【インタビュー】NOAHジュニアの“盛り上げ隊“フルスロットルが日本武道館に向け全開トーク!「色んなインディーのオールスターズが集まったNOAHジュニアを楽しんで!」

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 昨年頭にコロナ禍で様々なイベントが中止・延期になる中、プロレスリングNOAHは無観客ではありながら止まらずにプロレスを世の中に届け続けてきた。
 その無観客配信時代に生まれたユニット『FULL THROTTLE(フルスロットル)』は、明るく楽しく激しい試合を全開で生み出し笑顔と元気をファンに与え続けている。
 現リーダーの大原はじめは闘龍門、吉岡世起はレッスルゲート、YO-HEYはDRAGON GATEと出自は違いながらも今のNOAHジュニアに欠かすことの出来ない存在となった彼らは、どの様な思いを持って闘い続けているのか?
2月12日の日本武道館大会を目前に控えその思いを聞いた。

■YO-HEYはキャラクターが一貫している

――吉岡選手はレッスルゲートで、大原選手は闘龍門で、YO-HEY選手はDRAGON GATEでデビューされていますが、なぜNOAHの所属となることを選んだのでしょうか?
吉岡「レッスルゲートでデビューし、武藤さん(武藤敬司)に誘われて全日本プロレスに行き着き、2ヶ月で分裂し、武藤さんに着いていった結果……団体がなくなり……(笑)そのときに声をかけていただいたのがNOAHさんでした」

――元々NOAHへの思いや興味はあったのでしょうか
吉岡「はい。僕は結構アメリカンプロレスをよく見ていたので、日本のプロレス事情はそんなにめちゃくちゃ詳しいわけじゃなかったんですけど、その中でも名前が出てきたのが新日本プロレス、全日本プロレス、NOAHの3つ。雑誌とか見ると載っているんで、老舗というかビッグネームな団体だという印象はプロレスラーになってからも持っていましたし、プロレスラーなら誰でも知っているような団体から声をかけていただいたというのはすごく嬉しいと思っています。即決で行きますと言いました」

――大原選手はいかがでしょう
大原「私は、プロレスを離れて普通の仕事をしようと思ってSUWAさんと色々動いていたときに、NOAHの日本武道館大会の日にSUWAさんから頼まれた仕事がバーベキューとかを運営する仕事だったんですけど、雨が降ってしまって無くなって、私が空きになったんですね。そのときに諏訪さん(SUWA)に『暇だろうからおいでよ』って感じで呼んでいただいて、まあその前から後楽園とか何度か呼んでいただいていたんですけど、その武道館でSUWAさんが大怪我をしてしまって、バックステージで介抱していたときに『どうしよう、どうしよう』ってなって、次の日の後楽園とかもどうしようってなったときに西永さん(西永秀一レフェリー)と丸藤さん(丸藤正道)がいて、丸藤さんが『あっ、代わりここにいるじゃん』って感じで自分に白羽の矢が立って、自分的にはおこがましいかなって気持ちがあったんですけど、SUWAさんの代役っていうことで、ここで断るっていうのは男として間違ってるなって、筋が通らないなっていうのがあって、ここは自分が奮起するところだなって思って、SUWAさんの代役としてマイバッハSUWA Jr.としてその次の日の『方舟新章』からNOAHのリングに上がるっていう経緯がありました。それでNOAHで試合をしてみて、やりがいがあって、またプロレスの熱が戻ってきたっていう感じで、今に至ります」

――YO-HEY選手はいかがでしょう
YO-HEY「そうですねえ、なんやかんやで色々あって、なんだかんだで……なんなんすかねえ?とりあえず、ダブプロレスにいて、ギンギン♂BOYS(YO-HEY&近野剣心)でチャラチャラチャラチャラしていて、そのときにちょうどHAYATAだったりとか、タダスケとかそこらへんのメンバーと、『上を目指すってよりは楽しくプロレスやろうぜ』くらいの感覚だったんすね。そうやっているときにNOAHからね、声かけてもらって。それで、HAYATAとタダスケさんが参戦して、それだったら自分も出たいなと。あの2人が行くというか、参戦するんだったら『え、じゃあ自分も出たい』っていう結構軽い感覚だったんですけど、それで声かけてもらって出始めたのが最初ですかね。それで、さっき吉岡さんが言ったみたいに、自分もアメリカのプロレスばっかり見ていたんであんまり日本のプロレスとか見てなかったんですけど、NOAH、新日本、全日本ってのは日本のメジャー団体っていう意識はずっと持っていましたし、それがちょうど30になるときだったんですね。で、ここが1つの分岐点だなってみたいなね。NOAHでプロレスができるっていうんだったら、ガッチリ、30歳からの再デビューじゃないですけど、気持ちを改めてガッチリやっていきたいって気持ちがあって、なんだかんだあって、今に至ります」

――YO-HEY選手はFu-DoJo出身でもありますが、それと今の状況に繋がりはありますか
YO-HEY「NOAHに関係というのは特にはないですけど、DRAGON GATEを離れてフリーになって、やっぱり自分はアメリカでプロレスをしたいって夢があったので、FUNAKIさんを紹介してもらってアメリカに行きーの、WWEに挑戦するのが目標で渡ってたんですけど、結果的にダメだったんです…。それで色々あってFUNAKIさんからTAJIRIさんに繋げてもらって、そこで大原さんとも一緒になりーのだったり。でも、なんですかね。もちろんアメリカでしたいって気持ちはあった、あるんですけど、ねえ?それでなんちゃらかんちゃらあって今NOAHにいて、で、『NOAH楽しいなぁ~っ!』っていうね、正直。その気持ちがすごい強いんで、今アメリカでどうこうってより、やっぱりNOAHで盛り上げて、NOAHで楽しんで、自分も団体も大きくしていきたいって気持ちのほうが強いんで。だからあんまりFUNAKIさんにしても、自分がNOAHに所属するってことを報告したらすごい喜んでもらえたんで。『言うこと無いよ!本当におめでとう!』みたいな。『やっちゃいます!』って感じで今に至ります(笑)」

――今YO-HEY選手のお話にもでましたが、大原選手はSMASH時代からYO-HEY選手と一緒に過ごされていると思います。そのときにはあまり組んでいたイメージはありませんでした
大原「組まないですねえ」

――改めて組んでみていかがでしたか
大原「今とそんな変わんないイメージでしたね。僕なんかはころころころころキャラが変わるんですけど、YO-HEYは一貫してYO-HEYだなって。真面目なオーソドックスな……。当時のSMASHのときから見ても、NOAHに来ても、RATEL'SだったりとかFULL THROTTLEとか、一貫していますよね、YO-HEYって。自分からしたら、真逆ですよね。だからすごいなと。一貫して出来上がっちゃっているなって」

――ちなみに、大原選手の素に一番近いのはどのキャラクターなのでしょう
大原「そうっすねえ……うーん、でもどうなんだろう。素は陰キャなんで、あんまり人前でワーッてやるの好きじゃないのかもしんないんですけど、ワーッてやるの好きなところもあって、分かんないです」

――最新の入場曲が少し話題になっていました
YO-HEY「うははははは(笑)」
吉岡「めっちゃTwitterとかで再生されてたやつ(笑)」
大原「なんかキャリアを積み重ねて、今が集大成になっているのは間違いない気はしますね(笑)」

――ではあの入場曲での大原選手が一番素に近いと(笑)
大原「素というか、もうリング外の活動も入ってきているじゃないですか(笑)だから、それも僕というキャラクターを構築している……昭和のアニソンあるあるの、キャラクターを説明する系なので、なかなか無いじゃないですか、紹介する入場曲って初だと思いますし(笑)もっとライガーさん(獣神サンダー・ライガー)とかああいう感じだし、ちょっと違うタイプの感じというか」

■暗い世の中を明るくしていくプロレスをするユニットがNOAHには必要だと思った

――FULL THROTTLEは元々小峠篤司選手が創設したユニットだと思うのですが、小峠選手が離脱して、今残ったお三方は何を目指して活動されているのでしょう
大原「3人とも違う感じじゃないですか?」
吉岡「どうなんすかねえ」
大原「僕はNOAHが一番長い人間なので、シングルもタッグも巻いたりしてきて、やっぱり次のステップに行くためには、自分自身が再戴冠してベルト持って『チャンピオンです』っていうアピールだけで止まっちゃいけないと思っていて。ベルト目指すってのはもちろん言うまでもなくっていうのはあるんですけど、それ以上の付加価値っていうのを創って行かなきゃいけないと思っていて、FULL THROTTLEってユニットを『NOAHと言えば、FULL THROTTLEってあったよね』って10年後も20年後も語られるようなものを創るってことが大事なのかなって僕は捉えていて。ベルトっていうだけじゃなくて、そういった思い出だとか、活躍を残していくってことが大切なのかなって考えていますね。難しいんですけど」
吉岡「いい意味で盛り上げ役というか、出てきたらお祭り騒ぎで盛り上がるチームである中で、それぞれ実績を、ベルトを獲ったり、闘うところは熱い戦いを見せたり、楽しませるところは楽しませたり……言い方が分かんないですけど、“便利屋”じゃないですけど、そういうチームで良いのかなって思います。僕とYO-HEYさんが自由にやったら大原さんがあとはまとめてくれるみたいな(笑)もうおまかせして、僕らが間違えた道に行き始めたら多分正してくれるんで(笑)」
YO-HEY「リング上ではケツ拭いてくれる」
吉岡「最終的にはね」
YO-HEY「大原さんが偉い人に頭下げてくれるんで」
吉岡「そういうチームで良いのかなって」
大原「・・・(苦笑)」

――YO-HEY選手はいかがですか
YO-HEY「そうっすねえ、FULL THROTTLEでもまあそうですけど、自分個人としては、前がRATEL'S。NOAHに来てから初めてのユニットで、まあまあまあまあ、ね?それなりに盛り上げられたというか、覚えてもらえたきっかけになったチームだとは思うんで、自分としてはそれを超えたいですよね。RATEL'Sどうこうってもう無いアレですけど、FULL THROTTLEっていう、さっきリーダーが言ったのと同じ様になるんですけど、思い出に残るというか、ずっと在り続けるのがベストでしょうけど、またFULL THROTTLEっていうのを歴史に刻むじゃないですけど、『NOAHって言ったらFULL THROTTLEやな!』って、そういう、脳みそに焼き付くくらいのチームにしたいっていうのがありますね」

大原「補足させてもらうと、FULL THROTTLEが出来たのが、無観客試合中で、コロナ禍真っ只中で、緊急事態宣言の一発目が出てっていうところの、本当に世の中がどん底のような状態……我々もどん底というか、僕も16年プロレスやってますけど、無観客試合ってキャリア史上初のことで、そういった中で出来たユニットっていうのもあって、暗い世の中を明るくしていくプロレスをするユニットがNOAHには必要だと思ったんです。NOAHって、『カッコいい』『強い』っていうのが渋滞し過ぎてて、そこで競い合うとぐちゃぐちゃしちゃうなって僕は思ってて。違う分野、NOAHの空き家部分からNOAHを牽引するような活躍をしていかなきゃいけないと僕は考えてて、今の情勢・時代に合ったユニットとして、みんな非日常を求めて会場に来てくれたりABEMAを見てくれたりしてくれてると思うので、レッスルユニバースとかも通じて、とにかく『FULL THROTTLE見たら元気になる!』『明るくなる!』『見てよかった!』『嫌なことを少し忘れた!』『明日から頑張ろう!』というような前向きなものを伝えていかなきゃいけないと思うんですよ。そういった意味を込めて、FULL THROTTLEは今一番明るく、お客さんを楽しませる、盛り上がる……色んな面でですよ?強さだったり、面白さだったり、すべての面でお客さんを一番楽しませることができるユニットにするっていうのが我々の使命だと思いますね」

YO-HEY「僕もそれ考えてました。全部リーダーに言われました(笑)」

――現リーダーとして、前リーダーに対しての思いは
大原「彼のすごいところは、試行錯誤をすごいするんですよ。プロレスラーとしてやっぱりお客さんとかの評価ってすごく気にするし、叩かれるのはみんな嫌だけど、ヘビーに行ってジュニアに戻ってくるとかそういう行動が彼はできるんですよ。普通そんなこと出来ないですよ、みんな怖くて。でも彼は自分で挑戦して『あ、これ違うな』って思ったら方向を変えて色んなことができる。ユニットもころころころころ変わるって馬鹿にされてますけど、ころころ変わるっていうのは逆に言えば色んなことに挑戦して、色々試して、試し斬りして自分の一番を目指してるんですよ。そういうプラスの面で見ると彼はすごいんですよ。ただ僕は、小峠のそういう挑戦する姿勢とかがすごいなって思ったので、彼がこのFULL THROTTLEっていうところでリーダーをやって、新たなことをやっていって、新たな世界観を僕らが創れたらなと思ってたし、だから彼にかけてたものはすごく重かったですよ。だけど彼に潰されてしまったので……もうそこは台無しですね」

――小峠篤司選手&原田大輔選手の“桃の青春”とはかつて闘っていたと思います
大原「めっちゃ僕はやっていましたね。桃の青春とケンオーハラ(大原はじめ&拳王)が結構ジュニアの代表的な試合だった時期があるので。そのときにいっぱい試合してきて、それがお客さんに喜ばれて、鈴木軍が来ていた頃の暗いNOAHで唯一NOAHの純粋なNOAHのメンバーだけの試合で喜ばれているって感覚があったので、すごく価値があるものだと僕は思っているんですね。そこの価値に小峠が戻ったのが僕は気に入らないんですよ。既にあるものに頼ったっていうのが。そんなん分かるじゃないですか。『桃の青春が復活だ!』とか、『また原田と組むんだ!やったー!』ってなるのが目に見えて分かるんで、そこを取りに行ったことが僕は悔しいというか、違うなって思っていて。だから、いいやって。僕は全部新しいものを築きたいんで」

――FULL THROTTLEがこれから新しいものを見せていくために新メンバーなどは考えていますか
大原「今すぐパッと『この人入れよう』とかそういうのは浮かんでこないですけど、まず1回この3人が多少形を作っていく中で、雰囲気の醸成を見て『これ新しいメンバーそろそろ入れたほうが面白いかな』みたいな。アニメとかでも、30話くらいに新しいメンバーが入ったりするじゃないですか。まだ僕らは30話にたどり着いてないかなって。モー娘みたいなもんですよ。8話とか10話とか、初期のメンバーがちゃんとしてないと、ゴマキが入ったところでワッとはなんないですよ。『1期のメンバーも全員覚えてないんだよ』ってところでいきなり2期、3期の新しい子が入ったら、やっぱり愛されないですよ。だからこのメンバーがしっかりガチッとなったときに2期が入って、波紋をこう呼ぶみたいな。そういう展開じゃないと」

吉岡「新しいメンバー来ると縁起悪いっすよね(笑)新しいメンバー来るとリーダー脱退するんですよ!新しい人来ても大原さん脱退しないでくださいよ!」

大原「新しいメンバー来てリーダー決定戦やって、我々にすごい負担がかかるっていう(笑)みんなより余計に試合をするっていう、なんだろうね?風習、文化っていう(笑)でもそれが1つ武器だと思うんですよ。FULL THROTTLEってすごいのは、他のユニットとか対抗戦とかの軸がないままにこの中だけで内輪でストーリーが築けたのはやってよかったなって。美味しいなって思います今となってはこれが。なんか最初は『何言ってんのかな』って思ったんですけど」

――FULL THROTTLEとして目指すところはベルトではなくなにか違うもの?
大原「ベルトっていうのは当たり前です。ベルトを狙うなんて言うのはレスラーだったら当たり前」
吉岡「6人タッグのベルトとかあったら面白いですけどね」
大原「そうね、そういうのもね」
吉岡「あったらFULL THROTTLEで行きたいですよね」
YO-HEY「最悪もう我々でベルト創っちゃいますか(笑)」

――創るとしたらルール無用の無差別ですかね
YO-HEY「そうっすねぇ。なにが全開なのか」
大原「お客さん判定とか(笑)」
吉岡「あー、いいっすねぇ~」
大原「M-1みたいな感じ(笑)」

――そういう意味ではABEMAを見ながら視聴者が盛り上がるようなベルトになるかも知れません
YO-HEY「そうっすねぇ、視聴者投票みたいのとか」
大原「試合で勝つと加点で20点とか!新しいプロレスかも知れないですね、『試合に勝つだけじゃ勝てない』っていう(笑)」
YO-HEY「たしかに」
大原「パイオニアを目指しますね、NOAHの中で、プロレス界で、FULL THROTTLEが色んな面で」

――最近のNOAHジュニアはNOSAWA論外選手が引っ掻き回し、日高郁人選手など外部から多くの選手が参戦しています。論外選手から「NOAHジュニアなんてもうねーんだよ」という発言もありましたが、FULL THROTTLEとしてはこの状況をどう見ていますか
吉岡「純粋なNOAHの生え抜きのチームってそんなに無いですけど、昔の、それこそ日本武道館を知っているNOAHジュニアって小川さんぐらい?」
YO-HEY「フリーになったけど鼓太郎さん?」
吉岡「純粋なNOAHジュニアっていうのは確かに薄れているかも知れないですけど、伝統が受け継がれているのかなと思います。外から来た人もNOAHでの戦いを通じてGHCの遺伝子じゃないですけど、少しずつ受け継いでいっているのかなと思います」
大原「僕なんかは初めて上がったのは8年くらい前ですけど、NOAHのリングに上がるってことは、出どころがどこであれ試合してれば丸藤さんとか齋藤さん(齋藤彰俊)とか、小川さん(小川良成)とか、杉浦さん(杉浦貴)と当たることもあって、そういったNOAHの歴史を作ってきた方と肌を合わせるので、自然に僕ら外様とか出どころが違う選手もNOAHに染まってくる部分ってあるんですよ。やっぱりNOAHのリングで闘っている僕らは、いわばNOAHなんですよ。だからそこでやってきた自分たちはNOAHジュニアだっていう誇りもあるしプライドもある。他所からやって来て、それをすぐ否定されることに関しては『それは違うんだよ』っていうのもあって、僕はそういうところもあってこの前原田に挑戦したっていう。敢えてずっと同じ歴史を歩んできた原田とGHCジュニア戦を見せることによって、もう1回NOAHジュニアの価値ってものを見直してほしいというか、感じてほしかったなというのがありますね」
YO-HEY「自分も生え抜きとか生え抜きじゃないとか関係なしに、自分もNOAHジュニアと思ってるというか、“NOAHジュニアのYO-HEY”として自信持ってやってるんで、NOSAWAさんが言ったような発言は『へっ?』てなりますけど、今のNOAHは人数もいっぱいいてユニットもいっぱいあるんでね、色んなユニットの色っていうのがあると思うんですけど、だからどこが抜けてるのかっていうのは、やってる側から見ても微々たるものだと思うんで、どっかここは1つ我々がどっか飛び抜けたものをね、お客さんに伝えられたらというか感じてもらえたらいいと思ってて、何でってのはまだ浮かばないですけど、そういうイメージを変えていきたいですよねっていう」

■日本武道館の初めての膜を破りたい

――日本武道館大会を来月に控えていますが、大原選手は日本武道館での試合経験はこの3人で唯一あるのではないかと
大原「無いんですよ。よく意外だって言われるんですけど武道館はないんですよ。でも武道館がきっかけでNOAHに上がっているのと、実はプロレスを初めて見たのも武道館の試合で、三沢さん(三沢光晴)とジョニー・エースさんの三冠ヘビー級王座戦(1998年2月28日)をたまたまテレビで見たのがきっかけで。元々プロレスはゲームから入っていたので、『プロレスってゲームじゃないの?』っていう気持ちで録画したんです。それを見てみたらゲームの世界みたいなことを本当に人間が生でやっていて、衝撃を受けて、そこからプロレスを調べるようになって、プロレスやりたいと思うようになって高田道場に入ったんです。本当に僕は武道館がプロレスのきっかけだし、NOAHに入ったのも武道館がきっかけ。本当に武道館には縁があるんですよ。だから日本武道館には特別な思い入れがあります」

――YO-HEY選手は武道館への思い入れはありますか
YO-HEY「エリック・クラプトンとか、矢沢永吉さんが一番コンサートしてるとか、それくらいですねー。だからなんですかね、とりあえず武道館に対してって言ったら、全くって言っていいくらい知らない世界で。会場にすら行ったことないですし、武道館での映像とかNOAHの昔の映像とかでちょっとは目にして『すごいなあ』って思うくらいしかまだ自分の中では武道館ってないんで、本当にわかんないですね。だから2月12日の日本武道館でどんなものなのかーみたいな、初体験ですね。個人として楽しみにしてる感じですよね。だからこれがもう完全なるYO-HEYの武道館スタートになるので、武道館を一生懸命感じたいですよね。まだ武道館に膜張っちゃってるんで、その初めての膜を破ったときにどんな感想が生まれるのかっていうのを自分自身は楽しみにしてますね」

――その膜を破るためのカードというのはご自身の中で浮かんでいますか
YO-HEY「まだ自分とか大原さんのカードは決まってないんで、どんなカードになろうともそれが、言ったら膜を破るものになってくる。そこは僕はナチュラルに身を任せた状態で膜を破りたいですね。日本武道館膜を破ってないので破りたいですね」

――大原選手にも破りたい膜がありますか
大原「僕はタイトルマッチに負けてしまったばかりなので。ただ、その試合の直後に吉岡が挑戦表明してくれて、負けたときに呆然自失だったというかあまりにも気落ちしすぎていたので、正直あんまりリアクションできなかったんですけど、吉岡がマイクで『今の試合見て火が点いた。俺が行く』って言ってくれていて、ちょっと感動しましたね。本当に嬉しいですよね。最近のNOAHジュニアでは乱入されたりとか、そういうところが悪目立ちしちゃっているというか、ヘビーがすごい試合ばっかりしているから、お客さんからジュニアは裏切りだ、乱入だなんて言われているのが結構耳に入るじゃないですか。それが気になっていて。『そうじゃないぞ』ってプライドもあって、その中で原田との試合をして、結果的に僕は負けてしまったんですけど、試合を通じて吉岡が声を上げてくれたっていうのは、自分が闘った意味がつながったって気がしたんです。自分が行動を起こして闘って、その試合が新たな熱を生んで、それが武道館につながって、自分の意志が継がれていくってことになるのでやってよかったと思います。あとは吉岡につなげるだけです」

――吉岡選手、武道館でタイトルマッチが決まっていますが、今のリーダーのお言葉を聞いてどう思いますか
吉岡「まさかの武道館。ホントに、原田さんも試合後言っていましたけど『リーダーは強かった』と。ホントあの試合はセコンドで見ていて熱くなって、めっちゃ声出していましたし、NOAHに来てGHCジュニアシングルもタッグも両方挑戦して獲れなかった中で、最近第1試合とかも多くて、その立ち位置に慣れてしまっていたというか、盛り上げるってことに頭が行って、ベルトから意識が少し離れかけていたときに、あんな熱い試合を見てやる気が出て『ベルトを獲りたい』って思ったので。もう大原さんに感謝ですね(笑)」
大原「よかった!報われた!(笑)」
YO-HEY「僕も熱くなったっすけど、なんか、ふわ~ってしてたら(吉岡に先に)行かれましたね。『行きよったなぁ~』って、正直そういう気持ちでしたね。だからすごい期待してますよ。でも『ありえない!クソッ!』って正直メチャメチャ悔しくて、しかも相手が原田大輔で『アイツには勝ってほしい!』って自分個人としても強かったんで『う~わっ!やられたぁ!オォイ!』って。自分もあんときは声張って言ってたんで。これはもう、『頑張って。お願いします』みたいな。悔しいってよりは『そらそうやな』って吉岡さんの姿勢見て思いましたね。吉岡さんのターンなんで、私はディーバしようかなって(笑)」

――他のユニットと比べて、FULL THROTTLEはメンバーの仲の良さが目立つユニットだと思います
大原「それ的確ですね。桃の青春とか見てくださいよ。お通夜みたいじゃないですか(笑)」
YO-HEY「桃の青春 with みかん(※オレンジ色コスチュームの宮脇純太)?桃とみかん?あの3人はチームなのかなんなのかって、誰から見ても多分そう映ると思うんですけど。チーム?ユニットみたいな。我々は『FULL THROTTLEぅ~ッビックリビックリ(!!)』ってこの3人はなってるので、そういうチームは強いと思うんで、それはどんどん生かしていきたいですよね」

――お三方がNOAHに入ってから見始めたファン、逆にNOAHに入る前までしか見ていないファンもいると思います。「NOAHのここを見てほしい」「ここを見れば今のNOAHの自分たちを楽しめる」などのアピールをお願いします
YO-HEY「自分の場合はそれこそ、NOAHに上がった当初によく言われたんですけど、インディーを見てる人から見たNOAHってメジャーで『硬い』っていうイメージがあると思うんです。自分自身もあったんですけど、見てるお客さんにもそう言うイメージがあったみたいで、結構離れて行っちゃったんですよ、『NOAHに上がるんだったらいいわ』みたいな。勝手な偏見でそうなっちゃう人多いと思うんですけど、とりあえずね、僕自身もまさにそうなんですけど、全く昔のまま変わってないというか、そのままのスタイルを貫いてこうやってNOAHに染まってるんだよっていうところを、もっとわかってほしいというか。一回見てもらったら『YO-HEY昔と変わってないな』『そんなんNOAHでやってるんだ』って偏見も消えていくと思いますし、とにかく1回見てください!って感じです!……なんか真面目なこと言うと思ったらどんどん抜けていくっていう(笑)そんな感じです(笑)」

吉岡「僕はYO-HEYと違ってNOAHに上がることでGHC、NOAHのイメージという良いものを吸収していっていると思うんですけど、やっぱり元はある程度やってきた選手がNOAHに来ているので、元々インディーで築いてきたものっていうのは変わらないと思うんです。そこへさらにNOAHの遺伝子が組み込まれていく。でもNOAHに対しては色んな所から来ている僕らが色を付け足していっていると思うんです。それが足されて、より洗練されたものを見てほしいと思います。それぞれが多分それぞれの色を持って、お互いに影響しあって新しいものができているんじゃないかなと」

YO-HEY「インディープロレスが好きな人は『NOAH=メジャーでしょ』みたいなのあると思うんですよ。若手芸人でまだテレビに出てない人を『私が育ててあげる!』みたいな感じでファンの人とかが付いて、でもその人が有名になったら『あぁ、もうあの子は私から離れていったわ』みたいな感覚が、NOAHにもあると思うんです。でも、今NOAHに上がってる選手は、ジュニアは特にインディー上がりの人がほとんどだと思うんで。そのへんの人が今のNOAHジュニアを作ってるんで、『見てみてよ~』って感じですね。『面白いよ~』って。インディーを否定するとか全くそんなのない。インディーはインディーでめっちゃ面白いですし、でもNOAHはNOAHでメチャクチャ面白くて。『まあ、とりあえず見てって!』って言いたいですよね」

大原「今YO-HEYが言ったように、今のNOAHジュニアって、NOAH、新日本、全日本以外のところでデビューした、色んな出どころの人がメチャクチャ集まっているんですよ。言ってしまえば僕だって、世にも珍しいCMLL出身の人間でもあるわけで、キャリア1年3ヶ月とかの頃にアレナ・メヒコ出ているわけですから、そういった珍しいケースもあって、それでWRESTLE-1の人(吉岡)がいたりとか、KAIENTAI DOJOの人(仁王)がいたりとか、大阪プロレスの人(原田&タダスケ)がいたりとか、メチャクチャ多種多様なインディー総合商社みたいだという見方をしたらメチャクチャ面白いと思うんです。網羅していますからね!インディーオールスターっていう見方も僕はできると思うんです。出どころどうこうを気にする方がいらっしゃるんだったら、僕ら一回新弟子になってデビューし直します。僕の闘龍門の同期でもいましたけどね、メジャーに行って、練習生からって。そのパターンで行きますか!(笑)」
吉岡「いや、それ僕してますよ!それやりました、やりました!(笑)」(※吉岡はレッスルゲートから全日本プロレスに練習生として入門し練習生としてWRESTLE-1に移籍後に再デビュー)
大原「それやりますかと(笑)でも今はそう言う時代でもないのかなって思いますから、ホント考え方1つだと思います。NOAHってお硬いイメージってどうしてもあると思うし、実際やっぱり敷居が高いという人も多いと思うんですけど、魅力ある人達が集まって作り上げているリングなのは間違いないんで、そういう色んなインディーのオールスターズが集まったNOAHジュニアを楽しんでもらえればと思います」

『ABEMA presents DESTINATION 2021 ~BACK TO BUDOKAN~』
日程:2月12日(金)
開始:16:30
会場:日本武道館

▼タッグマッチ
齋藤彰俊/井上雅央(フリー)
vs
稲葉大樹(フリー)/岡田欣也

▼6人タッグマッチ
小峠篤司/宮脇純太/矢野安崇
vs
大原はじめ/YO-HEY/藤村加偉(フリー)

▼タッグマッチ
モハメドヨネ/谷口周平
vs
[M‘s alliance]望月成晃(DRAGON GATE)/田中将斗(ZERO1)

▼12人タッグマッチ
[杉浦軍]杉浦貴/桜庭和志(フリー)/藤田和之(フリー)/村上和成(フリー)/ケンドー・カシン(フリー)/NOSAWA論外
VS
[金剛]中嶋勝彦/マサ北宮/征矢学/覇王/仁王/タダスケ

▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合
【王者組/STINGER】小川良成/HAYATA
VS
【挑戦者組/杉浦軍】鈴木鼓太郎(フリー)/日高郁人(ショーンキャプチャー)
※第42代王者組は3度目の防衛戦

▼GHCジュニア・ヘビー級選手権試合
原田大輔
vs
[FULL THROTTLE]吉岡世起

▼タッグマッチ NOAH GENERATION
秋山準(DDT)/丸藤正道
vs
清宮海斗/稲村愛輝

▼GHCナショナル選手権試合
【王者/金剛】拳王
VS
【挑戦者/M‘s alliance】船木誠勝
※第3代王者は5度目の防衛戦

▼GHCヘビー級選手権試合
潮崎豪
vs
[M‘s alliance]武藤敬司(フリー)

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