【インタビュー】”美輪明宏の甥っ子”中野道明が王座挑戦!ベルトを追い続けた熱い思いとは

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 株式会社総研ホールディングスの取締役であり、美輪明宏さんの甥っ子としてDDTプロレスのリングにも幾度となく上がっている中野道明さんだが、11月24日に後楽園ホールで開催される『総研ホールディングス presents God Bless DDT 2019』にてアイアンマンヘビーメタル級選手権への挑戦が決定。
 かつてはレイ・ミステリオ、スコット・ホール、マット・ストライカー、トミー・ドリーマー、リコシェ、ヤングバックス、Xパック、イス、ネコ、焼き鳥なども巻いているアイアンマンのベルトだが、美輪明宏さんの書である『光明』も王座として君臨していた過去がある。
 因縁あるアイアンマンのベルトに中野さんはどのような思いを持って挑むのか?練習場に突撃し思いを聞いた。


――まずは中野さんは何者なのでしょうか?
「僕は総研ホールディングスの取締役をやらせていただいているんですけれども、人間力革命部部長をやらせていただいております。人間力革命部とはどういうものかと言いますと、会社の理念が人間力革命という、簡単に言いますと一人の人間に不可能なんてありえないですとか、一人として必要のない人間はいないですとか、そういった人間を中心としたお祭り経営の社風と言ったほうがわかりやすいと思います。ですからお祭りの社風を社内と社外にいろいろな方法で広げていくと。
 例えば社内であるならば、うちの会社自体がお祭り経営をすごく意識して、例えば『笑ってはいけない全体会議』であるだとか、目標達成したらビールかけをみんなでして達成を祝おうとか、様々なイベントをやりながら、社員の自発性も上げながら経営しているという形でございます。
 僕個人でやってるのは、例えば革命朝礼と言いまして、各店舗にギターとか和太鼓を持って回って、朝からみんなで歌をうたって、太鼓叩いて踊って、今日一日勝とうぜみたいな朝礼をやったりであるだとか、常にそういう社風を社内と社外に広げていく責任者をやらせていただいているのが私でございます」

――奥様は森本毅郎さんの姪っ子さんであるとか
「ほんとたまたまなんですよ。結婚した後に知ったんですよ。結婚した後にお父さんの葬儀に出た時に、なんかテレビで見たことある人いるよと。森本毅郎さんがいるよと言ったら、奥さんが『うちのおじさんなのよ』って。当時頻繁に会ってた時期に美輪さんに言ったら『あらじゃあ遠い親戚ねぇ』と言ってましたけど、ほんとたまたまです」

――DDTのファンには今林久弥APの入場曲を作られたというイメージを持っている方も多いと思いますが、音楽もやられているんですか?
「昔は某大手レコードメーカーの契約が決まりまして、色々訳ありまして25歳だったんですかね、まだガキンチョだったんで、契約前日に僕のプロデューサーに『やっぱり契約辞めます』と。ミュージシャンを10年ぐらい16から25まではずっとやって、プロデビューの機会もありました。DDTさんで言えば今林さんのテーマ曲を作らせていただいたりだとか、あとは今弊社のテーマ曲を作らせていただいてます」

―――なぜ大手レコードメーカーのプロデビューを断ったのですか?
「なんて言うんでしょうね、音楽をやり始めたきっかけというのが、最初はコピーをやって、できた時の達成感と喜び。それからオリジナル曲を作るようになって、路上ライブから始まってちっちゃなライブハウスでやるようになった時に、何も知らない人たちが時間とお金を使ってライブハウスまで足を使って見に来てくれて、自分のオリジナル曲が終わった時に『良かったです!』『良い曲でした!』って握手してくれて笑顔になってくれた。その、喜びっていうんですかね?そういうので音楽って素敵だなと思って、自分の作った音楽でご飯が食べれたらいいな、仕事にできたらいいなと思い始めたんです。
 16の時からバンドをやり始めて、10年で絶対メジャーデビューしてやると。とにかく、仕事、アルバイト、契約社員をやりながら、夜はとにかくスタジオ、作曲活動。9年ぐらいほんとにやりましたね。色々な人との出会いで、大手のレコードメーカーでデビュー決まったんですけど、簡単に言っちゃいますとやはり自分のやりたい音楽と、レコード会社が考えることっていうのは商業ベースですから、やっぱりデビュー前もすごい自分のやりたい音楽ができなかったり、歌詞を変えられてしまったりとか、曲まで勝手にアレンジされたりとか、バンドを無理やり解散させられて、ユニットでデビューするようにシフトされたりとか、もともと好きでやってた音楽がだんだん苦痛に変わっていったんですよ。今思えば子供的な発想だったなって振り返るんですが、そういう一面もありますけど、当時は好きな音楽が苦痛に変わってしまって、縛りの中でいついつまでに何曲仕上げなきゃいけないと作業になってしまって、本来楽しくやれてたことが苦痛になってしまって、あれよあれよといううちに東京デジタルホン、今で言うソフトバンクですかね。そのCMタイアップが取れてそこでデビューだったんですね。でももう明日契約、調印ていう前日に、世話になったプロデューサーに電話して、相当怒られるんだろうなと思って電話したんです。僕メジャーデビュー辞めますと。もうめちゃくちゃ怒られるんだろうなと思ったら、わかったと。お前がやりたくないんだったら、やらなくていいよって、それで終わったんですよ。
 その人と今でも仕事してて、ラジオ番組二本やらせていただいたりとか、Facebookで15年後に繋がって、今うちの社内の表彰式の演出とかやっていただいてたり仕事してます。ただ音楽はずっと好きなんで続けてはいます。社員のテーマ曲18人ぐらい作ったんです。簡単なテーマ曲。その社員の人柄とかを歌詞にして、簡単なアプリケーションソフトで3小節ぐらいのテーマ曲をつくりました」

――メジャーデビューまで決まっていた中野さんは、今林APの入場曲はどのような思いを込めて作ったのでしょう
「4パターンですかね、ボカロ編、演歌編、EDM編、ロック編やったんですけど、やっぱり僕も熱い思いで作らせていただきました。僕DDT大好きですし、毎回毎回今林さんが入場されるたびに様々な会場で流れるんだという喜びがあります。光栄です。嬉しいです」

――中野さんのオフィスには、第972代アイアンマン王者である美輪明宏さんが直筆で書かれた『光明』があると思いますが、先代王者から感じるものや伝わってくるものはありますでしょうか?
「今本社に飾ってありまして、伝わってくるものはありますね。光明の額はですね、プロタイムズ総研は本社が府中なんですね。代表の実家も府中と。設立する前に、ちょうど府中の方に芸術劇場がありまして、そこで美輪さんのコンサートがありました。設立前だったんで現在は弊社で代表を務める大友と二人でチケットを買って、半紙を専門店で買ってきまして、墨と墨汁を用意してコンサートに行きました。コンサートが終わって、美輪さんの楽屋に行きました。実は近々こうこうで、不動産やってたんですけど今回大友と僕で、仲間で会社を立ち上げますと。一筆くださいと言って、紙を広げて、うちの理念が人間力革命なんで人間力革命と書いてくださいと実は言ったんですよ。そしたら美輪さんがちょっと黙って『それは違う!』と言われて、勝手に光明と書かれたのがあの光明なんですね。ですから、ほんとにあの光明を見るたびに初心に戻れますし、光明がリングでアイアンマンという、何十年も続いてこられた歴史のある大会でベルトを取れたっていうのはすごく嬉しいですし、感慨深いものがございますね。だからほんとに代表も僕も、常々、社員に言っているのは、とにかくどんなにツラい時があっても、光明、光を見つけるんだ。一点の光は必ず、意識すれば見つかると。そういう思いで9年間やってきました。そういう意味で光明という言葉は、記号は原点ですね」

――光明がベルトを取った時は感動されたと思うのですが、奪われた時はどうだったのでしょう?
「そうですね、やっぱりすごい悔しいし複雑な思いです。ただ、負けがあるから勝ちがあり、勝ちがあるから負けがあると。そういう事も学ばせていただいて、負けたらまた次勝つまでやればいいじゃないかということも光明から教わった一つかもしれないですね。勝ち続けるのは理想ですけど、そんなことはありえない。すごく会社の歴史と個人の歴史を照らし合わせて考えて、なんかすごいポイントポイントで光明というキーワードと額を思い出しますね」

――総研グループは何をやっている会社で、なぜDDTにスポンサードしているのですか?
「うちの会社はプロタイムズ総合研究所という、外壁リフォームの店舗が7店舗ございます。それがプロタイムズ総研という会社。もう一つは株式会社ウチコミという会社で、大家さんと借り主さんをサイト上でマッチングさせるプラットフォームの運営の会社があります。2つがありまして、その上に持ち株会社が総研ホールディングスという会社がございます。
 元々きっかけはうちの大友代表が格闘技が大好きというのがまず1つと、色々な格闘技から学ぶこと、仕事、人生観、価値観、あらゆる格闘技、スポーツも大好きなんですね。サッカー、バスケット、ラグビー、大友が話す時ってビジネスの話って一切しないんですよ。だいたい格闘技の監督の話とか、格闘技を誰にでも、プロレスがわからなくても、なんていうのかな、そういったプロレスの一つの試合をテーマにして、ビジネスとして受けとめられるような話をよくするんですね。一つは終わらないドラマを作っていく大切さであったり、選手のそれぞれのストーリーっていうのが見えてくるわけですよね。今回のこの戦い、選手がどういう思いで挑んでいるのか、どちらかが勝てば勝ちと負けがある。その先にもドラマが続いていると。
 そのままビジネスにも当てはまるわけですよね。店舗で売上一位の人間もいればビリッケツの人間もいる。でもビリッケツの人間はそこで終わったわけではなくて、一位には一位のドラマがあるけどビリッケツにはビリッケツのドラマがあって、またビリッケツが一位をとるドラマっていうのは次の日から作れるわけですよ。そういったこととDDTさんのずっとやられてる事がすごくリンクしてるというか、ある意味僕も1ファンですし学ばせていただいておりますし、ベルトもほしいと」

――ウチコミではガンバレ☆プロレスの大家健選手が宣伝もやられていました
「大家(おおや)さんと大家(おおか)さんを掛けさせていただいて、大家さんや高木社長にもCMに出ていただいた事がありました」

――大家選手が出演したCMの再生数が上がらずに、責任を追求されたこともありましたね
「そうですね(笑)そんな事もありました(笑)」

――そういう中でDDTへの思いも変わっていったのかなと思います
「そうですね。僕もアイアンマンの立会人も5度6度やらせていただいて、最初はとれたらいいなというか、そこまで強い思いってなかったんですけど、でもなんかこう獲りたいなっていう気持ちが少しずつ芽生えていって、アイアンマンは誰でも挑戦できるんで、後ろから、獲りたいって気持ちでちょっと行ってボコボコにされて、竹下幸之介さん、平田一喜さん、坂口征夫さん、大鷲透さん、男色ディーノさんなどに毎回毎回ボコボコにされていく中で、ふざけるなと、絶対獲ってやるという気持ちがふつふつと強くなっていったという」

――スポンサーの強権を使うこともできたと思いますが、なぜ自ら体一つで戦いの場へ
「やっぱり先程申し上げました人間力革命部長として会社として協賛させていただいていると。人間力革命部長として社員とか、もしくは親友とか友達に対して、諦めなければ、無様でも諦めなければ必ず願いは叶うと。先程の光明という字もありましたが、僕の中での光明はまずはアイアンマンのベルトを獲ると、そういう気持ちが強くなってきた。無様でもとにかく戦い続けるという事ですよ!」

――普段から格闘技の練習などはされていたんでしょうか?
「昔7年ぐらいはキックボクシングと空手をやってまして、ここ3年ぐらい何もやっていなかったんですけど、ここ1ヶ月前からは自主トレでキックボクシングのジムに通い、今は体幹トレーニングを着実にやっている状況ですね。あまり僕の練習の情報が外部に漏れますと、秘策が・・・手の内をあかせない状況でございます」

――ベルトを獲ることももちろんですが、お客さんを湧かせる事も大切だと思います。試合ではどのような部分を見ていただきたいというのはありますでしょうか?
「やっぱり無様でもとにかく諦めずに、戦ってる51歳の中野道明、オヤジを見ていただきたいですね。とにかく出せるものは全部出し尽くしたいというところです」

――それでは最後に、中野さんにとってDDTプロレスとは
「僕はDDTさんのドラマティックドリームチームという、ラグビーではワンチームとかってあるじゃないですか。ああいう理念とか素敵だなと、一人がみんなのために、みんなが一人のために。そういったものはやっぱりDDTさんから伝わりますし、感じましたし、DDTさんキッカケでプロレス好きになったんですよね。2012年の武道館を初めて生で見たんですよ。子供の頃って、新しいものに触れた時のワクワク感ってあるじゃないですか?。毎日が子供の頃で童心でわくわくして、でも社会人になっちゃうとルーティンになりがちじゃないですか?新しい出会いとか新しい刺激とか新しいワクワク感なんて、断然子供の頃に比べると減ってってると思います。でもDDTさんのプロレスを見ることによって、そういうワクワク感とか、頑張ろうとか、熱量とか、童心に戻れたりする自分がいたり。自分が美味しいと思ったラーメンを人に薦めて、美味いって言われた時の喜びってあるじゃないですか?それと一緒ですよね。自分がDDTさん見てって言って、面白いって感動してくれてそれが嬉しいですね。そういうのが広がっていくと、心がほっこりするじゃないですか。最高ですよ。
 今回格闘技嫌いだったカミさんが大好きになっちゃいましてね。プロレス。3回ぐらい見に来てます。奥さんも周りの親友に声かけてくれてそこに広がってるのも嬉しいですよね。僕と今林さんとのやりとりの動画結構頻繁に見てて、ゲラゲラ笑ってます。そういうなんていうんでしょうね、とにかく一言では言い尽くせないですけど、言葉にすると、笑顔とかって、やっぱりいちばん心の栄養ってやっぱり自然に触れたりとか楽しことやる。あとは笑顔をもらえるってことが心の肥料だと思ってるんで、僕自身も人を笑かしたり、びっくりさせたりすることはずっと大好きで、そういったものを持つDDTさん、ドラマが終わらない、また新しいドラマが生まれる。想像してたドラマじゃない時もあるわけですよ。えー!みたいな。それを人それぞれの人生とリンクする部分が感動を与えている要因なのかなと。僕自身もそうありたい。あらねばならぬといいますか。童心でいたいです」

『総研ホールディングス presents God Bless DDT 2019』
【日程】2019年11月24日(日)
【開始】11:30
【会場】東京・後楽園ホール

▼4WAYタッグマッチ
彰人/勝俣瞬馬
vs
遠藤哲哉/マッド・ポーリー
vs
上野勇希/吉村直巳
vs
坂口征夫/納谷幸男

▼赤井沙希“おきばりやす”七番勝負第1戦
赤井沙希
vs
藤本つかさ(アイスリボン)

▼アイアンマンヘビーメタル級選手権時間差入場バトルロイヤル
<11月18日時点の王者>平田一喜
【挑戦者】中野道明(総研ホールディングス)/大鷲透(フリー)/大石真翔/渡瀬瑞基/朱崇花(フリー)/大和ヒロシ(フリー)

▼After Ultimate Party 2019スペシャルタッグマッチ
竹下幸之介/黒潮“イケメン”二郎(フリー)
vs
アントーニオ本多(フリー)/山下実優(東京女子)

▼タッグマッチ
男色ディーノ/スーパー・ササダンゴ・マシン
vs
青木真也/中村圭吾

▼KO-Dタッグ選手権試合
【王者組/DAMNATION】佐々木大輔/高尾蒼馬
vs
【挑戦者組】高梨将弘/クリス・ブルックス

▼KO-D無差別級選手権試合
【王者】HARASHIMA
vs
【挑戦者】飯野雄貴

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