【試合詳細】8・26 TAKAYAMANIA後楽園ホール大会 鈴木みのる&鈴木秀樹vs丸藤正道&田中将人 永田裕志&大谷晋二郎&辻陽太vs小島聡&高岩竜一&北村彰基 前田日明vs武藤敬司 大仁田厚&樋口和貞&大家健vs 藤田和之&NOSAWA論外&FUJITA

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『TAKAYAMANIA EMPIRE 2』
日時:2019年8月26日(月)
開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:1500人(超満員札止め)

▼超スペシャル6人タッグ 30分1本勝負
高木三四郎/●男色ディーノ/“ハリウッド”ストーカー市川(DRAGON GATE)
5分28秒 卍固め
○アントーニオ本多(フリー)/アントニオ小猪木(西口)/アントン川村(パンクラスイズム横浜)

▼センダイガールズ提供試合 30分1本勝負
里村明衣子(仙女)/○橋本千紘(仙女)
7分44秒 オブライト
松本浩代(フリー)/DASH・チサコ(仙女)

▼井上雅央試練の髙山善廣指名試合 30分1本勝負
●井上雅央(フリー)
9分54秒 アルゼンチン・バックブリーカー
○関本大介(大日本)

▼邪道vs野獣~ストリートファイト・バンクハウス・有刺鉄線ボード6人タッグデスマッチ~SPORTS BAR ゴング熊本プレゼンツ 30分1本勝負
○大仁田厚(フリー)/樋口和貞(DDT)/大家健(ガン☆プロ)
12分54秒 サンダーファイアー・パワーボム→エビ固め
藤田和之(フリー)/●NOSAWA論外(東京愚連隊)/FUJITA(東京愚連隊)

▼スペシャルトークバトル 20分1本勝負
△前田日明
時間切れ
△武藤敬司(WRESTLE-1)

▼新日本&ZERO1交流戦~ニッポンクリエイター加藤朋央プレゼンツ 30分1本勝負
○永田裕志(新日本)/大谷晋二郎(ZERO1)/辻陽太(新日本)
14分9秒 バックドロップ・ホールド
小島聡(新日本)/高岩竜一(ZERO1)/●北村彰基(ZERO1)

▼NOAHvsDDT~正太郎受験頑張れプレゼンツ 30分1本勝負
清宮海斗(NOAH)/○原田大輔(NOAH)/宮脇純太(NOAH)
14分40秒 片山ジャーマン・スープレックス・ホールド
竹下幸之介(DDT)/●上野勇希(DDT)/渡瀬瑞基(DDT)

▼メインイベント ヒーリングと占い金魚堂プレゼンツ 30分1本勝負
△鈴木みのる(パンクラスMISSION)/鈴木秀樹(フリー)
時間切れ引き分け
△丸藤正道(NOAH)/田中将斗(ZERO1)

高山善廣に捧ぐ2回目のTAKAYAMANIAは大盛況!みのると丸藤が壮絶打撃戦!大仁田が論外と絆のデスマッチ!前田日明が武藤敬司とのトークバトルで小沢一郎との因縁を大暴露!

第1試合


 全員が入場すると高木らの奇襲で場外戦へ。
 リングに戻ったアントンと小猪木はそれぞれの対戦相手を捕まえてリバースインディアンズデスロック。川村がリングに帰還するのを待ち、3人で同時に倒れ込む同時攻撃を狙う。
 しかし、川村はアントニオスタイルが理解できていない様子でリバースインディアンズデスロックの掛け方も分からない。ここで和田良覚レフリーが川村のボクシングパンツを下ろすと、アントン&小猪木とお揃いの黒のショートタイツ姿となり、闘魂を理解した川村も加わり3人でリバースインディアンズデスロック、そして市川に3人で代わる代わる弓引くナックルアローを叩き込んでいくが、3人が同時に放った際に市川が回避し3人の拳は正面衝突。
 ここで復活した高木が小猪木と川村を二人まとめて担ぎ上げてバックフリップ。そしてディーノに「アレ行け!」と地獄門。ディーノは引きつった表情で「今日はそういう日じゃないから……」と遠慮するも、高木が一歩も引かず「どうなっても知らんぞ!」とコーナー上で尻を出す。アントンが犠牲になるものの、高木は「生ぬるい!」とディーノを叱責して生尻を出させるが、市川のカンチョー攻撃がディーノに誤爆し指が尻の穴に奥深く突き刺さってしまう。
 アントンがエプロンサイドで舌出し失神をしている中、市川はその指を小猪木の口に突っ込もうとするが高木に誤爆。川村にも狙うが川村はスローモーションアッパーで撃ち落とし、コーナー上のディーノの尻に左右のパンチを連打。復活したアントンがディーノに裸絞から卍固め。カットに来た高木と市川をそれぞれ川村と小猪木が卍固めで捕らえるとディーノがタップアウト。

第2試合


 4人それぞれしっかりと握手を交わし、松本と橋本でゴング。両者はショルダータックルで激しくぶつかり合い、これを制した松本が逆エビ固めに入るが、橋本は拳立てでホッピングしてロープにたどり着くなど余裕を見せる。
 松本はチサコにタッチすると、松本のサイドバスターにチサコがダイビングフットスタンプを合わせる連携攻撃から松本がリバーススプラッシュ式のダブルニードロップ。チサコがフェイスクラッシャーからスライディングキックと猛攻をかけ、松本にタッチ。
 松本と橋本はラリアットで激しくぶつかり合い、橋本のスピアーをガッチリと受け止めた松本がラリアットからブレーンバスターを狙うが、逆に橋本が投げ返し里村にタッチ。
 里村は松本にミドルキック連打からニールキック、さらにソバットからロープに走るが、追走した松本が里村の一撃をかわしてラリアット。チサコにタッチ。
 チサコはミサイルキックからスライディングキック、さらにロープに走るが里村がカウンターのハイキック一閃。さらに側転式ダブルニードロップで追撃して橋本にタッチ。
 橋本はチサコへ水車落としからラストライドを狙っていくが、松本が突っ込んできてラリアットで豪快なカットを狙うが橋本はこれを回避。しかし松本はチサコを橋本に放り投げ、チサコが橋本に組み付いて雪崩式フランケンシュタイナー。さらにダイビングフットスタンプで追撃しフロッグスプラッシュを投下。しかしこれを回避した橋本はチサコの起き上がり際にスピアー。オブライトを狙う橋本だったがチサコは後ろに着地して丸め込みの連続で勝利を狙う。キックアウトした橋本が突っ込んでくるとウラカン・ラナを狙うが、耐えた橋本が持ち上げてパワーボム。ここに松本を振り切って入ってきた里村がチサコにハイキックを叩き込むと、橋本がすぐさまオブライトで叩きつけ、そのまま3カウントを奪った。

第3試合


 井上雅央の試練の勝負、両者はにこやかに握手を交わして試合が始まるものの、雅央はロックアップで力負けし、ショルダータックルでも関本は倒れず。関本のつま先を何度も踏みつけてからのショルダータックルでも倒れず、逆に関本のショルダータックルで吹き飛ばされてしまう。
 雅央はサミングで関本を怯ませるが、関本が逆水平チョップを一発入れると命乞いをしながら後ずさっていき、関本がコーナーに追い詰めて逆水平チョップを連打し始めると「コーナーブレイクだろ!」「筋肉おばけ!」「チョップはやめろって言ってるだろ!」と悲痛な叫びを上げていく。さらに関本はシュミット式バックブリーカーから逆エビ固めと痛めつけるが雅央はなんとかブレイク。
 再びコーナーチョップを狙う関本だったが、雅央はダイビングショルダーからコブラクラッチ、ミリオンダラー・バスター。そしてオリャー!と叫んでラリアットを叩き込む。そしてアルゼンチンバックブリーカーを宣言するも全く上がらず、関本はブレーンバスターからダイビングボディプレス。さらにジャーマンを狙うが、雅央は「タイム!」と関本の動きを止め、スクールボーイ。これをキックアウトした関本に突っ込んでいくが関本はラリアットでカウンターし、アトミックドロップからアルゼンチンバックブリーカー。これにはたまらず雅央はタップアウト。

第4試合


 全員がリングに上がりきった途端に論外らが奇襲して試合開始とともに全員入り乱れた場外戦を展開。大仁田と藤田は客席にもつれ込んで殴り合い、大仁田がリングに戻ると論外がパイプ椅子で大仁田を殴打。
 大仁田はそのイスを奪って論外の頭に振り下ろし、襲いかかってきた藤田の脳天にも新たなイスを振り下ろす。しかり藤田は全く怯まずに大仁田をにらみつけると大仁田の腹部にトーキック。
 崩れ落ちる大仁田を助けるべく樋口がリングに戻り藤田にショルダータックル、逆水平チョップの打ち合いを挑むが、藤田がこれを撃退。続けて論外がテーブルをリング上に持ち込んでセッティングし大仁田を上に載せようとする。

 しかしここに大家と樋口が突っ込んできて3人を蹴散らすと大仁田をアシストし、大仁田が論外を机上パイルドライバー。
 自身もダメージを受ける大仁田に対し藤田がチョークスリーパーで大仁田を弱らせ、論外が有刺鉄線ボードをリングに設置。さらに有刺鉄線バットで大仁田の古傷であるヒザを猛打。FUJITAが大仁田を羽交い締めにする中藤田がラリアットを狙うが、大仁田はレッドミストを噴射して藤田を怯ませる。大仁田は論外を有刺鉄線ボードに突っ込ませ、樋口が藤田にブレーンバスター、大仁田はテーブルの破片でFUJITAの脳天にフルスイング。
 ここに論外が入ってくると、大仁田はテーブルの破片で2回殴りサンダーファイヤーパワーボム。これはFUJITAがカットすると、ガンプロで因縁ある大家が突っ込んできてカミカゼからの炎のスピアー。さらにFUJITAに突っ込んでいくがFUJITAはロープを下げて大家を場外に落とす。

FUJITAは論外とともにパイプ椅子4つに有刺鉄線ボードを乗せ、ここに藤田が大仁田をボディスラム。
 満身創痍の大仁田に論外がパイプ椅子で大仁田の脳天を狙うが、大仁田は再びレッドミスト。論外のイスを奪って脳天を殴りつけ、新たなイスでもう一発。新たなイスで三発目。続けてサンダーファイヤーパワーボムも論外はキックアウト。
 大仁田はもう一度イスで殴りサンダーファイヤーパワーボム。論外はキックアウト。
 さらに大仁田はもう一度イスで殴りサンダーファイヤーパワーボム。論外はキックアウト。
 最後に大仁田はもう一度イスで殴りサンダーファイヤーパワーボム。これでついに3カウントが入った。

大仁田「佐賀から来ました。すみません、僕は論外が大好きです。こうやって貴方が好きな、貴方が好きな、貴方が好きな、プロレスをこよなく愛してるのは、論外です!高山さんは僕の電流爆破を受けてくれて福岡で頭から突っ込んでいった男です。それに対して僕は心の底からプロレスラーとして敬意を評してます!今日は!今日は!今日は!今日は!今日は!今日は!今日は!ありがとうございます!」

<試合後コメント>

大仁田厚&大家健&樋口和貞
大仁田「高山さんは僕の電流爆破の盟友ですから。ホントにこうやってTAKAYAMANIAに上がれたのは幸せです。3人で組んだのもものすごい、ハードコアを分かってくれる人は分かってくれる。そうだな?」
大家「ハイ!」
大仁田「ハードコアを分かってくれる人は分かってくれる。そうだな?」
樋口「ハイ!」
大仁田「俺はそれでいいと思ってます。ただ、僕はハッキリ言って論外の身体からプロレスが大好きなんだなっていうのを僕はいつも感じています。陰日向無く、陰日向無く一生懸命やるあの姿にいつも感銘を受けてる。すみません。今日は!今日は!藤田さんにフられましたけど、カシン選手もいないことですし。邪道と野獣。いいコンビじゃないですか。今度機会があれば再チャレンジしてみたいと思います」
大家「大仁田さん!」
大仁田「はい」
大家「大仁田さん!!」
大仁田「なんだよ」
大家「二年前!三年前!大仁田さん!試合やらせてもらって!俺は!とても感動しました!ねえ!ねえ!その後!なんの接点もなく!大仁田さん引退されて!大仁田さん引退されて!俺はあ!俺はああああ!」
(大家が号泣しながら大仁田に抱きつく)

大仁田「おいおいおいなんだいなんだい(笑)」
大家「復帰してくれて!ありがとうございます!ワタシ!ワタシ!ワタクシ!大家健はァ!大仁田厚ィ!」
大仁田「大家ァ!」
大家「ハイ!」
大仁田「大家ァ!」
大家「ハイ!」
大仁田「大家ァ!」
大家「ハイ!」
大仁田「お前は絶対に!お前は絶対に!電流爆破をやれぇ!」
大家「ンアアアア!お願いしますゥゥゥ!」
大仁田「……大家、お前何十年か前の俺みてぇだなあ(笑)何十年か前にやってたよなあ、俺、一生懸命……。この一生懸命さとかが若いときには必要だと思いますよ。ただ新日本ばっかりがねバーッと一人走るんじゃなくて誰か追っかける人間が必要だと思いますよ。じゃあ、行こうか。いつかやろうな」
大家「ハイ!お願いします!」
大仁田「お前んとこ行くよ」
大家「ハイ!お願いします!絶対に!絶対に!絶対に!お願いします!」
大仁田「だから3回言うな(笑)俺だよお前(笑)」
大家「ハイ!俺は俺です!大仁田さんは大仁田さんです!ねぇ?!だから!大家健と大仁田厚はこの世でたった一つずつでしょう?!ねぇ?!その二人が電流爆破で闘うから意味があるんでしょう?!ねぇ?!ねぇ?!ねぇ?!」
大仁田「だから3回言うなって(笑)1回で聞こえるから(笑)」
大家「分かりました!」
大仁田「分かったァ!」
樋口「……ちょっと待って下さい。俺なんも喋ってない!ホントに大仁田さんありがとうございました。大仁田選手に触れられて自分は本当に感激です。そしてこういう場を作っていただいた高山選手にも本当に感謝しています。大仁田さん、今日は本当にありがとうございました」

前田日明vs武藤敬司トークバトル


 前田日明と武藤敬司のトークバトル、司会は田中ケロが務め、3人の会話のような形で進行していく。

――ケロ「こういうトークバトルって事前に何を離すかとか打ち合わせするじゃないですか。一切ないです(笑)なんか考えてます?」
前田「考えてないです」
武藤「前田さんと刀の話したら20分すぐ終わるよ(笑)」

――ケロ「刀の話はやめよう?!ここで刀の話はやめよう!二人は面白いかもしれないけど面白くないから!でも何度も対談やってるんですよね?」
武藤「いや、人前でやるのは初めてですよね?」
前田「人前でやるのは初めて。昔なかったっけ、番組で」
武藤「『プロレスの砦』って番組できてもらって。どういうわけか、あの番組収録した後、テロップが流れてたんですよ」
前田「なんで?」
武藤「なぜだかテロップが」
前田「テロップなんで」

――ケロ「喋ってることがわからないから?(笑)」
武藤「そう!(笑)」

――ケロ「日明兄さんは長州さんとか天龍さん並なの?(笑)」
武藤「またタイプが違う(笑)」
前田「あの頃はたしかに全然気を使って無かったんで、多分(滑舌が)悪かったと思います」
武藤「今日滑舌大丈夫ですか?(観衆へ)」
前田「聞こえるよね?」

――ケロ「武藤選手が新日本プロレスに入ってきたとき前田選手はいたんですか?」
武藤「いなかったですね。高田さん(高田延彦)はいたんですけど」
前田「俺は武藤を一番最初によく覚えてるのは、猪木さんが例の心理セミナーに『お前ら行って来い』って言って、そんでね、俺と武藤と橋本(故・橋本真也さん)、蝶野(蝶野正洋)に話したから『お前らメキシコ一緒に4人で行って来い』って。3泊だか一週間だか忘れたけど。それ言ったときに、俺いたやん?武藤もいたやん?蝶野もいたやん?新日本の道場の横が広かったからタクシー呼んで、『俺イチ抜けるわ』って言ったら、武藤も『前田さん行かないんですか?じゃあ俺も行きません』って言って、結局誰も行かなかった(笑)」

――ケロ「会ってるじゃん!」
武藤「全然記憶がない……」

――ケロ「猪木さんに心理セミナーいけって言われたのは覚えてる?」
武藤「覚えてない……」
前田「セミナー行けって言われたの覚えてない?猪木さんに」
武藤「……あっ!なんかどっかの企業かなんかの」
前田「なんかバブルの頃、当時変な心理セミナー流行ってたじゃない」
武藤「いや、行ってないです」
前田「猪木さん、アレで激変したんだよ。猪木さんって『1!2!3!ダー!』とか言うじゃない。それは昔からやってたんだけど、ワケの分からんダジャレ言ったりとか、『元気があれば何でも出来る』とかさ、ああいうキャラじゃなかったんだよ、昔。昔は寡黙でダンディーで」
武藤「俺、まだデビューする前の若い頃、猪木さんがふらっと道場に練習しに来たんですよ。1人で来たんですよ。それで、まだデビューしてないのに『武藤、悪いけどちょっと金無いからタクシー代貸してくれ』って(笑)俺1万円貸した。そのときの1万円って俺からしたらすごい貴重な1万円」
前田「あの頃はね、一番猪木さんが金持ってない時期ですよ。例のアントンハイセルの借金が60億くらいに膨らんでて(笑)毎月の利子があの頃バブルのときって金とるからさ8%、10%当たり前だった。60億の8%、10%っていくらよ?(笑)」

――ケロ「えっ、これ生放送で喋っていいの……?」
武藤「俺まだ1万円貸したの返してもらってない。俺、金利34、5年分の金利だからね。多分100万円とか200万円とかになってますよ」
前田「で、その頃初めて選挙出たでしょ。1回目落ちて2回目受かった?」

――ケロ「1回目通って2回目落ちました」
武藤「そう言われると、前田さんもちょっと前に先生になりそうになってましたよね?」
前田「俺、民主党に頼まれて、色々やってたんだよ。それであることで小沢一郎とモメて、それで小沢一郎を怒鳴り倒して喧嘩して。『選挙出たいなら1億円持ってこい』って言うのよ。おかしいだろ小沢。でもね、怖いのがね、喧嘩別れしてその後『こんなん俺やめますわ』って小沢一郎に『このクソガキ!』って言った。ほんだらな……」
武藤「えっ……小沢一郎にクソガキって言ったんですか……」
前田「聞こえないように、聞こえないように言った(笑)『クソガキが!』って言いながら帰っていったら、翌月にOUTSIDERっていうアマチュアの大会のスポンサー10社に全部国税入ったの。全部国税入って、その次の大会から全部スポンサー降りられた。スゴいっしょ?(笑)」
武藤「クソガキなんて言うからですよぉ」
前田「いや、クソガキは聞こえてないと思うんだけどね」

――ケロ「これ明日Yahooニュース大変じゃない?(笑)でも猪木会長のカード全部使ったんでしょ?」
武藤「俺じゃないよ。あれは橋本ですよ」
前田「いくら使ったの?いくら使ったの?(笑)」
武藤「俺使ってないもん。橋本が持ってたんですよ、猪木さんのカード」
前田「それ勝手に使ったの?」
武藤「アイツ、サイン上手いんだよ~。『アントニオ猪木』って、上手いんだよ~」
前田「なんか、ワケ分からん度胸あるな、橋本(笑)」
武藤「俺、当時プエルトリコっていう国で試合してて、橋本と蝶野が来て、橋本がカード持ってて、向こうのプエルトリコの幹部の人達をみんな招いて『奢りだ!』なんつったりして(笑)猪木さんのカードで支払いしてましたよ」

――ケロ「だから会長のお金がなくなっちゃうんですよ」
武藤「それとまたこれは別でしょう(笑)1万円返してもらってないし(笑)俺はもうカメラに向かって猪木さんに伝わるように言いますよ!(生中継のビデオカメラを探して向き直りながら)猪木さん!あの1万円貸して、金利でもう多分200万にはなってますんで(笑)」

――ケロ「猪木さんの話は置いといて(笑)二人はタッグではぶつかったけどシングルではやってないですよね?」
武藤「シングルはやってないです」
前田「タッグだったね。IWGPタッグだっけ?やったよね」

――ケロ「越中さん(越中詩郎)と組んでて、木戸さん(木戸修)とやってたとき?」
前田「武藤と絡んだら必ず顔面蹴ってやろうって(笑)俺がこうやってこうやってバーン!って(立ち上がって蹴るジェスチャー)やったら、『なんで顔面蹴るんだよ』って顔すんの(笑)」
武藤「いや、あの……狙われてる気がしてましたよ……。ただ、ちょっと今のプロレス界と違って、もう少し先走りましたね」
前田「俺のFacebookでつながってるアメリカのプロレスオタクがいて、俺を称えるビデオとか言って編集したの送ってきたんだけど、蹴り倒してるシーンばっかりですよ(笑)『いやー、つくづくコイツとんでもねーやつだな』って驚いた。『よくこんな蹴ったな』って」
武藤「ちょうどそのちょっと先くらいで俺ね、『光る女』って映画出たんですよ」
前田「あれ(オファーが)俺に来たのを坂口征二が横取りして武藤に」
武藤「……俺、こんなの頂きたくなかったですよ」
前田「それで色んな人が『どうだった?どうだった?』って聞いたら、相米慎二って監督がメチャメチャ性格悪くて、武藤とか出演者全員怒鳴り散らされるんだって。それで武藤もブチ切れてて、『ああ、出なくてよかった』って(笑)」

――ケロ「そんなにひどかったの?監督」
武藤「酷かったですよ。大変だったもう。ああいう映画って寝る時間も惜しんでやったりするじゃないですか。大変だったですよ」

――ケロ「映画自体も大変だったもんね。一週間で打ち切りになってね。すぐ映画館から消えたじゃん。客入んないから」
武藤「そこまでやってそうだからね。俺、そのセリフでまだ覚えてんのが『俺の嫁になってくれねえかや』っていうセリフがある。それでそのセリフが悪いって。なにかがいけないんですよ。それで普通に『街で歩いてる女に言ってこい』って。普通に肩叩いて『俺の嫁になってくれねえかや』って……」

――ケロ「それは仕込みじゃなくて?ストーカーじゃない」
武藤「変態でしょ」
前田「言わされんの?」
武藤「言わされるんす。『アイツに言ってこい!』とかって。そんで『俺の嫁になってくれねえかや』『俺の嫁になってくれねえかや』って」
前田「それは演技を磨くためってことで?」
武藤「そうそうそうそう。セリフがおかしいって」

――ケロ「そんなん言わされたら日明兄さんどうします?」
前田「『お前がやれ!』って言う(笑)『お前がやって見せろ!』って(笑)」
武藤「それでもう映画は終わりだよ(笑)一応アレ、4億何千万かかけて、それで終わっちゃうよ」

――ケロ「あれはギャラは良かったんですけ?」
武藤「……んまあ、まあ、まあ、新日本に半分持っていかれましたけどね」

――ケロ「半分持ってかれた?!猪木さんより酷いじゃん」
前田「俺らもその頃テレビとか出てたけど、もらったこと無かったよ、ホントに」
武藤「えっ、昔新日本に入ったときって、新日本の会社からも給料あったけど、テレビ朝日からも給料出てましたよね?」
前田「もらってないよ」
武藤「最初出てたよぉ~(笑)」

――ケロ「俺たち無いよ?!ムトちゃんもらってたの?」
前田「武藤お前、俺達がイギリスから帰ってきて1試合1万5千円にするかどうかで、坂口征二と山本小鉄と揉めたけどな。1万5千円で死ぬかどうかで揉めたんだよ」
武藤「だけど……吉本興業よりいいですよね?(笑)」
前田「今から考えたら、入門したとき練習生で毎月10万円出たんでね、その頃って1977年やん?その頃って大卒の給料が10万円とか12万円とかそんなもんだよ」

――ケロ「いいですよね、道場入って飯ついてて、巡業行ったら食事代も出て、洗濯したら洗濯代ももらって」
前田「あっ、洗濯代はもらってないよ。もらってないもらってない」
武藤「先輩から可愛がられてなかったから(笑)だいたい先輩が小遣い、洗濯代ってくれますよ」
前田「俺、でもお前、GUCCIのブーツもらったよ、猪木さんから」
武藤「それサイズあったんですか?」
前田「いや、特注の。あつらえてもらって。でもそんときGUCCIって意味分かんなくて(笑)日本でまだブランドが流行る前だから、GUCCIのブーツとかエルメスのとかもらったよ。なんとかのシャツとか」
武藤「前田さん、猪木さんの付き人みたいのやってたんですか」
前田「俺が入ってすぐ、佐山さん(佐山サトル)が格闘技大戦争出たんだよ。それで抜けたから欠員が出て『お前やれ』っつって、右も左も分からんと、なんか知らんけど付き人やらされた」

――ケロ「猪木会長の後ろで付いてますよ、昔のDVDとか見ると。日明兄さんがボーッと立ってますから」
前田「でも俺付け人、酷かったよ。白いもんも赤いもんも一緒に洗濯しちゃうからさ、新日本の朱と白のジャージがさ、白い部分がピンクになってんだよ(笑)そんで洗濯物も乾かなくてね、そのまま出してたから」
武藤「昔はコインランドリーなんて無かったっすからね。それこそ旅館のボイラー室とかで乾かしてたからね」

――ケロ「大広間で寝て、ロープ張って干して、乾かないんだよね~」
前田「猪木さんで今でも覚えてるのがね、コンタクトレンズ、ソフトレンズが出たときにね『何やってんですか』って聞いたら『これ、コンタクトレンズ』って。『そんなおっきいお椀みたいなやつ入れるんですか』って言ったら『これソフトレンズっていうねん』って(笑)」
武藤「前田さんのね、暴露話ね、山崎さん(山崎一夫)さんがよく知ってんだよ。いっぱい知ってるよぉ~?(笑)」
(解説席にいた山崎が笑顔で小走りにリングイン)

前田「なんかピーナッツみたいなおっさんが出てきたな(笑)」
山崎「これは前田さんが何言ってるかの解説に呼んだんでしょう?(笑)前田さん、また太ったでしょう」
前田「前回と同じよ、前回と(笑)」
山崎「前回140kgになって『痩せる』って言ってたじゃないですか(笑)」

――ケロ「140ですか?!」
前田「140くらい(笑)」
山崎「こないださ、『ヤバいんだよ、俺140kgになって』って。『これヤバいと思ったからダイエットしようと思う』って言ってたのに今日もっと大きくなってる(笑)」
武藤「暴露話をなんか(笑)」
山崎「暴露話なんて無いですよ。俺さっきから人の悪口ばっかり言ってるでしょう(笑)企業の悪口とか(笑)俺、向こうでね、放送席でね、生放送なんですから『僕らでピーって声入れます?』って(笑)」

――ケロ「あとね、この20分の中で聞きたいことがあったの。これ関係者とかにすごい『聞いてくれ』って言われてて。あの旅館を壊しちゃった事件!」
武藤「あれ語りすぎて飽きた(笑)」

――ケロ「でもアレ語る人によって言ってることが違うのよ」
武藤「でも俺酔っ払ってるから事実分かってないのよ」
前田「でも俺は俺で覚えてるよ。分かんないけど、あのあとに藤原さん(藤原喜明)に『飲み直そう』って連れてかれて、訳わかんなかったけど、それは覚えてるよ」
武藤「でもスッポンポンになったの覚えてます?」
前田「俺が?」
武藤「うん」
前田「スッポンポンなってないよ」

――ケロ「あれはムトちゃんと高田選手がスッポンポンになったんじゃないの?」
前田「それは旅館じゃないんだ、そとのスナックなんだよ」
武藤「えぇっ?!俺旅館でスッポンポンで前田さんのアレ(親指と人差し指でナニかを表現しながら)見たもん!」
前田「オイ、オイ、お前それ見てこう(武藤の指)だったってのは記憶違いだぞ。俺はこうやがな(股間から巨大な塔がそびえるようなジェスチャー)」

――ケロ「これ生放送いいの?(笑)でもなんで殴り合ったの?」
前田「なんか酔っ払ってね、分かんないけど」
武藤「ジャンケンしてね」
前田「ジャンケンして、勝ったほうが殴ろうって。俺は言ったんだ、武藤に『何発か殴れ』って」
武藤「それで俺も酔ってるからね、後出しジャンケンばっかりすんの(笑)俺だけ一方的に殴られんの(笑)」

――ケロ「聞いた聞いた(笑)それで高田選手が見かねて、日明兄さんを羽交い締めにして『武藤、殴れ』って」
前田「『前田さん、ズルいですよ!』ってね(笑)それで『武藤、殴れよ!』って言ったら、『いや、僕はいいです』って後ずさりすんだよ。『いいから殴れよ』って言ったら、またどんどん後ずさりすんだよ。『あれ?殴んないのかな?』って思ったら、武藤がピィーっと走ってきてランニングパンチ!幻の右だよ!(笑)」

(武藤と前田の後ろで山崎が照準を合わせる仕草からシャイニング式でぶん殴るジェスチャーをしておどける)

――ケロ「それでは最後に高山選手へエールを送っていただければと思います」
武藤「俺も高山ほどじゃないけど、去年人工関節の手術をしましてですね、ちょい前に復帰して、番宣になるかもしれないですけど、8月30日はMASTERSという試合があって、そこでは俺一生懸命働くんですけど、まあいつかは高山もMASTERSに呼びたいなあ」
前田「高山に前向きな話。何ヶ月か前の文藝春秋読んだら、骨盤から骨髄液を取ってナントカ細胞を培養して、打ったら脊髄損傷と神経損傷が、受傷が早ければ早いほど治りが早くなるって。高山は時間経ってるから何回もやらなきゃいけないけど、やったらいいし、治療費も相当高いから。まあ時間はかかるんだけど、治る見込みがあるんだったら今のうちに高山にやって欲しいことがある。今のうちに。選挙に出て!れいわ新選組から選挙に出て国会議員になる!」
武藤「いいアイデアですね~(笑)」
前田「動けたらアカンねん。動けないほうがいいねんこうやって(寝たきりのジェスチャー)。高山は喋りがまずいフリして、俺が代わりにね、代表質問をする。俺がね、麻生大臣に『なんであなたの名前は英語で発音するとケツの穴になるんですか』って(笑)」
武藤「これ絶対オンエア出来ないじゃないか!(笑)」
(前田の話を遮るように会場にゴングの音がけたたましく打ち鳴らされる)

――ケロ「では最後に観客の皆さんにご挨拶を」
武藤「今日はありがとうございました。前田さん、ありがとうございました!」
前田「ありがとう!」
(二人はしっかりと握手)

第5試合


 小島と大谷のマッチアップでゴングが鳴ると、ロックアップからショルダータックル合戦。これを制した小島は大胸筋をピクピクと震わせてラリアットを放つが、大谷がビッグブーツでこれを撃ち落として水面蹴り。両者互角となり、それぞれタッチ。
 永田と高岩のマッチアップとなり、永田はネックロックなどで動きを鈍らせてからのショルダーアームブリーカー、高岩はレッグロックなどの足攻めとクラシカルなレスリングを展開し、上を取った高岩が永田を罵倒しながらマウントエルボーを連打。これに怒った永田が張り手からサッカーボールキックも、高岩はボディスラムからのエルボードロップと譲らず。永田は辻にタッチ。
 辻は大先輩の高岩に張り手で挑んでいき、高岩と逆水平チョップの打ち合いに。これを貫禄で制した高岩が北村にタッチ。
 辻と北村はエルボーで正面から打ち合っていき、これを制した辻がボディスラムで叩きつけて大谷にタッチ。
 大谷はボディスラムで叩きつけ顔面をグリグリと踏みつけてから永田にタッチ。
 永田は北村にミドルキック連打からショルダーアームブリーカー。辻にタッチ。
 辻が出てくると北村はドロップキックで反撃し小島にタッチ。
 小島が出てくると辻は小島をコーナーに振って逆水平チョップ。しかし小島はこれをリバースしてマシンガンチョップで辻の胸板を真っ赤に腫らし、「いっちゃうぞバカヤロー!」からダイビングエルボードロップ。小島は辻が起き上がるのを待ち、打撃を打ってくるよう挑発。辻はエルボー連打からのドロップキックを放つが小島は微動だにせず。ならばとロープに飛んでショルダータックルで小島をなぎ倒すと大谷にタッチ。
 大谷は小島をコーナーに追いやって顔面ウォッシュ。走り込んで思い切り小島の顔面をけとばすが、場外でカットに入られないよう警備していた永田に誤爆。これで危機から脱した小島は大谷と正面からエルボーを打ち合っていき、大谷が怯むとすぐさま飛びついてコジコジカッター。高岩にタッチ。
 高岩は大谷にデスバレーボムを狙うが、着地した大谷が走ってビッグブーツからバックドロップ。永田にタッチ。
 永田はミドルキック連打からエクスプロイダーを狙うが、高岩がこらえると正面からエルボーを打ち合っていき、高岩がショートレンジラリアットで永田を倒してデスバレーボム。さらにパワーボムを狙っていくが、クラッチを切った永田が脇固めから白目式腕固め。これを北村がカットしてタッチを受けて試合権利を得る。
 北村は永田に串刺しジャンピングエルボー、スピアー、ミサイルキックと続けていきフィッシャーマンを狙っていくが、永田が耐えるとエルボー。永田は強烈なエルボーで北村を怯ませると、ショルダーアームブリーカーからナガタロックII。これを高岩にカットされると永田は北村をロープに振ってキチンシンク、さらにミドルキックを連打していくが、北村が耐えると張り手を連打。続けてエクスプロイダーで叩きつけるが北村はキックアウト。ならばと永田はバックドロップホールドで叩きつけると北村も肩を上げられずに3カウント。
 試合後、勝利した3人は勝ち名乗りを上げ、大谷が永田へしきりに顔面ウォッシュの誤爆を謝り、最初は不機嫌そうにしていた永田も最終的には笑顔で握手。

第6試合


 KO-D無差別級&KO-D6人タッグ王者の竹下は入場コール時にGHCヘビー級王座のベルトを巻く清宮の眼前に2本のベルトを掲げて見せつけ、DDTvsNOAHの対抗戦の空気を最高潮まで持っていく。
 渡瀬と原田でゴングが鳴ると両者はエルボーやショルダータックルで張り合っていき互角のまま両者タッチ。
 上野と宮脇となるとグラウンドでの首の取り合いやエルボーの打ち合いとなり、これを制した宮脇が上野にドロップキック。自軍コーナーまで吹き飛ばされた上野は竹下にタッチ。
 竹下は宮脇を下げさせ、清宮を見やりながら指をちょいちょいと曲げて出てくるよう挑発。清宮は宮原を呼び戻してタッチを受けると竹下と対峙。両者は腕の取り合いからヘッドロック、ロープワークからリープフロッグなどの素早い動きでポジションを奪い合い、これを制した清宮がエルボードロップ。追撃を狙ったところへ竹下もあびせ蹴りを見舞い、場外に逃れた清宮にプランチャ。渡瀬にタッチ。
 渡瀬は清宮にエルボーを連打していくが、清宮もエルボーで反撃し首投げから後頭部へ低空ドロップキック。さらにショルダータックルでなぎ倒して原田にタッチ。
 原田は渡瀬の顔面をグリグリと踏みつけ、渡瀬の回転エビ固めを耐えてフットスタンプ。宮脇にタッチ。
 宮脇は渡瀬にフィッシャーマンズスープレックスホールドも、渡瀬はキックアウトしてドロップキック。両者タッチ。
 再び竹下と清宮のマッチアップとなると、竹下がザーヒーで突っ込んでいくが、これをかわした清宮がエルボー。これをかわした竹下がエルボーのフェイントからダッグした清宮の首をとってクイックのDDT。さらにフェイスロックから一本頭突きでコーナーに追いやるも、清宮はブーメランアタック式のダイビングエルボー。場外に逃れた竹下へトペ・スイシーダのフェイントから竹下の回避先へセントーンアトミコ、リング内に戻してミサイルキック、串刺しジャンピングエルボーと追撃。竹下は組み付いて投げっぱなしジャーマンも清宮はこれを着地。清宮のジャーマンも竹下は着地して見せ、清宮のエルボーをザーヒーで撃ち落とす。しかし清宮はドロップキックで竹下に一矢報いて原田にタッチ。
原田は竹下と渡瀬をエルボーで打ち据え、竹下を担ぎ上げるが竹下は着地してブルーサンダー。上野にタッチ。
 上野は原田にブロンコバスターからダイビングクロスボディ、ドロップキックと連撃し、竹下&渡瀬とともに高木三四郎の「1、2、3、FIRE!!」のポーズを取って3人同時のドロップキック。続けて渡瀬がカーフブランディング、竹下、上野がフロッグスプラッシュで続き、上野が裏投げを狙っていくが、原田が上野の攻め口をボディへのエルボーで潰していき、上野の丸め込み攻勢をすべてキックアウトした原田がニーアッパーからエルボーをフルスイング。たたらを踏む上野を片山ジャーマン・スープレックスホールドで沈めた。

 試合後、対抗戦の火が消えない両軍はリング内外を問わず殴り合いとなり、竹下と清宮はマウントを取り合いながら殴り合った。

第7試合


 かつてNOAHでの因縁がある丸藤とみのるは試合前からリング上でにらみ合い一触即発の空気。
 そのままみのると丸藤でゴングが鳴り、みのるが首攻めからフルネルソン、丸藤が逆水平チョップで打撃戦を挑んでいき丸藤が自軍コーナーまでチョップで押し込んで田中にタッチ。
 田中がグラウンド戦を狙っていくとみのるはすぐさま腕十字の態勢に入り、田中がローリングしてロープブレイクすると秀樹にタッチを求めるが、秀樹の態度が気に入らなかったのか自ら中央まで戻り田中とのエルボー戦を展開。打ち勝ったみのるは秀樹にタッチ。
 秀樹は田中に正々堂々と握手を求め、田中がこれに応じてから一旦距離を取りエルボー戦を展開。これを制した秀樹がフロントネックロックで絞め落としにかかるが田中はこれを振り払い丸藤にタッチ。
 丸藤と秀樹は手4つで組み合い、秀樹がグラウンドに引き込んで腕と肩の複合関節技を決め、これを首投げで返した丸藤の反撃を秀樹が側転でかわし攻撃に転じるが、丸藤も側転でこれを回避。クリーンブレイクとなり、秀樹がみのるとチラリと見やるとみのるはリングから降りて距離を取り秀樹のタッチを拒否。再び手4つで組み合い、今度は丸藤が上を取ってキーロックで秀樹の左腕を絞り上げるが、みのるが入ってきて丸藤の顔面ジェットスタンプを叩き込んでカット。怒った丸藤がみのるに詰め寄るが、これを待っていたみのるはタランチュラ式腕ひしぎ。

 みのるは大ダメージを負った丸藤を放送席まで連れていき、解説を務めていた小橋建太に丸藤へチョップを打たせようとする。しかし丸藤がこれをリバースすると小橋はみのるに逆水平チョップ。みのるは小橋に捨て台詞を吐いてからリングへ戻る。
 丸藤とみのるは改めて向き合い腕を取り合っていくが、みのるがアームブリーカー。腕を抑えてうずくまる丸藤をみのるはニタニタと笑いながら挑発し逆水平チョップを打たせていく。みのるは受けきった後に丸藤の腕にガットショット。さらにPKを放つが丸藤はこれを回避し、みのるの追撃を側転でかわしてドロップキック。田中にタッチ。
 田中はみのるをコーナーに振って串刺しラリアット。ここに秀樹も入ってくるが秀樹もラリアットでなぎ倒し、みのるにブレーンから弾丸エルボー。みのるが立ち上がると顔面を張っていき、みのるが張り手で応えると正面からエルボーの打ち合いに。一度はふらついて膝をつくみのるだったが、フルスイングで振り抜くエルボーで田中に膝をつかせると秀樹にタッチ。
 秀樹は田中にネックロックからスイングネックブリーカー、首へのニードロップ、続けてダブルアーム・スープレックスを狙っていくが、これをリバースした田中がラリアット。丸藤にタッチ。
 丸藤は秀樹の両耳を掴んでコーナーに押し込んでいき、逆水平からコンビネーションキック。秀樹の突撃をコーナーを支点にひらりとかわした丸藤だったが、これを空中でキャッチした秀樹がそのまま裏投げ。みのるにタッチ。
 みのるは丸藤にスリーパーからPK、さらにスリーパーからゴッチ式パイルドライバーに入ろうとするが、くるりと回すタイミングで丸藤がトラースキック。それでも怯まず再びスリーパーからゴッチ式を狙っていくが、丸藤はこれをショルダースルーで切り返し、みのるの着地に合わせて田中がスライディングラリアット。田中は秀樹がワンハンドバックブリーカーで排除するが、丸藤が飛んできて虎王。これをみのるがPKとエルボーで蹴散らし秀樹にタッチ。
 秀樹とみのるは丸藤へ交互にエルボーを見舞ってロープに振るが、丸藤がドロップキックで二人まとめて吹き飛ばし田中にタッチ。
 秀樹と田中はエルボーを打ち合い、これを制した秀樹がジャーマン・スープレックス。さらに秀樹は田中をコーナーに上げるが、田中はこれを回転エビ固めの要領でクラッチしながら着地して投げっぱなしパワーボム。そして「スーパーフライ!」の宣言とともに飛んでいってフォールに入るが、秀樹が下から首をとってスリーパー。


 これを腰投げで切り返した田中はすかさず走ってスライディングD。秀樹も力を振り絞ってダブルアーム・スープレックスで叩きつけると両者ダウンからダブルタッチ。

 みのると丸藤は足を止めてチョップやエルボーを打ち合い、首と胸板を真っ赤に腫らしながら壮絶な打撃戦を展開。ときには手を後ろで組んで相手の全力の連打を受け止めて打ち合っていき、会場には鈍い音と汗の飛沫が飛び散っていく。5分強の時間両者はバチバチゴツゴツと打ち合い、丸藤がトラースキックからの虎王。もう一発虎王を放ったところをみのるがキャッチしてゴッチ式パイルドライバー。両者大の字となりフォールに行けず、両者が這いながら互いをつかみ合ったところでフルタイムドローのゴングが鳴った。
 

 みのるはノーマイクで丸藤へ「高山のために今はナシだ」と語りかけ、右手を差し出する丸藤は逡巡ありながらも握手に応じる。

エンディング


みのる「第1試合から、TAKAYAMANIAに出てくれた選手、リングに来てくれ。……垣原がどっかにいるらしいな。あそこにいる。……え?桜庭も来てる?!おっ、いるぜ!そこ!皆さん、高山善廣の息子です。名前は……言っちゃっていい?漢字違いで高山“ヨシヒロ”って言います」

 このあとリング上で集合写真の撮影が行われ、みのるが「高山、アイツからメッセージが来てるんだよ」とアナウンス。スクリーンには高山からのビデオメッセージが映し出される。

高山「本日はTAKAYAMANIA、8・26夢のオールスター40周年記念大会にご来場いただきありがとうございます。これは勝手に言ってます。夢のオールスター40周年と言うと、新しいファンはおわかりではないかもしれませんが、馬場&猪木の両名が久々にタッグを組んだ夢の舞台でした。その夢の舞台にも負けないような試合が本日、レスラーたちのおかげで繰り広げられたと思います。これは本当に夢で終わらせたくないことだと思う。もう僕がやるかどうかは分かりませんが、プロレス界は8・26をこのまま今後、毎年1年に1回はやってほしいですね。これは僕からの提案ではありますが、ファンの皆さん、どうでしょうか。レスラーの皆さんありがとうございます。高山の状況を言いますと、本当にちょっとずつですが感覚が戻っているような気がしています。1年前とどこが違うかって言うと明確に映像でお伝えできないのが残念なのですが、明らかに自分の中では感覚が違ってますので、いつの日か本当に……これは去年も言いましたが、鈴木みのるにビッグブーツをかませる日が来るのではないかと思いリハビリに励んでおります。また皆様にお会いできる日が絶対来ると信じでがんばりますので、今後ともご支援よろしくお願いします。ありがとうございました」

続けて改めてみのるがマイクを持つ。

みのる「……ということで、またやるそうです。最後に、いつも高山が若いときから『NO FEAR』って叫んでたけどね、NO FEARの意味知ってる?『怖いものなし』『恐れ知らず』……アイツいつも叫ぶ。『NO FEAR!』って。で、この間、高山善廣vsドン・フライの試合を見返したら、あんな試合怖くないわけねーだろ。だからもしかしたら、高山は若いときから言ってるけど、『俺は怖いもの知らずだ!』『俺は何も怖くない!』ってことじゃなくて、『今から怖いものに向かっていくけど俺は怖くないぞ!』って自分のことを鼓舞するために叫んでんじゃねーかなと思います。想像してみ?ある日突然首から下が動かなくなって、自分で飯も食えなくなって、トイレにも一人でいけなくなって……そんなの怖いに決まってんじゃん。大丈夫。アイツは俺らと比べ物にならないほどのものと戦ってるんで、怖いけど戦ってるんで、この言葉をみんなで贈ってあげよう。『NO FEAR』って。みんな立ってくれ。俺のことが嫌いなやつはいう事聞かなくていいから。お前ら(リング上の選手たち)の中にも俺のこと嫌いなやついっぱいいるけど……(丸藤が真顔で、秀樹が半笑いで手を挙げる)いいか、これは高山善廣に向けてだ。俺が嫌いなのはお前(丸藤)とお前(秀樹)と、あとお前(小橋建太)だよ。大きな声でいま病院にいる高山にみんなの大きな声を届けよう!『頑張れ!』って!行くぞ!NO FEARッッ!!」

 大会が大団円に終わった後、みのるはTAKAYAMANIA募金箱を手に持ち観衆へ募金を呼びかけた。

<試合後コメント>

丸藤正道&田中将人
丸藤「今日はほんとに高山さんのためというか、高山さんの願いとか色んなものが含まれた興行で、だからこそのこのマッチメイクだったと思うし、田中将人さんほど心強いパートナーいなかったんで、久々の鈴木みのる、相変わらずですね。やっぱ嫌いです、俺」
田中「最後お二人が意地の張り合いやってたんでね。ここは入っていくより見てたほうがおもろいんちゃうかって気持ちがね、コーナーで見ててね。ホント熱い戦いを見せてもらって。この3人とはこの機会でしか絡めなかったと思うし、高山さんには感謝しています」

――試合後には握手を交わしていました
丸藤「それはもう、もう全ては高山さんがあってのことだから。今から控室の方に戻れば別々の控室だし、一言もしゃべんねーし、連絡を取り合うこともないと思うし。でもこうやって何かの縁でリングで会うことがあれば熱くなるし、ホントは時間内に勝負を決めるっていうのも一つの見所だと思うんですけど、お客さんも、なにより高山さんが一番見たいっていうのが俺らの熱いそういう戦いだと思うんで。田中さんには申し訳なかったんですけど」
田中「いやいや。いいもん見せてもらいました」
丸藤「ああいう形になっちゃってね」

<試合後コメント>

鈴木みのる&鈴木秀樹
みのる「今回は前回以上に選手の方から『是非出させてくれ』って逆オファーと言うか、協力したいってくれる人がたくさんいたんでありがたいです。高山がプロデュースする、高山少年がプロデュースする夢のオールスター戦みたいに年に一回くらい出来たらと思いますけどね。どうなんだろうね。性格悪いから、コイツ(秀樹)が」
秀樹「そうなんすよねえ」

――秀樹選手はいかがでしたか
秀樹「あれだけお客さんが来てくれて、これだけレスラーが参加して、フロントもいっぱい参加して、記者もいっぱい来てくれてるんで、パンフレットもちらっと見たんですけど、時が流れるとだんだん縮小するもんなんですけど、形はいろんな形があると思うんで、熱量を変えずにやれるといいなって思いますね」
みのる「今回いいんじゃないの?こんだけ来てくれたんだからね(マスコミ陣を指差して)。この間俺がお金かけたときより多いもん」
秀樹「それは望まれ……(途中で言葉を切る)」
みのる「『今回は記事になるな』と。前回は『そんなはず無いだろう』って思ってたから用意してなかったんだよ。だから俺はお前ら(マスコミ)が嫌いなんだよ。まあいいんだけど」
秀樹「僕はみなさん好きですけどね
みのる「俺は嫌いだよ」
秀樹「いっぱい書いてください。みのるさんのとこ全部“秀樹”って書いていいんで。写真はそのままで。……なんの話でしたっけ?あっ、今日の大会!……良かったです!もう全部言ってくれたから(笑)」
みのる「面白かったよ。またね」
秀樹「控室でモニター見てても楽しかったですし」
みのる「見てて楽しいんだよな、選手も楽しいしお客さんも楽しんでたし。モニターでちらっと見たら、NOSAWAのバカが一番楽しんでたよね。『イスもっとくれ!もっとくれ!』って。あれはやりすぎだよね。あれは欲しがり。欲しがり!」
(帰り支度を済ませた論外がちょうど通りかかる)
みのる「お前欲しがりだよ」
論外「欲しがって申し訳ございませんでした」
みのる「今日は色んなしがらみがね、それぞれの団体の軍団対決とか、『アイツとはタッグ組めない』とかいろんなことがあったんだけど、みんなが高山のためにって。俺なんて二度と顔も見たくない、見ることもないと思ってた丸藤とまたこうやって会う。これもまた一つの縁だよね。と、思う」

――高山さんの評価はいかがでしたか
みのる「今回ちょっと(生放送を)見れてないらしい。今の病院は一人部屋じゃないんで生放送をつけるのは難しいらしいんですが、明日楽しみに待ってるはずです」
秀樹「次会うときに僕は怒られないといいなと(笑)」
みのる「『あそこさぁ~』って言われるよ(笑)」
秀樹「しょっぱいって言われる。いや、でも、元々しょっぱ……うぅん……」

(二人がフラッグへ高山への応援メッセージを書こうとしたところでDDTの竹下幸之介が寄せ書きに「次は清宮選手とシングルマッチ!」と書いているのを見つける)
みのる「これはおかしくねえか?こういうのはいいじゃん。『リングの上でお会いできるのを楽しみにしています』とか」
秀樹「みんなそうですよね」
みのる「『また闘いましょう『呼んでくれてありがとう』……、『清宮選手とシングルマッチ』……お前んとこの若いのどうなってんだよ(DDTスタッフへ)」
秀樹「こういうタイプ(プロレスLOVEポーズ)の人ですか?自分が、なにやっても自分だけ」
みのる「ってことで、今日のTAKAYAMANIA EMPIRE2の締めは、DDTの若手選手の教育がなってないということで。もっと考えないとダメだよ」
秀樹「これ、週プロの表紙で……」
みのる「空気読めない」
秀樹「なんの大会かわかんないですよね」
みのる「ということでこれ、まだ2回目。3回目、4回目、5回目、続けていくことに意味があると思うし、高山の現状、莫大な治療費がかかります。これからも、少しずつは良くなってるけど、プロレスファンの皆様の一人ひとりの力添えがまだまだ必要なので、是非これからも。募金箱、パイルドライバーに置いてるんで、主要プロレス団体にも募金箱は置いてますんで、そちらでもね。ホントポケットの中の10円でいいんで、1円でもいいんで、1円玉を1億人が入れたら1億円なんで、そのくらいの気持ちでやっていこうかなと思っています。ありがとうございました。最後『ノーフィアー!』で行こうか」
二人「高山に届け!ノーフィアー!」

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