獣神サンダー・ライガーも認めた上野勇希が橋本千紘とのパワー勝負に打ち勝ちタッグ王座防衛!

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 26日、東京都・後楽園ホールにてDDT『Sweet Dreams!2020』が行われ、ノーチラスの上野勇希&吉村直巳がKO-Dタッグ王座の2度目の防衛に成功した。

 上野勇希は2016年にDDTの若手興行DNAでデビュー。レスラーとして獣神サンダー・ライガーから「こいつはすごい。飯伏幸太とケニー・オメガのいいとこ取りしているみたいな選手」と評価されるほどの選手であり、サントリー『伊右衛門ジャスミン』のCMにも飯伏幸太とともに出演し一般知名度も上がってきている選手。
 上野は今月3日に同じ大阪出身で同い年の吉村直巳とのタッグチーム『ノーチラス』で佐々木大輔&高尾蒼馬の持つKO-Dタッグ王座を奪取し、DDTの新勢力として台頭した。

 この日は、飯野雄貴&橋本千紘という男女混合タッグが王座に挑戦したが、橋本は事前の会見で「飯野はともかく、私までバカ扱いして許せません。飯野はバカです。世界を救うのは『ぎゅん』。私の中で怒りの『ぎゅん』がふつふつと込み上げてきています」というメッセージを発信して王者組へ怒りを顕にしており、飯野は橋本にバカと言われたことに対し橋本に怒りを顕にしていた。


 新調されたタッグベルトをかけて争われる初の王座戦となったこの試合は、飯野と橋本がケンカしながらもハカ&ぎゅんをかけ合わせた絶妙なコンビネーションを発揮し、ヘビー級のパワーファイトで王者組を圧倒。
 しかし、上野が橋本に真っ向からパワー勝負を挑んでラリアットでこれを制すると、吉村は飯野に狙い定めてバックドロップやラリアットで対抗。吉村が飯野のスピアーを、上野が橋本のオブライトを被弾するなど窮地に追い込まれる場面もあったが、最後は吉村が飯野とのラリアット対決に打ち勝ち、正念場(昇天と同型)で激戦に終止符を打った。

 試合後、意気消沈の飯野に対し、橋本は「私と組んでやりてーならよ、もっと強くなって帰ってこいよ。やられてんじゃねーよ!金輪際ここにいる雄貴と組むことはないと思うけど、私にシングルで勝てるように精々頑張れよ」と厳しく当たりつつもエールを送る。

 対する王者組は、橋本の圧倒的なパワーは脅威であったと試合を振り返りつつ、上野は「ベルトが新しいとか古いとかは重要じゃないと思っていたんですけど、この新しいベルトは落としたくなかった」と、新時代の到来を象徴するかのような新ベルトを撫でてみせる。そして吉村は「このベルトを狙っている人間ならDDTじゃなくてもいい」と他団体の選手との王座戦も示唆した。

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