【インタビュー】3・18 篠瀬三十七引退&ASUKA PROJECT解散興行の見どころを篠瀬が語る!藤波辰爾、藤原喜明、船木誠勝らレジェンドたちも続々参戦!

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 3月18日、東京・後楽園ホールで開催されるASUKA PROJECT解散&篠瀬三十七引退興行が目前に迫った。そこで、同団体・篠瀬代表が現在の心境と見どころを語った。

――引退の要因となった脳腫瘍の状態はいかがですか?
「一時あっためまいや物忘れの症状も治って、安静にしていれば大丈夫です。経過検診でも、ミリ単位で腫瘍が小さくなっていると言われました」

――引退試合が迫ってきました。その一戦では、篠瀬、田中将斗、高橋匡哉、仲川翔大vsTAJIRI、児玉裕輔、勝俣瞬馬、ジョシュ・オブライエンというカードが組まれました。
「対戦相手のTAJIRIさんは師匠、児玉さんは最初の頃のコーチ、勝俣はスマッシュ時代の同期、ジョシュはプロテストのときの対戦相手で、みんな思い入れのある選手なんです。パートナーの高橋、仲川はASUKAで一緒にやってきた選手。将斗さんはスマッシュに入る前、ZERO1の入門テストを受けた際の試験官だったんです。みんな何らかのつながりがあって、こういうカードになったんです」
――田中選手とは、そういうつながりがあったんですね?
「ハイ。ファンの方にはわかりづらい面があるとは思いますが・・・。テストのときは、厳しく見ていただいてKAMIKAZEさんもいらしたけど、『スクワットがもっとできるようになったら、ウチにこい。年齢は関係ない』と言ってくださいました。その後、スマッシュに入って、いろんな団体でお会いするようになって、声を掛けていただいていまして、『最後は一緒に絡もう』と言っていただいた」
――勝俣選手とは?
「勝俣との関係も分かりづらかったと思いますけど、同期で彼はデビュー前にリタイアした。でも、その後、DDTでデビューを飾って、初期のASUKAに出てもらってる。ウチで、高橋から番狂わせで勝って、初勝利を挙げてるんです」

――最後はやはり自ら3カウントを奪って、終えたいところですね?
「もちろんそうなればいいですし、仲川や高橋も、そうなるようにアシストしてくれるとは思いますけど、こればっかりは試合ですから、やってみないと分からないし、いいづらい部分があります」
――引退試合はやはり師匠TAJIRI選手とというこだわりがあったのですか?
「直接は聞いてないですけど、人づてにTAJIRIさんが『最後はオレだろ』っと言っていただいていると聞きまして・・・。シングルという考えもあったんですが、ここにいるメンツは分かってると思うけど、湿っぽいのはASUKAに似合わない。だから8人タッグでみんなとやらしてもらって、明るく楽しいプロレスを見せたいし、私自身も楽しませてもらいたいので、こういうマッチメークになりました」

――引退試合を目前に控えて、どういう心境ですか?
「私は年齢的に制限あるなかでデビューして、濃厚な7年でした。遅咲きとか言われたりもしたけど、志半ばで終える選手が多いなか、後楽園ホールのメインイベントで試合をして終えられるのは恵まれたことです」

――それでは、ご自身の引退試合以外の見どころをお聞きします。セミでは瀧澤晃頼vs新井健一郎のリベンジマッチが組まれています。
「昔のASUKAを知っている人ならともかく、知らないファンは『何でこのカード?』って思うでしょうね。アラケン選手が第3代ASUKA王者で、15年12月28日の後楽園大会で、私が取り返せなくて、観客動員も厳しくて、アラケン選手から罵声を浴びて、彼は王座を封印して、ASUKAから撤退し、仕切り直しすることになりました。当時瀧澤はデビューしたばかりで、その悔しい思いをぶつけるのに3年かかった。瀧澤が『ASUKAとしてのリベンジ。ケジメをつけなきゃいけない』と言ってくれて、この試合順になりました」

――第6試合は、藤波辰爾、松田慶三、國崎康生vs藤原喜明、藤原ライオン、佐野直。レジェンドが2人登場します。
「藤原組長は16年に1度出てもらってますけど、藤波さんは初参戦。古くから見てるファンは、やはりこの2人の絡みが楽しみでしょうね。でも、今のASUKAを知るファンには、國崎とライオンのライバル対決を見てもらいたいですね。國崎にとって、あこがれの選手だった藤波さんと組ませてもらって、やられっ放しのライオンに一矢報いる最後のチャンスだから、リベンジしてほしい」

――第5試合は、「ASUKA5周年記念特別試合」として、船木誠勝、真霜拳號vs鈴木秀樹、佐山駿介という豪華カードが組まれました。
「この試合は佐山がどこまでがんばれるか期待したい。個人的には船木さんが好きで、出てもらいたかった。秀樹さんは、IGFがなくなった頃、まだそんなに売れてない頃に出てもらって、天田ヒロミ選手と因縁をつくった。その後、あちこちでレギュラーになって、船木さんと戦ったらおもしろいと思う。佐山は秀樹さんとシングルで対戦して認めてもらって、タッグを組むことになった。昔のFMWの大仁田(厚)さんじゃないけど、おもちゃ箱をひっくり返したような、何が飛び出すか分からないような試合になると思う」

――第4試合では、アイスリボンから、提供試合として、藤本つかさ&つくしvs世羅りさ&ジュリアが組まれました。
「初期の頃、蕨のアイスリボン道場でよく興行させてもらってまして縁があり、ご厚意で提供試合を組んでもらいました。しかも、エースの藤本選手以下、トップクラスの選手を派遣してもらって感謝しています。この試合は、もうアイスリボンの世界を楽しんでもらいたいです」

――第3試合では、木藤裕次、田中稔のチーム小牧と、TAKA、KENSOのチームUSAの対戦となります。
「稔さんには準レギュラーで出てもらっていたので、出てほしかったんですが、今回はノアさんの九州巡業中とあって、あきらめていたんです。ところが、稔さんから『篠瀬選手の最後なら、どうしても協力したい』と言ってくださって、参戦してもらうことになりました。それで、稔さんが、同じ愛知県の小牧出身の木藤さんと組んでみたいということで、木藤さんも組んでみたいと・・・。対戦相手はTAKAさん、KENSOさんという全米で活躍された選手で楽しみです」

――第2試合は、真琴、進垣リナvs志田光、雫有希の女子の試合になります。
「真琴選手、志田選手は準レギュラーで出てもらって、雫選手も縁があった。進垣選手は、イキのいい選手で、2・11北千住大会に参戦予定でしたが、インフルエンザで急きょ欠場となった。今回はなんとか間に合った。存在感を発揮してほしいですね」

――オープニングマッチは、TAMURA、百田光雄、力、趙雲子龍、エル・イホ・デル・パンテーラ、洞口義浩、本田アユム、大和ヒロシ、黒潮“イケメン”二郎、マイケル・オズボンズの10選手が参加しての飛鳥乱舞(アスカランブル)となります。
「ライオンの弟子のオズボンズ選手以外の9人は、今まで出てくれた選手ばかり。ロイヤルランブルは全く予測不能ですが、オープニングを盛り上げてくれると思います」

――大会全体を通して、見てほしい点はありますか?
「5年という短い期間でしたが、いい時間を過ごさせてもらった。できるかぎり、1枚のチケットで多くの選手、有名選手を見れるよう招へいし、大会サブタイトルを“夢”としました。篠瀬を応援しなくても、結構ですから楽しんでほしいですね。藤波さんと藤原さんのレジェンド対決も味わってほしいし、そのほかの試合も注目してほしいです」

――動員的には?
「これが3度目の後楽園ですが、1回目(14年11月27日)、大仁田さんに出ていただいたときが784人でした。それは超えたいですし、やる以上1000人は来てほしい。いろんな選手が出ますので、ぜひ足を運んでくださるとうれしいですね」

『ASUKA PROJECT解散興行~夢~』
日程:2019年3月18日(月)
開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール

▼篠瀬三十七引退試合 8人タッグマッチ
篠瀬三十七/田中将斗/高橋匡哉/仲川翔大
vs
TAJIRI/児玉裕輔/勝俣瞬馬/ジョシュ・オブライエン

▼リベンジ シングルマッチ
瀧澤晃頼
vs
新井健一郎

▼6人タッグマッチ
藤波辰爾/松田慶三/國崎康生
vs
藤原喜明/藤原ライオン/佐野直

▼ASUKA5周年記念特別試合 タッグマッチ
船木誠勝/真霜拳號
vs
鈴木秀樹/佐山駿介

▼アイスリボン提供試合
藤本つかさ/つくし
vs
世羅りさ/ジュリア

▼タッグマッチ
木藤裕次/田中稔
vs
TAKAみちのく/KENSO

▼タッグマッチ
真琴/進垣リナ
vs
志田光/雫有希

▼飛鳥乱舞(アスカランブル) 10人参加
<出場選手>TAMURA、百田光雄、力、趙雲子龍、エル・イホ・デル・パンテーラ、洞口義浩、本田アユム、大和ヒロシ、黒潮“イケメン”二郎、マイケル・オズボンズ
※試合順は予定

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