【試合結果】5・5 HEAT-UP御殿場大会 【ユニバーサルタッグ】新井健一郎&ヒデ久保田vs近藤”ド根性”洋史&風戸大智 田村和宏&藤波辰爾&LEONAwithイナハンザーvsCHANGO&石田慎也&バリヤンアッキ

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『御殿場こども帝国2018』
日時:2018年5月5日(土・祝)
開始:12:30
会場:静岡県・御殿場市民会館小ホール
観衆:178名

▼第1試合”僕たちがヒートアップ〜ようこそこども帝国へ〜”15分1本勝負
○渡辺宏志
6分48秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
●プリンス・カワサキ

▼第2試合”東京と名古屋の大喧嘩”20分1本勝負
○伊東優作(DEP)
9分30秒 みちのくドライバーⅡ→エビ固め
●井土徹也

▼第3試合”オリエンタルクロスバウト”30分1本勝負
藤田峰雄(チンコプロレス)/○SUSHI(フリー)
13分8秒 TEKKAMAKI
兼平大介/●飯塚優

▼第4試合”飛龍灼熱伝説vol.1〜英雄、御殿場に降り立つ〜45分1本勝負
○田村和宏/藤波辰爾(ドラディション)/LEONA(ドラディション)withイナハンザー
16分0秒 ミノルスペシャル
CHANGO(フリー)/石田慎也(スポルティーバ)/●バリヤンアッキ(インド)

▼第5試合 HEAT-UPユニバーサルタッグ選手権試合(60分1本勝負)
【王者組】○新井健一郎(DRAGON GATE)/ヒデ久保田(フリー)
24分36秒 TKO勝ち(スリーパーホールド→レフェリーストップ)
【挑戦者組】●近藤”ド根性”洋史/風戸大智(BASARA)
※王者組が3度目の防衛に成功。

アラケン&ヒデ組が貫禄のタッグ王座V3!アラケンがちびっ子にシビアな現実を突きつけ場内は阿鼻叫喚!HEAT-UP正規軍は童女の涙に再起を誓う!

開場前〜オープニング


 開場前、地域の障がい者施設を利用する方々が会場設営のサポートを行った。リング機材の搬入から客席の設置、配布物の綴じ、開場後は場内案内や車両の誘導に従事する。協賛金の一部がオープニングの選手入場時に田村和宏から従事した利用者の皆さんの賃金として代表者に手渡された。

 開場後、レスラーとちびっ子による綱引きバトルが開催される。HEAT-UP所属メンバーに加え、特別にSUSHIも加わったレスラーチーム。子供たちは昨年行われたプロレス合宿に参加した小学生や、他の地域から観戦に来た子供も含まれる。レスラーが大人気ない勝利を奪うと館内からはブーイング。しかし最後に近藤の煽りから田村対全員の子ども達が組まれる。上半身裸になり気合を入れた田村だがさすがにかなわず、ズルズルと引きずられてしまう羽目に。勝負は「社長に勝ったキッズの勝利」に終わった。

 てっしー&やぶちんのインフォメーションコーナーからは新作DVDの紹介、4月7日新百合ヶ丘大会の模様が収録されているもの。次回以降の大会PRなどを経て、てっしー一発芸は「張り切りすぎた砲丸投げ」。これが予想以上に観客にウケたのでてっしーの勝利。
選手入場式、代表挨拶は近藤”ド根性”洋史。

近藤「(いきなり風戸に肩車されそうになるが失敗で振りほどく)みなさんこんにちわ!(地声で)こんにちわーっ!!」
風戸「(地声で)ド根性ーっ!」
近藤「はい、今日はこの近藤”ド根性”洋史と風戸”ド根性”大智がやってやりますよ!そしてこの御殿場はプロレス合宿を通して子ども達と仲良くなりました。御殿場の皆さんと仲良くなれました。なので僕はこの大会を単発で終わらせるのではなく、今後も御殿場をプロレスの街、いや!今日はド根性祭りにしますので応援宜しくお願いします!(風戸と向き合って)ド根性ーっ!!!」

第1試合


 御殿場の第1試合は所属同士の対戦。綱引きで大勢の子供たちからパワーをもらったカワサキ、ゴング後に「いくぞーっ!」と自らに気合いを入れる。片足タックルからグラウンドに誘ったカワサキ、レッグロックで絞るが渡辺はフェースロックやストラングルホールドで返していく。力比べからカワサキがボディへのミドルキック、アームホイップ。逆立ちからヘッドシザースホイップ、渡辺が側転で回避しロープに走ってショルダータックル。更に駆ける渡辺、カワサキアームホイップからドロップキック。コーナースローは振り返されるが、コーナーから飛び込んでアームホイップ、渡辺は場外へ。対角線を駆けたカワサキ、コーナーに飛び乗ってプランチャ、雄叫びをあげる。リングに戻るとカワサキのキャメルクラッチ、渡辺エスケープ。ボディへのパンチから胸板への腕パンチで反撃する渡辺、ボディスラム、エルボードロップ、スインギング・ネックブリーカードロップ、ショルダースルーと繋いでいく。

 5分経過。カワサキのバックを取る渡辺、クラッチを切って体勢を入れ替えるカワサキ、つま先を踏み手首にチョップを入れ引き剥がす渡辺。ロープに走るがカワサキも走ってスリングブレイド、コーナーからミサイルキック。押さえ込むがカウント2。拳を握り気合いを入れるカワサキ、だが不用意にヘッドロックにいった所渡辺のワンハンド・バックブリーカーが待っていた。カワサキが立ち上がるのを待ってバックを取る渡辺、サムソンクラッチで丸め込んだカワサキ、逆転フォールかと思われたがカウント2。カワサキトラースキックからブレーンバスター、背後に降り立った渡辺はジャーマン・スープレックス・ホールド、美しい人間橋を描きカウント3。川崎のヒーロー初勝利はまたもお預けとなった。

第2試合


 前日の高島平・IMAPCTⅡにてEAGLE・香取貴大との10代対決を行い引き分けた井土、入場時にあげた雄叫びは自分も負けてはいられないという意思の現れなのかも知れない。そんな井土だが敵地でのメインを張った優作にとっては役不足なのか、富士の裾野ながら気怠げに入場する。ゴングと同時に再び雄叫びを上げて気合を入れる井土。体格的には井土がやや勝っているものの、グラウンドで優勢になる優作。カウンターのバックエルボーで優作を倒すと、コーナーに据えてストンピング、座った優作に対しエルボーを何発も打ち込んでいく井土。ロープに走った井土、カウンターのケンカキックで吹っ飛ばす優作。立ち上がろうとする井土の頭を蹴っ飛ばす優作、エルボーから膝立ちの胸板にキック、「お返し~!」とコーナーに据えてストンピングから踏みつけ。顔を張り飛ばしスリーパー、新百合のメインでも兼平を苦しめたスリーパーでスタミナを奪っていく優作。と、セコンドに就いている近藤が井土コールを煽る。うるさいとスリーパーを解き近藤にスライディングキック、中指を立てて挑発する優作。負けじと再び井土コールを煽る近藤、優作スリーパーで絞めるも井土ロープエスケープ。コールが届いたのか立ち上がりエルボー合戦に挑む井土、鋭いエルボーからネックブリーカードロップを放つ優作、カウント2で井土返すと両手を広げスタンディングのスリーパーへ、腕を取って前方に投げ飛ばす井土、串刺し攻撃に行くが優作かわしてボディソバット。

 5分経過。優作コーナースロー、反動でダッシュした井土ランニング・エルボー。耳を押さえてのたうち回る優作、井土コーナースローから串刺しエルボー、ヒップトス、ジャンピング・エルボードロップ。次第に館内からの井土コールが大きくなり、応えるように小さくアピールする井土。フィッシャーマンの体勢、踏ん張る優作、ロープに振ろうとする井土、かわした優作はソバットからDDT、コールが起こった方向に中指を立てて挑発。完全にアウェイ状態となってしまう優作だが、反骨心に火が灯る。コーナースローから串刺しニーアタック、リング中央に座った井土の顔面に低空片足キック、カウント2。自らマットを叩き館内を煽る優作、井土を引きずり起こして再びスタンディングのスリーパーへ。力が抜けていく井土、優作ロープに走ってPK、蹴り足をキャッチした井土はパンチをものともせずエルボー一閃、フィッシャーマンからスライディングDへ。エビに固めるがカウント2。マットを叩いて悔しがり、また雄叫びを上げた井土はジャーマン狙い、バックを取り返した優作腰へのパンチから伊良部パンチ、かわした井土エルボー、優作胸板への正拳突きと打撃合戦。モーションの早い張り手を放つ井土、ロープに走るが優作のトラースキックがカウンターで顎にヒット。だがフォールをカウント1で返す井土、驚く優作は後頭部へのニー、これもカウント2で返す井土。雄叫びを上げる優作、井土を抱えあげてみちドラⅡへ、これでカウント3。同世代には負けたくないという気持ちが井土の気合を高めたが、それを上回る反骨心で叩き潰した優作であった。

第3試合


 次回5月16日新百合でのベルト挑戦が決定している兼平、飯塚とは久しぶりのタッグ結成。相手は昨年の灼熱王リーグ戦で勝利を上げている峰雄とSUSHI、勝って勢いを増したい所である。綱引き対決では子ども相手とはいえ5人にも負けなかったSUSHI、「ヘイらっしゃい!」に館内の反応も上々。苦笑いする兼平。ブレークの際も「ヘイらっしゃい!」、しかし兼平は逆水平で倒していく。マットを叩いて悔しがるSUSHI、「ブレークやろ!」と怒りのエルボー、返ってくるヘビー級の逆水平に思わず顔をしかめる。と、ちょっとした隙に地獄突きを見舞うSUSHI、館内の一部からブーイング。タックル合戦を制し頭の皿を掴んで飯塚と交代する兼平。Wのバックエルボーから左腕へのキック、コマンドサンボ流に腕を捻り上げて蹴り上げるという攻撃を見せる飯塚。更にワキ固めの体勢から腕に肘を落としていく。ハンマーロックからSUSHIを立たせボディスラム…は阻止され逆に叩きつけられる。峰雄登場、早速マンハッタンドロップから場外に放り投げ、鉄柱を使った電気アンマを見舞っていく。兼平はSUSHIがカット。

 5分経過、峰雄が急所攻撃と見せかけ脚へのサブミッションを極める。てっしーに兼平を注目させる間に堂々と急所攻撃、すかさずフォールに入る峰雄。SUSHIにタッチした際「いなりいなり!」と飯塚のおいなりさんへの攻撃を促すのを忘れない。しっかり「いなり寿司攻撃」を実行するSUSHI、こうなってくると飯塚はたまらない。必死にタッチしようとする飯塚、ショートタイツを掴み阻止するSUSHI。ブレーンバスターから峰雄にタッチ、フォールから両足を取ってサソリ固め、兼平カット。その兼平もマンハッタンドロップの餌食に。リビドーを開放する峰雄、飯塚隙を突いて水面蹴り、胸板へのPKをかわしガットショットからロープに走る峰雄、飯塚ドロップキックで反撃しようやく兼平にタッチ。兼平ボディへのニーからパワースラム、加勢に入るSUSHIにも一発。コーナー際で立ち上がる峰雄に串刺しエルボースマッシュからブレーンバスター、峰雄ボディソバットからロープに走るが兼平膝で迎撃、タイガードライバー式腕十字へ。腕を捻る兼平、前転して脱出しちんちんクローを狙う峰雄、兼平その手をキャッチ、正面からちんちんを蹴ろうとする峰雄、膝でカットする兼平とハイレベルな攻防。離れた瞬間峰雄のステップ延髄斬り、SUSHIにタッチ。

 10分経過。SUSHIニールキックから串刺しラリアット、ブレーンバスター、ダイビング・ヘッドバットと流れるような攻撃。両手を広げTEKKAMAKIを狙うSUSHI、バックを取り返す兼平はロープにトス、スクールボーイの要領で後転させボディへのニーから虎王。飯塚にタッチ、左腕に左ミドルを連打しコーナーに追い込む。串刺しドロップキックから走り込んでPK、やや低空気味ながらコマンド・スープレックスで投げ飛ばす。フォールを返された瞬間腕十字へ、峰雄カット。その峰雄を場外に放り投げる兼平、ローリングエルボーから飯塚のスクリューハイキック、座り込むSUSHIに膝とキックのサンドイッチ。フォールは峰雄がカット、ツープラトンを狙った兼平と飯塚だがかわされ、飯塚のキックをキャッチし兼平のちんちんに直撃させる峰雄。そして飯塚にはバックいなり寿司蹴り上げ、このチャンスにTEKKAMAKIを決めたSUSHIが逆転フォールを奪って勝利。みねぴょん時空がSUSHIを介し御殿場を飲み込んでしまった。

休憩時


 御殿場市小山町のご当地ヒーロー「イナハンザー」が登場、ダンスシーンではプリンス・カワサキも場外で踊って場内を盛り上げる。登場する敵キャラに完全と立ち向かうイナハンザーの姿に館内から大きな応援の声が響く。最後はウツボを模した怪人と敵ボスをはち合わせにし勝利、御殿場の平和を守った。更に地元の子ども達に向けてリングを開放、飛んだり跳ねたりリングの感触を味わいながら大いに楽しんでいた。

第4試合


 チャンゴシンヤにバリアンアッキが合体、バリヤンアッキはカルッツかわさき出場に向け大きくアピールしたい所。だが相手は灼熱の伝道師と飛竜親子のトリオ、加えてセコンドに地元の英雄イナハンザー。逸る藤波を諌める田村とLEONA、先発は田村とアッキ。場内からは何故かアッキコール、自身へのコールを促す田村だがアッキへの声援が上回る。田村が人工衛星ヘッドシザース、アッキがマンハッタンドロップと一発づつ打ち込んで両軍交代、LEOMAと石田へ。静かなグラウンドの攻防からLEONAのタックル、互いに首投げを放った後ドロップキックの相討ち、館内から拍手。両軍交代、藤波が出てくるとエプロンにエスケープし嫌がるCHANGO。館内のドラゴンコールに嫌悪感を示し「やってやるよ!」と覚悟を決める。

 5分経過、腕の取り合いからCHANGOが藤波の指に噛みつき。そのままコーナーに下がりアッキにタッチ。してやったりの表情で舌を出すCHANGO。藤波の発するオーラに少々戸惑った感のするアッキだが、バックを取るとフルネルソン。フライングメイヤーで投げようとするが、こらえた藤波はお返しのフルネルソン。ドラゴン・スープレックスへの布石だけで湧き上がる館内。さすがに投げはせずLEONAにタッチ。ボディスラム2発からボディへのパンチ、エルボースマッシュからロープに走るLEONA、アッキカウンターのドロップキックを放つと大きな拍手が。カットに入った田村も蹴散らし、場外へのノータッチ・トペコンを放ったアッキ。場外で雄叫びを上げたアッキ、クイックタッチからチャンゴシンヤの連携、CHANGOのセントーン、アッキの変形ストレッチとLEONAを追い込んでいく。石田がセカンドロープにLEONAの喉を押し付け、村杉レフェリーのブラインドを突きCHANGOが顔面にスプレーを吹き付ける。ピンチに陥ったLEONAだが、CHANGOへの串刺しドロップキックからブレーンバスターに繋ぐ。

 10分経過、LEONAがダブルアーム・スープレックスを見舞い田村にタッチ。CHANGOにドロップキック、アッキと石田をまとめて投げ飛ばしCHANGOには殺人ミドルキック、串刺しエルボーからスリングブレイド。館内を煽ってミサイルキック、コンビネーションからミノルスペシャルへ、耐えたCHANGO、ソバットから「ブレーンバスター!」宣言する田村だがCHANGO2度目の指噛みつき。ガットショットからシザースキック、石田にタッチ。藤波親子をカットし、チャンゴシンヤが合体ネックブリーカードロップからアッキのフロッグ・スプラッシュの連携。捕まった田村だが石田へのウルトラタイガードロップで脱出、藤波にタッチ。ロープに石田を投げ両手をパチンと叩いてカウンターのスリーパーからドラゴンスリーパー、真っ先にCHANGOがカットに入り藤波の顔面を掻きむしる。石田アッキにタッチ、蹴り足をキャッチした藤波は伝家の宝刀ドラゴンスクリュー。CHANGOと石田をはち合わせにし、アッキに足四の字固めから田村にタッチ。田村膝への低空ドロップキックから「俺も~!」とアッキの足を掴むが延髄斬りで返される。これにはコーナーのLEONAも苦虫を噛み潰した表情。「行くぞー!」と叫んだアッキ、田村がロープに振るがセカンドロープに飛び乗り膝を叩きつける。

 15分経過、アッキは横に落とすブレーンバスターからフォール、LEONAカット。アッキにドラゴンスクリューを見舞うLEONA、CHANGOが入ってくる。ここでなんと、本家の前で「究極飛龍裸絞め」を見舞っていくではないか。しかし背後から近づいた藤波のドラゴンスリーパーでお仕置き、LEONAは石田にコブラツイスト、田村はアッキにリング中央でステップハイキックからミノルスペシャル。豪華な三重奏の前にアッキがギブアップ、田村&藤波親子の快勝にイナハンザーも大喜び。約1分近くドラゴンスリーパーを食らってしまい大の字なCHANGO、LEOMAに気付けの顔面スプレーをお返しされてしまうおまけ付き。メインのタイトル戦に向けはずみをつけた。

第5試合


 4月7日新百合ではヒデからピンフォール勝ちを収めた近藤、積年の恨みを晴らす舞台は整った。相変わらずベルトをぞんざいに扱うアラケンとヒデ、それに対しても近藤の怒りが燃える。風戸と近藤には多くの、特に近藤にはこの日一番な大量の紙テープが宙に舞う。そして握手を求めに行くハイテンションド根性兄弟、風戸は何故か自分の尻を向けてキャイ~ンポーズ、セコンドの渡辺宏志と握手をしてニンマリ。
「やってられねえや」と言わんばかりの表情なアラケン&ヒデ。先発はヒデと近藤、ヘッドロックにいった近藤の襟足を掴んで後ろに倒していくヒデ。序盤から近藤の逸る気持ちを逆手に取っていく。野次を飛ばす風戸を場外に落とし、タックルに行こうとする近藤はエスケープですかすヒデ。だが場外で風戸のエルボー速射砲から近藤がアラケンを引きずり出してエルボー、同時にロープに振ってタックルで倒していく兄弟。近藤ド根性ホームラン、ヒデは何故か風戸にタッチを求めに行く。案の定捕まってしまうヒデ、スタートダッシュを図る兄弟。想像以上に効果があったのか、劣勢に立たされる王者チーム。攻める兄弟は風戸のスリングショットエルボーから近藤のフライングソーセージに繋ぐ連携。やられ放題のアラケン&ヒデ、だがロープに走る風戸の足をアラケンが場外から引っ張り、逆に走っていた近藤にはヒデのマンハッタンドロップ。

 5分経過、場外戦を仕掛けていくアラケン&ヒデ、ラフでかき回し場外カウント15でリングに戻る。アラケンが動き始めた時からまたたく間に劣勢をひっくり返している。ヒデのチンロック、てっしーの注意を逸らすと額へ肘を落とす。アラケンは近藤の左腕にアームバー、袈裟固めで切り替えされると襟足を掴んで体勢を逆転させる。ヒデのロープを使ったアームロック、風戸を挑発し片足がリングに入るとセカンドロプを蹴り上げ急所に一撃入れるアラケン。続けてヒデのキーロック、近藤エスケープ。近藤の左腕を集中攻撃するアラケン&ヒデ。

 10分経過、アラケン近藤へのアームロック、館内から近藤への声援が響く。お構いなしに攻め続けるヒデはワキ固め、腕十字。思わず近藤コールを促す弥武リングアナ。アラケンのボディスラムをド根性で耐え逆に投げ返し起こそうとする近藤、しかしアラケンは下から頸動脈を絞め、更にフロントネックロックで絞め続ける。意識が飛んでしまったか、アラケンのコーナースローでへたりこんでしまう近藤、だがアラケンのコーナー突進を寸前で回避。鉄柱に肩から突っ込んでいたアラケン、魂のタッチを受けた風戸がエプロンから低空ドロップキック、ミサイルキックと繋ぐ。コーナーからダイビングカットに入ろうとしたヒデのボディにパンチ、ドロップキックで場外に蹴落としまとめてラ・ケブラーダ。素早くアラケンをリングに入れてフォール、カウント2。マットを叩いて観客を煽る風戸、ソバットからナイマン蹴り、後頭部へのゼロ戦キック。ダメージの大きいアラケンはなかなか立ち上がれない状態。無理やり引きずり起こした風戸、かち上げエルボースマッシュを連発しロープに走る。アラケンカウンターのバックエルボーからロープに走るが両者はち合わせになりダウン。

 15分経過。両軍交代、近藤突っ込んでくるヒデにスピア、投げっぱなしバックフリップ。串刺しエルボーからスライディングヒップアタック、コーナーに登ってダイビング・ショルダータックル。更にロープを走ってフライングショルダー、待てのポーズを取るヒデに構わずロープ際で逆水平、ロープに走る近藤、アラケンブラインドタッチからトップロープ越しのローリングクラッチホールド、カウント2。てっしーに詰め寄るアラケン、背後から近藤のエルボー、不意を突かれたかアラケンがダウン。引きずり起こす近藤、アラケン強引に卍固めへ、カットに入ろうとする風戸にはヒデのコブラツイスト。卍がガッチリ極まるが風戸が腰投げで脱出しカット成功。近藤の顔面を踏みつけコーナーに登るアラケン、気づいた近藤は雪崩式ブレーンバスター。近藤とアラケンWダウン、風戸は場外でヒデを鉄柱に叩きつけている。カウント8で立ち上がったアラケン、コーナースローするが投げ返され串刺しエルボーを食らう。場外から戻った風戸、近藤がステップとなり高い位置への串刺しドロップキックを放つ。続けて近藤スパインボム、風戸が指示を出し近藤コーナーへ、ピョン吉スプラッシュwithアンナカッターがパーフェクトに決まるがヒデが渾身のカットで3カウント奪えず。

 20分経過、近藤に勝負を託した風戸はヒデをカット。近藤直下式ブレーンバスター、カウント2。場外ではヒデがベルトで風戸を殴打している。近藤ボディスラムからダイビング・ボディプレス2発を挟みピョン吉スプラッシュへ、勝ったかと思われたがヒデが場外からてっしーを引きずり出し幻のフォールに。コーナーにはベルトが置かれている。リング内では近藤が錯乱、場外でヒデがてっしーと揉めている。コーナーに這い寄るアラケン、ベルトを懐に抱えている。場内を煽る近藤、立ち上がりを待ち突進するが振り返ったアラケンの手にはベルト、反則フォールで決まったかと思われたが今度は風戸が渾身のカット。ヒデもリングに入るが風戸がふたりにエルボーを連打、ロープに走る風戸、ヒデリープフロッグ、待ち構えていたアラケンがジャンピング・パイルドライバー。近藤が完全に孤立、勝利を確信したアラケン&ヒデはハイタッチ、ヒデが強引に近藤をねじ込みアラケンのジャンピング・パイルドライバー。完全決着…のはずだったがカウント2で近藤を引きずり起こすアラケン。コーナーでヒデが風戸にスリーパー、リング中央ではアラケンがスリーパーホールド。意識が遠のく近藤、てっしーが反応を伺い腕を上げる。3回目でも近藤の手が上がらなかったためゴングを要請、レフェリーストップでアラケンが近藤を絞め落とし王座を防衛した。

エンディング


 「どうだ見たか!」とでも言いたそうに場内を睨みつけるアラケン、ベルトを受け取るとまず乾杯、カメラマンに撮れと指示、ヒデと共に近藤を踏んづけてベルトを掲げる。近藤を介抱するセコンド陣を邪魔だとばかりに場外へ放り出しマイクを要求するアラケン。

アラケン「今日は…ヒデちゃん、5月5日ですか。こどもの日にお集まりの皆さん、ね!見ての通りちびっ子たちの元気な元気な声援で、僕たちが正々堂々ベルトを防衛できましたよ!(館内拍手とブーイングが入り混じる)いや、ホントにヒデちゃん、お客様、特にちびっ子は日本の宝、神様ですなあ。ええ?いいか、ちびっ子どもよ、おい、今から俺が言うことをよ〜く聞いとけよ。おい、お前らこれから生きてく過程に於いてなあ、全てが自分の思い通りになるって事はあり得ねえんだ。おい、おい、だけどな、今日起きたこの出来事を、え?自分の中でどう消化して、え?明日からまた元気に元気に生きていくのか、お前ら次第だぞこの野郎。おい、おい、一つだけ、一つだけ、俺たちとちびっ子、約束してくれ。おい、君たち、ちびっ子たち…俺らみたいな大人になるんじゃねえぞ(館内大きな拍手)。おい!おい!HEAT-UPさんよこの野郎おい!俺今度からマイクだけ別ギャラにするぞこの野郎!え?おい!まあ、ヒデちゃん、今日は天気もいいし、富士山も近いし、こんなベルト楽勝で防衛できたし、なんかまだ暴れ足りないよな。最後に、総仕上げといきますか。」

 そう告げるとダウンしている近藤と風戸に尚も暴行を加えるアラケンとヒデ。セコンドが総掛かりでも止められない。そこに痺れを切らしたか田村和宏が颯爽と登場、慌てて逃げるアラケン&ヒデ。

アラケン「いやいやいやいや、いやいやいや。いや、ヒデちゃん、客席の子供が乱入したかと思ったら田村和宏でしたわ。おい、お前が手塩にかけたおかげで今日、きっちり潰したぞお前。なあ、とりあえずはヒデちゃん、煙草でも吸いに行きましょうか。」

 威風堂々と去っていくSMOKEY CRIMINAL。ハイテンションド根性兄弟の勝利を信じ応援していたリングサイドの少女が泣いてしまっているのを見た田村は…

田村「お嬢ちゃん!大丈夫だよ、俺がいるから大丈夫(微妙な反応の館内)。おい近藤!お前になぜ”ド根性”ってつけたかわかるか?なあ、まだまだだろ。なあ、負けても負けても這い上がるのがお前の人生じゃないのか、おい。そんなとこで寝てていいのか?子供たちがこんなにお前を応援してくれたんだぞ。立てよ。」

 田村の言葉に加え、場内から名前を呼ばれて立ち上がる近藤。風戸も肩を貸しサポート。田村からマイクを受け取る近藤。

風戸「近藤!!ド根性ーっ!!」
近藤「…ごめんなさい、本当にこんなたくさんの応援ありがとうございます。僕は、デビューする前公開練習でろくについていけずに、こうやってボロボロになって倒れて、あの頃は根性もなくてみんなに笑われて…でもそれが悔しくて、一歩一歩頑張ってきました。子供たちにもちろん勝つ事の大事さを教えたいけど、僕はスポーツを、プロレスを通して頑張る事の辛さ、そしてやりきった時の楽しさを伝えるプロレスを頑張ってます。結果が出ない、結果がついてこない僕だけど、だけど一つだけ胸張って言える事は、常にどの会場でも、リングの上だろうが下だろうが、全力で来ている人に喜んでもらおうという気持ちだけは、この会場の誰よりも強いです。」
風戸「よーし!(館内拍手)」
近藤「それが僕のド根性だと思います。だから、負けても負けても立ち上がって、さっき言った通り、これで御殿場終わりじゃない、またやって、また頑張る。また、頑張る!!」
風戸「そうだ!!(館内拍手)」

 最後の力を振り絞り、近藤の音頭で「御殿場ヒートアップ!」。館内がひとつになった。がっくりとうなだれる近藤、カバーする風戸。トーナメントを制したハイテンションド根性兄弟ですら届かなかったタッグ王座、これでSMOKEY CRIMINALの独壇場と言ってもいいだろうが、諦めない近藤、そして含みのある言葉を放った田村が次に出る手とは?

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