“大鵬三世”納谷幸男が元WWEの大物選手に一騎打ちを要求!

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 20日、東京都・後楽園ホールにて、リアルジャパンプロレス『新間寿プロデュース 初代タイガーマスク佐山サトル認定『原点回帰プロレス』第4弾~世界マスクマン・トーナメント準決勝~』が行われた。

 メインイベントでは、河野真幸&間下隼人&“大鵬三世”納谷幸男vs雷神矢口&崔領二&KAZMA SAKAMOTOの6人タッグマッチが行われた。
 納谷とKAZMAの間には、7月の前回大会で対戦した際に遺恨が勃発。KAZMAは納谷のタッグパートナーであった河野に敗れた後に納谷を襲撃し「今日はオマエに負けたんじゃねー!勘違いすんじゃねーぞ!今日負けたのは河野だ!幸男ちゃん!今度また遊んであげますよ!」と捨て台詞を吐き、直前の会見でも納谷の試合を「ホント誰にプロレスを教えてもらってるのかなって感じで、今まで何やってきたのかな?何戦してきたのか知らないけど、人に見せるもんじゃない」と酷評していた。

 この日の試合は、KAZMAらの奇襲で始まり、全員入り乱れての場外乱闘に発展。KAZMAは持ち込んだ傘を凶器として使い、納谷を執拗に付け狙い殴打。ここに河野が救出に入り、納谷はミドルキックを連発して一矢報いて距離を取るも、両者の睨み合いは絶えず。
 その後両軍がリングに戻ると、間下が捕まる展開に。KAZMAが納谷を挑発しながらレフリーの気を引いている内に矢口が間下の顔面を踏みつけ、崔が間下の首筋にコールドスプレーを延々と吹き付け続けるという凶悪な連携攻撃を見舞うが、間下は崔にブレーンバスターで一矢報いて河野にタッチ。
 仲間をいたぶられ続けた河野は激怒して突撃。崔をジャンピングニーから河津落とし、KAZMAをドラゴンスクリューで蹴散らし、納谷に勝負を託す。
 納谷が出てくるとKAZMAは納谷を羽交い締めにして矢口にラリアット誘う。これを納谷が回避しKAZMAに誤爆させると、間下が矢口にハイキックからKAZMAの顔面にドロップキックのアシスト。これを受けた納谷は矢口へランニングニーからの逆片エビ固めでギブアップを奪った。
 
 試合後、納谷に連敗する形となったKAZMAは激怒し、膝をついたままの矢口に「テメーみてーなオンボロ中古車みてーな存在とは組んでらんねー。イラネーんだ馬鹿野郎この野郎!」と吐き捨てフロントキック。これを納谷が救出し矢口を助け起こそうとするが、矢口は納谷の手を振り払い退場。
 そして納谷は去っていくKAZMAの背中に向け「おいKAZMA!12月、お前から3カウント獲ってやるからな!試合受けろよ!楽しみにしとけ!」と宣戦布告。これを聞いたKAZMAは妖しく笑いながら会場を後にした。

 バックステージに戻った納谷はKAZMAとの対決について聞かれると表情を引き締め、「いつかはやらないといけない。それが12月になるかはわからないですけど、いつかはKAZMAとは1vs1で決着付けないといけないと思ってます」と決意を語った。

 さらに、この日に原因不明の病に侵され手足が思うように動かないことを発表した初代タイガーマスクこと佐山サトルについて聞かれると、「自分は一番近くで先生のことを見ていますので、先生の体調の変化だったりとかは気付いていて、先生が大変そうにされているところももちろん見ていますし、自分たちに何が出来るのかっていうのは、正直出来ることは限られてきますけども、先生の体調が少しでも良くなるように自分たちがしっかり下からリアルジャパンプロレスを支えていければと思います。(佐山先生には)迷惑ばっかりかけてきてるので、しっかりいい姿というか、ちゃんと自立してリングの上に上がって試合できるように頑張っていきたいなと思っています」と真剣な面持ちで語った。

 昨年9月にデビューし、キャリア2年目に突入した納谷幸男は、かつての名横綱・大鵬を祖父に持ち、元関脇かつプロレスラーとしてのキャリアも持つ貴闘力を父に持つ格闘遺伝子のサラブレッド。他団体への参戦も増え、成長著しい納谷がWWEなどで活躍した“世界を知る男”KAZMA SAKAMOTOとどのような戦いを見せるのか、目が離せない。

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