【試合結果】3・9 アイスリボン道場マッチ 雪妃真矢&テキーラ沙弥vs尾崎妹加&宮城もち 弓李&トトロさつきvs星ハム子&世羅りさ 藤本つかさvs星いぶきvs松本都 つくしvs鈴季すず

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『アイスリボン946』
日程:2019年3月9日(土)
開始:14:00
会場:埼玉県・アイスリボン道場
観衆:81人

▼シングルマッチ10分1本勝負
○つくし
6分58秒 ミサイルキック→片エビ固め
●鈴季すず

▼トライアングルリボン15分1本勝負
○藤本つかさ
8分05秒 母ロール
●星いぶき
※もう1人は松本都

▼タッグマッチ15分1本勝負
弓李/●トトロさつき
10分44秒 羅紗鋏→片エビ固め
星ハム子/○世羅りさ

▼タッグマッチ20分1本勝負
雪妃真矢/●テキーラ沙弥
14分17秒 ダイビングセントーン→片エビ固め
○尾崎妹加(フリー)/宮城もち

妹加が弓李との絆を語りアジュレボへの初勝利&防衛を誓う!高校に合格したいぶきが道場に凱旋!つくしはすずに貫禄勝利し睨みを利かす

第1試合


 前回の道場マッチで朝陽に挑発される形とはいえ、つくしのミサイルキックよりも雪妃のミサイルキックの方がダメージがあると語ってしまったすず。その言葉に反応したつくしは、すずの髪の毛を鷲掴みにして仁王立ち。あまりの鬼ぶりに号泣するすすを見て、マッチメイクされた一戦。
 試合前、すずの差し出す握手の手を無視したつくしはゴングと同時に先制のドロップキックを放つ。続けて早くもミサイルキックを狙ってコーナーに上がったが、これはすずがデッドリードライブで阻止。しかし、つくしの勢いは止まらない。串刺し、はりつけドロップキックを叩き込み、さらにダイビングエルボー。これをしのいだすずはカウンターの回転式片足タックルでつくしの動きを止め、コーナーへの串刺しチリンチリンアタックの連打からコーナーからのクロスボディへ。ジャーマンを狙ったすずだが、これをこらえたつくしはエルボーの打ち合いからコーナー際での女郎蜘蛛、クロスボディからのエビ固め、逆エビ固め、キャメルクラッチから反転しての強烈な絞めと猛攻が続く。
 仕上げのミサイルキックを仕掛けるが、すずが読んでいた。自爆したつくしに、掟破りのフットスタンプからのエビ固め、カニカニクリップ、逆さ押さえ込みと、つくしを追い込む。つくしの低空ドロップキックを浴びるも、同じ低空ドロップキックで反撃に出た。しかし、立ち上がったつくしは一気に反撃。フットスタンプからのエビ固めの2連発、ダイビングエルボーですずの動きを止め、ミサイルキック。渾身の一撃ですずを仕留めた。試合後もすずの髪を掴んで挑発するつくしに、すずは張り手を放つが、つくしは顔面へのフットスタンプを叩き込むと、さっさとリングを降りた。

 試合後の座談会では、この日、学校の為に試合に出場出来なかった朝陽が「自分の学校は土曜日が登校日っていうのが少し多い気がしまして、残念なんですけど、後楽園のカードが決まりまして、マーベラスの選手と試合で当たれるのが自分は凄く楽しく思います。でも、相手側のコーナーには自分が一番敵視している鈴季すずがいます。いぶとも久しぶりに組めるので、楽しんで自分が絶対に勝ちます」と語った。そしてすずがマイクを持とうとすると、そのマイクをつくしが奪う。 「まず、今日の感想言うまえに、前回の座談会で大口叩いたことを謝ったら?」とつくし。すずが「すいませんでした~」と深々と頭を下げると、つくしは満足気な顔を浮かべOKサイン。
 つくしが戻ると「数年後、自分がつくしさんからミサイルキックでスリー取るから覚えとけよ!」とすず。この言葉に再びつくしがすずに突っかけロープ際まで追い込み「おめぇ、タメ口きいてんじゃねーぞ」と睨みつけると泣き顔のすず。改めてマイクを持ったつくしは「ほんとムカつく、このクソガキ。100億年早ぇんだよ。つくしさんに勝つのは。その言葉覚えとけよ。こっちの台詞だバ~カ。ということで、明日は千葉リボン。…間違えちゃった。(と、笑顔で誤魔化す)租税を通り越して千葉リボン。で、このイライラをユキさんにぶつけたいと思います。すいません。てへ。」と語った。

第2試合


 無事、高校合格を果たしたいぶきが道場に凱旋。入場式で高校合格を笑顔で報告したいぶきは「復帰第1戦は藤本さんとのシングルだと思っていたのに、歯抜けばばあが…。」と都を入れてのトライアングルに不満をもらした。
 試合前、都の握手を無視した藤本に抱きつかれて合格の祝福を受けたいぶきは、藤本と2人で都を場外に落とすと、「藤本さん、シングルマッチお願いします!」と藤本とロックアップ。そしていぶきが藤本をタックルで吹っ飛ばすが、そのタイミングで都がリングイン。コーナーにいぶきを詰めると「お前、偏差値いくつだ!」といぶきを尋問する。見かねた藤本が都を引き離すが、ここでいぶきは背後から藤本に近づき、スクールボーイへ。ここから3選手が入り乱れての攻防戦へ。藤本&いぶきのコンビネーションに苦しめられながらも、都が粘りをみせる。最後は都といぶきの攻防から都がみやここクラッチを決めるが、そこに藤本が飛び込むと、押さえ込まれているいぶきにハムロールを仕掛けカウント3を奪取。唖然とするいぶき、そしてレフェリーに抗議する都だが、もはや後の祭り。
試合後、都は「私は一週間の間に2回も前歯が外れてしまって、試合してる場合じゃなかったんですけど、でも、いぶが高校受かったって事で餞の気持ちでいぶに胸を貸しました。で、負けちゃったけど。今日は私が勝つ流れだったので、凄い悲しいですけど、いぶに言っておきたいのは、高校合格なんてゴールでもなんでもないから。スタート。高校は一番色んな物を吸収して、人生がこうやって行くものなの。高校で悪い大人に会っちゃったりしたら、あんたの親みたく、こんなDQNになっちゃうんだよ。だから高校生活って大事なんだよ。プロレスだけにうつつを抜かすんじゃなくて。プロレスはバカじゃ出来ないから頑張って」といぶきにメッセージ。
いぶきは「復帰第一戦目、つっかさんから負けて、とてもとても裏切られた感があります」と語ると、慌てて藤本が「ちょっと待って、いぶちゃん?裏切ったんじゃないよ。いぶきは受験で大変だったでしょ?辛かったでしょ?でもそれはいぶきだけじゃないの。いぶきの母親であるハム子さんも辛かったし大変だったの。でも頑張って塾に行かせたりとかお弁当作ってあげたりとか、色々精神面でも支えてもらったでしょ?お母さんは優しかったでしょ?優しさに包まれていたでしょ?まるでハムロールの様に。だから私は今日あなたからハムロールで勝ったの。母ロールよ。分かった?だから、感謝すべき相手がいるんじゃない?」といぶきに語りかけ、 藤本の言葉にいぶきは「はい。います。(ハム子の前に対峙して)お母さん、ありがとうございました。(藤本に向かって)つっかさん、ありがとうございました。(都に向かって)都さん、特にないです。」と2人に感謝の礼を述べた。

第3試合


 弓李とハム子は翌日の租税タッグ王座戦の、弓李と世羅は3月17日千葉大会でのリボンタッグ戦の、それぞれ前哨戦として行われた一戦。いきなりハム子と世羅が弓李を捕まえ、ダブルエルボーからのポーズとGEKOKU娘ムーブを見せる。さらにトトロをコーナーに詰めてのダブルお・し・り・だー!からダブルひ・と・づ・ま・だー!を決めるなど、2人でのタッグは公式戦では2015年5月2日アイスリボン644以来、実に3年10か月ぶりとなるものの、息の合ったチームワークをみせていく。一方、対する弓李とトトロはまさに柔と剛。2人の特長を生かしながら、キャリアで勝るハム子、世羅に対していく。最後は世羅がカウンターのドロップキックからの羅紗鋏でトトロからカウント3を奪ったが、世羅と弓李の攻防は共に譲らぬ結果となった。

 試合後、トトロは「明日の租税プロレス、急遽、うのさんの欠場で参戦せて頂くことになりました。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、2年前、自分が練習生の時に初めてのエキシビションをさせて頂いたのが租税プロレスです。3月26日でデビューして丸2年。明日は初心に返ってガンガンぶつかりたいと思います。」と語り、弓李は「は明日2冠になるために、今日は徹夜で税のことを勉強したいと思います。」と語った。
 ハム子は「世羅とタッグ組むのなんていつ以来だろうね?久々に組んだら人妻タッグだよ(笑)。つっか私勝ち組。トトロとは久々に試合したけど、ちょっともどかしさを感じて、その身体があるならもっといけるんじゃないかって。身体を活かしたプロレスが出来ると思います。だから、スピードなりパワーなり、もっと身に着けて欲しいなと思いました。弓李とは最近、当たりすぎてて本当にムカツクけど、明日は租税ベルトのタッグ選手権なのですけど、私、本当に税金分からないの。勉強しても無駄だから。私プロレスで頑張ります。だから沙弥お願いします。私はプロレス担当、沙弥は税金担当でいきます」と担当制でベルト獲りを狙う。
 世羅は「3週間ぶりの道場マッチでした。皆さんお久しぶりです。凄い楽しかったです。改めてプロレスの試合の楽しさを思い知ったなと。今日ニッコニコで試合させて頂いて、(弓李に)相手して頂いてありがとうございました。そのベルトは来週には私の物ですね。今のうちにしっかり首に巻いておいてください。で、なんで3週間道場に来れなかったかと言うと、1回目はいとこの結婚式で幸せをたくさんいただきまして、次の週は両家の顔合わせっていうのをご存知ですか?つっかさん。(藤本が「私も参加したことがあるんですよ。弟の」)弟のかい!!幸せに包まれた2週間でしたけど、それを見せびらかすかのように幸せオーラを放ってますけども。何が言いたいかと言うと、結婚でハッピー=プロレスでアンハッピーではないということを私は見せつけていきたいと思います。明日の租税プロレスも勝つし、そのベルトもアジュレボが巻くし、後楽園ホールでは何かハチャメチャ、めちゃめちゃハチャメチャやって勝ちたいと思ってます」と語った。

第4試合


 第3試合の弓李同様、妹加も雪妃(リボンタッグ)、沙弥(租税タッグ)それぞれの標的とされる前哨戦がメイン。試合は妹加vs沙弥でスタート。いきなり税の種類を叫びながらエルボーを打ち合う攻防戦となるが、なぜか沙弥は終始「酒税!」を連発。さらに妹加に対してタックルで勝負に出る。さすがに見かねた雪妃がアシストに入るも、沙弥の暴走っぷりが目立った。雪妃&沙弥の標的にされた妹加だが、もちのアシストを受けながら、一歩も退かない応戦。最後はその妹加と沙弥の一騎打ちとなる。沙弥が切り返しのエビ固め、グラン・マエストロ・デ・テキーラと勝負に出ただが、コーナーに上がったところを妹加に捕まり、アルゼンチン・バックブリーカー、アルゼンチンバスター、ラリアット、そしてダイビング・セントーンを浴びフォール負けを喫した。

 試合後、敗れた沙弥は「明日は第二の故郷であります、多摩六都エリア、小平で租税プロレス。リボンタッグ、この間の名古屋で取れなかったので、とにかくベルトならなんでもいい、巻きたいので、租税タッグ、ハムさんにプロレス頑張っていただき、私は税金担当として、GEKOKU娘よりは頭が良いと思うので、明日は私がベルトを巻く姿を見に来て欲しいと思います。」と語る。
 雪妃は「今日はリボンタッグと租税タッグの前哨戦。そして、もちさんは前租税タッグ王者であり、このベルトも巻いてたわけですよね。相手にとって前哨戦としては不足なしと思っていたら負けちゃいました。ああ悔しい。でも明日の租税プロレスではもちろん勝利して、来週は千葉リボンがありますので、いっぱいいっぱいチケットがあります。東京駅から新浦安は電車で15分。非常に近いので、是非とも千葉リボンにもご来場お願いします。」と千葉リボンをアピール。
 もちは「今日座談会を聞いていて思ったのは、明日の租税のベルト盛り上がってるなって。それで更に思ったのは、何があってもベルトを返上するっていう、これより悲しいことは無いなって思いました。租税プロレスがまた開催されるのであれば、復帰したあかねとベルト挑戦しに行きたいと思いました。あかね聞いてるか?(あかねが会場後方で「聞いとる。もっちゃんゴメン。来年はもう一回挑戦します」)うん。でも後で一発本気で殴らせて。明日はすずが対戦相手ということで、今日すずの本気を見れたので、明日は相手に不足はないという事で、私はミサイルキックは出来ませんが、ミサイルキックより強い技で勝ちたいと思っていますので覚悟しておいて下さい」。
 妹加は「明日はいよいよ租税プロレスです。GEKOKU娘は頭が悪そうとか言われていますが、そんなの分かんないから。一夜漬けでなんとかなるよね?きゅーさん。詰め込めるだけ詰め込んでこぼれないように明日会場に持っていきます。で、ハムさんは覚える気すらないですから、二人が覚えてればそれだけ勝利に近づくという事なので、プロレスだけやってもダメなんですよ。知識と技術が伴ってないと租税ベルト巻けないんで。一緒に詰め込んでいきましょう。私は前回の道場マッチに参戦していなかったので映像で知ったけど、GEKOKU娘が巻いているタッグベルトをアジュレボと対決するということで、妹加ちゃんがいないと弓李さんは何も決められないんでしょ?みたいな感じだったけど、全然そんなことないし、私は弓李さんがやるって言ったらやるし、このベルトだってきゅーさんがやるって言ったから、らぶっちゃと試合して勝ち取ったベルトです。私が嫌とか意思の疎通が取れてないみたいなのは感じていないので。きゅーさんが良いって言ったら良いし、私が良いって言ったらきゅーさんも良いって言ってくれる。そういう仲なので誤解しないで欲しいです。で、私たち何度かアジュレボと試合してるけど、一回も勝ったこと無いんですよ。でも、あの頃と今は、私たちがベルトを持ってるっていうのでワンランク違うので、ベルトを持ったGEKOKU娘はこれだけ強くなったんだっていうのを防衛して分からせます」と語った。
 また座談会の最後に藤本から3月31日後楽園大会では千葉リボンの結果に関わらず、タッグ王座戦が行えない為に、次期タッグ王座挑戦者決定戦(=対戦カードは未定)を行う事が発表された。

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