矢野通が『KOPW2020』をバッドラック・ファレから防衛し2人の子供を抱いて笑顔!

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 23日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『Road to TOKYO DOME』が開催され、矢野通がバッドラック・ファレから『KOPW2020』を防衛した。

 『KOPW2020』とは、オカダ・カズチカが提唱した新日本プロレスの新タイトル。IWGPヘビー級王座を至高とするオカダの新タイトル創設の提案には衝撃が走ったが、オカダは「過去の新日本プロレスは色んな闘いをしていた。これは1つの原点回帰。IWGPという戦いがあるからこそ、自信を持って胸を張って『このプロレスが一番だ』と言えるからこそ、この戦いも認められると思うんで。IWGPの上を行くってことは、僕はあってはいけないことだと思いますし、原点回帰、一周回って戻ってきたと思って、新日本プロレスをまた盛り上げていきたいです」とその意義を語っていた。
 様々な特殊ルールでの闘いを経て、8月末の明治神宮野球場での4WAY決勝戦で矢野通がオカダから勝利し初代優勝者に。2020年内最後の段階で保持していた選手が覇者となる特殊なタイトルだが、その後ザック・セイバー・ジュニア相手に防衛を成功し矢野通らしいタイトルとして新日本内でも注目を浴びている。

 しかし、矢野が大切にしているKOPWのトロフィーはワールドタッグリーグのさなかでタマ・トンガ&タンガ・ロアのG.o.Dによって破壊されてしまい、悲しみに暮れる矢野は自らの手でトロフィーを修理し、支柱が折れていて完璧な修理ができないと判るとここぞとばかりに『登別市観光大使』のたすきや半被を着させる魔改造に着手。試合の合間に約2日かけて修理したその様子は、自身のYoutubeチャンネル『矢野通プロデュース!!』に投稿された。
 今月11日の日本武道館大会ではバッドラック・ファレによって踏み潰されてしまい再びの破壊を受けることに。ファレのKOPW挑戦を受けることにした矢野は、今度は粘土で折れた部位を繋ぎ、金色に塗装することで修繕。前日に行われたファレとの最後の前哨戦では敗れはしたものの3度目のトロフィー破壊は防いでみせた。

ファンによる事前のルール投票により、2人のKOPW戦は先にボディスラムを成功させた方か、4つのコーナーパッドの最後の1つを外した方が勝者となる“ボディスラムマッチorラストコーナーパッドマッチ”で実施。
 前日の前哨戦でファレにボディスラムを狙うが全く上がらず逆に2度も投げられてしまった矢野は、対策として20kgの砂袋を背負って登場。ファレは矢野を奇襲してトロフィーをバラバラになるまで踏みつけると砂袋も引っ剥がして矢野は絶体絶命。
 しかし矢野はレフリーやロープを巧みに使ってボディスラムを防ぎ、ファレに加勢するセコンドのチェーズ・オーエンズまで利用してリング内外を支配。
焦るファレは不慣れなコーナーマット外しに挑戦するも手間取ってしまい、矢野は誤射に見せかけてレフリーに砂袋を投擲。ファレはついに矢野にボディスラムを決めるがレフリーが倒れて見ていなかったため試合は続行。ファレがレフリーへ抗議している間に矢野がローブローで怯ませ、レフリーの目の前でボディスラムを決めてファレから勝利した。


 勝利した矢野には新品の大きな優勝トロフィーが贈られるが、矢野は我が子同然に寵愛していたボロボロの旧トロフィーの破片も回収し、2人とも腕に抱いてバックステージに連れ帰ると「いや、恐らく、たぶん、これっぽっちも、いや絶対!俺がバッドラック・ファレをぶん投げるなんて誰も思ってなかったと思う。ただ2人!この子たち(『KOPW』のトロフィー2個)を除いてはーッ!」と歓喜の雄叫びを上げ、意気揚々と去っていった。

 これにより『KOPW2020』は最終的に矢野通に決定。年をまたぐと『KOPW2021』となって新たに仕切り直しに。
 来年1月4日の東京ドーム大会の第1試合では『KOPW 2021』進出権争奪ニュージャパンランボーが行われ、最後に残った4選手が翌5日の『KOPW 2021』決定戦4WAYマッチで対戦する。

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