【試合詳細】7・20 新日本プロレス後楽園ホール大会 EVIL&ディック東郷&石森太二vs高橋ヒロム&内藤哲也&BUSHI 棚橋弘至&飯伏幸太&永田裕志&マスター・ワトvsタイチ&ザック・セイバーJr.&鈴木みのる&金丸義信 オカダ・カズチカ&後藤洋央紀vs外道&高橋裕二郎

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

『NEW JAPAN ROAD』
日程:2020年7月20日(月)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:482人(札止め)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
○小島聡/天山広吉
10分26秒 ラリアット→片エビ固め
●上村優也/辻陽太

▼8人タッグマッチ 20分1本勝負
真壁刀義/本間朋晃/田口隆祐/●ゲイブリエル・キッド
11分59秒 横入り式エビ固め
[CHAOS]石井智宏/○矢野通/YOSHI-HASHI/SHO

▼タッグマッチ 30分1本勝負
[L.I.J]鷹木信悟/○SANADA
12分40秒 Skull End
[鈴木軍]エル・デスペラード/●DOUKI

▼タッグマッチ 30分1本勝負
[CHAOS]オカダ・カズチカ/○後藤洋央紀
11分47秒 GTR→片エビ固め
[BULLET CLUB]●外道/高橋裕二郎

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
棚橋弘至/飯伏幸太/永田裕志/●マスター・ワト
12分5秒 タッチアウト→片エビ固め
[鈴木軍]タイチ/ザック・セイバーJr./鈴木みのる(パンクラスMISSION)/○金丸義信

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
[L.I.J]高橋ヒロム/内藤哲也/●BUSHI
14分2秒 EVIL→エビ固め
[BULLET CLUB]○“キング・オブ・ダークネス”EVIL/ディック東郷(みちのく)/石森太二

新日本が約5ヶ月ぶりの有観客後楽園大会を開催!EVILがL.I.J軍に完勝しヒロムへ「EVILは名古屋まで取っておいてやる」と不敵の笑み!金丸がワトを相手にタッチアウトを解禁!

第1試合


 5ヶ月ぶりに観衆を入れての後楽園ホール大会が開催。
 第1試合は小島と辻の対面でゴングが鳴ると、ロックアップからの腕の取り合いからヘッドロック、ショルダータックルのぶつかり合いとなり、小島が辻をなぎ倒して大胸筋をピクピクと震わせてアピール。両者タッチ。
 天山と上村の対面となると腕の取り合いからヘッドロック、天山がグラウンドに持ち込んで首を取っていくと上村は腕を取りながら丸め込み、天山がキックアウトすると逆水平チョップ。上村も真っ向からチョップで打ち返していき、エルボー合戦に発展するも天山がモンゴリアンチョップでこれを制すると、小島が入ってきて天山がモンゴリアンチョップ、小島がエルボー、ダブルのショルダータックルを見舞って小島にタッチ。
 小島はスイングネックブリーカーから連続しての体固め。天山にタッチ。
 天山はストンピング連打からコーナーに押し込んでチョップやヘッドバッドを連打。さらに「クソガキ!」と叫んでの串刺しボディスプラッシュからブレーンバスター。これは辻がカット。上村はエルボー連打から天山のヘッドバッドでもひるまずドロップキックを見舞って辻にタッチ。
 辻はテンコジをそれぞれショルダータックルで吹き飛ばし、天山をコーナーに振って串刺しジャンピングエルボーからドロップキック。さらにブレーンバスターで叩きつけて逆エビ固めを狙うが、天山が下から顔面かきむしりで脱出。辻は天山をロープに振ろうとするが、天山が振り返してマウンテンボム。小島にタッチ。
 小島は辻にコーナーでマシンガンチョップから「いっちゃうぞバカヤロー!」と叫ぶも、辻は暴れて脱出し上村にタッチ。
 上村は串刺しランニングバックエルボーから小島のお株を奪うコーナーチョップ。さらに串刺しバックエルボーからショルダータックルで吹き飛ばし、かんぬきスープレックスを狙うものの、天山がカットすると上村がダブルドロップキックでテンコジを吹き飛ばす。上村は小島を逆エビ固めで捕らえると、天山がモンゴリアンチョップでカットに入るが、上村は気合で離さず。辻が天山をスピアーで撃退すると、上村はジャーマン・スープレックスを狙うが、小島はDDTで切り返すとコジコジカッターの体勢も、上村はこれを切り返して腕を捕らえ、かんぬきスープレックス。上村はエルボー連打からロープに飛ぶが、小島がカウンターのラリアットを叩き込んでカウント3。

<試合後コメント>
天山広吉
「ヤングライオン、元気いいわ! あいつらいいね。上村も辻も遠慮なくバンバン来て、グラっと来たよ。でもね、あいつらに負けない、なんだろう? もうテンコジの世界に入ったら、あいつらなんか、まだまだ俺らの壁っていうのは分厚い。越えられない、壊せない壁でなきゃいけない。テンコジが新日本プロレスでこうしてタッグ組んでいる。もう何十年ってやってるけども、どんな若手であろうが、ベテランであろうが、中堅であろうが、俺らのペースに引きずり込んだら、てめえらは何もできないって。まあ、久しぶりにちょっといい汗掻いて、若手のヤングライオン、辻も上村もバッチリ。もっともっと突き上げてこいって。俺らに遠慮なんてすんなって。ガンガン来いよって。(小島を見つけて)ありがとう、コジ!」
小島「ありがとうございました(と言って、天山と握手)。この間の無観客試合とは違うプロレス。そして、いつものお客様が超満員で迎えてくれるのとは違うプロレス。今日は多分特別なプロレスだったと思う。こういう状況じゃなきゃ逆に味わえない。そういうプロレスだよ。それはお客さんにとっても貴重だと思う。そして、その空間でプロレスをしている俺たちは本当に貴重だと思っている。こういう時間は本当にそうそう訪れることはないから、プロレスラーとして貴重な時間に立ち会えてうれしく思います。これから未来を支えるああいう2人と試合ができたのもうれしく思うし、とにかくプロレスラーとしてこうやってやっていること、本当に普通じゃない時間だと思うよ。この2020年の夏? いつもだったらもっともっと違う空間でやっている。けど、俺にとってはどの空間も、するプロレスは一緒だから。どんなプロレスもずっと同じ。そうやって貫いてきた。だからこそ今日もたくさんの拍手をもらったんだと思います。ありがとうございました」

辻陽太
「今まで俺と上村以上のヤングライオンがいたか? いないよな。俺と上村は今までで最高なヤングライオンだ。仮に今はそうじゃないとしても、これから俺と上村で史上最高のヤングライオンになってやる。そして、俺と上村、新日本プロレスのヤングライオンはこれから新日本をもっと大きくする。俺たちは未来だ!」
上村「今日はヘビー級の世界一有名で、世界一カッコいいタッグチームとやって、結果は今日も負けてしまったんですけど、まだまだ得られるものが先輩たちからあるんだと今日も感じました。次は名古屋のシングルマッチ、石森さんとやります。2月に後楽園でやって、そん時はあっさり負けてしまったんで、今回は粘って、最後まで粘って、もちろん勝ちます。よろしくお願いします。ありがとうございました」

第2試合


 田口とYOSHI-HASHIの対面でゴングが鳴ると、腕の取り合いからヘッドロック、グラウンドでの首の取り合いなど素早い攻防を展開し、YOSHI-HASHIが田口の後頭部へのエルボーを連打してから逆水平チョップ。さらにロープに飛ぶが、田口がYOSHI-HASHIの背中を押して往復させるとヒップアタックでカウンターを入れて本間にタッチ。
 本間とゲイブはダブルのショルダータックルを見舞うと、本間がYOSHI-HASHIにエルボー連打。YOSHI-HASHIは逆水平チョップで反撃し、ソバットからショルダータックル。石井にタッチ。
 石井は本間に逆水平チョップを打つよう挑発し、正面からチョップの打ち合いに。石井が連打で一度は打ち勝つも、本間は両腕を突き上げて雄叫びを上げダブルチョップでなぎ倒すと小こけし。これは回避されるものの、田口が飛び込んできて電動こけし。田口のアシストを受けた本間が救出に来ていたYOSHI-HASHIへ小こけしを見舞い、真壁とゲイブも入ってきて4人で石井へトレイン攻撃。田口監督が腕をぐるぐると回してトレイン攻撃を往復させ、観客席の方へごきげんな様子でアピールするが、本間の攻撃はかわされてしまい、リング上はCHAOSの面々が田口を無視して本間へトレイン攻撃を見舞う。ようやく田口が振り返って状況に気づくと、天を仰いで笑いながら「困ったな」とYTRポーズも、矢野のガットショットからSHOのソバット、YOSHI-HASHIがケツへ低空ドロップキックを見舞って撃退し、石井が本間に串刺しラリアットからSHOがドロップキック。
 SHOと本間の対面となると、SHOが腕を取りながら左右のミドルキックを見舞い、側頭部へトラースキック。さらにブレーンバスターを狙うが、本間が耐えるとSHOがロープへ飛ぶが、本間がカウンターのロケットこけし。真壁にタッチ。
 真壁はSHOをショルダータックルでなぎ倒すと、救出に入ってきたYOSHI-HASHIにもショルダータックルを見舞い、SHOに串刺しラリアットからコーナーでテンカウントパンチ。さらにノーザンライトスープレックスホールドからラリアットを狙うが、SHOがかわして「来てみろオラ!」とエルボー合戦を要求。両者互角に打ち合うと、SHOがジャンピングニーからスピアーを見舞い、矢野にタッチ。
 矢野はコーナーマットを外すと真壁を金具むき出しのコーナーに叩きつけようとするが、真壁はこれをかわしてローリングラリアット。ゲイブにタッチ。
 ゲイブは矢野へエルボー連打からショルダータックルを見舞うも、矢野は倒れず耐えてサミング。しかしゲイブは怯まずもう一発ショルダータックルを見舞って矢野をなぎ倒すと救出に来たYOSHI-HASHIをボディスラムで叩きつけ、矢野にドロップキックから逆エビ固めへ。ここに石井が飛び込んでくると逆エビ固めを解除して石井をエルボーで迎撃するも石井がショルダータックル。その石井を本間がブレーンバスターで叩きつけ、GBHの2人が矢野にサンドイッチラリアット、田口がスワンダイブ式ミサイルヒップ、ゲイブがスクールボーイから逆エビ固め。矢野が必死にこれをブレイクするとゲイブはロープへ走るが、矢野はマンハッタンドロップで迎撃し、シーソーホイップで金具むき出しのコーナーに叩きつけ、ローブローからスクールボーイで3カウント。

<試合後コメント>
真壁刀義&ゲイブリエル・キッド
「あー、再開一発目がこれか。何でもやってんだろう、アイツら。急所攻撃もやってんだろう。バッカ野郎、オマエ! レフェリーのブラインドを突いた、それがうまいって、ふざけんじゃねぇバカ野郎! ただそれをよぉ、ハッキリ分からせねぇとダメだな、アイツらに。俺たち言っとくけどよぉ、合同で戦うことはあっても、味方じゃねぇからよ。そこんとこハッキリさせてやるよ」
ゲイブ「(※控室に戻ろうとした真壁に)マカベサン! (真壁に向かって)大阪城ホールではマカベサンとホンマサンとのチームコジマサン、ナガタサン、タグチサンのチームに立ち向かった。試合後のあなたのコメントを見た。俺のことを試合に負けてはしまったけど、結果を残したと評価してくれていた。自分のせいでチームが負けたことが悔しくて、今日は絶対に俺が勝ってやると意気込んでいた。
真壁「いつもその調子でいけ!」
ゲイブ「でも今日はまだまだだった。もっともっと練習して強くならないと」
真壁「俺たちチームの強さを思い知らせてやったな。フ〇ックCHAOS!」.
ゲイブ「名古屋であなたに俺の本当の強さを証明してやる」
真壁「そうか?」
ゲイブ「ツジ、イシイサン、ヤノサン、俺のチームがマカベサン、ホンマサン、タグチさん、コジマサンのチームを迎え撃つ。あなたは俺の本当の強さを知ることになる」
※真壁の眼前に立ち、人差し指を指してコメントするゲイブリル
真壁「そうか?」
ゲイブ「だからあなたもその気で向かってきてくれ。TVで見せるようなフレンドリーな真壁さんじゃなくて、2010年の中指を立てて尖っていた頃のあなたで俺にぶつかってきて欲しい。その真壁さんから認められないと意味がないんだ。お願いだ!当時の荒々しいあなたをもう一度俺に見せてくれ! 必ずだ!」
真壁「聞いたか? 俺の一番怖ええ、スゲーときを知ってんだ、アイツは。何でか分かるか? イギリスのリングで、あの野郎、見てんだと、俺のことをよ。その後にチェンジしたろう。新日本もプロレス界も全部チェンジしたろう。そのことを見せてくれとよ。あぁ? オイ、見せたらどうなるか分かってんだろうな。やってやらぁ!」

本間朋晃
「ゲイブが、『チェンジ』『チェンジ』って、分かってんだよチェンジは! チェンジしなきゃならねぇのは俺だって一番分かってんだよ。俺が変わんなかったら、何も始まんねぇ。石井! とにかく俺は、石井しか見えない。石井に取っちゃ俺なんか全く眼中にねぇかもしんねぇ。でも俺は、石井、オマエを追っかける。ずっとずっと追っかける。そして、勝つのは俺だ! 追う者の強み、見せてやるよ! チェンジしてみせる!」

田口隆祐
「みんな、『チェンジ』『チェンジ』ということですんで、私は、これまでと変わらずにやっていきたいと思います。成長も、変化もなく、これまで通り、変わらずやっていきたいと思いますけども、まぁ、こういう状況ですので、このままでいいのか、また新しいものにしなくちゃいけないのかと迷ったんですけども、ハッキリ分かりましたんで、変わらずにやっていきたいと思います。このまま10年間、変わらず頑張っていきたいと思います。まぁ、『田口は変わらないな』というものを見せていきたいと思います。よろしくお願いします!」

YOSHI-HASHI&SHO
「前回の後楽園、『NEW JAPAN CUP』でケガしちゃって大阪行けなかったから、今日、初めてお客さんが入っての試合、やっぱりよかった」
SHO「ハイ」
YOSHI-HASHI「YOHは俺と違って大きいケガしちゃったけど、でも俺も前、神戸でケガしちゃって、ちょっと欠場しちゃったけど、でも休んでるときっていうのはね、それはそれで……よくないことだけど、何か感じるものはあると思うから。またリング上でね、YOHのね、心地い風を浴びたいなって、今日、リング上で思ったね。っしゃ、次、行くから」
SHO「いつもね、控室にYOHさんがいて、ロッキーさんもいて、緊張しいの俺をいつも和ませてくれてたんだけど、今はそういうわけにはいかない。それもまた一つ、自分自身、成長しなきゃいけないところ。だから、この機会、それもメンタル(※胸を指差す)、大事な大事な、俺の弱いメンタルをね、YOHさんがいない間に鍛えて、YOHさんが帰ってきたら、もっと強くなった俺と、組んだり、そして戦ったりしたい。だから、俺も強くなるし、だからこそYOHさんも回復、そして超回復、ガッチリ強くなって帰ってきてほしい。
久しぶりの後楽園でお客さんの顔を見れて、やっぱり力になるよ。目が合うと、頑張れる。そして、次の『SENGOKU LORD』、ジュニアのチャンピオン、高橋ヒロムが(IWGP)ヘビー、そしてインターコンチに挑戦か。あー……キャリアもそんなに離れてない。そして同い年。俺もそんな、心から『おめでとう』って(※パチンと手を叩く)祝福できるほど、人間できちゃいねぇんで、悔しさしかねぇよ。俺も、その位置に、必ず行ってやるよ」

第3試合


 デスペラードは鷹木から強奪したNEVERのベルトを首から下げて入場し、リングインすると座禅を組みながら拝むという鷹木のポーズを真似て挑発。これに激怒した鷹木が急襲してゴング。
 鷹木がマウントを取りながらエルボーを連打し、マスクに手をかけていくがデスペラードはエルボーで反撃し両者エルボーの打ち合いに。デスペラードはサミングを見舞うも、鷹木はコーナーに降ってナックルとチョップの連打。DOUKIが救出に入ってくるとDOUKIもコーナーに振って往復串刺しラリアットを見舞い、鷹木がデスペラードをボディスラムで叩きつけてSANADAにタッチ。
 SANADAはデスペラードのブートをキャッチしてパラダイスロックを狙うが、デスペラードが下から蹴り上げて脱出するとSANADAはスワンダイブ式の攻撃を狙うが、場外からDOUKIが足を引いてSANADAを引きずり落とし、4人で場外戦を展開。デスペラードは観客席になだれ込んでイスで鷹木のヒザを殴打。
 リング上ではDOUKIがSANADAの首を絞めあげてデスペラードの帰還を待ち、2人でスパインバスター。さらにデスペラードがDOUKIをカサドーラの形で持ち上げてからDOUKIがセントーンを見舞う合体技。デスペラードはSANADAを踏みつけながら未だ場外でヒザを押さえて倒れ込んでいる鷹木を挑発してからDOUKIにタッチ。
 DOUKIはSANADAの首を絞めあげ、ブレーンバスターを狙うもSANADAが逆にブレーンバスターで投げ返し、ようやく戻ってきた鷹木にタッチを求めるが、デスペラードがSANADAの足を引いてリング中央に引き戻すと鷹木へ「残念でしたぁ~」と挑発。デスペラードがSANADAにビンタを見舞ってロープへ飛ぶが、SANADAは低空ドロップキックでヒザを撃ち抜いて鷹木にタッチ。
 鷹木は片足を引きずりながらデスペラードをショルダータックル、ニーリフト、ブレーンバスターからスライディングラリアットを放つが、デスペラードはこれをかわして金的蹴り。「残念でしたぁ」と挑発しながらマンハッタンドロップを見舞い、マフラーホールド。鷹木がブレイクすると足4の字固めの体勢も、鷹木が暴れて脱出するとスパインバスターからヌメロ・ドスで固めるが、鷹木は強引にロープブレイク。デスペラードはピンチェ・ロコを狙うが、鷹木が振り払うとデスペラードはエルボー。鷹木もエルボーで応戦し、両者バチバチと打ち合いに。鷹木はショートレンジラリアットでデスペラードを怯ませると左右のエルボー、ナックル、ショートレンジラリアットを見舞ってSANADAにタッチ。
 SANADAはデスペラードの串刺し攻撃をエプロンへひらりと脱出してかわし、スワンダイブでリングインしてロープへ飛ぶが、リング下からDOUKIが足を引いて倒すとデスペラードがDOUKIにタッチ。
 DOUKIは串刺しラリアットからブレーンバスターを狙うが、SANADAが着地。DOUKIは振り向きざまのソバットから延髄斬り、土遁の術を見舞い、デイブレイクで追撃。さらに地獄突きから串刺し攻撃を狙うが、ここに鷹木が飛び込んできて追走ラリアットからSANADAがドロップキック。デスペラードがカットすると鷹木が排除。SANADAがドラゴンスリーパーを狙うがDOUKIは首固めで対抗。さらに組み付いていくがSANADAはTKOのフェイントからドラゴンスリーパーに入り、リング中央でSkull Endに捕らえるとDOUKIはたまらずタップアウト。
 ヒザに大ダメージを負いながらもデスペラードに食って掛かる鷹木だったが、デスペラードはへらへらと笑いながらこれをいなすと、NEVERのベルトを手に取り「預かっとくぞ。挑戦受けてやるから25日、逃げんなよ」と挑発しながら去っていった。

<試合後コメント>
エル・デスペラード
「(NEVERのベルトを持って現れて)素晴らしいね。鷹木……なんだっけ? 信悟、鷹木信悟! そうだ鷹木先生、鷹木先生って言ってるから、名前忘れちまったよ。体育教師みてえじゃん。ホイッスルとさ、ストップウォッチ持たせろよ。なんかギャーギャーギャーギャーうるさいし、口開けば文句しか言わねえな、あいつは。なんだ、おい。人のことを持ち上げて気持ち良くして、いい試合しようという気はないのか? 俺のことをディスり続けていると試合がしょっぱくなるぞ。俺は褒められないと伸びないんだよ」

鷹木信悟
「(足を引きずりながら現れ、ペットボトルとトレーニング用のチューブを叩きつけて)ふざけんなよ! おい、新日本プロレス! おかしいだろ。いつから試合ではなく、ベルトを奪った奴がチャンピオンになるシステムになったんだ、おい! 誰がどう見てもおかしいだろう、おい! 何がやりたいかさっぱりわかんねえや。デスペ……デスペラード! お前、何がやりたいか、さっぱりわかんねえよ! ただよ! 一つわかっていることは、おい、デスペ! 7.25の愛知では絶対逃さねえからな。おい、これは新日本にも言っとくぞ! マスコミにも言っとくぞ! 何が起きても文句言うなよ。トコトン、俺は潰すからな。おい、何をやられても、デスペ、絶対文句言うなよ。必ず! 地獄に落としてやるよ」

第4試合


 突如因縁が生じたオカダと裕二郎の対面に注目の集まるタッグマッチ。
 裕二郎がオカダを挑発するとオカダが先発で出ていき、両者の対面でゴング。両者はリングを周りながら睨み合うが、裕二郎は一度も触れ合うこと無く外道にタッチしてオカダを苛立たせる。
 オカダが場外に降りた裕二郎へリング上から詰め寄ると外道が背後から一撃入れるも、オカダはノーダメージ。外道は「ノー!ノー!ノー!シェイクハンド!」と命乞いしながら握手を求めるが、オカダの答えはエルボー連打からのスライディングキック。外道が場外に逃げ出すと後藤が即座にリング内へ放り込んでタッチを受ける。
 後藤はストンピング、バックエルボーと痛めつけていくが、外道はサミングで抜け出してナックルを連打。後藤がロープへ飛ぶと裕二郎がエプロンからキックを見舞い、後藤が裕二郎に詰め寄ると裕二郎はロープを使ったチンクラッシャー。オカダが飛び込んでくると裕二郎はラリアットでオカダを場外に排除し、鉄柱を使ったラフファイトなどで痛めつける。
 その間に外道はコーナーマットを外すと後藤を金具むき出しのコーナーに叩きつけて裕二郎にタッチ。
 裕二郎は後頭にエルボードロップ、ギロチンドロップ、ヘッドドロップと連撃し、後藤にスライディングキックを見舞うかと思いきやコーナーに控えるオカダに一撃。後藤を金具むき出しのコーナーに叩きつけると外道にタッチ。
 外道は後藤の頭頂部にエルボースタンプを落とし、ロープにくくりつけながらナックルを連打。
 裕二郎に代わると、後藤がビンタを連打していくが、裕二郎は後藤をロープにくくりつけて顔面へビッグブート。さらにフィッシャーマンを狙うが、これを耐えた後藤がラリアット。オカダにタッチ。
 オカダは裕二郎のブートをかわしてランニングバックエルボー。観衆に向けて「盛り上がってますか~!?」と叫んで串刺しジャンピングバックエルボーからのDDT、さらにリバースネックブリーカーを狙うが裕二郎はこれを脱出すると足を引いて倒しスライディングキックからフィッシャーマンバスター。さらにマイアミシャインを狙うが、着地したオカダがツームストンパイルドライバーを狙う。裕二郎がこれをかわしてコーナーに振るが、オカダは突っ込んできた裕二郎を担ぎ上げてリバースネックブリーカー。両者タッチ。
 外道は後藤にサミングからチンクラッシャー、トラースキックと放つが、後藤が額でナックルを受け止めてラリアットでなぎ倒し、村正からバックドロップ。続けて牛殺しを狙うが、外道が着地してサミング。さらに金具むき出しのコーナーに振ろうとするが、後藤が逆にそこへ叩きつけ、裕二郎が入ってくるとオカダがドロップキックで撃退。その間に外道がこっそりとメリケンサックを装備するが、これを見抜いた後藤が拳を踏みつけてこれを外すと牛殺しからのGTR。後藤がこれで3カウントを奪った。

<試合後コメント>
後藤洋央紀
「(※カメラを指差し)いつでも、最前線で戦う準備はできてるよ」

オカダ・カズチカ
「まぁ……気合い入ってんじゃないの、裕二郎さん。まぁね、俺はどんだけアナタに乱入されようが、言い訳はしませんよ。乱入されても勝つこともあるし、アナタが乱入して勝てなかった、それだけ。ただね裕二郎さん、アナタ、『乱入屋』で終わっていいの? 俺を、アナタのところまで引きずり下ろす? 上がって来いよ! アナタが上がってきてくれたら、もっと新日本プロレス、盛り上がるよ! まぁこんなこと、あんまり言いたくないけども、僕も裕二郎さんも、2004年デビューですね。飯伏さんも、鷹木信悟もそうですよ。裕二郎さん、アナタ、僕たちと同じレベルになってますか? なってないよね。でも、なれるだけのもの、持ってますよね? 俺は、横に女の子つけてヘラヘラしてる高橋裕二郎なんて見たくないんだ。堂々と、バチバチやり合う高橋裕二郎……BULLET CLUBで好き放題反則やればいいよ。ただ、強くて、ワクワクさせてくれる高橋裕二郎、名古屋でお会いしましょう」

第5試合


 タイチが歌いながらゴールデン☆エースにベルトを見せつけ、歌が止むとともに鈴木軍が奇襲。
 各選手が場外に散っていく中、リング上では永田とみのるがエルボーで打ち合い、連打で打ち勝ったみのるがバックを取ってのスリーパーで速攻決着を狙うも、永田はバックドロップでの切り返しを狙う。みのるは身体を反転させてプレスすることでさらにこれを切り返し、PKを放つも永田は回避。永田もPKを放ち、みのるがこれを回避。両者距離を取ってタッチへ。
 棚橋とザックの対面となると、棚橋はヒザを気にしながらも力強くリング上で足を踏み鳴らして観衆を煽る余裕を見せ、ザックがフルネルソンで締め上げると腕力だけでこれを外してコブラツイストで締め上げる。グラウンドコブラからアキレス腱固めとザックの土俵での勝負を挑むが、ザックは膝固めからヒールホールドで切り返し、棚橋は慌ててロープへ。棚橋はエルボー連打からロープへ飛ぶが、エプロンからタイチが背中へミドルキックを叩き込み、タイチが棚橋の足を持ち上げたところへザックがヒザへのドロップキック。ザックは棚橋をニーロック、トゥーホールドで締め上げ、金丸にタッチ。
 金丸もヒザ攻めを受け継いてニークラッシャーからヒザへの低空ドロップキック、さらにみのるにタッチして2人でのレッグスプレッド。
 みのるは棚橋にじっくりとしたトゥーホールドを仕掛け、ワトがカットすると即座に金丸が突っ込んできて場外に排除。棚橋はエルボー連打で突っ張っていくが、みのるがヒザに蹴りを入れると棚橋は倒れ込む。
 タイチがタッチを受けると倒れた棚橋の顔面を蹴りつけていき、棚橋はエルボー連打で突っ張っていき、ブーメランアタックを放つもタイチにかわされヒザから着地してのたうち回る。タイチは不敵に笑いながらバズソーキックを放つも、棚橋はこれをキャッチしてドラゴンスクリュー。飯伏にタッチ。
 飯伏はタイチをミドルキックでなぎ倒し、救出に来たザックもフランケンシュタイナーで排除。飯伏はタイチにその場飛びシューティングスタープレスからコーナーに振って突っ込んでいくが、タイチはカウンターのブートから串刺しジャンピングハイキック。両者正面からミドルキックの打ち合いとなり、飯伏が連打で打ち勝つもタイチはソバット。飯伏も同じソバットでやり返すが、タイチは顔面へのフロントハイキックからデンジャラスバックドロップ。さらにアックスボンバーを放つも飯伏が回避してハイキック。両者タッチ。
 因縁が生じていたワトと金丸の対面となると、ワトが金丸のビッグブートをかわして左右のコンビネーションキックから裏拳。さらにロープへ飛ぶが、金丸がレフリーを盾にしてワトの動きを止めるとサミングからロープへ飛ぶが、ワトがカウンターのドロップキック。さらにスワンダイブ式のアッパーエルボー。永田、棚橋と入ってきてトレイン攻撃を見舞い、ワトがレッグラリアートからその場飛びムーンサルト式ヘッドバッド。さらにコーナーへ上がってRPPを狙うが、みのるがコーナーへ追いすがってコーナー上でフロントネックロックに捕らえながら引きずりおろし、スリーパーホールドで弱らせて金丸のスライディングキック+みのるのサッカーボールキックの同時攻撃。金丸はブリティッシュフォールからディープインパクトを完璧に決めてフォールも、金丸はカウント2で引き起こし、奥の手のタッチアウトを解禁して3カウント。
 試合後も両軍の勢いは収まらずリング内外でそれぞれの因縁深い相手とやり合い、みのると永田はセコンド陣が引き止めるのを振り払って打撃合戦を展開した。

<試合後コメント>
棚橋弘至&飯伏幸太&永田裕志
飯伏「やっぱ無冠になって、ベルトの力ではないけど、それだけではないけど、でもちょっとやっぱりベルトの力っていうのはあったのかもしれない。気持ち的な弱さがでたのかもしれないし、最後絶対助けられたのに助けに行けなかったし。なんですかね? こんなこと言うのおかしいですけど、東京のファンのみんなの前で試合ができて、そこは最高にいいです。ただ、無冠になったっていうのは悔しいんで、棚橋さん、もう一回、もう一回、何度でもチャレンジしましょう」
棚橋「そうだな、うん。飯伏の調子の良さ、試合の充実ぶりっていうのはもう隣で見ていてわかってる。ザックも言ってたけど、『飯伏はいいけど、棚橋はダメだ』と。『飯伏、挑戦したいんだったならニューパートナーを見つけてこい』。英語で言ってたけど、飯伏、俺、必ず調子戻すから。すぐな。すぐ戻すから」
飯伏「いや、大丈夫です」
棚橋「待っててくれ」
飯伏「絶対、タッグがシングルのベルトを超える。IWGPヘビーのベルトまで、そこまで絶対していくから。棚橋さんとやってきてるから」
棚橋「今、飯伏の仕事8、棚橋の仕事2だから。これを7:3、もしくは6:4に持っていけたら、もっとチームとして充実するから。そしてさ、試合と関係ないけど、後楽園ホールでお客さんに来てもらって試合して、もしかしたらだけど、俺がこの10年以上かけてやってきた少しずつ席を埋めていく、増えていく光景が、このコロナが収まってその先の1年、2年で倍速、3倍速、4倍速で見られるような気がします」
永田「わずか1カ月ちょいで景色がガラッと変わっちゃったね。鈴木みのるが俺を思いっきり見てる。こんな快感ない。ドンドン殴れ。殴れ。ただし、やり返される覚悟があるなら。なんか言ってましたか、彼は? なんか言いたいことがあったんじゃないのか? ハッキリ言葉で物を言ってみな。俺は逃げも隠れもしない」

マスター・ワト&天山広吉
ワト「金丸、金丸ーッ! こんなもんじゃねえぞ。やってやるからな、次は。金丸、ぶっ潰してやるよ。見とけよ。ふざけんな、バカ野郎!」
天山「ワト、あいつが次の名古屋でリベンジするって。絶対。俺もプッシュするからね。覚悟しとけ、オラ!」

鈴木軍
鈴木「おいおいおいおいおいおい! 永田ーッ! 永田よ、どこ行ったー! これで終わりじゃねえだろうな? 永田よ、もう一度殴らせろ。おい、永田、もう一発、もう百発、お前の首差し出せ。ぶち殺してやる。永田とシングルマッチ組めよ。これが王の望みだ。叶えろ。わかったか? わかったか……? わかったかーーッ!(TVカメラに向かって絶叫)」
金丸「おい、海外から帰ってきたかなんだか知らねえけど、そう簡単に行くと思うなよ? てめえの横にな、天山? いるかもしれねえけどよ、てめえの前には俺がいるからよ。忘れんなよ。まだまだ終わらせねえぞ、おい」
タイチ「なんだ、棚橋弘至? またやらせろってか? バカじゃねえの。おい、もう一回やらせろってどの口で言うんだよ。バカじゃねえの、本当に。どこにそんな権利があんの、お前らに? 完全に叩きのめされたんだよ。棚橋弘至、シングルでも勝てず、タッグでも勝てず。それでもう一回やらせてくださいって、どこにそんな権利があんだよ。アンケート取っちゃおうか? 100人中100人が権利なしって言うんじゃねえの? 完璧に叩きのめしたからな。シングル獲った。タッグはザックが決めた。なんの権利があんだよ」
ザック「あいつらにリマッチはやらせない。NEW JAPAN CUPでタイチに2人まとめてやられてるし、俺から何度もタップアウトさせられてきたことを忘れるな。次期挑戦者チームとして認めない。俺たちチームがタッグの新しい景色を見せてやろう。最近このベルトの価値は下がってしまっている。『今このベルトはショッパイ』。でも俺たちでベルトの価値をもっと上げていく。だからあいつらにリマッチの権利はない。特に棚橋はもう終わったレスラーだ。ヘアスプレーじゃお前の壊れた膝は直せない。だから飯伏は別のパートナーを見つけた方がいい。YOSHI-HASHIなんかどうだ?」
タイチ「やる相手もいねえし。怖えだろ、俺ら相手じゃよ。勝てる気しねえだろう、誰も。誰も言ってこねえし。だけど、誰ともやんないよ、そうしたら。でも、6カ月間(防衛戦を)しねえと獲られちまう。6カ月後に金丸&DOUKI組とやってやるよ。(階段にいた辻を見つけて)それともお前がやんのか、この野郎。ボーッと突っ立ってやがって。てめえ、やるか? 2vs1でやってやるよ。欲しいか? 2vs1でてめえとやってやるよ。お前一人だぞ。やんのか? 何頷いてんだよ。かかってこい」
ザック「ついに俺も歴代のIWGP王者の仲間入りだ!」

第6試合


 両軍が入場し、因縁のヒロムとEVILがリング上で睨み合いを展開。ここでヒロムがジャケットを脱ぐと、なんとBULLET CLUBのTシャツを中に着ており、EVILが不敵に笑う中でヒロムが内藤とBUSHIに指で作った銃口を突きつけると場内からはざわめきが起きる。
 しかしヒロムは振り向きざまにEVILに殴りかかってゴングが鳴り、場外でEVILを鉄柵に叩きつけてからBULLET CLUBのTシャツを破きながら脱いで「ロスインゴ辞めるわけねーだろ!バーカ!」と高笑いしながらEVILの首を絞め上げる。
 リング上ではBUSHIが石森を対峙し、スイングネックブリーカーを見舞って内藤にタッチ。
 内藤はヒロム、BUSHIとともに石森をストンピングで痛めつけ、3人で掲げた拳を合わせてL.I.Jの絆を再確認。
 内藤が腕を固める中でヒロムにタッチし、ヒロムが逆水平チョップを見舞い再び内藤にタッチ。内藤がロープに飛ぶとEVILがエプロンからキックを見舞うが内藤は襲撃せずジロリと睨みつけるだけ。内藤は冷静に石森の手足を取ってジャベを決めるも、EVILが入ってきて顔面を蹴飛ばしてカット。内藤がEVILに突っ込んでいくとこれを待ち構えていたEVILがロープを使ったチンクラッシャーを見舞い、石森が内藤を場外に放り出してEVILが鉄柵攻撃。さらにヒロムへ突っ込んでいきヒロムのチョップを受けきって逆に強烈なチョップでなぎ倒す。石森が内藤をリングに戻してフォールも、反則からのフォールの為認められず、石森は東郷にタッチ。
 東郷はフィストドロップからスリーパーホールド、内藤がクラッチを切ると東郷はビンタで追撃してEVILにタッチ。
 EVILは内藤をコーナーに叩きつけ、ヒロムとBUSHIに見せつけるように踏みつけてから東郷にタッチ。
 東郷は内藤に手招きしてエルボーを打たせていき、これを受けきってナックルを連打。さらにコーナーへ振って串刺し攻撃を狙うが、内藤がブートで切り返し目まぐるしいバックの取り合いを制した内藤が足を刈って逆エビ固め。しかしEVILが内藤の顔面をかきむしってカットすると両者タッチへ向かうが、先にタッチを受けたEVILが内藤をリング中央に引き戻すが、内藤は延髄斬りで一矢報いてヒロムにタッチ。
 ヒロムはエルボー連打から串刺しラリアット、低空ドロップキック。さらに救出に来た石森の足で東郷の首をロックし、石森を放り捨てることで石森が東郷へフランケンシュタイナーを見舞った形に。さらにヒロムは石森をショットガンドロップキックで場外に排除し、エプロンから場外の3人をまとめてショットガンドロップキックで吹き飛ばす。ヒロムはEVILをリングに戻してファルコンアローで叩きつけ、TIME BOMBを狙っていくがEVILは着地して髪を掴みながら引き倒し、そこへ石森と東郷がストンピングで追撃。EVILはヒロムを引き起こすと金具むき出しのコーナーに叩きつけ、ダークネスフォールズを狙うが、ヒロムは着地してトラースキックを見舞い、ロープへ飛んでラリアット。ヒロムはBUSHIにタッチ。
 BUSHIはEVILへ延髄斬り、低空ドロップキック、DDTと素早い連撃からミサイルキック。ここに石森と東郷が入ってくるとトレイン攻撃を狙うが、BUSHIはこれをかわして東郷にブルドッキングヘッドロックを見舞いながら石森へドロップキック。場外のEVILにはトペ・スイシーダで突っ込み、EVILをリングに戻して串刺しニー。さらに内藤とBUSHIがEVILをリフトアップしたところへヒロムがミサイルキックを叩き込む3人の連携を決め、エムエックスを狙うがEVILがこれを回避し、石森がBUSHIへジャンピングニー。内藤が入ってくると石森がバッククラッカー、さらにヒロムをEVILへハンマースローしてEVILがラリアットで迎え撃つ。
 石森がレフリーを押さえつけて視界を塞ぎ、東郷が大阪でも用いた金属ワイヤーでBUSHIの首を絞めあげてアシストするとEVILはEVILで叩きつけて3カウント。

 EVILは不敵に笑いながら倒れ伏すヒロムを見下ろし、ヒロムがEVILに掴みかかると東郷が金属ワイヤーでヒロムを締め上げ、EVILがヒロムへEVILを仕掛けるフリだけして解放し屈辱を与える。

EVIL「おぉい、ヒロムぅ。お前のやることなんてな、全てお見通しなんだよこの野郎!名古屋の地でヒロムを地獄の底に葬ってやるよ!それまでEVILは取っていてやるよ。よぉく覚えとけ!」

そしてEVILら3人は倒れ込むヒロムに見せつけるようにウルフパックポーズを合わせ、EVILは2本のベルトを掲げながら意気揚々と退場していった。

<試合後コメント>
石森太二
「(※カメラを指差しながら)オイ! 見た? 見た? EVILとヒロムがやってるときの、ロス・インゴ・ファンの顔! (※手を胸の前に組み心配そうな顔を作る)ハハハハハ! いやぁ、面白かったなぁ!」

ディック東郷&EVIL
東郷「カモン、EVIL!(※と、EVILとともにインタビュースペースへ)オイ、よく見たか! 今日、あえてEVILを出さなかったのは、名古屋で出すからだよ! ありがたく思え! オイ、高橋ヒロム! 一生笑えねぇようにな、名古屋でEVILが、深い闇の奥に沈めてやるよ!」
EVIL「ヒロム、リング上で言った通りだ。オマエを名古屋の地で地獄の底に葬ってやる。いいか、俺こそが正義なんだ。オマエは勘違いしてるぞ。俺こそが、正義なんだ。オマエのやることなんてなぁ、全てお見通しなんだよ。よく、覚えとけ!」

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

関連記事

サイト内検索

日別

2024年4月
« 3月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

月別

ページ上部へ戻る