内藤哲也がEVILとの今年4度目の決戦を制して二冠王座防衛!飯伏幸太から挑戦権利証を奪ったジェイ・ホワイトが1・5東京ドーム大会での挑戦を宣言!

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 7日、大阪府・エディオンアリーナ大阪にて新日本プロレス『POWER STRUGGLE』が行われ、内藤哲也がEVILを撃破し二冠の初防衛に成功。同王座への挑戦権利証を奪取したジェイ・ホワイトが1・5東京ドーム大会での挑戦を表明した。

 この日のセミファイナルでは、飯伏幸太vsジェイ・ホワイトのIWGPヘビー級&IWGPインターコンチネンタルダブル王座挑戦権利証争奪戦が実施。
 飯伏は今年のG1 CLIMAXで優勝を果たし、蝶野正洋、天山広吉に続く史上3人目のG1連覇を達成。慣例通り飯伏には1月の東京ドーム大会でのIWGPヘビー級王座&IC王座への挑戦権利証が贈られたが、G1で飯伏に勝利していたジェイは飯伏の持つ挑戦権利証にターゲットを定め、権利証をかけたリマッチを要求。飯伏も「いつでもいいよ。いつでも」と快諾したため、早速決戦から約1ヶ月後のこの日に両者の権利証争奪戦が行われた。


 ゴングが鳴るなりジェイは場外にエスケープし、追ってきた飯伏へ挑戦権利証の入ったアタッシュケースで殴打。その後は完全にジェイのペースとなり、飯伏のボディへ攻撃を集中。飯伏が逆転しようとするたびにジェイのセコンドに付いた外道が的確な妨害を入れ、飯伏は窮地に陥る。
 しかし飯伏はジェイのSSSを切り返しての人でなしドライバーを見舞って反撃の狼煙を上げると、ハーフネルソンスープレックスやシットダウン式ラストライドなど大技を畳み掛けて猛攻。トドメのカミゴェを放つも、これをかわしたジェイがトップロープに足をかけながらのバックスライド。レフリーがこれを見落としていたため3カウントが入り、ジェイが史上初の権利証奪取を果たした。

 メインイベントでは、内藤哲也vsEVILの二冠王座戦が実施。
 両者の対戦は、7月12日の大阪城ホールでの二冠戦、8月29日の明治神宮球場大会での二冠戦、10月11日の愛知県体育館でのG1 CLIMAXでの対戦と合わせて今回で4度目。
 G1でEVILが内藤から勝利したことで挑戦が認められることとなるも、内藤は「『えーまたかよ』って思ったでしょ?俺も思ったよ。だから見たくないのであればセミファイナル終了後に帰宅することをおすすめしますよ」と皮肉りつつ、前哨戦の中で傍若無人なEVILに対してフラストレーションをつのらせていた。

 EVILは序盤から内藤を場外戦に引き込み、場外鉄柵やイス攻撃で背中へのダメージを集中。セコンドのディック東郷も絶妙なタイミングでアシストして内藤の逆転の芽を摘み、東郷がマットを外して金具がむき出しになったコーナーを使ってEVILは内藤をいたぶっていく。
 それでも内藤は折れずに反撃し、雪崩式フランケンシュタイナーで流れを変えてグロリア、コリエンド式デスティーノ、正調デスティーノと勝ちパターンに持ち込むも、東郷がレフリーを昏倒させてしまい試合は決まらず。無法地帯となったリングには東郷、ジェイ、高橋裕二郎が乱入して内藤を袋叩きにしていくも、SANADA、飯伏が飛び込んできて内藤を救出。
 追い込まれたEVILはローブローに勝機を見出すも、内藤もマンハッタンドロップのように跳ね上げてからの急所蹴りで意趣返し。最後は内藤がバレンティアからのデスティーノを叩き込み、死闘に終止符を打った。

 試合が終わると、ジェイが挑戦権利証を片手にリングへ上がり、挑発的な態度で先の乱入を謝罪。そして「これで俺とお前の対戦が決まった。飯伏は敗れた。EVILも俺が助けてやったにも関わらず敗れた。もう一度俺とお前の決戦だ。舞台は東京ドーム。教えてやろう。俺は1・4には休みを取らせてもらう。お前は好きにしろ。ヤングライオン相手でもなんでも試合をすればいい。1・5にお前に挑戦させてもらうからな。権利証は俺が持っている。2本のベルトをお前から奪い、俺がIWGPヘビー級&IC王者となるんだ。それが俺の“デスティーノ”であり、お前の“デスティーノ”だ」と、1・5の東京ドーム大会で挑戦権を行使することを宣言した。
 そして怒りの飯伏が現れてジェイに詰め寄っていくと、ジェイは笑いながら逃亡。飯伏もゆっくりとジェイを追って退場していった。

 改めてマイクを取った内藤は、会場に集まった大阪のファンに心からの感謝の言葉を述べ、満を持してのハポン締め。
 そして、東京ドーム大会で王者としてメインイベントに出場することが決定したことに触れ、「ちょっとワクワクしちゃうよね。メインイベントに出たことはあるよ?でも、挑戦者として出たから、一番最後の入場ではなかった。それが今回は一番最後に入場できるわけでさ、想像しただけでワクワクしちゃうよ。こういうプロレスファン気質が抜けないあたり、俺らしいでしょ?だってワクワクしちゃうんだもん」と感想を語るも、カンサードであることを理由に多くは語らず、ダメージを引きずりながら去っていった。

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