“猪木イズム最後の継承者“藤田和之が王者スーパー・タイガーに宣戦布告!“リアルジャパンプロレスvsはぐれIGFインターナショナル”の対抗戦が勃発?!

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 20日、東京都・後楽園ホールにて『初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス ストロングスタイルプロレスVol.2』が行われた。

 この日のメインイベントでは、はぐれIGFインターナショナルの“猪木イズム最後の継承者”藤田和之がケンドー・カシンを伴ってリアルジャパンプロレスに初参戦。リアルジャパンの屋台骨であるレジェンド王者のスーパー・タイガーと船木誠勝が“外敵”を迎え撃つ形となった。

 試合は序盤から藤田が荒々しいファイトで船木を圧倒。カシンもサミングや金敵攻撃を交えながらも確かなサブミッション技術を見せ船木を苦しめるが、船木は多彩な蹴り技で吹き飛ばして距離を取りスーパーに繋ぐ。
 スーパーと船木は連携してカシンを蹴散らし藤田に狙いを定めるが、藤田はダブルラリアットで2人まとめて吹き飛ばし、リングの内外から遊撃していたカシンが船木を分断してスーパーを孤立させる。スーパーは藤田にトラースキック連発からの延髄斬り、さらにタイガー・スープレックスを狙っていくが、藤田が強引にロープまで押し込むとカシンが場外からスーパーを足払い。藤田が転倒したスーパーの顔面に強烈なサッカーボールキックを叩き込んで試合を決めた。

 試合後、マイクを取ったカシンは「次はレジェンド選手権をかける勇気があるんだろ?シングルマッチで藤田和之とやれるのか?」とスーパーを挑発。
激怒したスーパーは「カシン!お前のアシストなかったらな、野獣からスリー入ってねーぞ!?いいよ!喜んでかけてやるよ!おい、藤田!」とベルトを掲げて見せるが、藤田は突如スーパーに殴りかかりベルトを強奪。怒りが収まらないスーパーをセコンド陣が必死に止める中、藤田は不敵に笑いながらベルトを高々と放り投げ、無言でリングを後にした。
 
 この暴挙の真意を聞くべくマスコミ陣がバックステージまで藤田を追いかけていくが、藤田は「(コメントは)いらない。いらない。いらない。(コメントを)もらってどうすんだよ!いらない!」と追い払い、すぐに売店へと向かった。

 大会終了後、初代タイガーマスクに話を聞くと、「まあこれでこそストロングスタイルというものじゃないかと思います。それにしても、よく盛り上げてくれたなと思います。ストロングスタイルで盛り上がるとこういう風になると実感してもらえたと思います。やはり猪木の意志を継ぐにふさわしい人間だと思いますね」と藤田を絶賛。
 今後も藤田とカシンは継続的に参戦していくのかどうかを問われると「上がり続ける資格はあるんじゃないでしょうか。そう思いますよ」と即答した。

 今後、 “リアルジャパンプロレスvsはぐれIGFインターナショナル”の対抗戦が展開されていくことが予想され、今後のリアルジャパンから目が離せない。

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