【試合結果】11・23 WRESTLE-1後楽園ホール大会 芦野祥太郎&羆嵐&新井健一郎vsT-Hawk&エル・リンダマン&吉岡世起 【W-1クルーザー級】児玉裕輔vsアンディ・ウー カズ・ハヤシ&ペガソ・イルミナルvsトンドコロ隼&CIMA

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『WRESTLE-1 TOUR 2018 AUTUMN BOUT』
日時:2018年11月23日(金・祝)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1206名

▼10人タッグマッチ 30分1本勝負
○征矢学/稲葉大樹/タナカ岩石/一/本田竜輝
9分39秒 スパイルックフォー→片エビ固め
河野真幸/土肥孝司/●アレハンドロ/土方隆司(フリー)/三富政行(フリー)

▼「WRESTLE-1 vs #STRONGHEARTS対抗戦」6人タッグマッチ 30分1本勝負
○近藤修司/エル・イホ・デル・パンテーラ(IWRG)/MAZADA(東京愚連隊)
9分25秒 キングコングラリアット→片エビ固め
[#STRONGHEARTS]ザッカリー・ウェンツ(OWE)/デズモンド・エグザビエ(OWE)/●トレイ・ミゲル(OWE)

▼シングルマッチ 30分1本勝負
○黒潮“イケメン”二郎
9分33秒 イケメンスラッシュ→片エビ固め
●佐藤嗣崇

▼タッグマッチ 30分1本勝負
カズ・ハヤシ/ペガソ・イルミナル
11分10秒 ノーコンテスト
トンドコロ隼/CIMA(OWE)

▼タッグマッチ 30分1本勝負
●木村花/朱崇花(WAVE)
11分13秒 ダイビング千豚♪→片エビ固め
倉垣翼(フリー)/○米山香織(YMZ)

▼WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ 60分1本勝負
【第12代王者】児玉裕輔
11分5秒マッドスプラッシュ→片エビ固め
【挑戦者】アンディ・ウー
※第12代王者が2度目の防衛に成功。

▼「Enfants Terribles vs #STRONGHEARTS対抗戦」6人タッグマッチ 30分1本勝負
[Enfants Terribles]芦野祥太郎/●羆嵐/新井健一郎(DRAGON GATE)
18分14秒 クロスフィックス
[#STRONGHEARTS]T-Hawk(OWE)/エル・リンダマン(OWE)/○吉岡世起

#STRONGHEARTSに“スパイ”吉岡世起が加入!イケメンが復帰戦を新技“イケメンスラッシュ”で勝利!児玉が貫禄のクルーザー級V2!

第1試合


 試合前から異様に征矢に突っかかるアレハンドロ。河野に無理やりコーナーに戻されてしまう。先発は土方と一だが、それでもアレハンドロはコーナーから「征矢〜!」とアピールだ。試合は一がロープワークからのフライングラリアットで先制。しかし、土方も一のドロップキックをスカしてスライディングキックだ。
 続いては土肥と稲葉の攻防。アームドラッグの打ち合いから稲葉がフライングショルダータックルを決める。タッチを受けた岩石も土肥にカウンターの払い腰。しかし、ここでいきり立つアレハンドロがカットだ。
 だが、土肥はそのままリングに戻り本田のエルボーを食らってダウン。逆エビ固めに捕まってしまう。しかし、土肥はプッシュアップで余裕でロープエスケープ。ぶちかましで本田を倒し、アレハンドロのアピールを無視して三富にタッチ。三富は本田にモンゴリアンチョップを連発だ。
 しかし、本田もエルボーを連発すると、一も入ってきて三富に2人がかりで攻撃。これを振り払った三富は本田にニードロップを投下する。そして、アレハンドロにタッチするかと思いきや、土方にタッチだ。
 土方は本田にアームロック。本田は身体を回転させて逃げることを試みるが、土方も逃さない。続いては河野の出番。しかし、河野は本田のブレーンバスターを食らってしまう。そして征矢が登場。征矢はジャンピングラリアットからワイルドボンバーを発射。だが、河野も膝蹴りで迎撃だ。
 そして、ようやくアレハンドロにタッチ。アレハンドロはドロップキックを連発してから、ミサイルキックを征矢に炸裂させる。勢いに乗るアレハンドロは自軍の仲間に「いけー!」とトレイン攻撃を命令。だが、自身は自爆し逆にトレイン攻撃を受けると、征矢のデスバレーボムを被弾。最後はカナディアンバックブリーカーから前方に叩きつけられて3カウントを喫した。

<試合後コメント>
アレハンドロ
「征矢ー! 征矢ー! 河野はどこ行った? W-1で一番しい小さいアレハンドロがW-1の大巨人、河野真幸を倒す。そして、これからもでかい奴にとことん食らいついてやる!」

征矢学&稲葉大樹&タナカ岩石
征矢「久しぶりの第1試合だ。アレハンドロ、大丈夫か? 薬かなんかやってるんじゃないか? それより今日、スパイだ、スパイ! トンドコロ、あいつがCIMAと必ずシェイクハンドするからちゃんと押さえておけよ。あいつは必ず#STRONGHEARTSに寝返るぞ」
稲葉「ちゃんと結果が出る。このカメラでしっかり撮っておいてください」
岩石「その件に関して何も言うことはないですけど、リザルト取られて最初の試合。悔しくて悲しくてしんどいけど、また気持ち戻ったからこっからだから」

第2試合


 W-1と#STRONGHEARTS外国人部隊の6人タッグマッチ。まずはザッカリーが素早い動きでMAZADAと近藤を翻弄。続くエグザビエとパンテーラもスピーディーな攻防を繰り広げる。エグザビエはバク宙からのドロップキックを披露。さらにザッカリーとのコンビネーションからミゲルがパンテーラの背中にフットスタンプだ。
 しかし、パンテーラも負けじとミゲルを捕獲。代わったMAZADAは倒れ込み式の急所蹴りだ。さらにレフェリーのブラインドを突いて急所に膝を落とす。続く近藤はランサルセを炸裂させ、パンテーラがいたぶり、MAZADAが登場。
 MAZADAはブレーンバスターを予告して放とうとするが、ミゲルも踏ん張る。そして、MAZADAを捕まえて、ネックブリーカードロップだ。代わったエグザビエはチョップとエルボーの連続攻撃からMAZADAの後頭部にドロップキックを炸裂させる。
 続くザッカリーもMAZADAのラリアットを食らいながら、ハイキックでお返し。さらにミゲルが近藤にロープの隙間から蹴りを入れて、アラビアンプレス。そして、MAZADA、近藤、パンテーラが場外に逃げると、3人同時にトペ・コンヒーロだ。
 さらにトレイン攻撃からザッカリーのスワントーンボム、エグザビエのスカイツイスタープレス、ミゲルのダイビングダブルニードロップが次々と近藤に投下される。だが、近藤はミゲルにザ☆オリジナルで逆転すると、キングコングラリアット。強烈な一撃でマットに沈めて、3カウントを奪ったのだった。

<試合後コメント>
近藤修司
「何もないよ。誰がこのベルトに次挑戦するか? 俺はこの大会を見守るだけ」

第3試合


 9.2横浜文体で膝を負傷したイケメンの復帰戦。イケメンが入場してくると、場内は大イケメンコールだ。ゴングが鳴るとまずは佐藤がイケメンをロープに押し込んでいく。しかし、イケメンは体勢を入れかえて、後転してポーズ。さらに佐藤のショルダータックルを食らいながらもすぐに立ち上がってポーズを決める。
 余裕のイケメンは佐藤に手を差し出して握手を求める。しかし、これは罠。いきなり延髄斬りを決めると、早くも新必殺技のイケメンスラッシュだ。ここは佐藤がスカして防御。ショルダータックルでふっ飛ばしてみせる。
 さらに佐藤はイケメンのラ・ケブラーダも防いで逆に捕獲。抱え上げて、膝を鉄柱に叩きつける。リングに戻ってもニークラッシャー。続けて逆片エビ固めだ。しかし、これを逃れたイケメンはロープに振られるとジャンプしてエプロンに着地。続けて佐藤にアラビアンプレスを投下だ。
 そしてジャケットパンチを連発すると、スワントーンボムを投下。今度こそイケメンスラッシュを発射。だが、佐藤はこれを避けるとバックドロップで叩きつける。そしてラリアットでなぎ倒し、ブレーンバスターで追撃だ。
 チャンスを掴んだ佐藤は逆エビ固め。腰を落として急角度でイケメンを締め上げる。イケメンに逃げられるとストレッチ式のアバランシュホールドへ。だが、イケメンは後方に着地。佐藤のバックを奪う。そして佐藤がラリアットを狙うとカウンターのトラースキック。続けてニーアタックを2連発すると、3度目のイケメンスラッシュ。だが、これも避けられてしまう。
 それでも、パワーボムを狙った佐藤をイケメン落としで切り返し、4度目のイケメンスラッシュ! ようやく炸裂し、復帰戦を白星で飾ったのだった。

<試合後コメント>
黒潮“イケメン”二郎
「すんません!しょっぱかったですよね、試合。やばいやばいやばい。なんだこれ、難しい、プロレス……なんだこれ。でもどうだろ。わかんねぇ。とにかく今、みんなに言いたいです。ただいま!!あとちょっと、あと一ヶ月はかかるかも知れないけど、最短の時間でベストコンディションをお客さんの前で披露するんで。まだ全然ダメだ、正直!申し訳ないです。しょっぱい試合して申し訳ない!でも『WRESTLE-1を変える』なんてことはもう言わないですね。だってもう変わってるから。WRESTLE-1を引っ張るのは黒潮“イケメン”二郎!俺しかいません!フィニッシュ!」

――新技“イケメンスラッシュ”の手応えは
「ダメだな!って思って。中々当たんねぇし、最後もクリーンヒットとまではいかなかったんで。いやー、『やってもうた!』ってアレ。まだまだ。でもTAJIRIさんはバズソーキック使ってるでしょ?俺、TAJIRIさんからプロレス教わったんだよ。死ぬまでそれは引っ張りたい。だからあの技をもっと世界に通用する技に俺は磨いていきたい。もっと!」

――足の状態はいかがですか
「足の状態は一応絶好調ですね!ただ、試合のブランクっていうものが思ったより出て、ちょっとキツかったですね。試合前には思いもしなかった緊張しましたね。緊張したっていうのはもちろん言い訳にはならないけど、いやぁ、試合ってこんなにキツかったっけって感じですね。もう……キツかった!俺、世界に通用するWRESTLE-1になるためにもっと色んなことを磨いていきたいと思います。フィニッシュ!みんなありがとう!」

――新必殺技についてもっと詳しく
「漢字で“相手の眉間を靴の裏で切り裂く”と書きます。これのひらがなを全部抜いた漢字で書きます。まだ自分でも復帰に精一杯で、新技を盛り込むっていうのはちょっと若干不利があった。新しい試みだったんで。ムーンサルト出してたらどんなに楽だったかって」

――ムーンサルトはまだ出せない状態?
「カッコ悪いですけど、今は怖いですね。ムーンサルトプレスが俺は怖い。でもどっかであの技で倒さなきゃいけない相手がいるんですよ。俺の中で。武藤敬司ですね。その人にムーンサルトプレスで勝つまでは、俺はムーンサルトプレスも密かに磨き続けます。今はとにかくイケメンスラッシュ!フィニッシュ!」

佐藤嗣崇
「8月の後楽園がペガソの凱旋試合、先月が丸藤さんとの試合で、今回がイケメンさんの復帰戦。1試合目で10人でやってる奴もいますけど、会社からこういう大事な試合を任されている思いをしっかりと受け止めて、今日、イケメンさんコールが起こりましたけど、佐藤コールを送ってくれるお客さんのためにW-1のリングで結果を残します」

第4試合


 CIMAの提案により決定したトンドコロ&CIMAの越境タッグ。対角線に立ったカズは容赦なく踏みつけ、弓矢固めでいたぶっていく。ペガソもクロスフェースで蹂躙だ。このピンチにCIMAがカット。
 トンドコロもスイング式DDTで反撃を試みるが、なんと失敗。その隙きをカズに突かれて、低空ドロップキックで膝を打ち抜かれ、またもクロスフェースに捕まってしまう。CIMAはトンドコロのために観客にコールを促す。
 これに応えてトンドコロはカズのバックドロップを切り返し、膝を踏み台にしての延髄斬りだ。そしてようやくCIMAにタッチ。CIMAはカズをリバースのインディアンデスロックに捕まえると、ペガソを挑発して捕獲。そのままブレーンバスターで投げ飛ばし、2人同時にいためつける。
 しかしカズもコンプリートショットを放つが、CIMAもドロップキックで反撃。ならばとカズはハンドスプリング式レッグラリアットだ。そして代わったペガソが勢いよく攻め込む。そのペガソに対してCIMAはフットスタンプ。
 さらにタッチを受けたトンドコロはミサイルキックだ。トンドコロはエプロンからのスイング式DDTも決めると、CIMAが飛び出してきてトレイン攻撃だ。そしてCIMAがアイコノクラズムからマッドスプラッシュをペガソに炸裂させる。続いてトンドコロがコーナーに上がる。
 しかし、ここでアレハンドロのマスクをかぶった謎の男が登場。トンドコロを叩き落とし、CIMAと何やらやり取りをすると、立ち上がってきたトンドコロにダブルのトラースキック! さらにカズにも2人がかりで攻撃し、アレハンドロマスクの男はシザースキック。そこにT-Hawkら#STRONGHEARTSの面々が登場。リング上を占拠したところで、無効試合が宣告された。
 試合後、マイクを握ったCIMAは「W-1のスパイ、アレハンドロではなく、吉岡世起だ!」とスパイの正体を明らかにした。吉岡もマイクを持つと、「改めまして、#STRONGHEARTSの吉岡世起だ! 俺が戻ってきたからにはW-1のレスラーに、見に来ている皆さんに刺激をぶち込んでやるから楽しみにしとけ!」と改めて挨拶だ。
 さらにリンダマンがマイクを握る。「OK! 元気出していこうぜ! #STRONGHEARTSは1に元気、2に元気、3、4がなくて5に元気! メインイベントのXはこの吉岡世起でいかせてもらうからよ!」とトアン・イーナンの欠場により、Xになっていたメンバーに吉岡が入ることを宣言した。さらに「メインと言えば、スカしたEnfants Terriblesさんよ、俺とおしゃべりしようぜ!」と、Enfants Terriblesを呼び込む。
 これに応じて、芦野、児玉、羆嵐、新井のEnfants Terriblesが登場。芦野はマイクを握ると、「#STRONGHEARTSの方々、本当にその人がスパイでいいんですか? あんまりブーイングがなかったから心配だけど、どうでもいいよ。俺らはメインでT-Hawk、リンダマン、吉岡を潰して、CIMAお前を引きずり出す。まあ、メインで俺らはプロレス見せるんで期待していてください」と宣戦布告だ。
 続いてもう一度マイクを握ったリンダマンは、「おいおい、おしゃべりしようぜ! 帰んのか? 延長料金の心配はご無用だ。なぜなら俺たち、マイクは長くても、さらっとEnfants Terriblesを料理するからよ。新生#STRONGHEARTSが木っ端微塵に料理するからよ。お前ら、楽しみにしとけ」と芦野たちに宣言したのだった。

<試合後コメント>
カズ・ハヤシ&ペガソ・イルミナル
カズ どういう自己主張だっていいよ。俺らはやっていく。一つ一つの積み重ねがどういう勝ちか。それはペガソも一緒だ。
ペガソ こんな感じで試合が終わったのは残念だけど、ハヤシさんとのタッグも終わったと思ってないし、土肥孝司、覚えておけ!

#STRONGHEARTS
CIMA「そういうことや!#STRONGHEARTSリーベン(日本)!#STRONGHEARTS JAPAN!ニューメンバー!ヨ・シ・オ・カ~!」
全員「ヨ・シ・オ・カ~!」
CIMA「#STRONGHEARTSリーベンや!JAPANとかじゃないからな。JAPANでもなくJaponでもなく、やっぱ上海やから。#STRONGHEARTSリーベン!お願いします!」
吉岡「改めまして、#STRONGHEARTSの吉岡世起だオイ!一年間ずっと刺激がほしい刺激がほしいって言ってたけどよ、ちゃんと刺激をくれたのは誰だ?#STRONGHEARTSだろオイ!#STRONGHEARTSに入るのが一番刺激的なんだよ!それだけだよ入った理由は」
CIMA「まあどうなろうがなんでも好きなようにしたらいいから。メインイベント、アンファンなんたら?怒ってんやったら怒れよ。怒ってんやったら怒るほど、お前ら俺らの思う壺やからよ。これが#STRONGHEARTSのやり方や。俺らのやり方で必ずWRESTLE-1を制圧するからな!メインは思い切り暴れてくれよ!」
T-Hawk「そういうことや。お前らいっつもスカしてるけどよ、そんなんじゃ俺らとリングで対峙したときに於いてかれんぞ。俺たちはもう完全にスイッチ入ってる。なぁ、リンダ?」
リンダマン「オォイ!そういうことだ!今日のお前らは試合の中で俺たちに置いてけぼりにされるからよ、メインイベント、楽しみにしとけ!」
CIMA「スパイ入れるなら、フルメンバー入れる今回しかなかったからよ。もう二度と見れるメンバーじゃないぞ。メインイベント、楽しみにしとけよ。言うたらアレだけどよ。こんなん言うたらアレやけどな。Enfants Terribles、俺ら全員忙しいんや」

トンドコロ
「#STRONGHEARTS! CIMA! それから吉岡世起、ふざけんな! これでまた借りが増えた」

第5試合


 花と米山はそれぞれパートナーに肩車してもらって手四つの攻防。続いて朱崇花が米山を捕まえると、右腕にアックスハンドルを投下。さらに花と朱崇花でダブルのエルボーアタックだ。これに対して米山はモンゴリアンチョップで反撃するが、花はロープに走ろうとしたところを髪の毛を掴んで引きずり倒す。
 タッチを受けた朱崇花はボディスラムを連発。倉垣にタッチしようとしても足を引っ張って許さない。ならばと倉垣が強引にカット。米山を使って2人を投げると、串刺し式のボディアタックで2人まとめて圧殺だ。
 さらに倉垣はバックを取った朱崇花の首を捕まえて、強引に首投げをすると、続けてチンクラッシャーだ。しかし、朱崇花もライオンサルトで反撃。タッチを受けた花はダブルニーアタック、ドロップキックを連続で倉垣に炸裂させる。
 倉垣のラリアットをかわして朱崇花に一撃加えさせてから、ブレーンバスターだ。さらに倉垣に卍固めを仕掛けた花。だが、倉垣は怪力でこれを外す。続く米山がニーアタックだ。しかし、すぐに朱崇花がアシストし、花はビッグブーツを連発。そして今度は米山に卍固めだ。
 これが外れると朱崇花とサンドイッチビッグブーツ。そして朱崇花が倉垣を押さえている間にコーナーからダイブした。ところが、米山がこれを外して倉垣がラリアット。米山は朱崇花にDDT、さらに花にもジャーマンを食らわせる。
 そしてコーナーに上がった米山。花はこれを追いかけてコーナー上でブレーンバスターに捕獲。朱崇花も一緒に上がって捕まえるが、これを倉垣が2人まとめてアルゼンチンバックブリーカーで固めるという荒技を見せる。そして、米山がダイビングセントーン! 花に返す力は残っておらず、3カウント負けを喫してしまったのだった。

<試合後コメント>
木村花&朱崇花
朱崇花「大丈夫?」
花「ナメてました。ぶっちゃけナメてた」
朱崇花「初敗北?」
花「W-1のリングでは初めての負け。悔しい」
朱崇花「今までとはちょっと違ってたね」
花「米山選手は体格が小さいし、大きい倉垣選手だけ気をつけていればいいと思っていたんですけど、大先輩なんですけど、めちゃくちゃナメてました。倉垣さんのパワーも凄かったんですけど、最初の時点から気を抜かせる作戦だったのかなって。今考えたら」
朱崇花「経験値がお互い足りないから。どんな相手でも隙きを見せちゃいけない。でも、今回の負けで学ぶこともあるし」
花「もう一回、米山選手がどういう選手かわかったので次は騙されない。次やる時はもっと息が合っていると思います」
朱崇花「あなたが合わさないんでしょう(笑)」
花「次、米山選手から取り返したいですね」

──昔から知っている方たちだと思いますけど、実際に試合で当たってみて違っていましたか?
花「5歳ぐらいからお世話になっていて、ランドセルも買ってもらって、優しいイメージが強かったんですけど、先輩の恐ろしさが身に沁みました」

倉垣翼&米山香織
米山「凄くルックスが良くて手足が長くて、若くてすべてを兼ね備えたタッグだったんですけど、我々の老獪なテクニックにはちょっと敵わなかったのかなと思います」
倉垣「花ちゃんとは初めての対戦で、その前に知っていたのが5歳の時で木村と一緒に来ていて、女子プロレスラーになってくれて当たるとは思ってなかったので、感慨深いですね。美人になったねって。凄い思い入れがありました。朱崇花ちゃんもあんまり闘ったことがないんですけど、あの2人の年齢を足しても上いっているので、まだまだ負けられねえぞ。W-1も初めて出していただいたので、凄い機会をいただいてうれしかったです」

──向こうはリベンジしたいと言っていましたけど。
米山「いつ何時誰の挑戦でも受けるのがプロレスラー」

第6試合


 このタイトルマッチが初シングルの両者。まずはアンディが児玉を場外に蹴り出し、トペ・スイシーダへ。しかし、児玉はこれをエルボーで迎撃。リングに戻してセントーン・アトミコを繰り出すと、マスクに手をかける。さらに児玉はキャメルクラッチに固めてからマスク剝ぎへ。しかし、レフェリーに止められてしまう。
 アンディもエルボーで反撃するが、児玉はサミングで遮断。コーナーで掌底を食らわせ、ブレーンバスターで叩きつける。そしてコーナーに上がった児玉。追いかけてきたアンディを突き落とし、ダイビングフォアアームを炸裂させる。そして、早くもマッドスプラッシュを発射。
 しかし、アンディは剣山で防御。場外に逃げた児玉を三角飛び式プランチャで追撃し、連続でトペ・スイシーダも炸裂させる。さらにリングに戻ると児玉の背中にミサイルキックだ。怒りのアンディはストンピングを連打していく。
 児玉もエルボーで反撃。しかし、アンディは変幻自在の蹴り技からバズソーキックを炸裂させ、必殺の飛鴻の体勢に入る。これを児玉は防御すると、カウンターのドロップキック。さらに垂直落下式のリバースDDTで追撃だ。
 場内にアンディコールが鳴り響く中、アンディは回転蹴りで反撃。さらにコーナーから飛びついてのスイング式DDTも決めてみせる。そして再び飛鴻へ。だが、児玉はこれをキャッチしてコーナーに上げると、背中にドロップキック。そしてまたもアンディのマスクに手をかける。
 これを防いだアンディはコーナーに児玉の顔面を叩きつけると、一回転してリングに着地しパワーボム。さらにブレーンバスターと大技を続ける。そして、今度こそはと、飛鴻だ。ところが児玉はこれもキャッチして防ぐと、そのまま足を抱えてのツームストンパイルドライバーのような形でアンディをマットに串刺し。これでアンディも万事休す。最後は児玉がマッドスプラッシュでトドメを刺して、クルーザー王座の防衛に成功したのだった。

<試合後コメント>
アンディ・ウー
「コンディションもスタミナもあいつに負ける要素は一つもないと思ったけど、まああいつから初めてフォール取られて、今まで生きてきて、一番悔しいですね。それと、今日、もう一個悔しいことがあった。吉岡、何やのん、お前。ずっと休んどって、急に出てきて裏切って#STRONGHEARTSか? 何のプライドもないんか? お前の一番のライバルと思ってたけど、今日で終わりや」

第7試合


 スパイだった吉岡がXとして#STRONGHEARTSに入っての6人タッグマッチ。ゴング前に突っかかって、場外乱闘で試合スタートだ。そのうち場外でやり合っていた芦野とT-Hawkがリングイン。大コールを受けながら、両雄が激突だ。
 T-Hawkがショルダータックルでぶちかまし、逆水平チョップを食らわせれば、芦野もスピアーからのマウントパンチでお返しだ。喧嘩腰で突っかかる芦野をレフェリーが必死に引き離そうとするが、T-Hawkもエキサイトして芦野に掴みかかってくる。
 両者エキサイトした中、新井と吉岡の対戦。会場からはアラケンコールが巻き起こる。新井はグラウンドに持ち込もうとするが、吉岡は許さない。得意の蹴りで新井を蹂躙していく。だが、新井も蹴りを受けながら徐々に立ち上がる。そんな新井に吉岡はロープを越えてのフットスタンプを後頭部に投下する。
 続いてT-Hawkが登場するが、新井を無視してコーナーの芦野に襲いかかる。そしてこれを合図に再び場外乱闘。リンダマンと吉岡は2人がかりで羆嵐を鉄柱に叩きつける。芦野とT-Hawkはエルボースマッシュと逆水平チョップの打ち合い。さらにエキサイトするT-Hawkはターンバックルで芦野を殴打だ。
 その隙にリンダマンはリング上の新井をいたぶる。さらにセコンドにいたCIMAもリングに上がって、なぜかロープワークを披露だ。場外乱闘が収まると、グロッキー状態かに思われた新井が、吉岡に対してエルボーで反撃。そんな新井に吉岡は容赦なく背中にフットスタンプを炸裂させる。
 代わったリンダマンは逆エビ固め。新井は身体をひねって脱出するが、またもリンダマンに捕まってタッチできない。しかし、新井はコーナーに飛ばされたのを利用して吉岡とT-Hawkにラリアット。ついに羆嵐にタッチだ。代わった羆嵐はダイビングセントーンを投下。
 さらに入ってきたT-Hawkを芦野と一緒にいたぶる。T-Hawkがチョップを打ってきても逆にブレーンバスターで投げ返してみせた羆嵐。リンダマンがボディスラムを仕掛けてきても、体重をかけて圧殺だ。
 しかし、東京ピンプスをリンダマンに踏ん張られると、逆に水車落としで叩きつけられてしまう。代わった吉岡にも延髄蹴りを食らった羆嵐。だが、リンダマンと吉岡が2人がかりで攻撃してくるとまとめてラリアットで蹴散らす。
 そして、Enfants Terriblesは吉岡に集中攻撃。新井のシーソーフリップで飛んできた吉岡を羆嵐がアイアンクローで捕まえて、そのままスラム。さらに芦野が羆嵐を持ち上げて、その巨体を吉岡の上に投下だ。
 しかし、リンダマンに突っ込んだところをロープ緩められて場外に落とされた羆嵐。だが、そのリンダマンに芦野が背後から忍び寄り、急角度のスープレックスだ。ここでT-Hawkが登場。芦野とチョップとエルボースマッシュで打ち合う。リンダマン、吉岡も入ってきて集中攻撃を受けた芦野だったが、意地でT-Hawkのアンクルを捕獲する。さらに羆嵐がリンダマン、吉岡をラリアットでなぎ倒し、吉岡には東京ピンプスだ。
 そして再びコーナーに上がって、ダイビングセントーンを発射! しかし、吉岡はこれを避けて自爆させると、すかさずクロスフィックス! これが3カウント入り、#STRONGHEARTSの勝利となった。試合後も芦野とT-Hawkは場外で乱闘を展開。

 ここで吉岡がマイクを握る。「おい、芦野、いっつもスカしたこと言ってっけど、今日はやけに熱いな。欠場明けの俺にスリー取られてそんなスカしてられんの? もっと熱くなってみろ。いつまでもすました顔してんじゃねえぞ」と芦野を挑発する。
 T-Hawkもマイクを握ると、試合の熱さそのままに、「芦野、お前だ、こら! いつもスカして、スカして、これぐらい本気で来いよ! おい、アンファン! 芦野!お前はな、W-1を一から作ったかもしれないけど、俺らはゼロから今を作ってんだよ。その違いだ!」と挑発だ。
 これに対して、芦野もマイクを握る。「俺もW-1の生え抜きでやってんだ! ゼロから作ってんだ! 俺たちが作ったW-1を壊させねえからな! T-Hawk、名前覚えたぞ。でも、CIMA、もっと刺激をくれよ」と、CIMAを挑発だ。
 CIMAもマイクを握ると、「顔じゃないんや! やっと食いついてきて遅いんじゃ! うんこみたいな試合しやがって! 6月に来た時に#STRONGHEARTSが責任を持って刺激を持ち込んでやるって言ったよな」と芦野に対してやり返す。

 ここでトンドコロが登場。先程の腹いせとばかりにCIMAを襲撃する。そしてマイクを握ると、「おい、CIMA! 俺をいいように使ってくれたな! 俺がお前を必ずぶっ潰してやるからな! 来月、もう一回、俺と闘え!」と再戦を要求した。それを聞いていた芦野が、「なら、アンファンと組んでやるか? 頭数が足りねからよ、やるか? やれんのか!」とトンドコロに張り手。トンドコロも芦野を張り返し、「お願いします!」と共闘を受諾だ。

 これを見ていたCIMAは、「トンドコロかナンドコロか知らんが、ええやないか。刺激ビンビン入ってきた。T-Hawk、やるか?」と受けて立つ構えを見せる。T-Hawkも「おい、来月は上海から新たな中国人を一人連れて来て、5vs5でぶっ潰し合いをやろうぜ! 12月26日、覚悟するのはお前らだ! 楽しみにしとくぞ」と5vs5での再戦を飲んだ。

 #STRONGHEARTSが去ると、芦野は改めて「よし、来月は俺たちEnfants Terriblesと頓所隼が#STRONGHEARTSをぶっ潰す!」と宣言。最後はトンドコロが芦野に締めを託され、「来月、俺が必ず#STRONGHEARTSをぶっ潰します! 以上!」と力強く宣言して、興行を締めくくったのだった。

<試合後コメント>
Enfants Terribles
アラケン「大丈夫?」
芦野「大丈夫か?来月、#STRONGHEARTSのとの試合大丈夫か?」
トンドコロ「大丈夫です!」
芦野「アイツらに好き勝手言われて、やりっぱなしでな、毎回やられてヤになっちゃいますよ。でもね、自分の力で出てきたでしょう?こういう奴がWRESTLE-1が今一番必要としている人間。でもまだどれくらい出来るかわからないから、本庄、次の大会でEnfants Terriblesとやろう。相手は誰でもいいから自分で探して。どんだけ出来んのかっていうのを見るわ。お前は絶対できる人間だから、任せるよ。任せるって言っても俺がCIMAを叩き潰す」
アラケン「今日の試合もね、最後、熊は自分の体重に負けただけだもんね。丸め込みってのも……もっとインパクト残せよ!吉岡よ!丸め込むんなら斬新な丸め込み用意しとけって。あんなただ丸め込んだだけで」
羆嵐「自分の体重に負けただけだコノヤロー。俺のダイビングセントーンやべぇなやっぱ。自分に返ってくるとヤベーっす」
芦野「食らいたくねーから仲間にいんだよ。でも確かに、CIMAにも、T-Hawkにもだけど、強烈な刺激貰いましたよ。今までWRESTLE-1にない一撃を与えてくれるんだったら。いやー、もう、久々にね、滾ってますよ。滾っちゃってますよ。次の12月、楽しみですね。よし、やろう!(トンドコロと握手)」
トンドコロ「お願いします!」
芦野「こういうの好きじゃないけど、やる?(笑)」
アラケン「一回だけだよぉ?(笑)」
(5人で手を重ね合わせて)
芦野「来月、12月26日!対#STRONGHEARTS、必ず、Enfants Terriblesと頓所準が!叩き潰します!……お前のビンタ、まあまあ痛かったぞ」
アラケン「まあ、CIMAさんよ。その節はお世話になりました。また会ったらよろしくお願いしますよ」
羆嵐「俺のダイビングセントーン食らってるレスラーって、スゲーな」
トンドコロ「したっ!」

T-Hawk&エル・リンダマン
T-Hawk「しゃあ!行ったな!オラ、Enfants、特に芦野、お前だコラ。いつもスカしてよ、来るんだったらいつも本気で来いオラ!リング上でも言ったよな?お前は王座を一年間、保持したらしいな?それで1から今を作ったかも知れんけど、俺らは上海渡って0から1にした。そこの差だ」
リンダマン「やっとEnfants Terribles目の色変わったんじゃないのか?Enfants Terribles以外のWRESTLE-1の奴らも、お客さんも、全員目の色変わったと思うよ。今日の闘いで。来月12月26日は、5vs5ですよね?Enfants Terriblesと俺ら#STRONGHEARTSの5vs5!ぜってぇ負けねぇからな!気迫でも、気合いでも俺たちが必ずお前らに力の差を見せつけてやるよ!」
T-Hawk「来るなら来いよ。分かったかコラ!」

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