流血事件の世志琥を“絶対不屈女王”安納サオリが挑戦者に指名!

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 14日、東京都・新木場1stRINGにて行われたBeginning『Actwres girl‘Z ACT37』にて、初代AWGシングル王者の安納サオリが関口翔を制して王座を防衛した。

 Beginningは『女優によるプロレス団体』をコンセプトに、所属選手を“アクトレスガールズ”と呼称して2015年に旗揚げ。堀田祐美子がマネージャーに就任し、現在ほぼ全ての女子団体にアクトレスガールズが参戦するほどに成長。昨年11月には団体初の後楽園ホール大会への進出も果たし、4月30日には2回目の後楽園ホール大会を予定している。

 この日は、昨年アクトレスガールズで新設された初の王座であるAWGシングル王座の初代王者・安納サオリが挑戦者の関口翔を迎え撃った。
 安納と関口は、昨年11月に同王座の初代王者決定トーナメントの準決勝で対戦。このときには安納が勝利したが、関口の「サオリさん、絶対に優勝して、そのベルトをかけて自分ともう一度勝負してください!」の声に応え再戦を約束しており、この日にそれが実現した。
 関口もOZアカデミーなどの他団体での出場が増えて成長した姿を見せており、前哨戦のタッグマッチでは安納から勝利するといった波乱から、この日の決着の行方には注目が集まっていた。

 試合は、安納が握手を求めたところを関口がエルボーで奇襲してゴング。
 これを余裕を持って対処した安納が執拗なヘッドロック、顔面へのビッグブートと攻め立てていくと、関口もスリーパーホールド、顔面へのストンピングとやられたことをやり返して意地を見せていく。
 スピードで勝る関口はエルボーの速射やドロップキック4連発などで流れを掴み、ナカユビ(飛び付きDDTからの胴絞めフロントネックロック)でじっくりと安納を痛めつけ、必殺のSTOを放つが安納はこれを返し、2発目を狙う関口にウラカン・ラナ、ジャーマン・スープレックスホールドと畳み掛け、最後は奥の手のドラゴン・スープレックスホールドでカウント3を奪った。

 試合後、安納は今月8日のSEAdLINNNG新木場大会で堀田祐美子vs世志琥の試合でセコンドとして参戦した折に世志琥のイス攻撃を受けて流血し緊急搬送された件について「心配とご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした」と謝罪。そして今月20日のSEAdLINNNG後楽園ホール大会で同団体のタッグ王座に挑戦する高瀬みゆき&有田ひめかの後輩タッグに「絶対獲れよ」とエールを贈った。
 これに対して高瀬は「私が不甲斐ないから、アクトレスガールズが『アイドル崩れ』と言われました。私が不甲斐ないからです。その目、絶対に晴らしてきます」と真剣な表情で応えた。
 そして最後は4月30日のアクトレスガールズ後楽園ホール大会に向け一致団結する意味も込め、Beginning、Color’sの両ブランドの選手たちで揃って大会を締めた。
 
 バックステージに戻った安納は改めて世志琥との騒動を振り返り、「あの日堀田さんの前に出てしまった自分にも悪いところはあります。でもやっぱあのときに言われた言葉だったりとかは忘れてないんで。私の考えている勝手なことなんですけど、後楽園ホール、このベルトをかけてSEAdLINNNGの世志琥とやりたいですね。ベルトかけてメインイベントでやりたいって思ってます」と世志琥を次期挑戦者に指名しに宣戦布告。
 4月30日までに世志琥に対してなにかアクションを起こしていくかどうかを聞かれた安納は、「でもチャンスがあればいくらでも行きたいなと。自分から行くかもしれないですし、そこは『私から目を離すな』ってことです」と笑い、今後の波乱をほのめかした。

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