金網6WAY戦を前にドリームゲート王者のEitaが仲間から思わぬ裏切りを受け一転窮地に!

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 9日、東京都・後楽園ホールにてDRAGON GATE『STORM GATE 2020』が開催され、R・E・DのビッグR清水が金網サバイバルマッチのナンバーチェンジマッチに勝利。R・E・Dの首魁たるEitaに最も不利な入場順を押し付けた。

 金網サバイバルマッチとは、DRAGON GATEが2008年に実施して以降ほぼ毎年開催されている試合形式であり、ユニット間や選手間に生じた遺恨を決着させるために行われることが多い変則バトルロイヤル戦。
 選手たちが金網に囲われたリング内で闘い、金網上部に設置されたフラッグを奪取した選手からエスケープすることが出来、最後までフラッグを取れずにリングに残った選手が敗北。出場選手たちは試合前に設定されたそれぞれの“リスク(罰)”を背負い、敗北や一定の条件を満たしてしまった場合にはリスクを負うこととなる。

 現在のDRAGON GATEでは、ウルティモ・ドラゴンの入団から様々な選手の思惑が交錯し、ユニットを超えた闘龍門世代vsDRAGON GATE世代vsR・E・Dという世代間闘争の三軍抗争を中心に展開。
 無観客試合期間を含めた数ヶ月あまりで王座をめぐる争いや、人間関係のもつれからの裏切りなど各選手がそれぞれの因縁を深めており、7月の後楽園ホール大会では、吉野正人vsYAMATOvsKAIvsEitavsビッグR清水vsB×Bハルクの金網6WAY戦の開催が決定。
 この日は9月21日に迫った大田区総合体育館大会での金網6WAY戦に向け、勝者が自分または対戦相手の入場順を変更することが出来るナンバーチェンジマッチが行われた。


 試合は金網戦の入場順の奇数組、偶数組でチーム分けされたYAMATO&Eita&ビッグR清水vs吉野正人&B×Bハルク&KAIの6人タッグマッチとなり、普段は味方であるR・E・D勢やYAMATO&KAIが敵味方に別れたことで試合は混乱。
 自身の勝利のために普段の仲間を攻撃するなどの試合が展開される内に仲違いが生じ、自身の因縁にこだわるあまりこの試合でのチームの味方に攻撃をする選手も出るなどリング上は混迷を極めたが、最後まで連携を貫いたEita&清水が試合の主導権を握り、最後は清水がウルティモ・ドラゴン校長のように天を指差してからのウルティモ式マヒストラルで吉野から3カウント。

 金星を挙げてナンバーチェンジの権利を得た清水はEitaとともに大喜びするが、Eitaが自身が有利になるようなナンバーチェンジを要求すると「キミの気持ちはわかるけど、もうちょっと待ってよ」と尊大な態度を取り始める。
 続いて、ハルク、KAI、YAMATOが清水へ自身が有利になるナンバーチェンジを懇願。そしてキャリア最年長の吉野が「清水さん……いや!清水様!」とひざまずいてまで清水に救いを求めると闘龍門世代のベテランたちも「清水様!」と頭を下げるが、清水はさらに増長しながら全ての要求を却下。

 そして清水はなんと吉野の6番とEitaの3番のチェンジを宣言。
 仲間の清水から最も不利な入場順を押し付けられたEitaは激怒して清水に殴りかかるが、清水はへらへらと笑いながら「どうせやるんだったら、これくらいメチャクチャにしたほうが面白いでしょ?大丈夫!先に俺が抜けて、そのあとハルクが抜けて、ちゃんとR・E・DでEitaのことサポートするから。大丈夫大丈夫!」とEitaのサポートを約束。

 試合後、Eitaは辺りのものを蹴散らして激怒しながら「オイ清水!頭イっちまったか?俺6番だぞ?試合が始まって何分後だ?それまでお前残っとけ!」と吐き捨てて去っていった。

 現オープン・ザ・ドリームゲート王者のEitaだが、寝耳に水で仲間から背中を撃たれる形となり金網戦で一転窮地に。
 清水は宣言通りにハルクとともにEitaをサポートするのか、もしくは他に思惑があるのか。すべての答えは9月21日の大田区総合体育館での金網6WAYマッチで明らかになる。

<各選手リスク>
吉野正人(闘龍門世代) 入場順:6番→3番
1.丸刈り
2.2020年いっぱいで引退予定のところを即引退
3.土井成樹と引退試合

YAMATO(DRAGON GATE世代) 入場順:5番
1.年内大会で試合前のプロレス講座を担当
2.コスチュームを白ブリーフ&バスローブへと変更
3.髪型をストレートヘアにする

KAI(DRAGON GATE世代) 入場順:2番
1.DRAGON GATE世代追放
2.最初にエスケープした場合にはR・E・D加入

Eita(R・E・D) 入場順:3番→6番
1.DRAGON GATE世代へ加入
2.最初にエスケープした場合にはDRAGON GATE世代とドリームゲート王座戦を行う

B×Bハルク(R・E・D) 入場順:4番
1.リングネームを石原輝政(本名)に改名
2.望月成晃率いる『望月道場』へ加入

ビッグR清水(R・E・D) 入場順:1番
1.R・E・D追放
2.角刈り
3.かつてのリングネーム『リョーツ清水』へ再改名

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