初代タイガーマスクから魂の伝承マスクを贈呈されたSareeeがZAP・I&ZAP・Tの襲撃を受け大ピンチ!

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 9日、東京都・神田明神にてストロングスタイルプロレスが記者会見を行い、初代タイガーマスクこと佐山サトルがSareeeへその精神を伝承した。

 Sareeeは24歳という若さでWWE入団が決定し、今年2月29日をもって所属団体であったワールド女子プロレスディアナを退団。そのまま渡米を予定していたが、新型コロナウイルスの蔓延により渡航禁止に。WWEとの契約上日本で試合をすることもできずに半年あまりが経過し、異例の措置で日本での試合出場が可能となっている。

 そしてSareeeは初代タイガーマスクのストロングスタイルの魂、そして初代タイガーマスクのチャリティーにかける思いに賛同し、「初代タイガーマスクの魂を受け継ぎたい」と請願。
 これを受けて一般社団法人初代タイガーマスク後援会代表理事の新間寿、初代タイガーマスクこと佐山サトルがSareeeの申し出を快諾し、Sareeeが女子選手としては初めて正式に佐山サトルのストロングスタイル&チャリティー精神を認可・伝承されることとなった。

 新間寿は、アメリカ行きを控えるSareeeへ初代タイガーマスクが初めてマディソン・スクエア・ガーデンで試合をしたときを振り返り、「入場したときには『変なもん被ってなにをするんだ』という野次が飛んでいたが、試合が始まるやその野次が歓声に変わった」というエピソードを語る。
 そして「私とアントニオ猪木、タイガーマスク、藤波辰爾、長州力、それがなにをしてきたか。自分たちがリングの中で戦って喜びを人に与えて、その人達の喜ぶ姿を見て喜ぶという気持ちを持ってもらいたい。自分自身が夢を持ってタイガーマスクと同じ、アントニオ猪木と同じ、ストロング小林、坂口征二、ウィレム・ルスカ、キラー・カーン、そういう人たちの味わった気持ちを私は味わってもらいたい」とエールを贈った。

 そして初代タイガーマスクも「MSGで試合前に3万人の観衆を見て武者震いした」という思い出を振り返りながら「タイガーマスクとして生んでくれた新間寿、アントニオ猪木、そして新日本プロレス、このおかげですべて上がれたものと思っております。自分だけの力ではありません。色んな力が僕に捧げてくれて、それがMSGの勇姿になったというふうに自負しています。これを今日、Sareee選手に私達から贈りたいと思います。皆さんの力で、同じように武者震いするように、ぜひ頑張ってくださいね」と笑顔でSareeeに語りかけた。

 初代タイガーマスクから伝承のマスクを贈呈されたSareeeは「新間会長が話されていた、タイガーマスクさんがリングに上ったときには皆が批判的なことを言っていたのが、試合が始まったらそれが歓声に変わったというのを聞いて、鳥肌が立ちましたね。私もMSGだったり、そういう大きい会場で試合ができるのがすごく楽しみになりました」と意気込んだ。


 そして、この会見後に行われた神田明神ホール大会では、世志琥との“鬼に金棒”タッグを結成し、往年の女子プロレス界で活躍した伝説的なヒールであるZAP・I&ZAP・Tと対戦。
 ZAPの竹刀攻撃やチェーン攻撃など終始凶器攻撃に苦しめられた鬼に金棒だったが、変形ダブルインパクトなどの合体攻撃を決めて逆転し、最後は世志琥のラリアットからSareeeがジャーマン・スープレックス・ホールドでZAP・Iから3カウント。
 勝利した鬼に金棒だったが、ZAPたちはリング上でも各種凶器で2人を痛めつけ、その後コメントブースにも乱入しチェーンで2人の首を縛り上げるという悪逆無道な暴挙に出る。

 怒り心頭の世志琥は「いい加減よぉ、今の女子プロレス分かれよ。ウチらなんだよ女子プロレスはよ!アイツらはもう顔じゃねーんだわ。用ねーんだよアイツらによ。歯ァ欠けてんだよこっちはよ!歯ァ弁償しろこの野郎!」と叫ぶも、Sareeeは「似合ってるよそっちの方が。歯抜けババア(笑)」と笑い、「似合ってねぇよ?!ふざけんなよ?!テメー弁償しろウチの歯を!」と怒る世志琥を引っ張って退場していった。

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