“フェリス卒の美女レスラー”雪妃真矢の王座に豊田真奈美の後継者を撃破した17歳が挑戦決定!

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 14日、東京都・後楽園ホールにてアイスリボン『アイスリボンマーチ2020』が行われ、鈴季すずが雪妃真矢の持つICE×∞王座(アイスリボンシングル王座)に挑戦することが決まった。

 すずは中学卒業後にアイスリボンに入門して2018年の大晦日にデビュー。その負けん気の強さと運動神経ですぐに頭角を現し、得意のジャーマン・スープレックスでデビュー戦から先輩選手相手に勝利を挙げ、デビュー11ヶ月で雪妃真矢の持つICE×∞王座に挑戦。この戦いには惜しくも敗れたものの、未来のアイスリボンを背負う覚悟を叫び、団体のスター候補として注目を集めていた。
 しかしすずは先月の後楽園ホール大会後、「旅に出ます。探さないでください。3/14後楽園ホール大会で藤本つかさとシングルマッチを組め。それが叶うなら必ず変化して戻ります」との置き手紙を残して修行の旅に出てしまう。


 藤本つかさはすずの捜索に懸賞金をかけるなどして探し回り、等々力渓谷で瞑想するすずを発見。逃げ出そうとするすずに自身とのシングルマッチが決まったことを告げ、なんとか試合会場に引っ張り出した。
 いざ試合となると、今までの白とピンクのアイドル然としたコスチュームから黒と赤のくノ一のようなスタイリッシュなコスチュームに変えたすずが現れ、旋風脚やその場飛びのシューティングスタープレスなど今までにない技で藤本を追い込んでいく。
 自力で勝る藤本は中盤から激しいサッカーボールキック&PK連打で追い込んでいくも、すずもジャーマン・スープレックスで応戦。藤本は豊田真奈美から正式に受け継いだジャパニーズ・オーシャン・サイクロン・スープレックス狙うが、これを待っていたすずは電光石火の回転エビ固めで押さえ込み、藤本から大金星を挙げた。

 現在、ICE×∞王座はフェリス女子大卒の文武両道レスラーである雪妃真矢が保有。雪妃は現状のアイスリボンの状況を良しとせず、先月の後楽園ホール大会で選手会長を辞任し、団体への“反逆”を宣言。これに激怒した柊くるみが雪妃へ挑戦を表明し、この日のメインイベントで両者が対戦。結果は雪妃がアイシクル・バック・トライアングルで柊くるみからレフリーストップ勝ちで王座を防衛した。

 マイクを取った雪妃は「残念ながら今のあたしはアイスリボン所属、誰にも負ける気しませんけどね!」と勝ち誇るが、ここですずがリングに上って雪妃へ挑戦を表明。雪妃は「お客さんの声を聞く限り支持されてるみたいだね。次の5月4日、アイスリボン最後の横浜文化体育館大会のメインでやりましょう。まだ私はあんたのリボーンを体感してないんで楽しみにしてます。言っとくけど私文体のメイン3回目だから。初のメイン頑張んなよ」と余裕の態度でこれを承諾した。

 バックステージに戻った雪妃は「リボーンして藤本つかさに勝ったと!まあ藤本さん何やってんだって話なんですけど。でもそれだけ、すずが生まれ変わって帰ってきたってことなんですね。あれだけのお客さんの支持を見ると。試合は見てないですけど。『すず行け!すず行け!』って声が聞こえたんで、つまり文体のメインに相応しいリボーンを遂げたっていうことなんでしょう!楽しみにしてます」と王者の貫禄を見せる。
 そして、アイスリボン最後の横浜文化体育館大会となる5月4日の決戦について、「1回目は挑戦者、2回目は王座決定戦、3回目で初めて赤コーナーに立てる。赤コーナーからの景色はどんなんだろう。文体で一番最後に入場するっていうのはどんな気分なんだろうって思っていたので、それをやっと、やっと勝ち取ったような気持ち。今回も楽しんで防衛間違いなしって感じですかね!」と鼻歌交じりに去っていった。

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