【インタビュー】クルーザー級挑戦の児玉裕輔がマスタードぶっかけの真意を語る?!「吉岡世起は児玉裕輔という刺激を欲しがっている」

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 5月6日の後楽園ホール大会で久々にクルーザー王者の吉岡世起と対戦。試合後も変形のDDTで吉岡を襲い、クルーザー王座への挑戦をアピールしたのがEnfants Terriblesの児玉裕輔だ。ここ1年ぐらいはベルト戦線に絡んでこなかった元クルーザー王者の実力者がいよいよベルト奪取に向けて本格的に動き出した。5月13日の春日部大会ではまたも試合後の吉岡を襲って、顔面にマスタードをぶっかけるという凶行も働き、王者を苛立たせている。果たして、児玉がベルト奪取に動いた真意はなんなのか? 話を聞いてみた。

──4月18日の後楽園ホール大会で羆嵐選手が加入し、5月6日の後楽園ホール大会では立花選手が追放され、ドランク・アンディも正体を露わにし、ここ1カ月あまりでEnfants Terriblesの顔ぶれがガラリと変わりましたね。
「より洗練されてきましたよね。芦野が無差別のベルトを落としちゃったんだけど、そこで終わらないというところを見せなきゃいけなかった。メンバーが変わって第2章が始まるという感じは出せたと思いますね」

──芦野選手は王座陥落後、怪我で欠場していましたけど、復帰してからはまた存在感を見せてくれていますね。
「まあ芦野の場合はチャンピオンとして1年間防衛し続けてきて、その間にW-1の芦野祥太郎というものをしっかりと見せられたと思うんですよ。ベルトがなくてもそれで存在感がなくなるような選手ではないですからね」

──だから、Enfants Terriblesの勢いも落ちているようには見えないんですけど、第2章は個々でベルト奪取という目標も定めていくという方針も新たに打ち出しましたね。
「個々の目標というか、それぞれがやっていくことはしっかりと打ち出せたんじゃないかなと思います。それに対して他のW-1の選手がどう動いていくのか? あるいはどう向かって来るのかが楽しみではありますね」

──児玉選手はクルーザー王座に照準を定めて動き出しましたが、Enfants Terriblesができてから芦野選手を支えるという役目に徹してきたイメージが強かったので、ベルト奪取に動いたのは意外でしたね。
「ボスである芦野が無差別のベルトを落としてしまったことによって、W-1の流れも変わってくるじゃないですか?」

──現に4〜5月にかけてはNEW ERA解散など、いろいろ起きましたからね。
「芦野の王座陥落がある種の引き金になっていると思うんですよ。だったら、自分も動く時だなというのは感じていました。チャンピオンになればクルーザーの顔になるわけじゃないですか? そうなればEnfants Terriblesの児玉裕輔だっていうところもしっかりと見せられるんで。まあ、ぶっちゃけ言ってしまえば、いつでも獲れるなっていうのもありましたけどね」

──児玉選手は元々NEW ERAにいましたし、ここ1年でチャンピオンになったアンディ選手や吉岡選手のことも側で見ていた分、いつでも獲れるという余裕があったということですか?
「そう思っていましたね。まあ、彼らのプロレス感と僕のプロレス感ってまったく違うんですよ。それを一番表現できるタイミングが今なのかなと。それに今、吉岡世起はチャンピオンとしてノッているじゃないですか? そこをころっとひっくり返したらおもしろいですよね。そして、児玉裕輔がクルーザーの格を上げる。今は無差別のチャンピオンは征矢学ですけど、芦野が凄い防衛戦を繰り返して価値を上げたんで、今度は僕がクルーザーの価値を上げようかなという感じですね」

──ただ、吉岡選手に話を聞いたら、『CRUISER FES』の1回戦で児玉裕輔はアレハンドロに負けているじゃないかと。しかも、そのアレハンドロは『CRUISER FES』で優勝したものの、防衛戦の相手として物足りなかった。それで挑戦してくるのは「どうなの?」ということを言っていましたけどね。
「でも、「どうなの?」と言いながら僕のアピールを受けてくれたじゃないですか? 結局、吉岡世起もやりたいんだと思います。児玉裕輔という刺激を欲しがっている」

──それはピンポイントで児玉選手という刺激に飢えているということですか?
「飢えているでしょうね。僕を欲しがっているのを感じるんですよ、吉岡世起から」

──それを感じたがゆえの後楽園でのアクションだったんですか?
「そうですね。何か僕に対しての欲求をビンビンに感じますよ。今、彼はよだれダラダラの状態なんじゃないですか?」

──児玉選手に対して?
「はい。挑戦するタイミングとしても良かったし、彼が欲しがっている刺激を一番与えられるのは僕だと思いますよ。それはアレハンドロや他のクルーザーの選手でもないです。僕です。おそらく想像を絶する刺激になってしまうでしょうね。もう刺激という呼び方にならないぐらいのものになってしまうかもしれない……」

──刺激という概念を飛び越えてしまうようなものを与えられると。
「僕はこの1年間、ずっとEnfants Terriblesを下から支えるみたいな役割をしていましたけど、その間に研ぎすませていたものはあるんですよ。それを一気に爆発させたら、凄いことになるし、吉岡世起を満足させられると思います」

──5月13日の春日部大会でマスタードを顔面にぶっかけたのはどのような意図があったんですか?
「あれはわかりやすくしてあげたんですよ」

──刺激というものをわかりやすく表現したということですか?
「そうです。吉岡世起にも、そしてお客さんに彼がどういうものを欲しがっているのかということをわかりやすく見せてあげたんです。ただ、なんか違ってたらしいですけどね」

──マスタードに関しては、「違う方向に行ってしまっている」というようなことを吉岡選手は言っていましたね。
「別にそこで吉岡世起の注文に合わせる理由もないですからね。なんかマスタードに関してワンワン言っていますけど、本当はその刺激で絶頂に達する寸前なんじゃないですか?」

──でも、刺激って人によって感じ方が違うと思うんですよ。
「それはプロレス感の違いかもしれないですね。彼が求めているのは爽やかな力と力のぶつかり合いなのかもしれないけど、その土俵で闘うつもりはないですし、そこで勝負しようとは思ってないですよ。確かにクルーザーの選手として素晴らしい身体能力を持っていると思うんですけど、僕はもっと広い範囲で勝負したい。吉岡世起が望んでいるものではないかもしれないけど、いろいろな苛立たせ方をしていくことが、僕の挑戦者としての主張です。爽やかなぶつかり合いは他でやってくれればいいですよ。僕は吉岡世起のドロドロとしたものをもっと引き出したい。後楽園まで楽しみにしていてください。地方の大会もありますし、どう展開されていくのか? あのマスタードだっていい刺激になっていると思いますよ」

──まあ、確実に苛立ちは募っている感じですよね。
「ドンドン苛立ってもらっていいです。それを後楽園で爆発させてください」

──お二人を見ていると、レスラーとしての育ちの違いがハッキリと出ていますよね。
「それはあるでしょうね。だから、今だからこそわかりやすく見せられているのかもしれないです。僕がEnfants Terriblesにいるからこそ、見せられる試合があると思うんですよ。過去の児玉vs吉岡は放っておいてもらって、今現在の児玉vs吉岡を見てもらいたいですね」

──ここ1年ぐらいのクルーザー戦線を見ていて、自分がベルトを持っていたほうがおもしろくなりそうだなという感じはありますか?
「僕がベルトを巻いていたほうがおもしろいし、巻かなきゃいけないと思うんですよ。クルーザーのカテゴリーの中にはカズ・ハヤシとかコンディションはバリバリなのに社長業に専念しちゃっている人もいますからね。そういう人たちは放っておきます。ここはもう僕らでクルーザーがどういうものか見せなきゃいけないし、多分ベルトが一番似合うのは児玉裕輔ですよ」

──なるほど。こうしてベルトを目指していくのが新しいEnfants Terriblesの方針だし、それに失敗した立花選手は現在のユニットにはそぐわないので追放したということですか?
「そうですね。チャラチャラしてんじゃねえよと。まあ、すぐに骨を折りましたけどね。追放されて、骨折って、どう復帰してくるのかが楽しみではありますね。もしかしたら、Enfants Terriblesや芦野が欲しがる姿になって帰ってくるかもしれない」

──でも、現状のEnfants Terriblesはタッグ王座も持っているし、6月13日の後楽園大会で羆嵐選手がW-1チャンピオンシップを獲って、児玉選手もクルーザー王座を獲れば、以前よりもW-1を制圧した感が出てきますよね。
「そうなったら、横浜文体も近づいてきましたし、最高の形で大舞台に立てると思います。まあ、第2章はいろいろ動いているので、それをドンドン見せていきたいですね。そして、それに対して周りがどう判断して動いてくるのかが楽しみです」

──今のところ全方位に向けて牙を剥いていますよね。
「だから、ファンに言いたいのはボーッと見ている場合じゃないよってことですね。ちゃんとついてこいって。それに僕がクルーザーチャンピオンになったら、もっともっといろんな神経を逆なですることをやれると思うんですよ。それに対してどんな奴が噛みついてくるのか? まあ、まずはベルトを獲らないとお話にならないので、6月13日は必ず獲りますよ。いい刺激を与えた上でね」

──そして、全方位に向けて刺激を撒き散らしていくと。
「撒き散らしていきます。でも、まずはこの刺激で吉岡世起を昇天させます」

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