川田利明の持つ三冠王座防衛記録に並んだ宮原健斗が諏訪魔の挑戦表明に「今の全日本プロレスには“全日本を守った男”という称号が邪魔なんだ」

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 11日、東京都・後楽園ホールにて行われた全日本プロレス『2020 EXCITE SERIES【開幕戦】』で、宮原健斗が青柳優馬を下して三冠ヘビー級王座を防衛し、川田利明の持つ王座防衛記録に並んだ。

 昨年、宮原健斗は天龍源一郎が成し遂げて以来18年ぶりに三冠王者として優勝を果たし、年末にはプロレス大賞殊勲賞を受賞。試合内容はもちろんマイクアピールでもファンを唸らせる全日本プロレス再興の立役者。現在の全日本プロレスを象徴する選手だ。
 対する青柳優馬は宮原のユニット“NEXTREME”に所属し、先輩の宮原とともに世界最強タッグ決定リーグ戦に出場するなど常に共に歩んできたが、先月3日に宮原が王座を防衛した際に背後からベルトを巻くフリをしてジャーマン・スープレックスで襲撃し「あんたのタイトルマッチを下で見てるのは飽きた」と挑戦を表明。これに対し宮原は「この時を待ってたぜ。おっせぇよ青柳優馬」と満面の笑みでこれを受諾していた。
 そして青柳は全日本、SWS、WARなどで活躍した北原光騎さんからスピンキックの指導を受けて新たな切り札とし、宮原も長らく使用していなかったブレイクハート(高角度ペディグリー)の解禁を示唆するなど決戦に向けて両者戦力の増強を図っていた。

 新生・全日本プロレスの象徴たる宮原を破り、青柳がさらに次の時代を創れるのかどうかに注目が集まったこの試合は、青柳が序盤から徹底した腕攻めを見せ、エンドゲーム(腕極めフロントネックロック)で宮原を追い込み、必殺のロックスター・バスターを繰り出していく。
 しかし宮原はこれを耐え抜き、カウンターのブラックアウトでコツコツと形勢を互角に持ち込みシャットダウン・スープレックスを狙うが、これを振り払った青柳がスピンキックで宮原の側頭部を撃ち抜き、ロックスター・バスター。しかし宮原はこれを返して2発目のスピンキックを回避。そしてブレイクハートを解禁して突き刺すと、シャットダウン・スープレックスホールドで試合を決めた。

 試合後、宮原は「おい、青柳優馬!お前に1つ言いたいことがある。お前は、今日を以てNEXTREME、追放だ!このタイトルマッチが決まって、お前はすげぇいい顔してたじゃねえかこの野郎!俺が見たことない顔をいくつも見てきた!青柳はもう、宮原健斗の近くにいる必要はねえ!……追放じゃねえな、卒業だ!次からは対角線に立って、この全日本プロレスを俺らの時代で盛り上げようじゃねえか」と握手を求めるが、青柳は手に持っていた氷嚢を宮原に投げつけて無言でリングを後に。

 そして宮原が次の挑戦者を募ると、この日石川修司とともに世界タッグ王座を防衛した諏訪魔が現れ、「その三冠防衛記録、これ以上更新させるわけには行かない。俺がその記録をストップしてやる。俺に挑戦させろ。おい、宮原、どっちが全日本プロレスの象徴か、そして全日本プロレスとはなんなのか、それが分かる戦いをしたい」と挑戦を表明。
 宮原は「諏訪魔、お前は全日本プロレスを守った男だということは認めよう。俺もその姿、見ていたよ。ただなあ、それは昔のことだ。見ている人も変わってるんだよ。その当時見てた人もいるかもしれない。いつまでも守りに入っているという話題が今の全日本プロレスには邪魔なんだ。“守った男”という称号が邪魔なんだ。諏訪魔、勇気があるのは認めよう。今の宮原健斗に挑むというのは勇気がいる。ただな!簡単にはいかねえぞ」と受けて立つ姿勢を見せた。

 一方、諏訪魔はバックステージで「川田さんの持っている防衛記録を今あいつが塗り替えていいのか?俺はまだ違うんじゃないかと思う。宮原、あいつはもう頑張っているよ。頑張っているのはわかるんだよ。ただここは全日本プロレスであり、全日本らしさっていうのがなんなのか、それを分かる戦いにしたいと思う。そして夢の五冠を達成したい。やりたいことがあるんだ」と語り、並々ならぬ決意を垣間見せた。

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