【試合詳細】6・28 全日本プロレス静岡大会 宮原健斗&青柳優馬&吉江豊vsパロウ&オディンソン&ノビー・ブライアント 諏訪魔&石川修司&佐藤光留vsジェイク・リー&岩本煌史&関根“シュレック”秀樹 秋山準&カーベル伊藤vs大森隆男&丸山敦

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『2019 DYNAMITE SERIES』
日程:2019年6月28日(金)
開始:18:30
会場:静岡県・清水マリンビル
観衆:352人

▼シングルマッチ 20分1本勝負
○ブラックめんそーれ
4分29秒 スネークスパイク→エビ固め
●大森北斗

▼flagman presents タッグマッチ 30分1本勝負
○秋山準/カーベル伊藤
6分44秒 エクスプロイダー→体固め
大森隆男/●丸山敦

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○野村直矢/UTAMARO(フリー)
9分4秒 山折り→片エビ固め
岡田佑介/●田村男児

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○ゼウス/ヨシタツ(フリー)
8分10秒 ジャックハマー→片エビ固め
ディラン・ジェイムス(フリー)/●ギアニー・ヴァレッタ(マルタ)

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
[Evolution]諏訪魔/石川修司/●佐藤光留(パンクラスMISSION)
10分32秒 バックドロップ→体固め
○ジェイク・リー/岩本煌史/関根“シュレック”秀樹(フリー)

▼6人タッグマッチ 60分1本勝負
○宮原健斗/青柳優馬/吉江豊(フリー)
13分46秒 ジャーマン・スープレックスホールド
パロウ(EVOLVE)/オディンソン(EVOLVE)/●ノビー・ブライアント(PWR)

三冠王者・宮原が強豪外国人タッグに快勝しヨシタツとの三冠戦に自信!諏訪魔と関根シュレック秀樹に因縁勃発!カーベル伊藤がアジアタッグ奪取に向け武者修行を宣言!

第1試合


 めんそーれが新人の北斗に胸を貸すシングルマッチ。北斗はこの日24歳の誕生日を迎えており、金星を狙いたい試合。
ゴングと共にめんそーれが北斗を無視してコールを煽り始め、北斗が組み付いていくとバックの取り合いからグラウンドでのヘッドシザースからクリーンブレイク。即座に北斗がエルボーを入れていくがめんそーれは蛇の手で目潰し。北斗は怯まずドロップキックを放ち、続けてボディスラムを狙っていくが、逆にめんそーれがボディスラムで叩きつける。北斗は即座に起き上がってエルボー連打から再びボディスラムを狙っていくが、めんそーれは「誕生日おめでとー!」とボディスラム。それでも北斗はエルボー連打からボディスラムを狙うが、めんそーれはショルダースルー。
 めんそーれは逆エビ固めで腰を落とすが、北斗は必死のプッシュアップでロープブレイク。めんそーれは北斗をコーナーに振っていくが、北斗はブートでカウンターし、ミサイルキックからランニングエルボーを連打。三発目でめんそーれを倒すとブレーンバスターで叩きつけ、再びミサイルキックを狙うが、めんそーれがデッドリードライブからニーリフト。続けてスネークスパイクを投下するもカウントは2。めんそーれは再びコーナーに上がってダメ押しのスネークスパイク。これでカウント3を奪った。

第2試合


カーベル伊藤が秋山準とのタッグで大森隆男&丸山敦の実力者タッグを迎え撃つこの試合、ゴング前には選手たちが観客席へ餅投げのように記念品を投げ入れる恒例行事・通称“カーベルタイム”が行われ、会場は大盛り上がり。

 そしてカーベル伊藤と対峙した大森は「新車が一万円とか言ってるんだよ。冗談じゃないよお前!」と株式会社カーベルのサービスについていちゃもんを付ける。そしてカーベル伊藤と丸山のマッチアップでゴングが鳴ると、丸山は「おぉい!新車が一万円なわけねぇ~だろ!」と叫びながらロックアップ。大森も「100円レンタカーなんて言ってよお前!」と口撃で加勢。
 カーベル伊藤と丸山はリストロックの攻防を展開し、カーベル伊藤がネックスプリングで跳ね起きてから足を刈り、インディアンズデスロックの体勢に持ち込む。しかし、ここで大森が丸山を救出するためにカーベル伊藤へチョップを放つとカーベル伊藤が倒れ込み、丸山の足に大ダメージ。丸山は「あいたたたたた!大森さん!倒したらアカン!倒したらアカン!大森さん!ボディボディ!」と悲痛な叫び声を上げると、大森は「良かれと思ってよぉ」と言いつつ起き上がったカーベル伊藤に再びチョップ。カーベル伊藤が倒れて丸山の足にダメージが入ると丸山は悲鳴を上げながら這っていきなんとかロープへ。
 カーベル伊藤は丸山をコーナーに振ってから串刺しダブルニーを放ち、50音チョップ。丸山は「パワハラやろ!そんなん!嫌やぁ~!」と悲痛な叫び声を上げながらチョップを受けきり、「新車が一万円なわけねぇだろうが!」とカーベル伊藤にサミング。さらにロープに走ってエルボーを振りかぶるが、カーベル伊藤はビッグブートで動きを止め、スリングブレイドで叩きつける。そしてジャイアントスイングで10回転丸山を振り回し、目を回したカーベル伊藤と丸山は互いにタッチ。
 秋山が飛び出していくと大森はビッグブートでカウンターし、ニールキック、スイングネックブリーカーと連撃。秋山がエルボーを放っていくと大森はチョップの連打で対抗し、フルネルソンバスターで叩きつける。
 そして大森が満を持してアックスボンバーを宣言すると、丸山が「ちょっと待った!ちょっと待った!大森さん!昨日ハルク・ホーガン見ました!僕がアックスボンバー行きます!僕が行きます!大森さん!パワハラで傷ついてるんですよ!」と猛烈にタッチを要求。大森は「頼むぞ!」と丸山にタッチ。

 丸山は「社長の目の前でアックスボンバー行くぞ~ッ!アックスボ~ンバッ!アックスボ~ンバッ!」とたっぷり時間をかけて観客を煽ってからアックスボンバーを放つが、秋山があっさりラリアットでカウンターし、ランニングニー。カーベル伊藤が大森を場外に突き落とし、さらにコーナートップからカーベルスプラッシュで押しつぶしてアシストすると、秋山がエクスプロイダーで丸山を沈めた。

 試合後、勝利した秋山とカーベル伊藤には勝利者賞が贈られた。

<試合後コメント>
カーベル伊藤
――試合を終えられていかがですか
「今日は対して受けてないってのもあるけど、痛くないですね、相手の攻撃が。身体が慣れてきたのか、痛みを感じないです。今日もカーベルスプラッシュが大森選手にヒットして、対ヘビー級対策が着々と進んでいます。今日はヘビー級の大森さんとの絡みが少なかったので、次の参戦時にはしっかりとヘビー級の選手と当たっていきたいですね。他団体への参戦もいくつか決まっているので、“対ヘビー級”というテーマは常に頭に入れて、でっかい相手を転がすのか、ダブルアームDDTとかで突き刺すか、イメージは出来てるんで。それを実践しつつ、12月にはアジアタッグを獲得できるよう進んでいきます!」

――今年が終わるまであと半年となりましたが、今後は他団体参戦を含めて試合数を増やして経験を積んでいくということでしょうか
「そうです!色んな団体で色んなスタイルを味わって、それに適応して、それを全部アジアタッグ挑戦に向けてぶつけていきたいと思います。ちょっとね、地元・愛媛県で武者修行をしようと思っています。長州力さんの引退試合を見て刺激を受けているのでね!どんな相手でも一直線で向かっていくスピリットって大事ですよね。今はレスラーとしてのアンテナが立ってるんで、今のカーベル伊藤はスポンジ期間中なのでドンドン吸収していきますよ!(笑)それで12月には腰にベルトを巻いている姿を皆さんにお見せしたいです!」

――今日初めて見たという関根“シュレック”秀樹選手についてはどう思われますか
「シュレックさん良かったですよね!シュレックさんからも『是非やりましょう!』って参戦アピールを頂いてるんです。シュレックさんと色々話したんですけど、体作りに関する意識がすごく高いですよね。控室でもプロテインとか、僕が見たこともない色んなサプリメントとか、プロテインバーみたいな乾き物をムシャムシャ食べてました。それで、隣で丸ちゃんが普通におむすびを食べてるんです(笑)この違いなんだなあって(笑)僕は控室にいるときもすべてがスポンジ期間中なので、選手のストイックさとか、控室で選手が集中している姿を見たりするのはとても勉強になります。控室でもスクワットしてる選手もいるし。そういうところからもドンドン吸収して、自分にクリスマスプレゼント、アジアタッグ行きますよ!」

第3試合


岡田と野村でゴングが鳴ると、ロックアップで押し込み合い、岡田がエルボーを放っていくと野村も重いエルボーで反撃。そのままバチバチと打ち合い、野村がヒップトスからボディスラムを狙うが、岡田が着地しドロップキック。男児にタッチ。
男児は低空タックルで野村の足を刈ろうとしていくが、野村ががぶって受け止め、コーナーに連れ帰ってUTAMAROにタッチ。
 男児とUTAMAROはロックアップで組み合うが、UTAMAROがサミングからヒップトス、低空ドロップキックと決めていき、ボディスラムで叩きつける。野村にタッチ。
 男児が野村にエルボーで突っ張っていくと、野村は両手を広げて全て受け止めた上でエルボー一発でなぎ倒し、ボディスラム2連発。さらにロープに振ってショルダースルー。UTAMAROにタッチ。
 UTAMAROは男児をコーナーに振ってアイリッシュウィップを2連発。さらにコーナーに振って突撃するが、男児はセカンドコーナーからのダイビングショルダーでカウンターして一矢報いると岡田にタッチ。
 岡田はエルボー連打からランニングエルボーでUTAMAROを倒すとビッグブーツからバックドロップ。さらにフィッシャーマンズスープレックスを狙っていくが、UTAMAROは延髄斬りでカウンターし野村にタッチ。
 野村は岡田に串刺しエルボーからノーザンライトスープレックス。さらに串刺しエルボーを狙うが、岡田がブートでカウンターしショルダータックル。男児にタッチ。
 男児は岡田とともに野村をダブルのブレーンバスター。さらに男児が野村に逆エビ固めに入るが、UTAMAROが人差し指を唇に当てながら男児の背後から忍び寄り、男児にスリーパーホールド。これで男児が逆エビ固めを解いてしまうと、野村は男児と救出に飛び出してきた岡田を2人まとめてスピアーでなぎ倒す。さらに野村はマキシマムを狙うが、男児は後ろに着地してスクールボーイ、スモールパッケージと丸め込んでいき、さらにエルボー連打。さらにロープに走るが、野村がスピアーでカウンター。最後は野村が山折りでトドメを刺した。

第4試合


 海外の大型選手と日本の大型選手がぶつかり合うこの試合、ヴァレッタがチェーンでゼウスを奇襲して試合開始。ヴァレッタとディランはゼウスをダブルのショルダータックルで吹き飛ばすと、ゼウスはヨシタツにタッチ。
 ヨシタツはヴァレッタにCBJを狙っていくが、ヴァレッタはこれをキャッチ。ヨシタツは暴れてこれを抜け出すとニールキックを放ち、ロープに走るが背後からディランがヨシタツを捕縛してアシストすると、ヴァレッタがカミツキ攻撃からスパインバスター。さらにスリーパーホールド。ヨシタツがブレイクするとランニングバックエルボーを見舞いディランにタッチ。
 ディランはヨシタツをコーナーに押し込んで串刺しショルダータックルを連打。ヴァレッタにタッチ。
 ヴァレッタはヨシタツにブレーンバスター。さらにチンロックをかけながら頭に噛みつき、脳天にエルボースタンプ。ディランにタッチ。
 ディランはヨシタツをコーナーに押し込んでエルボースタンプを連打し、ヨシタツの顔面をロープに押し付けて後ろからヒザでグリグリと抉っていく。ディランはさらにエルボースタンプを連打するが、ヨシタツが奮起してエルボーで反撃。これを強烈なエルボー一発で吹き飛ばしたディランはチョークスラムを狙うが、ヨシタツは着地して走り、ビッグブートを連打。さらにスワンダイブ式ミサイルキックを放つ。連撃を狙うが、ディランがヨシタツをコーナーにプッシュして串刺しラリアットからエルボードロップ。ディランはパワーボムを狙うが、ヨシタツはなんとか耐えて組み付き、スイングDDT。両者タッチ。
 ゼウスはヴァレッタの突撃をかわしてジャンピングラリアット。さらに背後から組み付くが、ヴァレッタはレフリーに捕まって耐え、レフリーの視線がそれた隙に後ろ足を蹴り上げてローブロー。すかさず組み付いてタイガードライバー。続けてディランを呼び込んでゼウスを捕縛させると自らはチェーンを持ち出してチェーンラリアットを狙う。2人はゼウスをロープに振るが、ゼウスは2人のラリアットをかわして逆にダブルラリアット。
 これでディランを撃退すると、改めてヴァレッタにラリアットを放ち、ヨシタツがCBJで追撃。最後はゼウスがジャックハマーで叩きつけ、カウント3を奪った。

第5試合


 シュレックが自ら前に進み出ると諏訪魔が出ていき、大型選手同士のマッチアップでゴング。
 手4つから互いに姿勢を低く足を刈ろうとする攻防からがっぷりと組み合って押し合う力比べへ。これに諏訪魔が打ち勝つとクリーンブレイク。再び手4つから腕関節を取り合い、諏訪魔が低空タックルから上をとっていくが、シュレックはローリングして諏訪魔をいなし、下から足を取ってヒザ十字を狙う。これを外した諏訪魔はタートルポジションを取る関根をひっくり返してフォールを狙っていくが、関根も下から組み付いて腕十字に持っていく熟練のテクニックを見せる。諏訪魔は足を伸ばしてロープブレイク。再び手4つで組合、諏訪魔がリストロック、ハンマーロックと取っていくが、関根が下から足を取ってヒザ十字。諏訪魔は急いでロープへ。クリーンブレイクから関根が岩本にタッチ。
 岩本と諏訪魔は手4つで組み合おうとするが、岩本がエルボーで先制。すると諏訪魔は強烈なダブルチョップ一発で岩本をなぎ倒し、光留にタッチ。
 光留は岩本のエルボーを受け止めてから首投げ。さらに「全然痛くありません!」とサッカーボールキック。さらにミドルキックを連打しながら自軍コーナーに押し込んで石川にタッチ。
 石川はボディスラムからダブルフットスタンプを3連打。岩本はエルボー連打で突っ張っていくが、石川は岩本をコーナーに叩きつけてからセカンドコーナーに乗り、ダイビングフットスタンプ。さらに串刺しラリアットを狙うが、岩本はこれを回避し延髄斬り。ジェイクにタッチ。
 ジェイクは石川にビッグブートからレッグラリアート。さらに串刺しビッグブートからサイドスープレックスで叩きつける。さらに必殺のバックドロップを狙うが、石川はこれを耐えて強烈なエルボー。ジェイクもエルボーで対抗していくが劣勢となり、ビッグブートに切り替えていくが、石川はワンハンドバックブリーカーで痛めつけて光留にタッチ。
 光留は「イケメンこの野郎!」と串刺しミドルキックから「投げるぞオイッ!」と水車落としを狙うが、これを耐えたジェイクがサイドスープレックスを狙う。これを諏訪魔と石川がカットに入り、2人でジェイクをコーナーに振って串刺しラリアット。さらにサンドイッチラリアットを見舞い、光留が走り込んでPK。さらにアンクルロックで絞り上げるが、関根が光留の背後から忍び寄り、ベリー・トゥ・バックで叩きつける。ここに石川が飛び出してきて関根にスプラッシュマウンテンを狙うが、関根はショルダースルーからラリアット。その隙に岩本のマジックスクリューにジェイクがニーリフトを合わせる合体技。フォールに入るも諏訪魔がカット。岩本が諏訪魔を排除している間にジェイクが高角度のバックドロップで光留を叩きつけ、カウント3を奪った。

 試合後、関根が諏訪魔に突っかかっていき、諏訪魔も応戦しようとするとセコンド陣が両者を必死に引き止める。なんとか乱闘は起きずに済んだものの、諏訪魔の怒りは収まらず観客席前の柵をリング内に投げ入れるなど大暴れしながら引き上げていった。

<試合後コメント>

諏訪魔&石川修司
諏訪魔「ムチャクチャやってんなあ、シュレック関根っての。……あ?関根“シュレック”秀樹?間違えた。そんくらい分かんないやつだよ。何がしたいんだよアイツは。佐藤の子分の臭いしかしないよ。全然まだまだ。今日短いよ。短くない?試合。ものたんないよ。まだまだやり足りないな。(試合の)頭のレスリングなんてさ、それから先をやりたいわけでさ、こっちは。まだ頭しか分かってないよ。ただデケーだけかもしれない。分かんないね、アイツは。とにかく勘違いした奴がまた出てきたよ。色んな所にいるよあんなの。何を主張したいんだ。ただ腹が立ったってだけだよ」

――関根選手はかなり大きい選手ですが、世界タッグ戦に向け、“仮想THE END”になりえましたか?
諏訪魔「THE ENDの足元にも及ばないな。世界タッグのためになんなかったよ。(石川選手に)申し訳ないよ。まだまだ。向こうの話聞いたほうが良いんじゃないの?(俺からはもう)無いよ」

ジェイク・リー&関根“シュレック”秀樹&岩本煌史
ジェイク「見た目でも分かる通り、そして実際組んでみたら分かるんじゃないかなと。この力強さ。伊達じゃないですよ、ブラジリアン柔術。そして、前にも出てるわけだし、それで全日本プロレスにこういう風に出場してもらっている。改めて今日は良かったなと思う反面、(関根選手と)やりたいなという気持ちもすこ~し芽生えてきてます」
岩本「俺的に言えば、Sweeperの味方は静岡ではシュレックさんって思ってますよ。前回も僕らの助っ人になってくれたんで」
関根「前回組ませてもらって、それから興味深く二人の戦いを見ていたんですけど、一度タイトルを獲られて、相手の方も素晴らしかったんですけど、素晴らしい戦いでタイトルを取り返して。こんな2人と組ませてもらえて幸せです。僕もまた力不足ですけど、いつかジェイクさんと力比べしてみたいなという気持ちもあります」
ジェイク「おぉ!(笑)」

――今日初対決だった諏訪魔選手はいかがでしたか
関根「そうですね、おそらく自分もですけど、序盤やらせてもらったんですけど、噛み合わなかった部分がありますね。それでお互いフラストレーションが貯まって。諏訪魔選手はレスリング出身で、全日本に入ってからプロレス一筋でやってきた。自分はブラジリアン柔術、そして総合格闘技を経てやってきた。噛み合わなくて当然なんですけど、そこで恐らくフラストレーションが貯まったのかなと思います。是非ね、タッグじゃなくて諏訪魔選手といつか自分も頑張って上に上がってシングルで闘いたいと思います」
ジェイク「個人的なことになるけれども、前回野村直矢に借りを返した。僕はそう思っているので。けどただ、それだけです。これで貸し借りゼロ!」

第6試合


 オディンソンと宮原でゴングが鳴ると、ロックアップから宮原ロープに押し込んでいきキレイに離れるがオディンソンは即座に殴りかかり、ショルダータックル。宮原が場外にエスケープするとパロウにタッチ。宮原は場外でたっぷり時間をかけて相手を焦らしてから吉江にタッチ。
 吉江とパロウはあんこ型の大型同士のバチバチとしたショルダータックル合戦を繰り広げると、宮原が「青柳、お前いけよ」と指示。吉江からタッチを受けた青柳はショルダータックルで突っ込んでいくがパロウには劣勢。ならばとダイビングクロスボディを投下も、パロウはキャッチして俵投げ。ここに宮原と吉江が入ってきて2人でトレイン攻撃を狙うが、パロウは宮原と青柳の攻撃をかわし、吉江のボディスプラッシュもかわして2人目掛けて誤爆させる。オディンソンにタッチ。
 パロウとオディンソンは青柳を自軍コーナーに押し付けてノビーと3人で打撃を見舞っていき、オディンソンがブレーンバスターからセントーン。さらに背骨に年度も膝を入れてからチンロックで絞り上げるが、青柳は足を伸ばしてブレイク。
 ここでタッチを受けたノビーがダブルアックスハンドルから裏投げを狙っていくが、青柳が抵抗するとボディスラムからエルボードロップを2発。パロウにタッチ。
 パロウは青柳の喉元をグリグリと踏みつけていくと、青柳はエルボーで反撃する意地を見せるが、パロウは軽々と持ち上げてブレーンバスターで叩きつける。オディンソンにタッチ。
 オディンソンは青柳の喉元にニードロップ。ノビーにタッチ。
 ノビーは青柳をコーナーに押し付けて逆水平チョップを連打。青柳のエルボーを股くぐりでかわしてマンハッタンドロップと軽やかな動きを見せる。そしてブレーンバスターを狙っていくが、青柳は背後に着地しジャンピングニーで一矢報いて吉江にタッチ。ノビーもオディンソンに繋ぐ。
 吉江は掌底、突っ張りでコーナーに押し込み、串刺しボディスプラッシュを連発。さらにエルボードロップを見舞う。オディンソンもエルボーで反撃していくが、吉江はオディンソンをコーナーに振ってボディスプラッシュを放つ。しかしオディンソンはこれをかわしてコーナーに飛び乗り、ダイビング式の錐揉みヨーロピアンエルボー。ノビーにタッチ。
 ノビーは吉江に飛びついて回転エビ固めを狙うが、吉江は耐えてヒップドロップ。これを回避したノビーはロープに走るが、吉江がルーテーズプレス。宮原にタッチ。
 宮原はドロップキックのコンビネーションでノビーに膝をつかせると、コーナーに振って対角線を走って串刺し攻撃を狙うが、宮原が走り出した横っ腹にオディンソンがタックルでぶつかり宮原は跳ね飛ばされる。ここでパロウも入ってきて宮原を引き起こすとオディンソンがドロップキック。続けてオディンソンがパロウの巨体を宮原の体の上にハリケーンドライバーで叩きつける。さらに宮原をコーナーに振って三人でトレイン攻撃を見舞うが、青柳と吉江が救出に入ってカットすると、青柳がノビーに雪崩式ブレーンバスター、即座に吉江がボディプレスで追撃し、宮原がジャーマン・スープレックスホールド。これで3カウント奪った。

宮原「帰ってきたぜ!清水~ッ!清水の皆さん、今日は最後まで最高の声援をありがとうございました!2日後の東京は後楽園ホールで、この三冠ベルトをかけて、ヨシタツと闘います!そこで!清水の皆さんの正直な声を聞きたい!6月30日!チャンピオン宮原健斗vsチャレンジャーヨシタツ!どちらが勝つことを望み!ますか!正~直な声を聞かせてくれ!宮原健斗とヨシタツ、どちらを望みますか~ッ?!×4(観客の男の子が大きな声で「健斗!」と叫ぶ)……嬉しいなあ。満場一致で!!(観客の一人から「ヨシタツ!」の声が上がると宮原はガッカリして帰ろうとするが、健斗コールが起きると戻ってくる)……宮原健斗です!最後に!清水の皆さんに聞きたい!全日本プロレス、最高ですか~ッ!……聞こえないなあ。(先程の男の子がリングサイドに駆け寄ってくると宮原はマイクを向け、男の子が大きな声で「健斗」コール)全日本プロレス!最高ですか~ッ!OK!全日本プロレス、最高ですか~ッ!清水!最高ッ!」

<試合後コメント>

パロウ&オディンソン&ノビー・ブライアント
ノビー「ごめんな、俺のせいだ」
オディンソン「何やってんだよお前!」
(ノビーとオディンソンが話しているところへパロウがやって来てノビーの首根っこを掴んで放り投げ、オディンソンまで小突くなど大荒れ)
パロウ「今日の試合の結果なんてなにも影響はない。30日に諏訪魔と石川を叩き潰すだけだ!」
オディンソン「THE END is HERE!!」

宮原健斗
「よっしゃあ!OK!ありがとう、清水!ついに2日後に迫ってきた!2日後だ!宮原健斗vsヨシタツ!どんな一日になるか!皆さんはどうお思いですか?どちらが勝つことを望みますか?さぁ、明日の大阪門真で最後の前哨戦だ!あと2日だ!」

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