【試合結果】7・4 Beginning新木場大会 安納サオリvs沙紀 本間多恵vs高瀬みゆき 堀田祐美子&清水ひかり&葉月イナvs万喜なつみ&有田ひめか&谷もも

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『Beginning 新木場大会』
日時:2018年7月4日(水)
開始:18:45
会場:東京都・新木場1stRING
観衆:230名(満員)

▼第1試合 シングルマッチ15分1本勝負
●網倉理奈
8分57秒 スピアー→片エビ固め
○長浜浩江(WAVE)

​▼第2試合 6人タッグマッチ20分1本勝負
堀田祐美子(フリー)/●清水ひかり/葉月イナ
10分39秒 ジャーマン・スープレックスホールド
○万喜なつみ/有田ひめか/谷もも

​▼第3試合 タッグマッチ20分1本勝負
○関口翔/青野未来
16分37秒 STO→片エビ固め
●茉莉/さくらんボニータ

▼セミファイナル シングルマッチ30分1本勝負
●本間多恵
13分4秒 えびす落とし→エビ固め
○高瀬みゆき

▼メインイベント シングルマッチ30分1本勝負
●安納サオリ
18分31秒 キングコング・ニードロップ→片エビ固め
○沙紀

沙紀が安納を撃破し「“遮る壁”でなく“立ちはだかる壁”になる」と宣言!本間に初勝利を上げた高瀬が「お前を潰す!」と沙紀に宣戦布告!

オープニング


 Actwres girl’Zのメンバーによるダンスパフォーマンスが行われ、興行がスタートした。

第1試合


 オレンジ色のコスチューム同士の若手対決。網倉は元気に「お願いします!」と挨拶して長浜と握手。
 ゴングが鳴るとロックアップで組み合って力比べ。これは長浜が押し勝ってクリーンブレイク。再び組み合うと網倉はバックを取り、長浜が腕を取り返すことで腕取り合戦、ヘッドロックの取り合いに発展。長浜はグラウンドのフロントネックロックで固めた上で網蔵の背中を張っていく。網倉はなんとかロープへ。
 長浜はストンピングを入れてからキャメルクラッチへ。さらに網倉の頭を優しく撫でて挑発し、さらに顔面を歪めて屈辱を与えていく。
 続けて長浜はコーナへ―振っていくが、振り返した網倉が串刺しボディスプラッシュで反撃し、ショルダータックルからボディプレス。さらにセントーンを放っていくが長浜が回避し自爆。
 長浜は「いってーな!」と怒って網倉に串刺しドロップキック。さらに低空ドロップキックからフォールも2。ならばと長浜は鎌固めに移行するが、網倉は時間はかかったがロープにたどり着く。続けて長浜は高速ブレーンバスターからフォールも2。気合を入れた長浜はコーナーに上るが、追いすがった網倉が下からエルボーを打ち込んでいき、デッドリードライブ。間髪入れずにボディスラムからフォールも2。さらに網倉はその場飛びボディプレスを二連発からフォールも2。
 立ち上がった長浜はエルボーを打ち込んでいき、網倉も雄叫びを上げながらこれに応戦。長浜の「もっと来い!」の挑発に応えて網倉は連打し、ボディスプラッシュで倒してセントーンもカウントは2。 網倉はスモールパッケージ、スクールボーイ、スモールパッケージと畳み掛けるも全て2。ロープに走った網倉に追走エルボーを放つ長浜だが、組み付いた網倉がさらにスモールパッケージ。さらに丸め込んでいこうとするところを長浜がこらえてブレーンバスター。最後はカウンターで長浜のスピアーが突き刺さり、これでカウント3。
 試合後、長浜は腹を押さえながら網倉の技の威力を評価し、二人は握手。長浜は網倉の右手を掲げ健闘を讃えてから退場していった。

第2試合


 両組全員でクリーンに握手し、先発は谷と葉月でゴング。
 ロックアップで組み合い、両者ともに軽快な腕取り合戦へ。谷がヘッドロックで捕らえグラウンドに持ち込むと葉月はヘッドシザースで取り返す。これを谷が体勢を入れ替え股裂きで切り返すと腕取りフライング・メイヤーを3連発からボディシザースへ。葉月は谷のヒザをヒジで痛めつけ連続フォールで谷の体勢を崩し、弓矢固め。谷は身体を反転させてフォールで切り返し、ヘアホイップを連発。3発目を狙ったところで葉月が組み付いてスクールボーイ。タッチに向かおうとするが、万喜・有田がこれを妨害し、葉月に3人でトレイン攻撃。さらに3人で葉月をロープにくくりつけ顔面踏みつけ。さらに谷はボディスラムで叩きつけてフォールも2。有田にタッチ。
 有田は葉月にアルゼンチンバックブリーカーも、清水・堀田がカットに入り有田にトレイン攻撃。アシストを受けた葉月も串刺し攻撃をぶちかまし、堀田にタッチ。
 堀田は有田に強烈なエルボーを放っていくが、有田もその体躯を生かしてショルダータックルで堀田を吹き飛ばす。さらに堀田へアルゼンチンバックブリーカーを狙うが、これを堀田が抜け出しビッグブート。堀田は追撃を狙うが、有田はカウンターでブートを入れ、アルゼンチンバックブリーカーから前に落としていく。さらに堀田をロープに振ってジャンピングニーバッド。万喜にタッチ。
 万喜は堀田の足へドロップキックを連発していき、堀田の右足にマフラーホールド。カットに入ろうとする葉月と清水を、谷と有田が撃退している間に万喜は堀田の顔面に低空ドロップキック、続けてバックドロップを狙うが上がらず。有田がアシストのラリアットを放つが、堀田がこれを回避したため万喜に誤爆。
 代わる清水は万喜にボディスラム、ドロップキックからストンピングの雨あられ。さらにフットスタンプを放ってフォールも2。さらに清水は万喜をコーナーに振って串刺しジャンピングミドル。さらに堀田共にロープに振ってダブルのミドルキックを放ち、さらにPKと畳み掛ける。堀田が万喜をボディスラムでコーナー下に設置し、清水がフットスタンプ。これを有田が救出し、有田が万喜をブレーンバスターで持ち上げて清水の上に落としていくツープラトン。万喜は清水にジャーマン狙いも、清水が回転エビ固めで切り返す。これをキックアウトした万喜を清水が俵返しで投げ切るが、有田がカット。
 有田を堀田と清水が排除にかかっている隙に万喜がコーナーに上ってダイビング・クロスボディで二人まとめてなぎ倒す。清水が万喜へ組み付いて回転エビ固めも2。万喜は起き上がりざまにトラースキックを放って清水を怯ませてから組み付いてジャーマン・スープレックス。これでカウント3。

 試合後、堀田は打撃戦でバチバチとやりあった有田に握手を求める。有田がこれに応じようとすると、堀田は手をすっと引っ込めて人差し指を立て拳を有田の胸に押し付けることで有田とのシングル対決を仄めかした。

第3試合


 ボニータ以外の三人は握手するもボニータはこれを拒否。ゴングが鳴るなり茉莉とボニータが急襲し、場外乱闘へ。
 ボニータは青野をリングに戻すと、茉莉とともに青野をロープにくくりつけ顔面踏みつけ。茉莉と青野のマッチアップとなると、茉莉は青野にヘアホイップ。さらに髪を掴んでのフェイスクラッシャー。ボニータにタッチ。
 ボニータは青野に巴投げからマウントパンチを連発してフォールも2。フォールを返した青野の腕を取って腕十字。青野ロープに逃れようとすると腕固めへ切り替えていく。さらに青野の顔面をロープにこすりつけ、茉莉にタッチ。
 茉莉は青野にフライング・メイヤー連発からボディシザース。青野は体を起こしてフォールを連発して対抗するが、茉莉はボディシザースのままフォールへ。これを返されるとボニータにタッチ。
 ボニータは青野の顔面をコーナーに叩きつけ、ヘアホイップ。さらに踏みつけフォールも2。続けてボニータはロープに振っていくが、青野はドロップキックでカウンターを入れ関口にタッチ。
 関口はボニータにドロップキックを5連発。さらにコーナーに振って串刺しドロップキックからフェイスクラッシャー。フォールも2。ならばと関口は逆エビ固めを狙うが、これを抵抗されると逆方エビへ。茉莉がカットに来ると青野がこれを撃退し、関口がボニータに払い腰、さらに二人で低空ドロップキックからフォールも2。追撃を狙いたい関口だったが、ボニータが素早い動きでバックを取るとスリーパーで捉え、ダブルリスト・アームサルト。これを返されるとボニータはロープに走るが、関口はカウンターの払い腰で叩きつけて青野へ繋ぐ。
 青野はボニータをコーナーに振って串刺しドロップキック、さらにミドルキックを放ってフォールも2。追撃を狙って青野はロープに走るが、ボニータが青野の足を刈って丸め込み。ボニータはフォールを返す青野の腕を取って腕固めへ。これは関口がカット。青野は関口とともにボニータをロープに振るが、ボニータは二人まとめてランニングネックブリーカー。さらにボニータは青野にスモールパッケージからボディシザース、ローリング・クレイドルと繋いでいきフォールも関口がカット。ボニータは茉莉へタッチ。
 茉莉は青野に回転エビ固めからカンパーナ。青野がギブアップしないと見るやこれを解除しストンピング。続けてボディスラム三連発から足で腕を極めるジャーべへ移行。関口が救出に出ようとするのをボニータが排除にかかるも関口はこれを振り払ってカットへ。
 その間に復活した青野が茉莉にラリアットをぶちかましフォールも2。ならばとダブルアーム・スープレックスも2。青野は続けてアキレス腱固めから逆片エビへ。茉莉がなんとかロープに逃れると、青野は茉莉をロープにくくりつけてドロップキック。関口に繋ぐ。
 関口は茉莉の足に低空ドロップキックを連発。茉莉が起きるのを待って挑発すると、茉莉は「いってーなこの野郎!」とエルボー。関口も「ふざけんじゃねーぞ!」と応戦しバチバチと打ち合っていくが、関口がロープに走ったところでボニータが背後から打撃を入れ妨害。そこへ生じた隙を逃さず茉莉はサイドスープレックスで叩きつける。さらにボニータが介入し、二人でロープに振ってダブル攻撃を狙う。しかし、ここに青野が救出に飛び出し、ダブルのドロップキック、ダブルのフェイスクラッシャーと茉莉に集中攻撃。さらに二人でロープに振ろうとするが、茉莉はトラースキックの速射で二人を蹴散らし、関口にバックフリップからフォールも青野がカット。
 茉莉が関口を押さえつけると、ボニータは熟女でドーン!を狙うが、関口がこれを回避すると茉莉へ誤爆。関口はすかさずスクールボーイで丸め込むも2。続けてロープに走る関口にボニータが妨害に入るもドロップキックで撃退。関口は茉莉に大外刈りもカウントは2。ならばとコーナーへ上がってミサイルキック、青野がラリアットで追撃。続けて関口が走り込んでSTO。これはボニータがカット。
 関口はロープに走ってもう一度STOを狙うが、茉莉がカウンターのハイキック。崩れ落ちる関口に茉莉は「終わり!」と叫んでバズソーキックを放つが、これをかわした関口はスクールボーイ。これをボニータがカットに来ると、青野がラリアットでアシスト。最後は、関口が青野にドロップキック、青野がラリアットと連撃し、関口がダメ押しのSTOで茉莉を沈めた。
 格上相手に勝利した関口はコーナーに登って雄叫びを上げ、青野と二人で抱き合って喜ぶ。その姿を尻目にボニータと茉莉は足早にリングから立ち去った

第4試合


 試合前、二人はしっかりと握手を交わしてからゴング。
 ロックアップから両者腕取り、ヘッドロック、アームホイップ、足払いの応酬と堅実な立ち上がり。これを優勢に終えた高瀬が本間の足を決めながらフェイスロック。これをブレイクされるとギロチンドロップもカウントは2。走り込む高瀬だったが、本間は下から足をすくい上げてグラウンドのアンクルホールド、さらに立ち上がってのアンクルホールド。これをブレイクされるが、本間は離さずさらにグラウンドのアンクルホールドで引き絞る。
 レフリーの反則カウント4で渋々離すが、高瀬の足へ容赦のないストンピングの雨あられ。高瀬は下から丸め込みで抜け出すが、足へのダメージは甚大。エルボー合戦に発展し、互いに強烈なエルボーをゴツゴツと打ち合っていくが、足に力の入らない高瀬の大ぶりの一撃をキャッチした本間が脇固めから両腕を極めていくジャーべへ。高瀬はロープに逃れるが、ロープにもたれかかった高瀬へ本間がドロップキック。さらにロープに走り込むが、高瀬がカウンターのラリアット。
 ダメージの大きい高瀬は一旦場外へエスケープ。間を置いてからリングに戻ると、突撃していくる本間をいなしてコーナーで串刺しの逆水平を連打。さらに観客の掛け声に合わせてマシンガンチョップへ。続けて拳を突き上げ串刺しラリアット。フォールも2。続けて高瀬は本間をネックハンギングツリーで振り回してから叩きつけるというパワーファイトを見せる。
 高瀬はコーナーに上ってフライングフォーアームもカウントは2。続けてカミカゼを狙うが、本間に対抗されると降ろしてエルボー。セカンドロープに飛び乗ってからのギロチンドロップを放つが、本間はこれを回避。すると高瀬はロープ走ってラリアットを狙うが、本間がこれをキャッチして飛びつき腕十字から三角絞めへ。高瀬がこれを持ち上げてパワーボム狙うが、本間は離さず再び三角締め 高瀬が抵抗するとヘッドシザースで高瀬の首を締め上げていくが、高瀬はなんとかブレイク 
 本間は雄叫びを上げて足を振り上げてのDDT狙うが、高瀬はこらえてボディスラム。高瀬はファイヤーマンで担いでいくが、本間がこれを回転エビ固めで切り返す。高瀬はこれを返し、エルボーで怯ませてからカミカゼ。続けてコーナーへ上がってダイビングギロチンドロップ。フォールも2。
 高瀬は走り込んでラリアットもカウントは2。両者大ダメージの中、先に立ち上がった高瀬がブレーンバスターの体勢で持ち上げるが、本間がスモールパッケージで切り返す。本間は足を振り上げてのDDTで叩きつけ、本間はロープに走るが、高瀬はカウンターでパワースラム。続けてラリアットからフォールに入るが、下から本間が丸め込みで切り返す。これもカウント2。起き上がった高瀬が走り込んでラリアットもカウント2。高瀬はフィニッシュ宣言からブレーンバスターも2.9。高瀬はレフリーに猛抗議。ならばと高瀬がえびす落としで本間を叩きつけ、カウント3を奪った。
 試合後、勝ち名乗りを受けた高瀬は本間に歩み寄り握手を求める。一瞬ためらう本間だったが、しっかりと高瀬の手を握り返し、深々と頭を下げ合った後に抱き合って健闘を称え合った。その後、二人は肩を組んで一緒に退場していった。

<試合後コメント>

本間多恵
(泣きじゃくりながらコメント会場へ登場)
――高瀬選手に敗れてしまいました
「……悔しいのと、応援してくださっているファンの皆様にごめんなさいという気持ちでいっぱいです」

――年内にCMLLのベルトを取りたいという言葉もありましたが、その前に手痛い敗戦となってしまいました
「そうですね。自分が掲げた目標も絶対叶えたいっていう気持ちでやってきたけど、もう今日の結果が今の自分の実力なんだっていうのはわかったし、すごく体も痛いけど、今は心がすごく……痛いです。でも、先輩としてカッコイイ言葉を言うとすれば、やっぱりアクトレスのメンバーはみんなすごいなって。そこが私の自慢だから。でも、本間多恵という私自身で言うならば、こんな言葉を、今このタイミングで言うことになってしまった自分の弱さを痛感しています」

――高瀬選手とのシングルは久しぶり?
「一年ぶりかな?(この一年での成長は)ホントすごいですよ。メンバーで一番努力をしている選手で、初めてみゆきがデビューしたとき、私は怪我をしていたからリングの外でしか応援することは出来なかったけど、今のみゆきしか知らない人にはわからないかもしれないけど、最初は運動神経もずば抜けて良いわけじゃなかったし、出来ないことのほうが多くて。だけど、彼女は一個のことが出来るようになるまで練習場から帰ろうとしない、練習を終えようとしない選手だったので、その結果が、2017年組……もう2017年組って区切るのが私は好きじゃないので、Actwres girl’Zの一人としてやっぱりスゴイのがいるんだなって。私もシングルやれることはスゴく嬉しかったし、正直ちょっと怖いなと思った自分もいて。他団体さんとかに出ているみゆきをずっとセコンドに付いて見てきたので、明らかにスゴイと、ファンの人達も買ってるないかなって。ずっとシングル出来なくて、今日できた。それが私は私でよかったと、言ってもらえる相手だったのか、私にはわからないけど、でも私は今日、高瀬みゆきとシングルをさせていただけたことは自分の中で絶対にプラスになると思ってるし、ベルトを獲る前にもう一度シングルをやる、そのタイミングがなければ、絶対にベルトを取って防衛戦に逆指名してやるという気持ちでこれからトレーニングしていこうと思っています」

インフォメーション


 休憩明け、Actwres girl’Zが出演する舞台『カウント2.9!』の告知が行われた。
 リング上には、万喜なつみ&清水ひかり&青野未来の他、出演女優らがリングに上がり舞台のみどころなどを語った。
 『カウント2.9!』は7月26日から7月29日までの間、新木場1stRINGにて6公演行なわれる。

第5試合


 試合前、沙紀が握手を求めるが安納は応じない。それでも握手を求める沙紀に安納も応じたかと思いきや、握った手を引き寄せ強引にバックを取ってバックドロップで狙う。なんとか堪えた沙紀もバックドロップ狙うが、バックを取り返した安納がジャーマンで叩きつけて速攻を狙うも2。
 沙紀がブチ切れ「ナメんなコラ!」と鈍い音が響き渡る強烈なエルボー。エプロンに逃れた安納を追い、ロープ越しのブレーンバスターを狙う沙紀だったが、安納はこれを振りほどいてジャンピングハイキック。しかし沙紀は怯むこと無くエプロンへ出て安納を追撃し、エプロン上でエルボー合戦を展開。沙紀は組み付いてエプロン上でのブレーンバスターを敢行。リングに安納を戻してジャイアントスイング、そのまま足を離さず逆片エビ固めへ移行。なんとかロープに逃れた安納だったが、沙紀は再び逆片エビ固め。安納は再びロープへ。
 沙紀はストンピングからロープを掴んで安納を両足で踏みつけていたぶると、安納も膝立ちのままエルボーで反撃を試みる。しかし沙紀は安納をコーナーに叩きつけて顔面にヒザを押し当て、胸元に逆水平。沙紀はさらに串刺しラリアットを狙うが、これをかわした安納が沙紀の足をロープにくくりつけミドルキック。続けて組み付いていく安納だったが、パワーで勝る沙紀がニークラッシャーから足をロープにくくりつけて足へのランニングニーを放つなど徹底した足殺しへ。
 倒れる安納の足をローキックで攻め立てた沙紀は足4の字固めへと移行。時間はかかったが安納はなんとかロープブレイク。足を抑えてうずくまる安納を、沙紀は「どうしたどうした?」と挑発。起き上がり、痛む足でブートを放つ安納だったが、沙紀もビッグブートで顔面を蹴り飛ばしていきビッグブートでの意地の張り合いに。足にダメージのある安納が崩れ落ちると沙紀はストンピングで更にいたぶっていく。ロープに走る沙紀だったが、安納がこれを追走し、沙紀の足を掴んで場外に出るとエプロンしたからドラゴンスクリュー。さらにミサイルキックを放つが、これをかわした沙紀がシーソーホイップで安納の顔面をコーナーに叩きつけ、ロープにもたれかかる安納へランニングニー。フォールも2。
 沙紀はコーナーに登ってリバーススプラッシュを狙うが、下から安納が組み付いてコーナーから引き剥がし、そのまま滞空ジャーマンで叩きつける。安納は「もう一発!」と狙っていくが、これを振りほどいた沙紀がジャーマンを狙う。安納はこれをかわして組付き、続けてジャーマン。さらに安納はドラゴンスープレックスを狙うが、これをかわした沙紀が丸め込み。安納はこれを返して沙紀をロープに振ろうとするが、振り返しの勢いを利用して巻き付いた沙紀がコブラツイスト。安納はロープに逃れようとするが、沙紀はそれを許さずグラウンドコブラに持ち込みフォールも2。
 沙紀は足を極めてサソリ固めを狙っていくが、これを抵抗されると足をサソリでクラッチしたままの変形カンパーナへ。これを解除してコーナーに上った沙紀に、安納は雄叫びを上げて下からエルボー連打で追いすがる。沙紀がひるんだところへ組み付いて雪崩式ブレーンバスターで叩きつけ、間髪入れずにノーザンライトスープレックス。さらにもう一発狙っていくが、沙紀が力づくで持ち上げてカワイルドバスターで叩きつけるとダブルダウン。
 先に起き上がったのは沙紀。まだ倒れたままの安納にハンマーパンチを振り下ろすと、安納も沙紀の顔面を張っていく。これに怒った沙紀は立ち上がって強烈なエルボーを連発。安納の答えは顔面張り手。沙紀も顔面を張っていき、持ち上げてロープに叩きつけてからのブレーンバスター、さらにカワイルドバスターも2。ならばと沙紀はセカンドロープに上がりリバーススプラッシュ。フォールには行かず二発目を狙うが、これを回避した安納がステップ式延髄斬りからドラゴンスープレックス。カウントは2。続けて安納はボディスラムでコーナー下に設置すると、コーナートップへ上がるが、沙紀は下から組み付いてパワーボムで叩きつけるもカウントは2。
 沙紀は距離を取って拳を突き上げると助走をつけてニードロップを狙うも、これを回避した安納がポテリング。カウントは2。沙紀は安納を担いでいくが、安納は着地の勢いを使って丸め込み、これを返した沙紀がCTBで叩きつけるが、これもカウントは2。ならばと沙紀はコーナーに上がり、ダイビング・カワイルドニードロップを投下。これでカウント3。

エンディング


 勝利した沙紀はマイクを取ると、倒れ伏したままの安納に向け語りかける。

沙紀「安納さん、私はプロレスデビューして6年目なので、安納さんよりちょびっと先輩ですね。だけど私はプロレス界にいる分、ベルトの大切さを知っているつもりです。そのベルトを返上してまで私とシングルをしてくれたことは、とても光栄なことだと思っております。だ!け!ど!私は!勝ちました!これからは私の言葉にもちょっとは耳を傾けて理解していただければなと思います」

 すると、リング下に控えていた高瀬がリング上へ上がりマイクを取る。

高瀬「沙紀さん。沙紀さんは初期メンが私たちの壁になってるって仰ってますよね。初期メンは壁になってるつもりなんて無い。そんなこと、他の子もそんなことは思ってないって言ってます。私にとって初期メンは壁でした。実力だけじゃどうにもならなくて、頑張っても頑張っても穴は開かなくて……。それを、上から風穴を開けてくれたのは沙紀さんでした。ぶっちゃけ感謝しています。ありがとうございます。……でも、一個だけ訂正させてください。『発展途上国で現状維持のActwres girl’Z』ってずっと仰ってますけど、発展途上国かもしれへんけど、私はActwres girl’Zがずっと現状維持とは思ってません。私がデビューして1年半、まだまだ未熟ですけど必死に頑張って来ました。他のメンバーもそうです。私がデビューしたとき、選手4人とかしかいなかったんですよ。そこから一生懸命、一生懸命頑張って、Actwres girl’Zはみんなで前に前に前に進んできました!だから、今ここに立ってます。途中から来て、初期メンと闘って、その場にいるのは……ズルいです!私にもその場に挑戦させてください!ようやく、ようやく今日、本間多恵選手とシングルマッチをして、私は勝ちを手にしました。私だって、サオリさんとも闘いたいしなつみさんとも闘いたいし、私は沙紀さんともシングルがしたい!もっともっと熱い戦いを、もっともっと熱いプロレスを沙紀さんとしたいです。沙紀さんと闘いたいです私も!(安納が起き上がりリングを降りようとしているのを見て)……サオリさん!どこ行くんですか!サオリさんがいなかったら、私はこのリングに立っていないってこと、覚えてますか?……その話知らない人もたくさんいると思うんですけど、私がデビューしたてのとき、『プロレスが分からん!』って泣き叫んでたときに、『その想いも全部リングでぶつければええやん!』って言って活入れて支えてくれたのはサオリさんですよね?正直、最近のサオリさん見て『あのときの熱いサオリさんどこいったんやろ』って思ってました。でも、この間の試合と今日の試合を見て安心しました。……いてたんですね。色々あるかもしれへんけど、そうやって感情爆発させてるサオリさんのほうがステキやと思います!私はそう思います!」

 高瀬の想いを聞いた沙紀は、苦笑いで再び語り始める。

沙紀「あー……みゆねえも勘違いしてるみたいなんですけど、私が言っている『現状維持』というのは、みゆねえが言った『壁を壊す』ということは、壊した壁の向こうへ、壁より前に進むこと。壁よりこっちは発展途上国で、その中で国造りをしていただけ。そこから先進国に行かなきゃ。みゆねえが『壁を壊した』って言ってくれたのは私にとっては光栄なことなんですが……私とぶつかりたいっていうのは、あなた一人でですか?2人?3人?私にはステキな仲間がいるので。(コーナー下に控えるボニータが手を振る)」 
高瀬「私にもいるんで、何人でも構いません。いえ、沙紀選手。何対何であろうと私は……沙紀、お前を潰しに行きます!」
沙紀「分かった。私が今壁を壊しましたけど、次は私が壁になりたいと思いますんで。……甘くねーからな?」

<試合後コメント>

安納サオリ
――ベルトを返上して臨んだこの一戦ですが、互いの力を出し切った一戦だったと思います
「結果をつかめなかったら意味ないですよ。結局今日、私は悔しいですけど負けてしまいましたし、これだけ色々言ってても結果を出せなかったら何も伝わらないですし、何も言えないと自分も思います」

――“POP王者”としてではなく“安納サオリ”として挑んで負けてしまいましたが、今度の展望は
「今日勝って何かを見つけられたら良いなと思ってたんですけど……探します。ベルトがなくても輝ける何かを見つけます。……すみません、まだうまく言えなくて。ちょっと頭打ち付けてまとまんなくて。でも、高瀬みゆきが出てきて、『やっと出てきたな』って気持ちは正直マイク聞いてて思いました。後輩たちの気持ちだったり、その後輩からぶつけられる言葉だったり、それをネットとかじゃなくて生の声で聞けて、それはすごく良かったなと思います。それが聞けるきっかけに今日はなれたのかなとは正直思います」

――初期メンとは17組とか、そういった区切りはなくなったのではと思います
「私は元々ずっと言ってますけど、それは感じていないので。私は個々がしっかり前に向かって行ってたらActwres girl’Zは大きくなると思ってますし、その先頭でありたい、あり続けなきゃいけないと思っていたんですけど、そこは沙紀選手とはいつも噛み合わなかったので。でもちょっとまだ、そんな素直に負けを認めたくないというのはあります」


沙紀
――今日の勝利で因縁が決着したという想いは
「決着……なにが決着点かは分かって無くて、私が目指す決着点は、毎回言ってるみんなが目立つみんなの個性が光るActwres girl’Zなので。今日みゆねえが出てきて私と試合したいって言ってくれたのは、その目指す決着への一歩なのかなと。私の気持ちに、心を動かしてくれたのかなと」

――沙紀さんが発していったメッセージで招いた展開だと思います
「新たな一歩として、私が壊したいと思っていた壁が、みゆねえが言ってくれた通り壊せ始めたかなと思うので、そこで安納さんが勘違いしていた、安納さんになってほしかった“遮る壁”じゃなくて“立ちはだかる壁”になっていきたいと思います。」

――安納選手がベルトを返上して挑んできました
「ホントにプロレスラーになって、自分が持ってるベルトってすーーごく大切だと思うんですよ。そんな簡単に獲れるものじゃないし。でも安納さんが持っていたPOPというのは4年以内ということなので、私もタイトルマッチ出来ないし、まあアクトレスのベルトでもないので、勝手に4年というルールを壊すわけにもいかないので、POP、ジュニアのチャンピオンとしてではなく“安納さん”として来てくれたので、光栄なことだと思います」

――新しい王座が出来るという話も出てきています
「この前の試合でも言わせていただいたんですけど、他団体のベルト、POPのベルトも大切なのは大前提なんですけど、Actwres girl’Zはもう4人じゃないので。こうして自分たちの団体でカードを回せるようになっているので、今は団体を高める時期なのかなと思っていますんで、この間記者会見で提案させていただいて、堀田さんが検討中だと。……どうなったんでしょうね~~!!」

――初代チャンピオンは絶対に獲るという気持ちは
「狙うつもりです。シングルのベルト持ったこと無いもん」


高瀬みゆき
――本間選手に勝利したことについては
「最ッ高ですね!ようやく来たかと思っています。私の今年の目標は下剋上なので、その一歩がようやく始まったと思っています!」

――対戦前に勝てる自信はあった?
「もちろん!勝つ自信しか無かったです!今年に入ってWAVEさんに出て、CATCH THE WAVE、Actwres girl’Zの先輩とは何倍もキャリアが違う選手とたくさん闘って経験値を積んできたので、時には人の力を借りつつ勝利も手にしてきたので、絶対に負けないし、負けたくないと思っていました。で、勝ちました!でも思ったより苦戦しました。関節技を使う選手にはWAVEさんでは飯田(美花)さんっていう選手がいたので、対策はバッチリと思っていたんですけど、多恵さんも多恵さんで色んな所で経験を積んでて、私の知らない関節技だったり、きれいに入るだけじゃなくて強引に極めてくるっていう力強さもあったので、そこには油断して一時は危なかったんですけど、前の私だったらそこでギブしたり3上げられなかったと思うんですけど、この揉まれに揉まれた気合でなんとか勝ちに繋げられたのかなと思います」

――メイン終了後に沙紀選手に言葉をかけていましたが、高瀬選手以外の選手は誰もリングに上ってきませんでした
「そうですね(笑)でも、来るんじゃないですか。私くらいワーワーワーワーSNSとかリングで言うのは私の同期では少ないので。でも、それぞれ懸けるものをリングで爆発させているし、思っていることはあると思うんですよ。それを先に私が発したという形にはなったんですけど、『私だってやりたい!』と思っている子はいるはずなので、次の機会まで悶々しててもらって、悶々するのが嫌だったら出てくるんじゃないですかね?」

――初期メンを倒した沙紀選手へ宣戦布告しましたが、他の初期メンと当たりたいという想いは
「もちろん、サオリさんとなつみさんですよ。私はいつでもシングルします。ベルトは12月に挑戦したから、流石に数ヶ月で再挑戦っていうのは……って言ってるうちに返上されてしまったので。でも新しいのが出来るってことなので、それには多分沙紀さんも絡むでしょうし、初期メンとか沙紀さんとか、同期とか後輩とか関係なく誰とでも私は闘いますし、負けるつもりはありません」

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