カーベル伊藤がシングル王座初戴冠を果たし盟友・せんだみつおさんと歓喜の“ナハナハ”締め!「選手としてのキャリアはもう長くない。やれる間にやれることをやらないと」

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 19日、東京都・後楽園ホールにてJUST TAP OUT『格』JTOトーナメント優勝戦が行われ、カーベル伊藤がUWA世界ライトヘビー級王座を奪取し二冠王となった。

 株式会社カーベルは『新車市場』『100円レンタカー』『ペットの旅立ち』『コレCARラ』を手掛け、全国で900店舗の加盟店を展開。創立15年目にして年商70億円を誇る急成長中の企業。2017年9月より全日本プロレスとスポンサー契約を結んでいるが、昨年5月には新型コロナウイルスの流行で不安になっている全日本プロレスファンを安心させるために契約期間の途中ながら2020年9月から開始となる次回の2年契約の早期発表に踏み切った。
 そして、同社の社長である伊藤一正氏は、“カーベル伊藤”の名でオリジナルのマスクを被って闘う社長兼プロレスラー。2016年にメキシコでデビューしてからは全日本プロレスの地方大会を中心に数多の団体へ参戦しており、出身地である愛媛県で活動するローカル団体・愛媛プロレスでの四国統一タッグ王座戴冠、全日本プロレスでは昨年12月に大森隆男&ブラックめんそーれとともに全日本プロレスTV認定6人タッグの初代王者となった。

 さらに今月17日には大谷晋二郎とともに全国で子どもたちにプロレスを見せていくチャリティー活動を行うための団体『カーベル・プロレスリング(仮)』の設立を宣言。「プロスポーツは金がないと出来ない」という理念のもと、様々な団体を裏表から支えている。

 この日は、カーベル伊藤がブラックチャンゴの持つUWA世界ライトヘビー級王座に挑戦。
 カーベル伊藤はこの日より、親交ある大事MANブラザーズバンドの立川俊之さんが作詞・作曲を担当した『それが大事』に入場曲を変更して登場。


 JTOに外敵として襲来している謎のブラック軍団の一員であるブラックチャンゴは、試合が始まるなりカーベル伊藤を場外に放り出し、ブラック軍団での太鼓の乱れ打ちなどラフファイトで攻め立てる。
 さらにリング上でも集団攻撃を狙っていくが、カーベル伊藤はスリングブレイドやトラースキックでブラック軍団を蹴散らし、得意のジャイアントスイングや雪崩式フランケンシュタイナーで逆転。
 終盤にはジャンピングニーからエクスプロイダーという全日本プロレスで培った王道技を畳み掛け、最後は必殺のカーベル・スプラッシュ(ダイビング・ボディプレス)を見舞って3カウント。

 悲願のシングル王座初戴冠を果たしたカーベル伊藤だったが、試合終了直後にブラック軍団のブラックイーグルがカーベルを襲撃。これに怒りを顕にしたカーベル伊藤は早々に初防衛の相手にブラックイーグルを指名した。


 そして、マイクを取ったカーベル伊藤は、観客席で自身を応援していたせんだみつおさんをファンに紹介。そして、漫才コンビ“せんちゃん☆いとちゃん”として『M-1グランプリ 2020』『キングオブコント2020』に出場した盟友への感謝の気持ちを込め、「ナハナハ」のポーズで試合を締めた。

 大会終了後、退場口でせんださんとともに観客のお見送りを行ったカーベル伊藤は、「この新しく出来た全日本の6人タッグベルト、そして今日手に入れた歴史あるUWAのベルト、それぞれ重さの違うベルトを同時に巻けたことは光栄です。次は地元・愛媛プロレスのベルトを再び巻きたいのと、ZERO1さんのベルトにもチャレンジしていきたいです」と笑顔で今後の野望を語る。

 そして「全日本プロレスさん、ZERO1さん、そしてJTOさん、それぞれみんな頑張っています。頑張っている人を応援する、困っている人を助けるというのがカーベルの理念です。スポンサーとして皆さんの力になりつつ、僕も自分なりに『これがプロレスだ!』というものを表現していきたいと思います。自分のプロレスキャリアは……そう長くはないですから。やれる間にやれることをやらないと。自分にとっては一戦一戦がカウントダウンですから」とその想いを語った。

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