日高郁人がNOAH本格参戦初戦を快勝で飾り「まだまだ戦争は始まったばかり」と余裕の笑顔

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 10日、東京都・後楽園ホールにてプロレスリングNOAH『HIGHER GROUND 2021』が行われ、NOSAWA論外&鈴木鼓太郎&日高郁人の新勢力が初戦を快勝で飾った。

 NOAHのジュニアヘビー級戦線では、昨年後半からユニット間での裏切り・脱退が多発しており、日々勢力図が書き換えられているという乱世のさなかにある。
 鈴木鼓太郎は小川良成&HAYATAとともに“STINGER”として闘ってきたが、昨年10月に度重なる仲間割れの末に追放されてしまう。STINGERへ復讐しようとする鼓太郎へNOSAWA論外と、論外が連れてきた“バイトのあんちゃん”と呼ばれる謎のマスクマンが接触。紆余曲折の末に3人で結託してNOAHジュニア戦線へ殴り込むこととなった。
 そして、今月4日の後楽園ホール大会では小川によってバイトのあんちゃんの素顔が暴かれ、その正体がかつてGHCジュニアタッグのベルトも巻いたことのある強豪・日高郁人であったことが判明。日高が「NOAHジュニアに戦争を仕掛けに来たぞ!とことんやってやる!」と宣戦布告したことにより、NOAHジュニア戦線はさらに過熱していた。

 この日は小峠篤司&宮脇純太&稲葉大樹vs鈴木鼓太郎&日高郁人&NOSAWA論外の6人タッグマッチが実施。
 本格参戦初戦となる日高へ注目が集まる中、小峠ら3人は日高へ集中攻撃をかけて一気に試合を決めに行く。しかし、論外がエプロンからの攻撃などのインサイドワークや多彩なジャベでアシストし、鼓太郎もビットやファンネルなど各種サイコミュ兵器で相手を翻弄。
 試合終盤には日高を相手に宮脇がスイングDDTからフィッシャーマンバスターなどを見舞って躍動し、腕十字やアームロックであわやの場面を作り出すが、論外がこれをトラースキックでカットしレフェリーの隙を突いての急所蹴り。一瞬のチャンスを逃さず、日高がショーンキャプチャーで捕らえると宮脇が無念のタップ。


 試合後、日高は「まだまだ戦争は始まったばっかりでしょ」と余裕の表情。
 論外と鼓太郎は互いに「試合中に楽してただろ」と因縁をつけ合うも「ベテランしかいないから居心地は良い」という結論に達し、日高は笑顔でその仲睦まじい様子を見守った。

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