【試合詳細】2・16 PURE-J東京芸術センター大会 中森華子&水波綾vsLeon&春日萌花 KAZUKIvsライディーン鋼 勝愛実vs神童ミコト

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『~SPRING Fight 2020 Vol.3~』
日程:2020年2月16日(日)
開始:13:00
会場:東京芸術センター ホワイトスタジオ
観衆:98人

▼シングルマッチ 20分1本勝負
○マリ卍
9分36秒 ストレッチプラム
●林亜佑美(Beginning)

▼タッグマッチ 20分1本勝負
AKARI/●久令愛
13分34秒 右肩負傷→レフェリーストップ
○本間多恵(Beginning)/愛海(仙女)

▼シングルマッチ 20分1本勝負
○勝愛実
11分34秒 エルボースマッシュ→エビ固め
●神童ミコト(Marvelous)

▼ピュアバトル 30分1本勝負
○KAZUKI
16分27秒 Kソード→片エビ固め
●ライディーン鋼

▼スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
●中森華子/水波綾(フリー)
18分4秒 キャプチュード・バスター→片エビ固め
○Leon/春日萌花(フリー)

Leonが中森とのタッグ戦で勝利し王座奪取に向け気炎!春日は水波と久々の対戦!KAZUKIが鋼とのパートナー対決に新技で勝利!

第1試合


 今月2回目の北千住大会。オープニングマッチではマリ卍がPURE-J初参戦のアクトレスガールズ・林亜佑美と初対決。元気の良さが売りの両者は開始早々からコール合戦で意地を張り合い、林の丸め込みの連続をしのいだマリがストレッチプラムでギブアップ勝ち。

第2試合


第2試合はAKARI&久令愛が本間多恵&愛海と対戦。3日後にセンダイガールズのジュニア王座を懸けて闘うAKARIと愛海が先発を務め、1ヶ月前に地元・名古屋で対戦している久令愛と本間も腕を取り合う攻防を見せるが、久令愛が肩を脱臼してしまい戦線離脱。レフェリーストップにより試合終了のゴングが打ち鳴らされた。マイクを持ったAKARIは愛海に対し、「私はアナタからベルトを獲ります。頑張ってね」とアピールする。

第3試合


勝愛実は神童ミコトとシングル初対決。18歳の神童から「クソババア」呼ばわりされた勝だが、先に仕掛けられた鼻フック攻撃にしっかり仕返し。狙いすまして放つエルボースマッシュで3カウントを奪いキャリアの差を見せつけた。

第4試合


セミファイナルはKAZUKIとライディーン鋼による『WANTED☆ウォリアーズ』のパートナー対決。体格で勝る鋼はムーンサルトプレスをかわされるもジャーマン、ラリアットと猛攻。場外戦でもリードするが、コーナー上の攻防を制したKAZUKIは雪崩式の水車落としで形勢を逆転させるとダイビング・ニードロップからカーフ・ブランディング。最後は前後から蒼魔刀の2連弾でとどめを刺した。フィニッシュとなった背後からの蒼魔刀はKソードと命名されたことが試合後に発表されている。

第5試合


 メインイベントは中森華子&水波綾vsLeon&春日萌花。中森と春日は昨年末の無差別戦以来の対峙、春日と水波は数年ぶりの対戦となる一戦は、カットプレーの応酬から中森とLeonに勝負が預けられる形に。Leonがスピアーからキャプチュード・バスターにつないで快勝した。マイクを持ったLeonは中森に対し、「PURE-Jの顔はな、オマエだけじゃねぇんだよ。4年連続MVP? こっちはどれだけ悔しい思いしてんだよ!? 今年20周年イヤーのこの私が、この景色変えてやるから。4月29日・後楽園ホール、私はチャンピオンとしてリングに立ちたい。だから、その前にオマエのベルトに挑戦させろ」と要求。中森は「強さの象徴であるPURE-J無差別のベルト、チャンピオンはこの私。今日Leonさんに久々に負けたけど、何年ぶりかも思い出せない。それぐらい私はずっとずっと、どんな場所でも勝ってきたし…近いうちにそのタイトルマッチやってやるよ! 3月8日の板橋大会、まだカード決まってないですよね? ベルト懸けて闘いましょう」と応じる。中森は帰ろうとする春日を再びリングに呼び込むと、「今日は言いたいことがあったんだよ…。15周年おめでとうございます! オマエとはずっとライバルだし闘っていきたい相手だけど15周年はすごいと思うし、この花束はPURE-Jからです。これからもPURE-Jに上がり続けてください」と花束を手渡した。

 カーテンコールではAKARIが「19日、タイトルマッチ頑張ります。応援よろしくお願いします」と意気込み。勝は「今まで試合でバカだとか厚化粧だとか、ましてやクソババアなんてね…今までは言う側でした。だけど今日初めて言われたんですよ。この3点セット! 試合には勝ったんですけど、精神的ダメージはだいぶ深く刻み込まれました。神童ミコト、次にリング上で再会したらタダじゃおきません」と前置きすると、2・22ディアナ新木場大会でのW.W.W.D世界タッグ王座挑戦について、「以前から愛卍は“もっと他団体に出たい”と言っていたことなんですけど、ホントにチャンスってどこに転がっているかわかりません。つかみ取ったチャンス絶対モノにして、24日(板橋)はチャンピオンとして立ちたい」と話す。24日の板橋で谷ももとタッグ王座に挑戦する鋼は、「KAZUKIさんに勝つ気で行ったんですけど負けてしまいました。この悔しさを全部ぶつけてベルトを必ずWANTEDに取り戻します。そして必ず私はKAZUKIさんを超えます」と宣言する。鋼にエールを贈ったKAZUKIは「こうやって鋼のように強くなっていく後輩がいるからこそ、私もさらに高い壁になろうと思えます」。中森は「ずっと私はPURE-Jの顔としてやってきたし、これからもそれは変わらないと思います。今の私を誰も崩せるヤツはいません」とLeonとのタイトルマッチに自信を覗かせると、Leonは「必ず無差別のチャンピオンに返り咲いてみせます。そして20周年イヤー、ベルトとともにますますパワーアップしたLeonをお見せすることを約束します」と王座奪取を誓った。

<試合後コメント>
春日萌花
――水波との久々の対戦について。
「当たりが強くて“相変わらずだな”っていう。ただホントにレスラーって、相手に手を持たれた瞬間にその人がどういうタイプの人か私はわかると思ってて。水波は“ホントにプロレスが大好きで、リングの上のことだけを考えてる人だな”って思いました。すごく…試合が終わってサプライズも含めて、すべて感慨深かったなという感じがしました」

――2・24板橋ではタッグ王座戦としてライディーン鋼&谷ももを迎え撃つが。
「鋼は確実に私をつぶしに来ると思っているので“どこまで耐えられるか?”っていう消耗戦かなという気がしてて…。ぶっちゃけて言うと、谷ももちゃんは“当たりではなくて気持ちで来るのかな?”って。でも気持ちってホントにその人がいくら非力でも、それをひっくり返せてしまうくらいの、ものすごいバカ力を生み出すことがあるんですよ。だから覚醒した彼女が出た時に怖いなっていう。“ももの時間だから安全”ではなくて、“ももが爆発するとヤバイぞ”っていうふうに思ってます。何回か当たってますけど一生懸命な子だなと思います」

Leon
「中森から勝ったのは久々ですね。たぶん木村(響子)&中森組からタッグのベルトを獲った時…ちょっと定かではないですけど3年ぶりぐらい。道場マッチの特殊ルールとかを抜かすとそれぐらいだと思います。やっぱり1番脂が乗っているというか、PURE-Jのチャンピオンとして頼もしいんですけど、私は獲られてから10ヶ月間ずっと悔しい思いをしてたし返り咲きを狙ってたんで。20周年になりますけどキャリアに驕(おご)ることなく、もっともっと強い、前進する姿をお客さんや後輩に見せたいのもありますし、そのためにも強さの象徴のベルトが必要だと思ってるので。ベルトを巻いて、20周年イヤーを最高の形でスタートさせたいと思います」

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