アイドルをクビになった伊藤麻希をアジャコングが酷評もWWE行きを控えるSareeeが「私のプロレスを教えてあげる」

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 7日、東京都・TOKYO DOME CITY HALLにて、東京女子プロレス『WRESTLE PRINCESS』が行われ、“闘うクビドル”伊藤麻希へWWE行きを控えるSareeeが指導を買って出た。

 伊藤は2013年にアイドルユニットLinQに二期生として加入し、“顔がでかいアイドル”としてバラエティー番組などに出演。DDTプロレスとアイドルとしてコラボした結果プロレスに興味を持ち、色々あった結果2016年に東京女子プロレスでプロレスラーデビュー。2017年8月にLinQをクビになり、“闘うクビドル”として悩める人々の心に響く反骨精神を体現した試合を展開している。
 そんな伊藤はこの日、Sareeeとタッグを組んでアジャコング&山下実優と対戦した。

 アジャが「久しぶりだなあ」とチョップを見舞うと伊藤は号泣(嘘泣き)。これを見たアジャが「顔が汚い」と感想を漏らすと伊藤はブチ切れてアジャへ世界一可愛いナックルを見舞うが、アジャは思い切り顔面にビンタを見舞って吹き飛ばす。ここに山下も加わり、山下のPK+アジャのサッカーボールキックが決まると伊藤は大ピンチに。
 ここにSareeeが助けに入り逆転の兆しが見えるも、アジャが一斗缶を持ち出して2人を殴打。絶体絶命かと思われたが、伊藤は一斗缶を拾い上げて自らの頭にガンガン打ち付けて雄叫びを上げ、アイドル界屈指の石頭と呼ばれた頭を打ち込んでアジャを怯ませる。
 伊藤の気迫に呼応したSareeeはアジャとの重厚なエルボー合戦で打ち合い、蹴り技に定評のある山下とのバチバチの蹴り合いを展開。山下が伊藤に攻撃しようとすると「残念でした!」と顔面にドロップキックを突き刺して伊藤を救出するも、アジャが裏拳でSareeeを撃退。
 勝負を託された伊藤は、山下のバズソーキックやハイキックを被弾して虫の息となるも、中指を立てる反骨心を見せてヘッドバッドで突っ張っていくが、最後は山下のアティテュード・アジャストメントからのクラッシュ・ラビットヒートに沈んだ。
 試合後、アジャが倒れたままの伊藤に中指を立てると、伊藤もアジャに中指を立て返して折れぬ闘志を見せつけた。

 しかし、アジャは伊藤について「(戦前に)伊藤曰く『アジャはおまけ』とか言ってたけど、誰がおまけだったかやってみてお前が一番良く分かるんじゃないの?彼女の世界観は素晴らしいと思うけど、こういう輪の中に入ったときに『さてどうするか』って。(意識している)山下の域に到達するには3歩、4歩、5歩くらい足りないんじゃない?」と酷評。
 一方、山下については「組んだときの心強さは分かったから、対角に立ってみたいよね。山下がリミッターを外せる相手って東京女子では少ないと思う。対角でリミッターを外した山下を見てみたい。俺は今自分の出来が悪すぎるから、ちょっと時間をください」と言うまでの高評価を与えた。

 そして伊藤は「おいテメェ!なんで助けに来なかった?!」とSareeeに突っかかるが、Sareeeが「ごめんね」と素直に謝罪すると「……そこはもっと、来ていいぞ。伊藤も、一緒にやれて楽しかった」としどろもどろで素直に礼を言うなど調子が狂った様子。
 そしてSareeeが「めっちゃいいものを持ってる気がする。もうちょっと教えてあげるよ、プロレス。私のプロレスを教えてあげるよ。プロレスの厳しさを教えてあげたいな」と申し出ると、伊藤は「戦わなくてもお前に下に見られてるのは分かった!それは悔しい!でもお前のプロレスのいろはを学びたい気はする。厳しさを知りたいよ。伊藤は負けを知りたいね。圧倒的に!」とまくし立て、Sareeeへリスペクトと対抗心をむき出しにした。

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