藤波辰爾の愛息・LEONAが長期欠場とコロナ禍を乗り越え泥棒退治の白星!「やっと、小さいけど光が見えた」

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 16日、東京都・後楽園ホールにて『DRADITION UPRISING 2021~MITSUYA NAGAI 30th ANNIVERSARY~』が行われ、LEONAが久々のホームリングの試合を勝利で飾った。

 LEONAは“炎の飛龍”藤波辰爾の長男であり、2013年にプロレスデビュー。イギリスでランカシャースタイルを学び、国内ではU.W.F.スネークピットジャパンで修行。さらには父直伝のドラゴン殺法も身につけた若きいぶし銀。
 NOAHやDRAGON GATE、HEAT-UP等多数の団体に参戦していたが、2018年に左足首の距骨を骨折。約1年半の欠場期間を経て2019年10月に復帰したものの、同年12月に鈴木秀樹と対戦した際には「みんなゼロからやってるのに10とか15くらいから始めるから、1から15までが分からないんですよ。思ったよりもダメでした。僕はプロレス辞めたほうがいいと思います」と酷評されてしまう。
それでもLEONAはメゲずに調子を上げて巻き返しを図っていたところでコロナ禍に見舞われ、2020年はホームリングでの試合がないままに終わった。

 この日は約1年半ぶりのドラディションの大会が開催され、LEONAは藤原ライオンとのシングルマッチで対戦。
 唐草模様の風呂敷に怪しいメイクを携えた泥棒スタイルのライオンが登場すると、レフェリーチェックの際にライオンがLEONAのニーパッドやジェントル高久レフェリーの財布を盗んでいたことが判明するなど試合前から不穏かつコミカルな雰囲気の中でゴング。
 試合が始まるとライオンはリングを出入りしながらのらりくらりとLEONAの攻撃をかわし、焦れたLEONAが場外まで追ってくるとリングの下に潜って隠れてしまいLEONAは困惑。ライオンそっくりの格好をした偽ライオンが登場して気を取られたLEONAは徹底した腕攻めから強烈なミドルキック連打を浴びるものの、父譲りのドラゴンスクリューからの足4の字固めの連携をしっかり決めてタップ勝ち。

 試合後、LEONAは「2018年から怪我をして1年半欠場して、そしてそのままコロナ禍になって。もうずーっと土の中にいて光が見えなくて……。多分、すごい腐ってて。でもこうして試合ができて、テレビに出たりして、やっと、やっと、小さいけど光が見えたので。こっから、もう1回。もう1回行きます!ありがとうございました!」とつらい過去を振り返りつつ未来へ驀進していく決意を語った。

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