【試合詳細】2・22 ラウェイ大阪大会 長島☆自演乙☆雄一郎vsアウ・チン・スウェイ 真虎斗a.k.aBASTAvsソウ・シュエ・レイ

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『LETHWEI IN JAPAN 15~絆~』
日程:2020年2月22日(土)
開始:15:00
会場:エディオンアリーナ大阪・第2競技場
観衆:超満員札止め

▼ラウェイ公式ルール 3分3R 62kg契約
●殿(NJKF心将塾:初参戦)
2R 2分32秒 TKO(セコンドのタオル投入)
○ビャ・カ(ミャンマー:39戦21勝0敗18分)

▼ラウェイ公式ルール 3分5R 65kg契約
△JOE SEISHIKAI(NJKF誠至会:初参戦)
フルラウンドドロー
△ナイン・ウィン・トゥン(ミャンマー:12戦10勝0敗2分)

▼ラウェイ公式ルール 3分5R 60kg契約
○真虎斗a.k.aBASTA(Team BASTA:4戦1勝3分)
3R 1分15秒 KO
●ソウ・シュエ・レイ(ミャンマー:20戦15勝1敗4分)

▼ラウェイ公式ルール 3分5R 63.5kg契約
△東修平(AACC:7戦1勝1敗5分)
フルラウンドドロー
△トゥン・リン・アウン(ミャンマー:20戦11勝0敗9分)

▼ラウェイ公式ルール 3分5R 73kg契約
●長島☆自演乙☆雄一郎(02GYM/魁塾:初参戦)
3R 2分56秒 TKO(4DOWN)
○アウ・チン・スウェイ(ミャンマー:37戦17勝2敗18分)

長島☆自演乙☆雄一郎が涼宮ハルヒコスプレでラウェイ初参戦も黒星!地下格闘技出身の真虎斗がKO勝利!橋本マナミさんが来場しボディコンテストのプレゼンターへ!

オープニング

 大会開始前に、まずはリング上で神への祈りが捧げられる。続いてヤイの舞の披露からミャンマーと日本の国歌斉唱。

第1試合

 ビャ・カがローからミドル、ストレートと前に前に出ていき、リングを回りながらカウンターを狙う殿へヘッドバッドが炸裂。そのまま首相撲となり倒れると、殿から流血が見られドクターチェックへ。

 再開し、ビャ・カがミドルとストレートを叩き込んで追い回していくが、殿がクリンチからバックドロップ。すぐに立ち上がったビャ・カがボディへの膝蹴りから右フックが綺麗に決まり殿が倒れるが、ダウンカウント中にセコンドがタイムを要求。2分間のインターバルののち、1R残りの8秒が次のラウンドに繰り越しになる。

 2R、ビャ・カがストレートとフックで追い回し、組み付けばボディと顔面に肘。避けようと頭を下げた殿には膝を叩き込み、頭突きやストレートが顔面を捕らえてふらつく殿を見てセコンドがタオルを投げた。

第2試合

 開幕ハイキックの打ち合いをJOEが制してナインがふらつくと、そのままリートの差をいかしたハイキックとストレートでJOEが優勢に。ナインはかいくぐって前に出ようとするが、JOEは肘を叩き込みナインは嫌がる。

 2Rも1Rと同様にJOEが蹴りと首相撲からの膝で優勢に。

 3R、ナインが前に出ていくが、JOEは首相撲から膝。ナインは前に出てスーパーマンパンチを狙うが、JOEが左ストレートで撃ち落としナインは膝をつく。
 再開し、JOEの膝蹴りを受けながら前に出たナインが左右のパンチをラッシュするがJOEは肘で迎撃しフロントネックもブレイク。
 JOEはヘッドバッドや首相撲から左右の膝。フックを避けていくが、ナインの右フックがクリーンヒットしJOEはダウン。すぐに立ち上がるが、セコンドがタイムを要求し2分のインターバルへ。

 再開し、足をとめての殴り合いへ。ナインが前に出て左フックを連打も、JOEのストレートが顔面を捕らえてナインは前のめりに倒れダウン。ここでナインのセコンドがタイムを取る。

 再開し、JOEの膝がボディにきまりナインがロープにもたれかかるがここで3R終了。

 4R、JOEがひたすらに左ミドルをボディに連打。ナインはキャッチしてはストレートを狙うが、JOEはこれを受けきり首相撲から膝。かまわず前に出てくるナインに頭突きを叩き込んでいくも、ナインは怯まずラウンド終了まで前に出続ける。

 5R、ナインはローで牽制しながら前に出ていくが、JOEは前蹴りで距離をとってリングを周っていく。動きがないためレフェリーから口頭注意。
 ミドルが交差していき、JOEのミドルでナインはたたらを踏むがすぐに前に出てミドルの打ち合い。

 時間切れとなり、両者に金メダルが贈呈された。

G-BODYコンテスト

 第2試合と第3試合の合間に、CLUB GINOにて日々のトレーニングを行っている女性たちによるボディコンテストが開催。
 8名の女性がエントリーし、ウォーキング、フロントポーズ、バックポーズを披露。
 プレゼンターは橋本マナミさんが務め、「私も日々トレーニングが大好きで周1で筋トレしてるんですけど、今日出られる皆さんは今日まできついトレーニングを積んで体を作ってきたと思います。皆さんも応援よろしくお願いします」と開会宣言を行った。

 まずは1グループ目の樋口茜さん、磯川聡美さん、岡田仁奈さん、石原愛さんがリングに上がりポージング。続いて2グループ目の天光英華さん、岡村歩美さん、木村優さん、蓮岡雪依さんがポージング。
 審査の結果、審査員のELITE NISHIさんよりパフォーマンス賞が岡田さんに、YUUさんよりスレンダー賞が岡村さんに、SIRENAさんよりマッスル賞が磯川さんに、MASAYO KIZUKAさんよりビューティー賞が樋口さんに、そして橋本マナミさんより優勝者として天光英華さんに優勝賞金が贈呈された。

第3試合

 ソウがミドルや前蹴りで牽制していくが、真虎斗が距離を詰めてクリンチ。ソウは膝を叩き込んでいくが、真虎斗がアッパーを叩き込んでソウはダウン。
 再開し、蹴りで牽制するソウへ距離を詰めた真虎斗がアッパーを叩き込んでソウは再度ダウン。ここでセコンドがタイムを要求。

 2Rへ3秒持ち越しになり試合開始。真虎斗がミドルからロー連打。前蹴りで距離をつめようとするソウへ真虎斗がじわじわ距離を詰めてボディへフック。プレッシャーをかけてロープ際に追い詰めていった真虎斗だったが、ソウの肘で額から出血が見られるということでドクターチェック。

 再開し、ストレートをかいくぐって左右のパンチラッシュ。だがソウはカウンターのヘッドバッドを叩き込んで流れを引き込むと、膝蹴りから左ストレート。さらにボディも真虎斗はかまわずアッパー連打。熱くなっている真虎斗を見てセコンドがタイムを要求。

 再開するが、お互い踏み込めずに2R終了。

 3R、真虎斗がローもソウはミドル連打。さらにワンツーで真虎斗は一瞬ふらつくが、ソウはジャンプしての前蹴り。これを避けた真虎斗がミドルもこれがローブロー。
 再開し、ソウが前に出て左右のストレート。受けきった真虎斗がワンツーアッパーから奥足ローでダウンを奪う。これでソウが立てずにKO勝利となった。

真虎斗「まいど。真虎斗a.k.a.BASTAです。みんな知ってる?昔から大阪で地下格闘でやってたんですけど、最近4年前ぐらいかな?お誘いいただいてラウェイの方に今回で5回目になるんですけど4回東京の後楽園ホールでいつもやらしてもらってました。関西で試合する時いつも応援来てくれたんですけど東京数少なくなってたんですけど、今日はぼちぼち来てくれてるんちゃうかな?どう?いつもみんなの応援が力になります。ここで今ギリギリの危ない試合を勝てたのは普段からサポートしてくれるみんなのおかげでここに立ててます。そういう気持ちを忘れないで頑張っていくんで応援してほしいなと思います。これからラウェイ大阪初めてでしたけど、大阪血の気多い人間多いんで激しい試合盛り上がると思うんで声援お願いします。最後に一つだけ、また次俺の試合観に来てくれるかな?(いいともー!)あざす!」

第4試合

 開幕東が飛び込んでジャンピングニー。面食らったトゥンだったが、お互い激しいパンチと肘の打ち合いへ。頭突きが相打ちすると、東の額から出血が見られるためドクターチェック。

 再開し、再度激しい殴り合いになるなか1R終了。

 2R、東の飛び膝から前に出ての殴り合いへ。トゥンはカウンターのボディを打ち込んでいき、大ぶりアッパーを狙うが東のボディから肘でダメージが見られるとクリンチしてのボディをコツコツ打ち込んでいく。

 3R、トゥンのローに東が合わせて前に出てワンツー。トゥンのアッパーに飛び蹴りをあわせた東。前に出て首相撲になるが、これは東が投げていく。トゥンのパンチが大ぶりが多くなってくると、東が細かいワンツー肘を打ち込んでいき突っ込もうとするがトゥンはクリンチ。
 東は前に出ていくが決めきれず3R終了。

 4R、お互いパンチのラッシュが交差していき、トゥンがクリンチしてコーナーへ。
 ブレイクすると、東が飛び蹴りから前に出ようとするトゥンに東は左右のフックを打ち込んで動きを止める。東がパンチを連打するとトゥンがクリンチしていく展開が多くなり、東の額から出血が見られドクターチェックへ。
 再開するがすぐに東のセコンドがタイム。

 5R、16秒を持ち越して開始。
 東が飛び蹴りからフック。これでとトゥンはスリップ。トゥンはクリンチしてコーナーに押し込むがブレイク。再度東の額から出血が見られるためドクターチェックへ。
 東がワンツーミドルからラッシュを仕掛けていくが、トゥンも左右の大ぶりパンチを振り回し、顔面に当たると東は一瞬ふらつく。トゥンが前に出てクリンチしてコーナーに押し込むと、ブレイクとなるが東の額から出血が見られるため再度ドクターチェックへ。

 再開し、トゥンはクリンチしてコーナーに押し込む。ブレイクとなり、東がラッシュを仕掛けるが下がったトゥンがヒットアンドアウェイ。東は飛び蹴りや大ぶりフックもトゥンはクリンチしてコーナーに押し込む。東はがむしゃらに突っ込んでいくが試合終了。

第5試合

 自演乙は『涼宮ハルヒの憂鬱』のハルヒコスで入場。

 アウがローキックで牽制していき、これがきいたか自演乙はなかなか踏み込めず。ストレートや肘を打ち込んでいく自演乙を、アウは流してスリップさせていく。
 アウはパンチをいなして肘を打ち込んでいくも、自演乙は転がりながら足を抑えて立ち上がる。

 2R、アウのローが効いているのか自演乙は踏ん張れずに崩れる場面が目立つ。自演乙はボディとストレートを散らしていくが、アウは的確に足を刈って倒し、崩れる回数が多くレフェリーがダウンを取る。
 再開し、自演乙は三日月蹴りも避けたアウが前に出てクリンチ。これはもつれて倒れたところで2R終了。

 3R、アウがローを打ち込み、ふらつく自演乙の顔面に膝。さらに前かがみになる自演乙のボディを蹴り上げ、乙は足を抑えながら転がる。これで自演乙のセコンドがタイム。
 再開し。自演乙は殴り合いを仕掛けるがアウはローキックで転がし、何度ももつれながら転がる自演乙を見たレフェリーが試合をストップした。

<試合後コメント>
長島☆自演乙☆雄一郎
――ラウェイにあがってみていかがでしたか?
「そうっすね、痛かったっすね・・・まあなんやろ、独特っすよね」

――自分のパンチの感触は違いました?
「なんか、パンチの感じがよくわかんないんすよね」

――涼宮ハルヒの憂鬱のコスプレを選んだのは
「コスプレ入場のスタートがハルヒやったんで、それで終わるのもいいかなと」

――終わりという言葉もありましたが、ご自身の中ではラストマッチに
「そうですね、自分の中で正直、この試合の前で終わろうと思ってたんですけど、大阪でラウェイが始めてやるということで、02GYMで出れるっていうチャンスがちょうどあったんで、一回ぐらいやってみようかなと。なかなか、一回切れた気持ちっていうのはなかなか戻らないですね」

――序盤のローキックがだいぶ効いていた印象でしたが
「そうですね、カーフもらいましたね。始めてカーフもらいましたね」

――やはり対戦相手も縦拳対策をしてきてたんでしょうね
「かな、悔しいっすね。あんなもらうと思わなかったです。予想以上に相手が踏み込んできたんで、いつもやったらあそこでカウンターあわせられてたんですけど、これが老いというものなんでしょうか」

――ご自身の中では格闘家としてラストマッチかもしれませんが、プロレスラー長島☆自演乙☆雄一郎は
「どうなんやろ(笑)今そのオファー頂ける状態にあるのかというと、なんとも言えないですね今膝も悪いんで、やってはみたいですけど」

――正直今の膝の状態は
「右足の後十字靭帯断裂と内側損傷です」

――よくその状態で出ましたね!
「それが自分のジムオープンして、02GYM所属で出てみたかったっていう最後のわがままですね。まあ、キックやったら膝が抜けたらダウンなんですよね。でもラウェイなら立てればいけるんかなというのがあって出たんですけど、やっぱり抜けましたね膝は」

――それは序盤のローをもらっていなくても?
「そうですね。右の切り返し、腰の切り返しがバランス悪いと抜けるんですよ。そういうところで距離感が取れなかったです」

――今後はファイターではなく後人の育成にシフトしていくんでしょうか?
「そうっすね!自分のジムから後人の育成をして、新しい選手に育てたい。キックの裾野を広げたい。キックの楽しさを広めたいです」

――有望な選手はいますか?
「一人若手がおるんですけどまだまだですね。一応プロ志望なんで絶対プロにさせたいなと。まあ、長い格闘技人生でしたけど、2007年デビューして、MMAもやったし、ミックスルールもやったし、キック、K-1、ラウェイルール、全部やれたんで、格闘技人生に悔いはないですね」

――格闘家としての引退宣言ととらえてしまっていいんでしょうか?
「そこはちょっと待ってと言いたいですね(苦笑)なんなんやろう、自分の気持ちの中でもう引退やなってわかってるんですけど、いざ引退しますって言い切れないところがあるんですよね」

――まだ心のなかに燃えるものがあるということですね
「難しいですよね。このまま引退せなあかんのやろなっていうのはあります」

――ではその心残りとしてはやはり戦いたい相手がいると
「まあ・・・橋本大地ともう一回シングルやりたいなというのはあります。でもやりたいことはだいたいやれたかなと思います」

――では今後、長島☆自演乙☆雄一郎の一番弟子を見ることができる日を期待してます!
「そうですね。02GYM流行らせます!」

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