【試合詳細】10・17 新日本プロレス両国国技館大会 SANADAvsEVIL 内藤哲也vsKENTA棚橋弘至vsザック・セイバーJr. ジュース・ロビンソンvs後藤洋央紀 矢野通vsYOSHI-HASHI

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『レック Presents G1 CLIMAX 30』
日程:2020年10月17日(土)
開始:17:00
会場:東京都・両国国技館
観衆:2,863人

▼シングルマッチ 15分1本勝負
●上村優也
8分16秒 ダブルアーム・スープレックス→片エビ固め
○ゲイブリエル・キッド

▼「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦 30分1本勝負
[CHAOS]●矢野通【3勝6敗=6点】
6分10秒 緊箍児
[CHAOS]○YOSHI-HASHI【2勝7敗=4点】

▼「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦 30分1本勝負
○ジュース・ロビンソン【4勝5敗=8点】
12分7秒 パルプフリクション→片エビ固め
[CHAOS]●後藤洋央紀【4勝5敗=8点】

▼「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦 30分1本勝負
○棚橋弘至【4勝5敗=8点】
12分1秒 エビ固め
[鈴木軍]●ザック・セイバーJr.【5勝4敗=10点】

▼「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦 30分1本勝負
[L.I.J]●内藤哲也【6勝3敗=12点】
21分6秒 首固め
[BULLET CLUB]○KENTA【5勝4敗=10点】

▼「G1 CLIMAX 30」Bブロック公式戦 30分1本勝負
[L.I.J]○SANADA【6勝3敗=12点】
27分1秒 オコーナーブリッジ
[BULLET CLUB]●“キング・オブ・ダークネス”EVIL【6勝3敗=12点】
※SANADAが『G1 CLIMAX 30』優勝決定戦進出

SANADAがEVILとの元パートナー対決を制して初の『G1 CLIMAX』優勝決定戦進出!内藤はKENTAの丸め込みでまさかの敗北!棚橋がザックに勝利し「ヘビー級の境目が曖昧になってる」

第1試合


 ゴングが鳴るとロックアップで組み合い、腕の取り合いから一旦距離を取る。続いて手4つでの押し合いから上村が背負投、そのまま腕を離さず腕へのドラゴンスクリュー。上村はゲイブの腕を固めていき、ヒップトスから入るキーロック。ゲイブがブレイクすると上村は改めてリストを取っていくが、ゲイブは腕を取られたまま水車落としで叩きつけ、レッグスプレッドからインディアンズデスロックで足を固めながらのチキンウイングアームロック。さらにブレーンバスターの体勢も、上村は首固めで切り返す。ならばとゲイブはスクールボーイでやり返し、そのまま足を止めてのエルボー合戦へ。
 上背で勝るゲイブがエルボー連打から顔面への張り手を見舞い、大ぶりの一撃を狙ったところで上村がカウンターのエルボーを叩き込んでロープに飛ぶが、ゲイブがカウンターのドロップキックを叩き込み、ダブルアーム・スープレックスで叩きつけて3カウント。

<試合後コメント>
上村優也
「最後の最後に負けてしまいましたけど、僕が開幕戦で言ったこのシリーズで試したいことは、少しは試せました。見ている人にはわかんないかもしれないし、むしろ地味だとかつまんないとか思われたかもしれないけど、そんなの別にどうでも良くて、確実にこれは僕の中でいい経験として身になりましたし、自信も確実についています。負けたのは悔しいですけど、パワーで押される、テクニックで押される、そしたら僕に何が残るか? 気持ちしかないです。他の二人よりもしっかり気持ちで上回ってやります。ありがとうございました」

ゲイブリエル・キッド
「今シリーズを通しての結果は良いとも言えるし悪いとも言える。このLA DOJO vs ノゲDOJO対決、今日本に来れない仲間の分も含め、また自分がLA DOJOに相応わしい選手だと認めてもらうため精一杯頑張った。その点では自分の出来に満足してる。全部終わって成績は、5勝6敗。前向きに受け止めるべきだ。こないだも言ったけど、ウエムラは素晴らしい選手だ。キャリアは2年半そこらだけど、とても頭が切れる。腕の攻め方も上手かった。あいつの実力を認めてる。俺は今のヤングライオンが史上最強だと思ってる。先輩たちを下に見ているとかではない。でも、カール・フレドリックス、クラーク・コナーズ、アレックス・コグリン、俺、 ウエムラ、ツジ、ナリタ、ショータ。すごい面子じゃないか。 俺たちが未来の新日本を牽引していく。そして今シリーズは俺たち3人で競い合いながら、成長することができた。俺は2人よりも海外のマットで試合した経験は多い。これからも2人とは競い合っていきたいし、2人が海外遠征に行ってもっと強くなって戻ってくることを期待してる。望み通りの結果とはいかなかったけど、前向きに捉えている。俺はもっともっと強くなる。シバタさんにトレーニングのアドバイスを頼もうと思う。(日本語で)アリガトウゴザイマシタ」

第2試合


 矢野はゴングが鳴るとYOSHI-HASHIとすぐに組み合おうとするが、YOSHI-HASHIは矢野のタイツに不自然な箇所を見つけ、「見えてるよ」と矢野のボディチェックを始め、ヒザ裏に仕込まれたテーピングを見つけて没収。さらにもう片方のヒザ、腰からテーピングを見つけ、開き直った矢野が「まだあるよ!」とさらにもう1ロール取り出して自ら場外に投げ捨てる。
 ロックアップで矢野が押し込み、クリーンブレイク。矢野はヘッドロックからショルダータックルでなぎ倒し「そんなものか!お前はそんなものかーっ!」と絶叫。YOSHI-HASHIが逆水平チョップを叩き込んでいくと「痛い痛い痛い!やってられるかー!」とコーナーマットを外し、YOSHI-HASHIに殴りかかるがYOSHI-HASHIがこれを回避し、矢野から奪い取ったコーナーマットで矢野を殴打。
 YOSHI-HASHIは逆水平チョップ、ソバット、スイングネックブリーカーと続けるが、矢野はサミングからロープに飛ぶ。YOSHI-HASHIはスライディングしながら矢野の足を取って場外に連れ出すが、矢野がYOSHI-HASHIを鉄柵に叩きつけ、レフリーの顔面へアルコール消毒液を噴霧。レフリーが目潰しを受ける形になるとYOSHI-HASHIにも噴射していくが、YOSHI-HASHIは白刃取りして逆に矢野の顔面へアルコール消毒液を噴霧。するとYOSHI-HASHIはなんと自らのタイツの中からテーピングを取り出し、鉄柵と如意棒を使って矢野の手首をぐるぐると縛り付ける。
 しかし矢野は鉄柵の間を無理矢理通り抜けて脱出に成功し、場外カウント19でギリギリでリングイン。矢野は手首に縛り付けられたままだった如意棒を取り外すと、突っ込んできたYOSHI-HASHIをターザンでかわしてサミング。矢野はYOSHI-HASHIを金具むき出しのコーナーに叩きつける素振りからスクールボーイ。さらにNUから急所蹴りを狙うも先読みしたYOSHI-HASHIが回避。今度はYOSHI-HASHIがローブローを狙うが、レフリーに見咎められてしまい、矢野はレフリーを突き飛ばしてからローブローを放つ。YOSHI-HASHIはこれをキャッチして緊箍児で丸め込んで3カウント。

<試合後コメント>
YOSHI-HASHI
「『G1』終わったけどまだ俺、NEVERの6人ベルト持ってるし、これ以外にも俺はまだベルト欲しいから。『G1』終わったかもしれないけど、また次のシリーズから他のベルト狙ってくから。これ1本(NEVER6人タッグ王者ベルト)じゃぜんぜん満足しないから……」

矢野通
「チクショー! チクショー! 最後のはなんだ、最後のは! あいつあんなこと今までやってたか、オイ! 『G1』の最後の最後で余計なことしやがって、バカ野郎!」

第3試合


 ゴングとともに両者突進してショルダータックルでぶつかり合い、エルボーの打ち合いからヘッドロックのポジションを奪い合い、ショルダータックルの打ち合いはジュースが制すも後藤がヒップトスでやり返してからショルダータックル。
 後藤はコーナーでチョップ、エルボーを放っていくがジュースは後藤をホイップしてエプロンに出すと後藤の泣き所である右肩を痛めつけるロープアームブリーカー。たまらず場外に逃れる後藤をプランチャで追撃し、右肩から鉄柱へぶつけていく。
 ジュースは後藤をリングに戻して右肩からコーナーにぶつけていき、アームロックで絞り上げつつファイヤーマンで担いでいくが、後藤はこれを着地しジュースの串刺しラリアットをかわしてからのバックドロップ。後藤は村正からブルドッギングヘッドロック。さらに牛殺しを狙うが、ジュースは後藤の右腕を取って絞り上げ、引き倒してからセントーン。さらに串刺しラリアットからキャノンボールでぶつかっていき、後藤をコーナーに上げてハッドバッド連打から雪崩式ブレーンバスター。そのまま外さずロコモーション式を狙うが、後藤がこれを耐えてヘッドショット。
 両者正面からラリアットでぶつかり合っていくも、後藤は右肩のダメージからうずくまってしまう。これをチャンスと見たジュースはコスチュームをはだけてテンションを上げロープへ飛ぶが、後藤が担ぎ上げて牛殺し。さらにGTRの構えも、ジュースは首投げからパルプフリクションを放つが、後藤がギリギリでクラッチを切ってジュースを自爆させる。
 後藤はミドルキックを放つが、ジュースはこれを回避して右ストレート。ジュースは再びパルプフリクションの構えも、後藤はスリーパーホールドで切り返し、ジュースが座り込むと後藤弐式。これを返されるとサムソンクラッチを狙うジュースを上から潰してフォール。これをキックアウトしたジュースが左ストレートを叩き込み、再び左ストレートからパルプフリクションで叩きつけて3カウント。

<試合後コメント>
ジュース・ロビンソン
「今日は手短に話す。今更改めて言うことじゃないけど、『G1』は世界一過酷なトーナメントだ。4勝5敗で負け越しで終わった。胸を張れるような成績とは呼べない。だから今日は長々と話すつもりはない。『G1』が開幕してすぐに俺は来年も出場できる望みはないかもしれないと言った。でも終わってみて感じてるのは、あと2勝できてたらトップの選手と並ぶことができていたと思えば、なかなか悪くない。振り返れば反省点もあるけど、『G1 CLIMAX 31』を目指して明日からまた頑張っていくよ。(日本語で)アリガトウ」

後藤洋央紀
「(アゴを押さえながらやって来てあぐらをかくと)今年の『G1 CLIMAX』、見ての通り、今年も結果はついてこなかったけどよ、過去最高に生きてるっていうことを実感した『G1』になったね。負けて悔しい想い、勝ってうれしい想い、いろんな感情があるけども、やっぱり生きててなんぼだよな。(立ち上がって)俺の命の炎はまだ燃えてるから。明日から……明日から次の試合に向けて、また俺の命の炎、燃え滾らせていきますよ。以上」

第4試合


 ゴングが鳴ると棚橋は身を低くしながらザックと距離を詰めてグラウンド戦を挑んでいき、ザックはスクールボーイや十字架固め、ジャックナイフと丸め込みでの短期決戦を狙う。
 棚橋は手4つからじっくりとグラウンドヘッドロックで絞り上げる。ザックは苦戦しつつもヘッドシザースで切り返してネックツイスト。改めてヘッドシザースで棚橋の首を絞り上げ、棚橋が倒立で脱出しようとすると再びネックツイストで追撃。棚橋もヘッドロックにこだわり、ザックも即座にヘッドシザースで捕らえるという互いに首に狙いを定めた攻防が続く。
 棚橋はなんとか首を抜くが、ザックはネックロックに切り替えつつ卍固めの体勢に入るが、棚橋がリバースしてコブラツイストからグラウンドコブラも、ザックは下から組み付いて三角絞め。棚橋は立ち上がりながら首を抜き、そのまま足を取ってテキサスクローバーホールドの体勢に入るが、ザックが再び足を絡みつけて三角絞め。しかし棚橋は三角絞めを決められながらターンオーバーして逆エビ固めに入るとザックはたまらずロープブレイク。
 棚橋はエルボースマッシュを連打していくが、ザックはその腕を取って卍固め。互いに体勢を入れ替えながら卍固めを狙っていき、棚橋がドラゴンスクリューもザックが回転を合わせて着地しレッグロールクラッチの体勢へ。棚橋はその脚力で下から蹴り上げつつジャパニーズレッグロールクラッチ。キックアウトしたザックのヒザへ低空ドロップキックを叩き込む。
 棚橋はザックのオーバーヘッドキックをかわしてグラウンドドラゴンスクリュー。さらに組み付いていくがザックは首固めで切り返し、飛びついて胴締めフロントネックロック。棚橋はこれをツイスト・アンド・シャウトで切り返し、スリングブレイドを狙うがザックはこれを回避してヨーロピアンクラッチ。さらにザックはPKを放つが、棚橋がこれをかわしてスリングブレイド。棚橋は雄叫びを上げてコーナーに上がりハイフライアタックを放つが、ザックはこれをキャッチして腕十字を狙っていくが、棚橋はこれをひっくり返して上から押さえ込み、エビ固めの形で3カウント。

<試合後コメント>
棚橋弘至
「(廊下を隔てた青コーナーのコメントブースで、ザックが暴れている様子を、しばらくじっと見つめてから)ザックはスタミナもあるし、スピードもある。技もキレる。けどな、みんな、みんな忘れてるかもしれないけど、体重がないよ。新日本プロレス、今ヘビー級っていう境目が曖昧になってきているけど、100kg以上がヘビー級というものであるならば、最後の十字を押さえ込んだのも同じ体重だったら、返せたかもしれない。でも、俺は5カウントまで押さえたから。今回、絞った俺が体重の話をするのは一番逆説的でおもしろいんだけど、やはりね、体重1kg違えば戦い方が変わるってね、レスリングの先生にも言われたし、1階級変わればそういうことだと思うから。プロレスの基本的な部分、今まで受け継がれてきた大事な部分は守りつつ、これからの新しい新日本プロレスの形を、引き続き探していきます。そして俺はもう、来年に向けて走り出します!」

ザック・セイバーJr.
※毒づきながら、バックステージに登場、自ら手にしたイスを持ち込んで、床に思い切りガンガンガンガン叩きつける。そのあと、仰向けに倒れこんで。
「あれのどこが3カウントなんだ? レフェリーは揃いも揃ってバカばっかりか? クソ!タナハシは何度俺に潰されたら息絶えるんだ? 何でまだできるんだ? 一体どうやって俺に勝った? (棚橋のコメントが聞こえてきて)あのバカがコメントしてるぞ。もうタナハシは用済みだ。タナハシのクソ野郎……ヘアスプレーとテーピングだけで100万はかけて必死で取り繕ってるんだろ!」

第5試合


 両者入場すると、内藤はゆっくりとジャケットを脱いで畳んだり、レフリーにしっかりとしたボディチェックを要求したり、いよいよゴングというタイミングでリストバンドの位置を直し始めたりと、早く試合がしたいKENTAを焦らす心理戦を仕掛ける。ゴングが鳴るとKENTAがゆっくりとリングに出たり入ったりして内藤に揺さぶり返し。
 ようやくリング内でロックアップで組み合うとKENTAが首固めで速攻を狙い、内藤はキックアウトして場外へ転がり出る。
 リングに戻ると両者オーソドックスなリストの取り合いからグラウンドでの足の取り合いとなり、KENTAがアームロックを狙うと内藤はすぐに足を伸ばしてロープブレイク。
 手4つから内藤がヘッドロックに捕らえ、KENTAがショルダータックルに行こうとしたところをブートで止めてヘッドシザースホイップで場外に放り捨てる。内藤はロープを上げてKENTAをリング内にいざなうも、KENTAが上がってくるとブートを見舞ってロープを使ったネックロック。内藤はKENTAの首に狙いを定め、ネックロックから首へのエルボースタンプ。さらにロープに振っていくが、KENTAはすぐに場外にエスケープ。内藤が追っていくとKENTAは本部席に置いてあったアメリカ版NJC優勝者のブリーフケースで内藤を殴打。KENTAは内藤を場外鉄柵に叩きつけ、「な~いとっ!な~いとっ!」とコールを煽る挑発。
 KENTAは内藤をリングに戻してチンロックからサッカーボールキック、バックエルボー、首4の字。内藤はなんとかロープへ。KENTAはスイングネックブリーカー、グラウンドスリーパーと捕らえ、顔面へのビッグブートを放つが、内藤はこれをキャッチしてマンハッタンドロップ。さらにスイングネックブリーカーでやり返す。
 内藤はエルボー、バックエルボーから後頭部への低空ドロップキック、振り子式ミサイルキック。さらに変形バックブリーカーから両足でKENTAの肩を固めるジャーべ。さらに内藤はKENTAをコーナーに振って突っ込んでいくが、KENTAはビッグブートで迎撃してコーナー上からトルネードスタンガン。さらにコーナー上からダイビングラリアットを叩き込み、ローキック、ミドルキック、ソバットを織り交ぜたキックのラッシュからフィッシャーマンバスター。KENTAは「テツヤぁ、テツヤぁ」と挑発して内藤にエルボーを打たせ、これをキャッチしてDDT。KENTAは串刺しニーから串刺し低空ドロップキック。さらにコーナー上からダイビングフットスタンプ。
 KENTAはgo 2 sleepを狙うが、内藤はこれをスイングDDTでの切り返しを狙う。KENTAはこれを着地してファルコンアローで叩きつけると掌底連打からバックブロー。内藤がこれをガードするとがら空きのボディへKENTAがソバットを叩き込み、内藤の髪を掴みながら顔面へゼロ距離ニーバッド。
 KENTAは内藤を担ぎ上げるが、内藤は一瞬の隙を突いてリバースフランケンシュタイナーで頭頂部から突き刺すとKENTAの腕を取ってダウンするまで首にバックエルボーを連打。さらにKENTAをコーナーに上げて雪崩式フランケンシュタイナーで放り捨ててからグロリア。さらにデスティーノを狙っていくが、KENTAがこれを耐えて内藤をグリーンキラーで突き刺す。
 KENTAは距離をとってブサイクへの膝蹴りを叩き込み、顔面への張り手連打からgo 2 sleepを放つが、跳ね上げられた瞬間に内藤がKENTAの首をとってクイック式とも呼べる変形デスティーノ。内藤は正調デスティーノを狙うが、KENTAは振り払ってバックブローを連打。内藤は延髄斬りからバレンティアで突き刺し、デスティーノの体勢に入るも、KENTAがこれを一瞬の隙を突いての首固めで3カウント。
 これによりSANADA、EVILとの直接対決に敗れている内藤の優勝が完全に消えた。

<試合後コメント>
KENTA
「(いつものカメラマンを見つけ)やっぱり君だったんだ!! 約束……二人の約束守ってくれたんだ。なんで返事してくれないの……? 約束守ってくれたんだよね?(※カメラがうなずく動きをみて笑顔で)ああ良かった……良かった。君おぼえてるかな? 去年の11月……だったかな。去年の大阪で俺とTOMOがやった時、勝ったのTOMOって、俺が勝ったのに勝ったのTOMOって聞いたら大きく“うん”って頷いてたよね。あれおぼえてる? あれ地味にショックだったから。今日勝ったのTETSUYA?(※カメラが首をふるのを見て)やっぱ君がいてくれたおかげだ。最近でもすっかりあの……あの太ってるやつの事もやっと、やっと頭の中から抜けきれた。消えてきたから、でもやっぱたまに白米食べてるとちょっと思い出しちゃう。あいつ“ゆかり”かけてたから。ゆかり派だからあいつ。まあ結局……今日はね、しゃべれないよ、そんな。TETSUYAだって、TETSUYA……TETSUYAまじ生徒にあんな、あんな教師……ちょっと頭回らない。……つまり俺が結局、何が言いたかったかっていうと『今シリーズここまで、一緒に戦ってくれてありがとう!』ちょっとゴメン、今のナシで、カット! こんだけ毎日やったらスベる時もあるっつーの!」

内藤哲也
「(膝をついて)ああ、クソぉ! クソッ! これでメインの結果がどうなろうと、俺はもう優勝決定戦に上がれない? これじゃあさあ、これじゃあ、1勝もできてない選手と一緒だから。この『G1 CLIMAX』は全員が優勝目指しているわけで、優勝以外の選手はハッキリ言ってみんな横一線だからね。このシリーズ、緊張感持ってやってきたけど、これで全部パーか。メインイベント、EVILvsSANADAの最高のお膳立てをしちまったな。今、たった今、脱落が決定したこの瞬間にね、この『G1 CLIMAX』を振り返るつもりもないし、今日の敗戦はショック以外何もないな。ちょっと言葉が見つからないよね。情けない結果になっちまったぜ、カブロン!」

第6試合


 ゴングが鳴るとEVILは組み合わずに場外へエスケープ。SANADAはリング内からじっとEVILを見下ろす。
 EVILはゆっくり間を取ったあと一転して素早くリングインするとEVILを狙うが、SANADAは冷静にEVILを場外に放り出してプランチャのフェイント。一回転してリングに着地すると場内はSANADAに大喝采。
 EVILがリングインするとSANADAは足を刈ってパラダイスロックを狙うが、EVILは決まり切る前に下から蹴り上げて回避。SANADAがロープに飛ぶとセコンドのディック東郷が足を引く素振りを見せ、SANADAが振り返って東郷に睨みを効かせていたところへEVILが突っ込んできてラリアットでSANADAを場外に突き落とす。
 EVILは場外鉄柵にSANADAを叩きつけ、リングの下から取り出したパイプイスを重ねてその上にブレーンバスター。SANADAが苦しんでいる間にEVILはリングに戻ってコーナーマットのヒモを緩め、SANADAがリングに戻るとボディスラムから踏みつけフォールもレフリーはカウントを取らず。EVILは逆転を狙うSANADAのドロップキックもすかして場外に放り出すと、東郷が場外でSANADAを暴行してからリングに放り込む。EVILはSANADAに逆片エビ固めを仕掛け、SANADAがブレイクするとロープへ飛んでいくが、SANADAは低空ドロップキックでヒザを打ち抜き、即座にバックドロップ。
 SANADAはEVILの突進をリープフロッグでかわしてドロップキックを叩き込み、場外に逃れたEVILへプランチャで追撃。EVILが倒れている間にSANADAは東郷をリングに入れ、命乞いする東郷へパラダイスロック。そしてEVILがリングに戻ってくるとSANADAはEVILもパラダイスロックで固めて2人を横に並べ、2人へ同時に低空ドロップキック。
 SANADAはTKOを狙うが、EVILは髪を掴んで着地するとSANADAの足をレフリーに持たせ、がら空きのボディへトラースキック。さらにフィッシャーマンバスターからラリアットを放っていくが、SANADAはこれをひらりとかわしてエプロンに出るとスワンダイブ式ミサイルキック。さらにドラゴンスリーパーで捕らえ、EVILがリバースしようとするとEVILの足をロープに引っ掛けてマジックスクリュー。そして普段は見せないタイガースープレックスホールドを見せるもカウントは2。SANADAは再びドラゴンスリーパーに捕らえ、スイングしてからコーナーに上ってラウンディングボディプレスを発射も、EVILが回避したため自爆。
 EVILはいつの間にか東郷が外していたコーナーマットを背に立ち上がり、突っ込んできたSANADAを自爆させ、さらに背中から金具むき出しのコーナーに叩きつけてからバックブリーカー。さらにコーナートップからの雪崩式ブレーンバスター、Scorpion Deathlockと腰への一点集中攻撃を畳み掛けダークネスフォールズ。さらにEVILでトドメを狙うがSANADAも掟破りのEVILを狙い、EVILが振り払ったところを組み付いてTKO。
 SANADAはラウンディングボディプレス式で組み付いてドラゴンスリーパーで捕らえ、Skull Endの体勢もEVILが決まる切る前に抜け出してEVILの体勢。SANADAはアサイDDT式でSkull Endに入って絞り上げ、EVILがギブアップしないと見るや背中、正面へのラウンディングボディプレス連発と必勝パターンからフォールも、東郷が場外からレフリーの足を引いてカウントを妨害。
 怒り狂うSANADAを東郷がイスで殴打し、さらに顔面へナックルを連打。そしてEVIL&東郷がSANADAにマジックキラーを叩き込むと、放送席で解説を務めていた高橋ヒロムがたまらずリングに飛び込み、東郷をトラースキックで撃退。EVILはヒロムにローブローを叩き込み、ヒロムにも東郷とともにマジックキラーで叩きつけヒロムを場外へ排除。
 ここでようやくレフリーが意識を取り戻すとEVILがSANADAの丸め込みを振り払ってラリアット2連発。さらにEVILを狙うがSANADAが耐えるとEVILはレフリーをひっつかみ、その隙に東郷がスポイラーズチョーカーでSANADAの首を絞め上げる。ヒロムが残る力を振り絞って東郷をトラースキックで排除すると、SANADAはEVILのラリアットをかわして起死回生のオコーナーブリッジで3カウント。
 この結果を受け、内藤、SANADA、EVILが12点で並ぶも、直接対決で2人に勝利しているSANADAの優勝決定戦進出が決まった。

 3連敗からの6連勝と怒涛の追い上げでブロック制覇を決めたSANADAは、カメラを指差しながらウィンクで喜びを表し、マイクを取る。

SANADA「G1 CLIMAX、優勝決定戦に進出したので、アレ……やりますか。みなさんの応援と、後押しのお返しに、この光景は俺からのギフトだよ。明日、G1の歴史にSANADA名を残してやるよ。おい両国!シーユートゥモロー!」
 
 SANADAはなんとか復活したヒロムとグータッチを交わしてから退場していった。

<試合後コメント>
SANADA「明日、決勝戦で、SANADAがプロレス界の希望になってやるよ(と言うと、アナウンサーより『相手は飯伏選手ですが?』という質問を受けるが、答えずに無言で左手を上げて控室へ)」

EVIL「レフェリーおまえ誰かに買収されてるのかこの野郎オイ!! 明らかなる不正だろオイ! テメェは正義の欠片もねぇな! そしてSANADA……おまえこんなんで勝ったと思うなよオイ! テメェ不正だからな、こんなんで勝ったと思うなおぼえとけこの野郎!!」

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