後藤洋央紀がタイチの聖鬼軍殺法を打ち破りNJC2回戦進出!矢野通はバッドラック・ファレとの頭脳戦を制して勝ち上がり!

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 5日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『NEW JAPAN CUP 2021』が開催され、矢野通、後藤洋央紀が2回戦進出を決めた。

 『NEW JAPAN CUP』(以下、NJC)は、新日本プロレスの春の風物詩として知られるシングルマッチのトーナメント戦。
 昨年のNJCは新型コロナウイルスの感染拡大を鑑みて準決勝までは無観客試合にて行われ、無観客ならではの環境を生かした数々の名勝負が生まれた。そして約3ヶ月半ぶりの有観客興行で行われた決勝戦ではEVILがL.I.Jを裏切ってBULLET CLUBに加入し二冠王となるなど大波乱を呼び、その余波は現在まで及んでいる。
 以降新日本プロレスは有観客興行を続け、今年のNJCは例年通り春に観客を入れての開催を実現。優勝者には新設されたIWGPヘビー級王座&IWGPインターコンチネンタル王座の二冠統一王座であるIWGP世界ヘビー級王座への挑戦権が与えられる。

 この日は1回戦として矢野通vsバッドラック・ファレ、後藤洋央紀vsタイチの2試合が行われた。


 セミファイナルで行われたKOPWを巡って因縁深い矢野とファレの一戦は、ゴング前に矢野がファレの眼前にKOPWのトロフィーを突きつけて挑発するとファレがこれをはたき落としトロフィーを破壊してからスクールボーイで速攻を狙う慌ただしい立ち上がり。
 「無理無理!怖い怖い怖い!」と叫んで場外を逃げ回る矢野をファレが折檻していき、矢野のコーナーマット外しにも臆さずボディスラムを連発。再び矢野が場外に逃げ出してテーピングを持ち出すも、逆に矢野の両手首をリング鉄柱に縛り付けるという頭脳プレイを見せるが、矢野がファレに急所蹴りを見舞い、ファレが倒れている間にリングイン。ファレがカウントアウト負けを喫し、頭脳戦を制した矢野がNJC2回戦進出を決めた。

 メインイベントで行われた後藤とタイチの一戦は、タイチが序盤は後藤の猛攻をのらりくらりとかわしながら喉輪を軸に攻め立てていき、中盤にはラリアットvsアックスボンバーの激しい打ち合いが勃発。後藤がタイチの天翔十字鳳をキャッチして牛殺し、裏GTRと連撃していくが、タイチも師匠・川田利明のパートナーでもあった田上明が得意とした喉輪落としからデンジャラスバックドロップと聖鬼軍殺法の大技ラッシュ。
 後藤の昇天・改、タイチのタイチ式ラストライドと両者の大技も飛び出していくが、後藤がタイチの天翔十字鳳+喉輪を強引にぶっこ抜いてGTW。間髪入れずにGTRで追い打ちするとタイチも肩を上げられず3カウント。

 NJC2回戦進出を決めた後藤は、「NEW JAPAN CUP、この俺が優勝します!統一されたベルトも、この俺が巻きます!大したことは言えませんが、最後まで全力で生き抜きます!以上ッ!」と、NJC優勝を宣言するとともに初代IWGP世界ヘビー級王者となった飯伏幸太を倒す覚悟を叫んだ。

 試合を終えた後藤は、「2回戦の相手、オカダ、上がってこい! IWGP、最後に戦った相手だ。あの時のトラウマを払拭するには、もう一度、ヤツと戦うしかない。そして勝つしかない。必ず、何があっても、生き抜いてみせる!」と、翌6日に行われるNJC1回戦で行われるオカダ・カズチカvs鷹木信悟戦に向け、CHAOSの盟友へ発破をかけた。

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