー)
※第32代王者が7度目の防衛に成功

藤本が浩代との因縁を超えて勝利しICE×∞王座V7!アジュレボが復活即リボンタッグ戴冠で最多防衛記録更新に意欲!山下がすずにデスマッチで激勝し「私が道を作る」トトロが悲願のトライアングル王座戴冠!

オープニング


 本大会への煽りVが流され、選手各々が15歳のときの夢を語り終えるとリングに全選手が登っている状態に。

 選手を代表して藤本が挨拶。
藤本「本日はアイスリボン15周年記念大会横浜武道館、お越しいただきましてありがとうございます!アイスリボン、旗揚げから、見てくださってる方はいらっしゃいますか?今日が、初めてのアイスリボンという方はいらっしゃいますか?ありがとうございます!過去も、未来も、全てアイスリボンですが、今日が一番最高のアイスリボンにします!皆さん楽しんでください!それでは、横浜武道館、スタート!」

第1試合


 先発は咲蘭と真白。ロックアップをスカした咲蘭がスクールボーイも2。
 青木が出てきた真白をコーナーに振り、トレイン攻撃から真白を中央に引きずり真白の背中に咲蘭をのせてポーズを決める。だがこれはチェリーがカットし、咲蘭を中央に捕まえると真白を咲蘭の背中に乗せて3人でポーズを決める。
 真白はストンピングから逆エビ固めを狙うが、咲蘭は丸め込むが2。咲蘭は青木にタッチ。

 青木はショルダータックルでふっ飛ばし、たまらず真白はチェリーにタッチ。

 チェリーはカニバサミクラッチも2。
 チェリーはアキレス腱固めも石川がカット。
 チェリーは青木を倒して石川を青木に叩きつけるとフォールも2。
 チェリーは青木をコーナーに振るも、再度振ろうとするが青木が逆に振ると串刺しバックエルボーからフェイスバスター。さらにロープに飛んでボディプレスからフォールも2。
 青木は咲蘭にタッチ。

 咲蘭は逆さ押さえ込みも2。
 咲蘭が投げようとするがチェリーが逆にボディスラムからロープに飛ぶが、咲蘭は足元に転がりコケさせると、チェリーの背中にお転婆ダッシュ連発からフットスタンプ。さらにコーナーに登ると走り込んできたチェリーのエルボーをガードし背中に飛び乗り胴締めスリーパー。チェリーはそのままロープに下がると、エプロンの真白が咲蘭を羽交い締めに。チェリがロープに飛ぶがエプロンから石川がチェリーを羽交い締めに。「せーので離そう」となるが、石川は離さず咲蘭がドロップキック。だがチェリーが避けて咲蘭の背中にお転婆ダッシュからもちにタッチ。

 もちは咲蘭の背中にお転婆ダッシュから、真白とともに咲蘭をロープに振ると、真白がガットショットからもちがフェイスバスター。真白がストンピングからもちがヒッププレスを投下しフォールも青木がカット。
 もちはロープに飛ぶが、青木が追走ラリアットから咲蘭がドロップキック。さらに投げようとするが、耐えたもちにガットショットからコーナーに振ろうとするも、逆にもちが走り込むが、咲蘭は足を伸ばしてカットし丸め込むが2.
 咲蘭は石川にタッチ。

 石川はクロスボディアタックからロープに飛んでランニングニー。さらにケンカキックから側転プレスを投下してフォールも2。
 石川はバックドロップを狙うが、耐えたもちがエルボーを避けてDDT。
 もちはさらにバックドロップからフォールも2。
 もちは投げようとするが真白がタッチを要求。
 もちは石川の背中にエルボーから真白にタッチ。

 真白はドロップキック連発からフォールも2。
 エルボーの打ち合いからチェリーが出てきて熟女でドーン。もちがリバーススプラッシュを投下し、真白がダイビングクロスボディアタックを投下しフォールも青木がカット。
 もちとチェリーを青木がダブルラリアットでなぎ倒し、真白にガットショットからリングに叩きつけると、咲蘭を背負って二人分の体重でダブルニードロップ。そこを石川がフォールも2。
 真白は走り込んで来た石川を小手投げからフォールも石川が切り返すが2。
 石川がティヘラから丸め込むがお互い切り返し合うが2.
 真白が走り込んで特盛クラッチで3カウント。

<試合後コメント>

宮城もち&チェリー&真白優希
もち「やったあ!見ました?見ました?見ました?これぞアイスリボンのオープニングマッチですよ!フレッシュで元気があって若さがある!そして、ウチらみたいなキャリアのある先輩が行かなくても後輩がこうやってね!」
チェリー「自分の力でね!」
もち「やってくれるんですよ!」
チェリー「きっちり3つ取りましたからね!」
真白「ありがとうございます!」
もち「カッコよかった!」
チェリー「素晴らしかった!この日に向けて頑張ってきたもんね。素晴らしい!」
真白「前回ドローでメチャクチャ悔しかったので、ここで3獲っておかないと気分が晴れないなと思って。3で獲れたので気持ちが晴れて前に進めます。ガチャ王国の興行やります」
2人「おぉ?!」
真白「前に進んだ先が、私のガチャ王国の興行です」
もち「私、LINEで『宮城のガチャ王国に任命します』ってのが届いてて、それからなにも声がけされて無いんですけど、なんか私にあるんですか?」
真白「んっ!ん~……もちさんは対角で対峙してたほうが楽しいかなっていうのは思っていて」
チェリー「でも、私も前に勝って、ファンタジー王国のガチャ王になれるって聞いたんですけど?」
真白「……!」
もち「あれっ?」
チェリー「あれっ?」
もち「口だけ……?」
真白「詐欺じゃないです詐欺じゃないです。ガチャ王国はそんな詐欺じゃないです。平和な国なので。に、任命します!」
チェリー「おぉ!ということで興行に向けて頑張っていきましょう!」
3人「イエイっ♪」

第2試合


 進垣たちが襲撃し、朝陽をコーナーに振ってトレイン攻撃。味方も「おかえり」と参加し、全員でポーズを決める。
 これが崩れると、朝陽が桃をボディスラムで叩きつけフォールも2。朝陽は杏ちゃむにタッチ。

 杏ちゃむは首投げからサッカーボールキックを叩き込みフォールも3。
 杏ちゃむは正面ロープに桃をくくり、Yappyとともに交互に顔面ヒップトスからサンドイッチヒップアタック。リングに戻りブレーンバスターからフォールも2.
 杏ちゃむはコーナーに振って串刺し攻撃も、桃は避けてショルダータックルからコーナーに飛び乗りブーメランアタックからドロップキック。フォールも2。
 桃はロープに飛ぶが、杏ちゃむはハイキックで迎撃しYappyにタッチ。桃もリコにタッチ

 Yappyはショルダータックルからギロチンドロップを投下しフォールも2。
 リコはYappyの手を掴んでコーナーに駆け上がってのアームホイップから低空ドロップキック連発。リコはバニーにタッチ。

 バニーはサッカーボールキックからフットチョークで捕らえるがこれはしずくがガット。
 Yappyとしずくをリコがクロスボディアタックでまとめて迎撃し、コーナーに登りダイビングクロスボディアタック。さらにバニーがハイキックからロープに飛ぶが、Yappyはラリアットで迎撃しフォールも2。
 Yappyは朝陽にタッチ。バニーも進垣にタッチ。

 朝陽は進垣にルーテーズプレス連発。
 進垣に朝陽としずくがダブルのドロップキックから朝陽がロープに飛ぶが、リコが追走ドロップキックからドロップキック。さらに桃が619から進垣がカミカゼ。フォールも2。
 進垣が脇固めで捕らえるが、しずくがカットし杏ちゃむがランニングヒッププレス。さらに朝陽がミサイルキックを発射しフォールも2。
 朝陽はノーザンライトスープレックスホールドも桃がカット。
 朝陽が丸め込むが、進垣が切り返しキドクラッチで3カウント。

<試合後コメント>

朝陽
――復帰戦を終えていかがですか
「楽しかったなって思います。楽しむことをモットーに試合をして、自分が楽しいって思えばお客さんも楽しいって思ってくださると思っていて。最後にYappyがスゴい泣いてこっちを見てくるんですよ(笑)引退前、試合できたらいいねくらいに話してて、ギリギリ間に合うかってところだったんですけど、引退前最後かわからないですけど、ピースパ提供試合で闘えたことがすごい意味があって、いいなって思いました」

――朝陽選手は楽しめましたか?
「楽しめました!ハチャメチャだけど、いつもハチャメチャだけど、楽しめました!お客さんも楽しかったかな……」

――これからの展望について
「これからは、わかりません!(笑)わからないけど、前を向いて、感謝を忘れずに。社会人になったので、もう。これからはわかんないけど、とりあえず毎日毎日、前に進みます!……すみません、こんなまとまらなくて(笑)」

――リングの感覚は以前と同じでしたか、違っていましたか
「ある意味、身体の面で違うなって思いました。もっと練習してから……うーん、うん!あとには戻れないので!大丈夫です!ハイッ!」

――プロレスをやっていることが楽しい?
「そうです。プロのレスの試合をすることも、練習することも、セコンド付くことも、全部含めて楽しい。それが一番いいんじゃないですかね?新しくやっていきます。前を向いて、前を向いて!」

第3試合


 NATSUMIの握手をはたき落としたいぶきが突撃し、いぶきとハム子がコーナーに振るとトレイン攻撃からダブルのお・し・り・だー!。
 いぶきがヘアーホイップからコーナーで顔面を踏み潰しハム子にタッチ。

 ハム子はボディスラムから逆エビ固め。さらにいぶきがそのままキャメルクラッチ。
 これを離すとハム子が背中にボディプレス。コーナーに振っていぶきにタッチ。

 いぶきとハム子は太鼓の乱れ打ちからいぶきが首投げで倒しサーフボードストレッチ。これを離すと逆エビ固め。これを切り返したNATSUMIがフォールも2。
 いぶきが蹴りつけてコーナーに引きずりハム子にタッチ。

 ハム子はコーナーに叩きつけて顔面に腹ウォッシュ。
 ハム子は逆コーナーに振って再度腹ウォッシュ。
 ハム子はロープに振るが、NATSUMIはラリアットをスカすとクロスボディアタックからフォールも2。NATSUMIはアジャにタッチ。

 アジャはビンタからショートレンジラリアット。さらに投げようとするが、いぶきがカットして一緒に投げようとするも、アジャは二人まとめてブレーンバスター。
 さらにアジャはハム子を投げようとするが、耐えたハム子の腹に掌底。再度掌底も、ハム子はポーンと強がる。
 アジャは容赦ない掌底を叩き込むが、これも腹の弾力で返したハム子がアジャの顔面に腹を叩きつけ、コーナーからシャイニング腹ザード。ハム子はいぶきにタッチ。

 いぶきはチョップ連発もアジャがエルボー。いぶきのチョップとアジャのエルボーの打ち合いとなり、いぶきがチョップ連発からロープに振ろうとするが、耐えたアジャにいぶきがロープに飛んでクロスボディアタック。これを受けて弾いたアジャだったが、いぶきは立ち上がるとチョップ連発。アジャは容赦ないビンタを叩き込み、崩れ落ちたいぶきの髪を掴んで引き起こすと投げようとする。だが耐えたいぶきがグッド・いぶニングを狙うがアジャがヒッププレスで潰してフォールも2。
 アジャはバックドロップで叩きつけフォールも2。
 アジャはNATSUMIにタッチ。

 NATSUMIはドロップキック連発からフォールも2。
 NATUMIはラリアットも、避けたいぶきがコードブレイカーからハム子といぶきで親子の絆からいぶきの背中にハム子がおぶさり二人分の体重でボディプレス。フォールもアジャがカット。

 いぶきが担ぐが、着地したNATSUMIがエルボー。いぶきのチョップとNATSUMIのエルボーの打ち合い。いぶきがロープに飛ぶがNATSUMIがドロップキックで迎撃しフォールも2。
 NATSUMIはロープに飛ぶが、いぶきはダブルチョップで迎撃しフォールも2。
 いぶきとハム子はロープに振ってダブル攻撃を狙うが、NATSUMIがスカすとアジャがダブルラリアットでなぎ倒し、NATSUMIがダイビングクロスボディをいぶきに投下しフォールも2。
 NATSUMIは投げようとするが、いぶきは担ぐもNATSUMIが丸め込むが切り返し合戦も2。
 ハム子はハムロールからいぶきがいぶロールもアジャがカット。
 いぶきはライトニングスパイラルからフォールもアジャがカット。
 いぶきはコーナーに登るとダイビングボディプレスを投下するがNATSUMIが避ける。
 いぶきはカットに来たアジャにエルボーも、アジャは受け切ると一斗缶攻撃から裏拳。そこをNATSUMIがフォールし3カウント。

アジャ「俺はずっとここにいる、俺は誰のモンでもない。俺は俺。でもお前は今日負けた。NATSUMIに初勝利を捧げた。あとは今日からどうやりかえすかはお前次第だし、NATSUMI、次は自力で勝てや!」

<試合後コメント>

アジャコング&NATSUMI
――NATSUMI選手、初勝利おめでとうございます
NATSUMI「やっぱり今回、いぶき選手と前哨戦をP's Partyでやらせていただいてから、絶対今日は勝ちたいって思っていたので、勝ててまずは嬉しいです。次は自力で勝てるように頑張っていきたいと思います」
アジャ「いぶきのジェラシーというもので今日こうやってカードが組まれまして。リングでもいいましたけど、いぶきの気持ちはしっかり、しっかり受け止めてっていうか、元々アイツの気持は良く分かってるし。で、今日対戦して、ものすごい思いの乗ったチョップだったんで、気持は良く分かりますけど、リングでもいいましたけど、俺は別に誰のものでもないし、どこに行くわけでもないしここにいるし、と。まあ、NATSUMIがこうやって超花火に入ってきて関わることはしょうがない。だって自分とこの選手なんですもん、だって。そこをあーだこーだ言ってないで、ああやってリングでどんどんアピールして見せてくれよと。誰がどーだこーだも無いし。ただ、こうやってそっちにばっかり気を取られたのが今日の奴の敗因でしょうね。最後NATSUMIに集中してればいいものを、私にちょっかいかけてきたからああいう風になっちゃうわけだから。なんにしたって、NATSUMIの初勝利というものを今日1つ現実として、形としてアイツは献上してしまったわけですから。これは一生消そうにも消えないからさ。ある意味さ、いいんじゃない?これからの2人のライバルストーリーというかさ。これで奴もより一層、リングでもわんわん泣いてたけど、色んな意味で悔しかったろう。悔しいんだったら、自力で取り返せばいい話だし。NATSUMIだってね、一応今日勝ちって形になったかもしれないけど、これを全部自分1人の力で獲ったと思ってないだろうし、これで満足なんてしないだろうから。勝つっていうことの気分の良さは味わえたわけじゃない。自分がフォールを獲って勝つことの気分の良さ、勝ちってのはこういうもんだってのが1個分かったと思うんで、あとはこっから自力の勝利でもっともっと気分のいいものにしていけばいいんじゃないかなと思うので、それにはもっともっと練習して色んな技磨いて、1個1個のレベルを上げていく。いつもね、ここんとこデビューしてからアイスさんに上げてもらってね、エルボーとかすごくイイネって言われてたけど、今日はちょっといぶきの勢いに負けてたなあ!いぶきのチョップの勢いにちょっとなあ!自分で一番良く分かってると思うけど、あのチョップには負けたな、今日な。いつものエルボーの勢いがなかったな。自分でもわかってるだろうし悔しいだろうし。だったら自分でもその上行くようなことをしていかないとね。まあ、そうやって切磋琢磨していけばいいんじゃないでしょうかと思います」
NATSUMI「勝ったんですけど、アジャさんの力があってのものなので。気持ちは負けてなかったと思うんですけど。でも、勝ってもまだ素直に100%喜べないので、もっと自分のいいところを磨いていって、次は100%勝ったと思える試合をしたいと思います」

安納サオリ挨拶


安納「みなさんこんにちは、絶対不屈彼女安納サオリでーす!えー、長らく欠場していましたが、8月18日、尾崎魔弓35周年記念、正危軍興行にて復帰致します!そして、アイスリボンが大好きな皆さん、おまたせしました。8月28日、アイスリボン後楽園ホール大会にて参戦復帰いたします!皆さんぜひぜひ遊びに来てください。それじゃこのあとも楽しんじゃってください!安納サオリでした~!」

第4試合


 コーナーに登ったテクラがドラゴンリングイン。トトロがラリアットも、テクラが避けるがラムがヒザを蹴りつけロープに振ろうとするが、テクラがラムをロープに振ると、トトロがラムを担ぐとラムの足でテクラを攻撃。ラムは暴れて着地すると、トトロがラムをコーナーに振るがテクラがトトロをコーナーに叩き込みロープに飛んでカサドーラを狙うも、耐えたトトロがショルダータックルで迎撃しフォールもラムがトトロをスクールボーイ。テクラがラムをスクールボーイも2。

 トトロはラムをコーナーに振り、テクラの背中にハンマーブローから背中に乗って踏み潰す。ラムがトトロを蹴りつけるとその背中に乗りテクラを二人分の体重で潰す。トトロはテクラの背中から降りてコーナーに下がりラムを潰すと、テクラをボディスラムからラムをテクラにボディスラムを叩き込もうとするが、ラムはカニバサミでトトロをテクラに叩きつけフォールもトトロがカットしトトロがテクラをフォールもラムがフットスタンプでカット。

 トトロとラムはエルボーの打ち合い。テクラが「おいダメ人間」と挑発すると、トトロがチョップからラムが蹴りつけロープに振り、ラムが走り込むがテクラがガーゴイルからハイキック。さらに走り込んで来たトトロのボディに膝蹴り連発も、トトロがコーナーに振るが、走り込んできたトトロの顔面をコーナーに叩き込むと走り込んできたラムをトトロに突っ込ませると、二人まとめて串刺しエルボーから二人まとめてフェイスバスター。
 テクラはラムを首投げ。さらにサーフボードストレッチからカーフストンプ。続けてネックツイストから髪を掴んで引き起こしエルボー連打でコーナーに押し込むと、逆コーナーに振って串刺し攻撃。避けたラムがスクールボーイから低空ドロップキックを叩き込み、さらに投げようとするがテクラがエルボー。避けたラムへテクラがガットショットからサミング。テクラはロープに飛ぶが、ラムはハンマーブローで迎撃しフォールも2。

 ラムはレインメーカーからフォールも2。

 ラムはロープに飛んで後頭部に低空ドロップキックから619。さらにコーナーに登るが、トトロが担ぐもラムが丸め込むがテクラがカット。

 トトロがテクラにエルボー連打からロープに飛ぶが、テクラはブリッジして避けるとスピアーからフォールも2。

 テクラはコーナーに登りダイビングボディプレス。フォールもラムがカット。

 ラムはテクラにエルボーも、避けたテクラがショートレンジラリアットで迎撃。
 テクラはトトロにケンカキックからロープに飛んでビッグブーツ。フォールも2。

 テクラはビンタからバズソーキック。さらにトラースキックからバズソーキックも、ラムがテクラにエクトプラズムからトトロに走り込むが、トトロは投げようとするもラムは首固めも2。
 ラムはスクールボーイも2。
 ラムはトトロのラリアットを避けて逆さ押さえ込みを狙うが、耐えたトトロにレインメーカーからフォールもテクラがカット。

 テクラは毒攻撃を狙うが、避けたラムにトトロがラムにクロスボディアタック。トトロがテクラにセントーンからフォールも2。
 トトロはテクラにヒッププレスからフォールも2。
 トトロはテクラを動くこと雷霆の如しで叩きつけ3カウント。

<試合後コメント>

トトロさつき
「ベルト、獲る気満々でいてたから、色々コメント考えてたんですけど、マジで今頭真っ白です。まだチャンピオンって実感も、巻いたばっかりなんで無いけど、でも(ベルトをかけた)左肩がとてつもなく重たいです。ずっと前からベルトを巻きたい、チャンピオンになりたい、ベルトを巻いて大阪に帰りたい。そう言っていたので、まずは今日その第一歩がかなって嬉しい。そしてなにより、応援してくれるお客様、選手、スタッフ、家族、みんなへの感謝の気持ち、表したかったので、こうやってベルトを負けてホンマに嬉しいです!これからアイスリボン、トライアングル戦線ももっともっと盛り上げていきたい!今日みたいに9試合中の4試合目じゃなくて、9試合、何試合あってもメインイベントで出来るような、そんな価値のあるベルトにこれからしていきます。改めて、応援してくださったみなさま、ありがとうございました!」

――防衛戦は必ず地元でやりたいという思いはありますか
「地元でもやるし、誰かさんみたいに『地元に持っていきたいから防衛戦やりません』とかそういうことは言いません。道場マッチでも、他のビックマッチでも、大阪大会より前、8月、9月にやるビッグマッチでも、どこでも挑戦受け付けてます!」

――同世代、後輩たちが結果を出していく中で焦りはありましたか
「無いと言えばウソになりますけど、ただそこで焦ったからと言って、自分は自分、他人は他人。羨ましい気持ち、嫉妬の気持ちももちろんあるけど、まずは他人より自分との闘い。だからこそ今日までやってこれたのかもしれないですね」

――そんな中でどういった防衛ロードを歩みたいですか
「まあ、四字熟語で言うと『波乱万丈』。普通に防衛できても面白くないので、日本全国……いや、世界中、なんなら宇宙から『我こそは』という猛者がいましたら挑戦受け付けてます!」

第5試合


 ロックアップから一度距離を取り、再度ロックアップからあかねがヘッドロックで絞り上げる。妹加が取り返しヘッドロックからショルダータックルのぶつかり合い連発からエルボー合戦。
 あかねがエルボー連打からロープに飛ぶが、妹加が鋭角にロープに飛んでショルダータックルで吹っ飛ばす。
 妹加は串刺し攻撃を狙うが、あかねが足を伸ばしてカットするも、妹加は再度走り込み串刺しラリアットからエルボードロップ。さらにセントーンを投下しフォールも2。

 妹加は担ごうとするが、耐えたあかねにショートレンジラリアットからジャベで捕らえ、あかねはロープを掴みブレイク。

 妹加は背中にチョップからロープに飛ぶが、あかねは水車落としで迎撃しロープに飛んでショルダータックル2連発で倒すとフォールも2。
 あかねはキャメルクラッチから胴絞めスリーパーも、妹加は後ろに倒れて潰す。だがすぐにあかねが胴締めスリーパーで取り返すが妹加はロープに足を伸ばしブレイク。

 あかねは担ぐとバックフリップで叩きつけフォールも2。

 あかねは投げようとするが、耐えた妹加とエルボーの打ち合い。あかねのハンマーブローを避けた妹加の後頭部にハンマーブローからロープに飛ぶが、妹加はラリアットで迎撃しフォールも2。

 妹加はアルゼンチンで担ぎ、これを投げ捨てるとコーナーに登りセカンドロープからのダイビングセントーン。フォールも2。

 妹加は再度コーナーに登りダイビングセントーンを投下するが、避けたあかねがショルダータックルで倒すも、すぐに立ち上がった妹加がショルダータックルからラリアットでなぎ倒しフォールも2。

 妹加はアルゼンチンからトーチャーラックボムで叩きつけフォールも2。

 妹加はあかねをコーナーに乗せてマイカバスターを狙うが、耐えたあかねにビンタから正面に登るも、あかねはリングに滑り降りて投げようとするが、耐えた妹加が蹴りつけて距離を取るとダイビングラリアット。フォールも2。

 妹加はエルボーからロープに飛ぶが、あかねがバックを取って投げようとするも、耐えた妹加の両腕を掴んだあかねがヘッドバッドから欠場中のくるみに捧げる人でなしドライバーで突き刺しフォールも2。
 あかねはPOMジュースで捕らえ、レフェリーストップとなった。

<試合後コメント>

藤田あかね
「前回、闘ったときとかも『闘争心が見えない』とか、普段からすごいみんな言ってると思うけど優しい子なんで、全然あんなむき出しにしてくると思わなかったんで、ちょっと焦りましたけど、最後秘策があるともなにも伝えてなかったけど、今欠場中の、この15周年の大会にいたかったであろう、柊くるみの技を出しました!今、怪我でいないけど、アイスリボンの一員だと本当に思っているので、その技を使って勝てたというのは本当にくるみちゃんにも感謝ですね!次、メイン、どっちが勝つか分からないですけど、しっかりどっちが勝ってもいいように見て、対策して、そして出来れば今日人でなしドライバーを出したことはあまり表には出さないでください。本番やってやるつもりなんで!いやあ、もうつらかった!でも本当に勝ててよかった!ありがとうございました!」

第6試合


 つくしが走り込んでヘッドロックも、逃れた奈七永に走り込むが、つくしはラリアットも避けるも奈七永がショルダータックルで迎撃。
 すぐに立ち上がったつくしがロープに飛んでティヘラからドロップキック。さらに飛びだせ元気で場外に叩き落とすと、コーナーからのプランチャを狙うが奈七永は走って逃れると「待て待て待て!ゆっくり行こう!」とリングを回る。
 エプロンに登った奈七永につくしがスライディングキックからミサイルキック。ロープに飛ぶが、奈七永はショルダータックルで迎撃し、髪を掴んで引き起こすとエルボー連打でコーナーに押し込み、首投げからチンロック。さらにサーフボードストレッチからネックシザース。つくしはロープに足を伸ばそうとするが、奈七永は羽折り固めに移行して潰していき、つくしは必死にロープに足を伸ばしブレイク。

 奈七永はケンカキック連発も、立ち上がったつくしがエルボー連打。
 ロープに飛ぶが、奈七永はレッグラリアートで迎撃し、カナディアンで担ぐとヒザへのフェイスバスター。
 奈七永はローキックを打ち込むが、つくしは立ち上がるとエルボー連打。奈七永は前に出て受けきりコーナーで潰すとエルボーとラリアットを交互に打ち込んでいき、ぐったりとするつくしにワンハンドパワーボムからフォールも2。

 奈七永はコーナーに登るが、つくしがビンタから正面に登り雪崩式フランケンからダイビングフットスタンプ。フォールも2。

 つくしはタイガースープレックスを狙うが、耐えた奈七永の背中にエルボー連打から蹴りつけてスクールボーイからのラ・マヒストラルも2。

 つくしはハルカゼを狙うが、奈七永は投げ捨てジャーマンで迎撃。
 奈七永はインプラントからフォールも2。

 奈七永は投げようとするが、耐えたつくしがエルボー連打からビンタ。奈七永はショートレンジラリアットでなぎ倒すが、すぐに立ち上がったつくしにバックドロップ。フォールも2。

 奈七永は担ぐがつくしは胴締めスリーパーからウラカンラナも、2で返されるとフットスタンプからフォールも2で返されると再度フットスタンプからフォールも2。
 つくしはハルカゼも2。

 つくしはタイガースープレックスを狙うが、耐えた奈七永が垂直落下式ブレーンバスターからフォールも2。

 奈七永はワンセコンドEXで叩きつけ3カウント。

<試合後コメント>

高橋奈七永
「つくし、ホンットにちっちゃい、こんなにちっちゃいときから、プロレス応援しに来てくれてて、こうやってアイスリボン15周年っていうビッグマッチでシングルマッチ組んでもらって、プロレスラー冥利に尽きるなという思いでいます。こうやって夢がつながっていってることが嬉しいですし、でも、彼女が今リング上で試合終わったあとに言った言葉、私は忘れないので、またこの続きを楽しみにしています」

――つくし選手がリング上で言った言葉というのはここでは言えない?
「どうしよっかな。言ってもいいんだけど、お楽しみにしておこうかな」

――どのあたりにつくし選手の成長を感じましたか
「キャリア長いし、成長って私が言えるものではないので。あの子が一生懸命アイスリボンでやってることが今のあの子を支えてるっていうのは見れば分かるし、色んなもの背負ってるんだなって思うから、これからも自分が楽しめるように色んなものを背負って、つらくならないでプロレス楽しい、プロレス大好きって思いでこれからも女子プロレスを引っ張ってくれればと思います」

春輝つくし
「結果はやっぱり、負けてしまったんですけど、7年7ヶ月前よりつくしの持ち味、プロレスだったり、気持ちが奈七永さんに見せられたんじゃないかなと思います。最後、『絶対お前から勝つから』って約束しました。『それまでプロレス頑張るんだよ』って。本当に憧れの人だなと、改めて思いました。悔しいですね。夢が1つ叶うと、やっぱりまた新しい夢ができて、だからプロレスが楽しいし、やりがいを感じています。必ず奈七永さんから3カウント、獲る日はそんなに遠くないんじゃないかと、今日の試合を通して感じました。奈七永さんみたいにもっと憧れられるレスラーになりたいと思うし、アイスリボンを、そして女子プロレス界を自分が引っ張っていきたいと思ってます。必ず奈七永さんから、近々で勝ちます!」

――ジャパニーズオーシャンを狙う場面もありましたが、決めきることは出来ませんでした
「豊田さんが、まさかロープ上げしてくださって、ホントにそれで決めてやるッテ気持ちでリングに上ったんですけど……そうですね、投げられなかったことが悔しいし、勝てなかったことも悔しい。課題がいっぱいあります」

第7試合


 両者イスを持ち出し、イスでのチャンバラを打ち勝った山下がフルスイングも、避けたすずにガットショットからロープに振っていくが、すずはドロップキックで迎撃。
 すずはリングに鈴と貝殻をバラマキ、山下を投げようとするが山下が逆にボディスラム。再度ボディスラム。
 山下が瓦を持ち出しこれを割ると、その破片へのカーフストンプ。
 山下はすずの顔面に瓦の破片を押し付け、すずはこれで流血。
 山下はケンカキックも鈴はエルボー。山下はタンバリンで殴りつけ、さらに後頭部にランニングニーからフォールも2。

 山下はケンカキックも、すずは膝立ちでエルボー。山下はエルボーから有刺鉄線ボードにすずを振るが、すずは直前で停まり、走り込んできた山下をドロップキックでボードに叩き込む。さらにそのボードを変形させて山下を包み込むと、山下ごとボードにフットスタンプ。
 すずは蛍光灯を持ち出し殴りかかるが、避けた山下が蛍光灯を奪いすずの頭に叩き込む。
 さらにすずに蛍光灯を持たせると殴ってくるよう指示するが、すずは自らの頭に蛍光灯を叩き込んで気合を入れると、山下をブレーンバスターで投げ捨てる。
 山下はすずをコーナーに振って走り込むが、避けたすずは山下の足をロープに乗せてスライディングジャーマン。
 さらにコーナーに登りミサイルキックからフォールも2。

 すずはイスをリングにセットし、その上にボードを寝かせてセット。そこへ山下を叩き込もうとするが、耐えた山下がバックドロップですずをボードへ叩き込む。
 山下はラダーをリングにセットし、すずを寝かせるとその上にボードをセット。ラダーに登るが、すずはボードを跳ね飛ばすと正面に登り、ラダー上でエルボーの打ち合い。打ち勝ったすずがボードへの雪崩式ブレーンバスターで投げ捨てるが両者ダウン。

 エルボーの打ち合いからすずがその場飛びスパニッシュフライ。フォールも2。

 すずは左右のビンタ連発から延髄斬り。だが山下はトラースキックからラリアットも、避けたすずが投げ捨てジャマンからコーナーに登るが、山下が正面に登るとエルボーの打ち合いへ。すずがエルボー連打で山下をボードの上に落とすが、山下はイスをすずの頭に叩き込み、正面に登るとボードへ叩き込もうとするが、暴れて逃れたすずがボードへの雪崩式ドルフィンバスター。フォールも2。

 すずはジャーマンスープレックスホールドも2。

 すずは蛍光灯の束をリング中央にセットし、山下を叩き込もうとするが、耐えた山下にヘッドバッド。山下もヘッドバッドからラリアットで蛍光灯の束に叩き込みフォールも1。

 山下がすずの腕を巻き込んで担ぎ上げると、スプラッシュマウンテンを狙うがすずは回転して逃れると裏モモラッチも2。

 すずは椅子を持って走り込むが、山下はイスごとラリアットでなぎ倒し、蛍光灯の破片へのインプラント。フォールも2。

 山下はすずの上にイスをのせてコーナーに登るとダイビングボディプレスを投下しフォールも2。

 山下はイスへスプラッシュマウンテンで叩きつけフォール。これで3カウント。

<試合後コメント>

山下りな
「横浜文化体育館!ありがとうございました!サマーヘルボード、どうだったんですかね。1発1発、心を込めているすずのデスマッチへの情熱が伝わったと思います。ただ、ただ私の日常が少し、デスマッチの日常が多かったのかなと思います。7番勝負、男子選手みんなが『すずとまたやりたい』と言った気持ちはわかります。私も是非、是非タイトルマッチで……いや、ノンタイトルでただのなにもない鈴季すずと山下りなでぶつかり合いたいと思いました。ネクスト!よろしくお願いします!」

――蛍光灯デスマッチの歴史を横浜武道館に刻みました
「そうですね。やっぱりデスマッチをする女子が増えてきた中で、大事なのはスタッフとの協力とかあると想うんですよね。そこを、周りのフォローを信用して、蛍光灯を出しました。来年も横浜武道館が決まっているということなので、これからのデスマッチをする女子選手への道を作っていきたいと思っています。決まり事は、ちゃんと守ればルールは破けるんで。その第一歩が、横浜武道館、鈴季すずvs山下りなです」

――すず選手は本格的なデスマッチへの参戦は初と言えますが、闘ってみていかがでしたか
「『なんとなくやりたい』じゃなくて、ちゃんと信念を感じますよね。あと、なんだかんだ私のこと好きなんだろうなっていうのが伝わってきましたね。すごいいっぱい突っかかってきたんですけど、すずは。でもやっぱりデスマッチが好きだっていう、団体は、私はフリーだけど、すずはかわいいデスマッチの後輩でもあるので、私がチャンピオンとしてすずが思い切り出来るように道作ってやりますよ」

――世羅選手に勝って戴冠し、すず選手を相手に初防衛です。自由な白いベルトのチャンピオンとしてのこれからのビジョンは
「デスマッチをやりたいっていう女子がいたらやりますし、私がこの人とデスマッチやりたいって思ったら、『やりませんか』って仕掛けていくし、それ以外のルールもやりたいですね。是非、今エネミーだけじゃなくてガチャ王国もやってますので、真白にちょっと目を付けてるので。ちょっと面白いことをできたらなと思います。このベルトをかけて、なぜかバトルロイヤルとか訳の分からないことをやるのもアリかなと思ってます。いいでしょう?私チャンピオンだから好きなことやって(笑)」

「あと、個人的にね。Yahooニュースとかでね、今日バトル・ニュースさん書くんですかね、これは。私、結構バトル・ニュースさんの記事嫌いなんですよ。あ、これ放送してもらっていいです。なんでかって言うと、鈴季すずvs宮本裕向……あれ、わざとですか?『クリで18歳が悶絶』みたいなの書いたの。数字取れりゃいいのかよ。鈴季すず、宮本裕向、馬鹿にしてんじゃねーぞ。デスマッチ馬鹿にすんなよ?伊藤って奴か、書いたの。ハッキリ言ってやるよ。記事がしょっぺーんだよ。数字取れればいいかもしれないけどな、こっちは命かけて、人生の一部かけてプロレスしてんだよ。その大事な1試合なんだよ。そんな風に書かれたらこっちは傷つくんだよ!……Yahooニュース、バトル・ニュース、これ以上おかしな書き方で、見る人、やってるプレイヤー困らすんだったら、デスマッチの記事書けなくするぞ、マジ。会場出禁だバカヤロー。ナメんなよ。書いとけ、しっかり!怒ってっから」

鈴季すず
「デスマッチレスラーの山下りなに、山下りなに……負けました!『完敗した』とは言わせませんよ!『完敗した』とは書かせませんよ!負けたけど!ただ、この試合で鈴季すずのデスマッチ愛、デスマッチがやりたくてプロレスラーになった鈴季すずの愛が伝わりましたよね?!山下りなはそれを全部受け止めてくれました。悔しいけど、悔しいけど……山下りなを、デスマッチで、デスマッチで倒せるまで!もっともっと這い上がっていきます。……くそぉ。今日は、最高に!最ッ高に気持ちよかったです!デスマッチがやりたいっていい続けてよかった、夢が叶ってよかったけど、今日がデスマッチレスラー・鈴季すずの始まりだったのかなと思います。今後もデスマッチは絶対続けていくんで。世界中のデスマッチレスラーより強くなってテッペンに登るんで、ちゃんと見届けてください」

――横浜武道館という大きい会場で初めてのデスマッチを2人で行ったという感慨はいかがでしょう
「なんだろう。やっぱり最初は、会場の問題だったり、新しい会場なのでモチロン傷をつけられないし、デスマッチが出来ないかもしれないっていう状況にあって、何度も何度も横浜武道館の方と話し合いをしていただいて、やっと今日させていただけるってことで。本当に今日のデスマッチは、みんなの協力がなかったらなし得なかったことだと思うし、伝説を作ったと思います。これがあと何年後、100年後くらいになって、『横浜武道館で一番最初にデスマッチした人って誰だっけ』って言ったときに、山下りなと鈴季すずの名前が挙がるってことなんで、伝説作りました!」

――蛍光灯も初めてだと思いますが、いかがでしたか
「痛い!痛い!痛いけど、なんか、なんか、幸せでした!一撃、一発目の蛍光灯食らったときからテンションが上ってしまって、あんまり何をしたか覚えてないんですけど、ただただ楽しくて、幸せだったなぁ……って思いました。へへへ(笑)幸せでした(笑)痛い(笑)」

第8試合


 入場時に松本がベルトを破壊してしまったことを「壊しちゃったぞー!」と宣言。

 試合が始まるとアジュレボが突撃し、コーナーに振ってダブルの串刺し攻撃を狙うが、避けた松本と藤本がロープに振っていくと、ロープを掴んだアジュレボに松本がダブルラリアット。避けたアジュレボが藤本にダブルドロップキックから松本に連携のサッカーボールキックから、コーナーの藤本にダブル串刺しバックエルボーからダブルのニードロップを投下。
 雪妃が藤本の背中にサッカーボールキックを叩き込むと、藤本も首投げからサッカーボールキック。
 藤本は自ら座ると雪妃が前後からサッカーボールキックを叩き込みフォールも、ブリッジして逃れた藤本がドロップキック。藤本は松本にタッチ。

 松本はロープに振ってショルダータックル。
 さらにチョップ連発でコーナーに押し込みセカンドロープに寝かせると、串刺しボディスプラッシュからフォールも2。
 松本と藤本は雪妃をコーナーに振り、藤本が松本をコーナーに振るが雪妃は避けて藤本を松本に振る。だが松本はショルダースルーでコーナーに乗せると、走り込んできた雪妃に藤本がミサイルキックから松本がショルダータックル。フォールも2。松本は藤本にタッチ。

 藤本は雪妃の背中にドロップキックからフォールも2。
 藤本がロープに飛ぶが、雪妃は風車式バックブリーカーで迎撃し世羅にタッチ。

 藤本の上半身をロープから場外に出し、雪妃が側頭部へのダイビングニーで場外に落とす。そこへ世羅がエプロンからのダイビングニードロップを投下。
 リングに戻り、世羅がダブルニードロップから逆エビ固めで捕らえリバースカンパーナ。その藤本の側頭部へ雪妃が低空ドロップキックを叩き込み、世羅が離してフォールも2。世羅は雪妃にタッチ。

 雪妃はブレーンバスターで投げ捨て、フットチョークから藤本の顔面をリングに叩きつける。
 これは松本がカット。
 雪妃は世羅にタッチ。

 アジュレボはロープに振ってダブルのキチンシンクからフォールも2。
 世羅は担ぐが、着地した藤本にガットショットからロープに振るが、藤本は世羅を丸め込むが2。藤本は松本にタッチ。

 松本はラリアットから投げようとするが雪妃がカット。
 アジュレボがロープに振ろうとするが、松本は二人まとめてバックドロップから世羅にリバーススプラッシュ式ダブルニードロップ。
 松本は世羅の顔面に膝蹴りから髪を掴んで引き起こすが、世羅がエルボーを叩き込みエルボー連打。松本もエルボー連打を叩き込み世羅が膝をつくと、ロープに飛んでエルボーの避け合いから世羅がヘッドロック。松本が突き飛ばして逃れると、走り込んできた世羅にバックエルボーからフォールも2。
 松本はショートレンジラリアットからフォールも2。
 松本は走り込むが、世羅がエルボーで迎撃しセラリズムバスターからフォールも2。
 世羅はジャイアントスイングから雪妃にタッチ。

 雪妃は顔面を蹴りつけ、コーナーに振ると串刺しジャンピングニー。さらに小手投げからロープに飛んで顔面に低空ドロップキックからバズソーキック。だが松本はこれをエルボーで迎撃し、ロープに飛ぶが雪妃がハイキックで迎撃。
 雪妃はトラースキックからサッカーボールキックも、松本はガードするが雪妃は改めて顔面へのサッカーボールキックを叩き込みフォールも藤本がカット。
 雪妃は担ぐが着地した松本を踏み台にして藤本が雪妃へドロップキック。世羅がロープに飛ぶが藤本が追走ドロップキック。藤本と松本は雪妃をロープに振るが、雪妃がロープを掴んでスカし、藤本をエプロンに落とすと走り込んできた松本を誤爆させ、世羅が松本にダブルニーアタックから雪妃がスライディングレッグラリアート。ロープに飛んでレッグラリアートからフォールも2。
 雪妃は投げようとするが、松本がリバースしてラリアットも、避けた雪妃がビッグブーツ。だが松本もすぐさまラリアットでなぎ倒し、雪妃が立ち上がりラリアットも、巻き込んだ松本がバスターで叩きつけフォールも2。
 雪妃は世羅にタッチ。松本も藤本にタッチ。

 世羅は藤本をコーナーに振り追走バックエルボーから串刺し攻撃を狙うが、藤本がすぐさま走り込み串刺しドロップキックから串刺し低空ドロップキック。
 藤本は世羅の背中にサッカーボールキック連発からPKも、キャッチした世羅がマフラーホールド。
 世羅は担ぐが藤本が卍固めからグラウンド卍になるも、雪妃がカット。
 藤本はコーナーに登るが、世羅が正面に登り雪崩式羅紗鋏。ダブルダウン。
 エルボーの打ち合いから藤本がダブルチョップ。ロープに飛ぶが世羅がドロップキックで迎撃し、アジュレボでダブルのチョークスラムを狙うが、着地した藤本がロープに飛ぶも、世羅が担いで雪妃が膝蹴り。
 世羅が串刺しランニングダブルニーからみちのくドライバーIIで突き刺しフォールも2。
 世羅は羅紗鋏を狙うが藤本が丸め込んで延髄斬り。避けた世羅がロープに飛ぶが、松本がラリアットで迎撃し藤本がジャックナイフも2。
 藤本が世羅の髪を掴んで動きを止めて藤本がビーナスシュートを狙うが、雪妃が藤本の動きを止めて世羅が藤本の背後に登る。だが松本がふっ飛ばし世羅を担ぐと、藤本のヘッドハンターと松本のパワーボムの合体攻撃。フォールも雪妃がカット。
 松本が世羅を投げようとし、耐えた世羅に藤本がビーナスシュートも世羅が避けて松本に誤爆。世羅は藤本にアティテュード・アジャストメントからフォールも2。
 アジュレボは合体攻撃を狙うが、藤本が蹴倒して逃れると、雪妃にツームストンパイルドライバーから世羅にインフィニティも2。
 藤本はたいようちゃん☆ボムを狙うが、耐えた世羅にハイキックからロープに飛ぶが、エプロンから雪妃が動きを止めるが松本がこれをカット。
 藤本が走り込むが世羅は担いでエアーズロックIIで叩きつけフォールも2。

 松本が世羅にミサイルキックからチョークスラムを狙うが、お互いチョークで捕らえ合うも雪妃が出てきてダブルのチョークスラム。
 さらに藤本にもダブルのチョークスラムから世羅が羅紗鋏で叩きつけフォールも2。
 世羅はダイビングダブルニードロップからフォールし3カウント。

世羅「アジュールレボリューション、完全復活じゃー!まぶしー、すっごいまぶしい。いやあの、まあ、実際照明がまぶしいっていうのはあるんですけど、チャンピオンベルトが眩しいね!」
雪妃「間違いない!直ってるよ。セコンドが優秀だよ」
世羅「試合前から破壊する女に破壊されたけど、奪ってやったよ。アジュレボが復活したということは、今まで達成できなかった最多防衛記録、必ず樹立してみあせます皆さんお楽しみに」
雪妃「ということで」
アジュレボ「以上、アジュールレボリューションでした」

<試合後コメント>

世羅りさ&雪妃真矢
2人「イエーイ!アジュールレボリューションで~す♪」
世羅「ということで、獲っちゃいましたね!」
雪妃「獲っちゃいましたよ!下馬評覆してやった感があるよね」
世羅「再結成で、『どうせ獲れないんでしょ?』みたいな、『一日限りの復活でしょ?』みたいな色んな声があったと思うんですけど……」
雪妃「獲ってやったぜェ~!」
世羅「と、しか言えない。相手はメチャ強で、このあともう1試合なんて考えられないんですけど……」
雪妃「ホントですよ(笑)」
世羅「でも、今は、アジュレボでまたこのベルトを巻けたってことが嬉しくて仕方ないですね。どうする?」
雪妃「やっぱり咲いた防衛記録を。4度目の戴冠なんですよ」
世羅「4か!」
雪妃「そうなんです。3回じゃないんですよ」
世羅「なんやて?!」
雪妃「なんと」
世羅「4か」
雪妃「ずっと輝かせて、アイスリボンのタッグチャンピオンシップの防衛記録……9回がタイ?」
世羅「タイ。で、10が」
雪妃「最高記録と!ずっと言い続けて樹立できてない新記録、今度こそ樹立しないといけないですね」
世羅「しないといけないですね。このキャリアまで来て、お互いシングル路線や、ユニット路線で頑張ってきて、経験値がハンパないじゃないですか。だから、こなすだけじゃなくて色々考えていきたいね、防衛の仕方。そして、自分はあんまり後輩興味ないんですけど」
雪妃「出た(笑)」
世羅「それは自他共に認める、後輩に興味ない選手なんですけど、さっきもこの武道館で初勝利を飾った選手とかいたらしいじゃない?そういうの聞くと運命感じちゃうと言うか」
雪妃「そうですね。私たちアイスリボンの15周年記念大会で、アイスリボンじゃない選手が初勝利を挙げて日の目を見るっていうのはね」
世羅「よろしくない?」
雪妃「よろしくない。そういうの、早めに……」
世羅「摘み取ってやりたいって思うし(笑)そのパートナー、凸凹すぎるよね。すげーキャリアの人と、デビューしたばっかで今日が初勝利の人が組んでたよね。……面白そうだよね」
雪妃「面白そうですね。なんか思ったんですけど、やっと種から目が出て、『きれいなお花が咲きそうね』って感じの選手と、何度も散っては枯れ咲いて咲いて散って咲きと色んな養分を吸ってとてつもない大きさの大輪の花を咲かせて色んなものを吸い取った妖怪みたいなタッグ。意味分かる?」
世羅「なるほどなるほど。妖怪だね。届くかなあ。届くといいな。その選手に」
雪妃「そうですね」
世羅「なので、そういうのも視野に入れつつ色々最多防衛記録も狙っていきたいと思っている次第でございます」

――藤田あかね選手がICE×∞王座に挑戦する権利を得ましたが、お2人はシングル王座戦線についてはいかがでしょう
雪妃「欲しい」
世羅「欲しい?」
雪妃「でもね、私妹加を応援し……あっ!そっか!今日妹加とあかねさんがやって」
世羅「あかねが勝ったか!なるほど」
雪妃「あ~、そっか~!じゃ、レネミー総取りの夢はまた遠のいてるんですね。そっかあ」
世羅「しまなみ総取りですかぁ?(笑)」
雪妃「まさかの!(笑)」
世羅「あかねに期待したいと思いますし、あかねが獲ったら、自分は今まであかねに挑戦されてばっかだったので、挑戦するのもアリかな。あかねとやりたいのもある。こっちが挑戦者として」
雪妃「そうですね。アジュレボとしてタッグパートナーであり、ユニット総取りとかタッグでみんなベルト狙ってるとしてはライバルでもありますね」
世羅「いいですね、そういうのもやっていきたいですね」
2人「以上!アジュールレボリューションでした~♪」

第9試合


 藤本が開幕ドロップキックからエルボー。コーナーに振ろうとするが松本が逆に振り串刺し攻撃を狙うが、藤本が足を伸ばすもキャッチした松本がショートレンジラリアット。藤本がエルボーで返していくが、松本がエルボーでコーナーに押し込みチョップ連発から串刺し攻撃を狙うが、藤本が追走串刺しドロップキックからロープに飛ぶも、松本がネックハンギングボムで迎撃しフォールも2。藤本は場外に転がり降りる。

 リングに戻り、松本がボディスプラッシュからフォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも2。

 松本はケンカキックからアルゼンチンで担ぎ東海道落とし。フォールも2。

 松本は胴締めスリーパーも藤本はロープに足を伸ばしブレイク。

 松本のエルボーをガードした藤本が卍固めで捕らえるが、力任せに振り回して逃れた松本がロープに飛んでランニングエルボー。避けた藤本がコルバタで場外に投げ捨てコーナーからのプランチャを投下。さらに場外でたいようちゃん☆ボムで叩きつける。
 立ち上がった松本にエプロンを走り込んでのミサイルキックからリングに戻り、コーナーに登り腕を組んで松本が登ってくるのを待つ。
 リングに戻った松本へミサイルキックから串刺し低空ドロップキックを叩き込み、さらにダイビングヘッドハンターからフォールも2。

 藤本はサッカーボールキック連発からインフィニティを狙うが、切り返した松本がロックドロップ。両者ダウン。

 藤本がカサドーラからサッカーボールキック。さらに左右のビンタからソバットを叩き込み、ロープに飛んでたいようちゃん☆ボムを狙うが、松本は変形のリバースゴリースペシャルからリバーススプラッシュ式ダブルニードロップ。
 松本は担ぐが着地した藤本のラリアットを巻き込んでバスターで叩きつけるが藤本は丸め込むも2。藤本はフランケンで丸め込むが2。
 藤本はロープに飛ぶが松本はラリアットでなぎ倒しフォールも1。
 松本は担ぐが藤本は強引にインフィニティも1。

 松本はショートレンジラリアットからフォールも、すぐに切り返した藤本が延髄斬り。両者ダウン。

 膝立ちでビンタの打ち合いから松本がビンタ連発。ロープに飛んでラリアットからフォールも2。
 松本はライガーボムからフォールも2。

 松本は髪を掴んで引き起こそうとするが、動かない藤本を強引に投げようと近づくが藤本が丸め込むが2。
 藤本は延髄斬りからビーナスシュートを叩き込みフォールも2。

 藤本はジャパニーズオーシャンサイクロンを狙うが、松本は上がらずにそのまま担ぐと、松本が掟破りのジャパニーズオーシャンサイクロンスープレックスホールドも2。
 松本はロックドロップで叩きつけるが、藤本はエプロンに転がり出る。これはダウンカウント。

 なんとか立ち上がった藤本を松本は投げようとするが、耐えた藤本がコーナーにしがみつき、松本は登ると雪崩式ロックドロップを狙うが、藤本がそのままエプロンに飛び降りカッターから顔面へのハイキック。さらに雪崩式たいようちゃん☆ボムで叩きつけフォールも2。

 藤本はたいようちゃん☆ボムを狙うが、松本はそのまま潰してフォールも2。

 藤本はサッカーボールキック連発から顔面を蹴りあげ、ロープに飛ぼうとするが松本は足を掴んで動きを止める。そのまま投げようとするが、耐えた藤本がエルボーを避けてツカドーラも2。
 藤本はたいようちゃん☆ボムを狙うが、力づくで止めた松本を強引に再度たいようちゃん☆ボムで叩きつけて3カウント。

藤本「悔しい!ベルトが一つ無くなって悔しい!大嫌いだったあなたと、唯一、おなじもの巻けたのに、悔しくてたまらない。松本浩代がいなければ、自分はプロレスを続けて、これなかったかもしれない。辞めさせないでいてくれた人、松本浩代は、闘志の根源、闘志の源。私を女子プロレスラーにしてくれた人。ずっと大嫌いでいたかったのに、これからも、女子プロレスやりましょう。うちらがやらなきゃ誰がやるの!女子プロレス、紡いでいきましょう。悔しい!」
松本「つっか、今からもう一試合やろうか・・・この横浜武道館のリングで、昨日、つっかとの最初の試合、松本浩代事件がYoutubeで公開されて、恥さらされて、今日も、負けっていう恥を晒してしまった。だけど、何も後悔してない。ここまで、全力でぶつかれて、化粧も剥がれて、そのままの姿を出せる女子プロレスが私は大好きです。こうしてつっかと闘えて本当によかった。つっか、プロレス続けてくれてありがとう」
藤本「なんか私辞めるみたいじゃない?いままでありがとうございました」
松本「やめるんじゃねー」
藤本「私は女子プロレスが大好きだー!これが私達の価値!この拍手が私達の価値!私達の歴史の価値!」
松本「ポジティブー」
藤本「このあとに、上がりにくいけども、次期挑戦者、勝った奴誰だ?」
(あかねがリングへ)

あかね「わしです。藤本さん、勝ってくれてありがとうございます。もう5年前ですよ5年前。藤本さんがそのベルト巻いてる時、所属全員と防衛戦やるって言ってましたよね?あの時自分怪我しててできなかったんです。それが自分悔しくて、復帰したあともあかねには期待してるからって言ってくれてたけども、怪我したり失速したりでいつも期待を裏切ってきました。でもあの頃とは違います。今は頑丈さを売りにできるほどのレスラーになりました。だからこのベルト、わしが取って今度こそ藤本つかさに、藤本さんの期待に答えてみせます」
藤本「やりましょう。あかねが怪我をしないうちにやりましょう。8月の28日?後楽園ホールで、よろしくお願いします」
あかね「お願いします。スタミナと頑丈、どっちが強いか勝負」

藤本「それでは今日出場した全選手、リングに上がってきてください。こういうご時世、このメンバーでやれることが奇跡だと思うし、このお客さんの中でプロレスができることも奇跡だと思います。アイスリボン16周年イヤー、今年はビッグマッチがもう一つあります。大田区総合体育館大会です!そこにも自分が絶対チャンピオンでいたいと思います。点と点が線で繋がる、その瞬間を会場の皆さんと共有できる瞬間が一番好きです。だから今が一番最高に充実してます。その思いで叫びたいと思います。自分がプロレスでハッピーと叫びましたら皆さん心の中でアイスリボンとおっしゃってください。プロレスでハッピー!アイスリボン!」

<試合後コメント>

藤本つかさ
「悔しい!悔しいです!二冠のまま終えることが自分の本当に最低限の目標だったので、1つベルトを獲られてしまった。松本浩代は本当に大嫌いで、大嫌いで大嫌いで、あの人を見返してやろうと思ってプロレスを続ける選択をしたようなものなんです。でも、その憎しみがなかったら、見返そうって気持ちがなかったら、ここまで藤本つかさというプロレスラーは誕生しなかったと思うのから、悔しいけど、感謝ですね。ずっと大嫌いでいたかった。そしたらずっとプロレス続ける理由も出来たんですけど……。でも、もっと最高の素晴らしい理由ができたんで。やっぱ女子プロレスが最高!あぁ、よかったです。悔しい」

――2試合合わせて40分近く闘いましたが、これを出来た原動力はなんだったのでしょう
「無観客じゃなかったこと。結びつけるのは違うかもしれないですけど、もしオリンピックが無観客じゃなかったらもっと金メダル獲れたんじゃないかなと。やっぱ、お客さんの力、お客さんの声って、パワーになる。それが今日の異例の2タイトル連続というのに反映されたと思います」

――アイスリボンで13年やって来たことが後押しになったと
「そうですね。私は私で、同じ団体、生まれてからずーっとここにいるプライドがあるので、松本浩代はずーっとフリーでやって来たプライドもあって、どっちがどうとか、そういうんじゃなくて、違うプライドがぶつかり合う。それがすごく魅力的だった気がしました、ウチらにしか出来ないプロレス」

――その試合を制してシングルのベルトは守ることが出来ました。これからのアイスリボンをどのように引っ張っていきますか
「そうですね、やっぱビッグマッチをどんどんやっていきたい!団体をもっともっとデカくしたい!負けたくないですね。負けたくない。やっぱ、そういう闘志がないと、今日みたく強い相手を倒せなかったと思うし、やっぱライバルがいてナンボだと思うし。負けたくない心が、続けさせる。闘志の源!悔しい!やっぱ悔しい!やっぱ悔しいです!でもその悔しさがあったから次に繋げたのかもしれないし。それはプラス思考ですけど」

――早速、8月28日の後楽園ホール大会で藤田あかね選手を迎え撃つことになりました
「あかねは、ホントにいつも『次はあかねの番だよ』って言ってるんですけど、大事なところで怪我をして、いつもつまずく。ホントにつまずきのプロレス人生だったと思うんです。だけど、やっとようやく頑丈になってきた。だからあかねが来て嬉しいですね」

――当然、あかね選手からも防衛する?
「もちろん!もちろんですよ!今日の闘いで、『まだまだ藤本つかさはバリバリ現役で行くんだろうな』って知らしめられたと思うので」

――誰がその勢いを止めるでしょうか
「誰でしょうね?(笑)いないんじゃないでしょうかね。いたとしたら、全てを預けるくらい。そんな相手じゃないと、まだまだ負けられません!まだまだやれるって思いました!ハイ!女子プロレス最高ッ♪」

――2試合目に入ったときの体力・気力の具合はいかがでしたか
「最後のダブルニーで、ちょっと動けなくなっちゃったんですよ。みぞおちに入ったのか、肩を上げられず、頭の多分どっかふらふらして飛んでしまった。しかも煽りVも無いですからね、メインイベントの(笑)インターバルなしですよ。でもそれは、本当に声援ですね。あと、セコンドの声と。やっぱり人間の耳は人の声を聞くためにある。プラスの声を聞くためにある。それが原動力になるのかなって思います。だから早くコロナが収まって欲しいです」

――「プロレス最高」ではなく「女子プロレス最高」という言葉の意味合いについて
「女子プロレスこそ感情のぶつかり合いが一番だと思うんです。喜怒哀楽全てを惜しみなくさらけ出す。それが女子プロレスの醍醐味だと思うし。よく、『なんで女子プロレスは“女子”って付けるんだ?男子と一緒じゃなくて、そんなの女子が見劣りしてるんじゃないか』って、そういう人もいるんですけど、私はもう違う!女子プロレスこそが、感情のぶつかり合いこそが、最高だし、感情移入されるプロレスラーが一番最強だと思ってます。女子プロレスが大好きです!」

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