【試合結果】3・21 HEAT-UP高島平大会 中村大介vs兼平大介 リッキー・フジvs田村和宏 近藤“ド根性”洋史vsプリンス・カワサキ 竹田光珠vs井土徹也

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『HEAT-UPジャッジメント vol.2』
日時:2018年3月21日(水・祝)
開始:18:30
会場:東京・高島平区民館ホール
観衆:65名

▼第1試合 HEAT-UPジャッジメント①10分1本勝負
○田馬場貴裕(F.W.U.)
7分44秒 胴絞めスリーパーホールド
●飯塚優

▼第2試合 HEAT-UPジャッジメント②10分1本勝負
○竹田光珠(666)
9分14秒 ラ・マヒストラル
●井土徹也

▼第3試合 HEAT-UPジャッジメント③10分1本勝負
○渡辺宏志
10分時間切れ 判定勝ち
●くいしんぼう仮面(フリー)

▼第4試合 HEAT-UPジャッジメント④10分1本勝負
○近藤”ド根性”洋史
9分4秒 ピョン吉スプラッシュ→片エビ固め
●プリンス・カワサキ

▼第5試合 HEAT-UPジャッジメント⑤10分1本勝負
○リッキー・フジ(K-DOJO)
10分時間切れ 判定勝ち
●田村和宏

▼第6試合 HEAT-UPジャッジメント⑥10分1本勝負
○中村大介(夕月堂本舗)
10分時間切れ 判定勝ち
●兼平大介
※観客判定ドロー、てっしー&弥武&渡辺ジャッジメント判定による
てっしー手島…中村10-9兼平
弥武芳郎…中村10-9兼平
渡辺宏志…中村10-9兼平

中村大介がHEAT-UPのエース・兼平をUスタイルで撃破!リッキーと田村が初対決!ジャッジメントルールに会場沸騰!

オープニング


 てっしー&やぶちんのインフォメーションコーナー。物販の新グッズとして週刊少年マガジンにて『猫でごめん!』を連載していた漫画家・永野あかね先生が所属選手を描いたイラストメモ帳をPR。そんな中こんな話題が。

弥武「これが爆発的に売れたらですよ…我々のメモ帳もイケるのかなって(笑)」
手島「なんか、そうですよね。あのね、ちょっと不満があってそこは。全部やっぱり選手じゃ…いや仕方ないですよ、一個くらいさ、三人の…(417)工場長と…」
弥武「ちょっと『触れないでくれ』って言ってますが(笑)」
手島「工場長はNGとして、あ!ミスター村杉さんを含め。欲しくないですか?」

 ひとつくらい自分達のグッズも欲しいと願いを持つてっしー&やぶちん。果たしてその願いが叶う程イラストメモ帳は爆発的に売れてくれるのか。
 次に発売中の『川崎炎上タオル』を使った応援方法のレクチャー。てっしーが田村和宏役になりテーマ曲に乗って入場、その際に持っているタオルを頭上でグルグルと振り回す。リングインし選手コールを受ける時、田村が両手でタオルを掲げると同時に頭上で同じようにタオルを掲げる、という方法。カルッツかわさきやとどろきアリーナに向けて観客と一体になりたいというHEAT-UPの願いなのだ。

 4月7日新百合ヶ丘大会の協賛募集、6月23日カルッツかわさき大会PRの後、2度目となるジャッジメントルールについて改めて説明。

①各試合は10分1本勝負
②時間内に決着できなかった場合、観客が優勢だと思った選手に拍手を送る。その支持率の高い方が優勢勝ちとなる(観客判定)。
③観客の支持率が同率と感じられた場合、公正なジャッジ3名による判定を行い勝敗を決める(ジャッジメント判定)。

 架空の対戦カード、田村和宏対井土徹也戦を観客のジャッジに委ねる。理想とされる拍手が沸き起こったため問題なし。そして2004年3月21日、STYLE-E旗揚げ戦でデビューを果たした(当時はリングアナウンサーだった)てっしー手島プロレス生活14周年が告げられると館内から大きな拍手。弥武からささやかな記念品として「フリーザ様のマシュマロ」が贈呈される。14周年記念一発芸を披露する前に、「てっしー手島」というネームはオッキー沖田リングアナのオマージュである事を告げる。「張り切りすぎた徒競走」を披露、観客のノーリアクションに「これは仕方ない」とつぶやくてっしー。15年目最初の一発芸は完敗に終わる。

 選手入場式、今回は全員がリングに並ぶ。代表挨拶は渡辺宏志。

渡辺「本日はお寒い中、早くからのご来場誠にありがとうございます。お陰様で我らがプロレスリング・ヒートアップは試合数も増えてきております。『欲張りすぎだ』という声も聞こえてまいります。我が国には『二兎を追う者一兎をも得ず』という言葉がありますが、我らがHEAT-UPは『二兎とも獲る精神』で邁進して参ります。2回目となりましたHEAT-UPジャッジメントルールでございますが、雪を見ながらでも楽しめるような試合を目指して、選手・スタッフ一同、一丸となりまして頑張ってまいります。最後まで応援の程宜しくお願い致します。」

第1試合


 F.W.U.の田馬場貴裕が久しぶりにHEAT-UPマット参戦。共に修練を積む飯塚優との対戦となる。
 両者打撃から相手との距離を詰め、まず田馬場がロープに詰めて組み付きベリィ・ト・ベリィでリング中央に投げる。腕十字狙いの田馬場、嫌った飯塚は上になるが田馬場がアンクルロック、飯塚は左脚にアキレス腱固めからリング中央で逆片エビ固め、逃れた田馬場はバックを取りレッグスプレッドへ、ロープが近くブレーク。
 スタンドに戻ると田村和宏が出てきて戦況を見守る。飯塚が首相撲の体勢から引き込むと両者至近距離で膝の打ち合い、田馬場掌底からフロント・ネックロック、足を抱えて後方に投げ飛ばす。上になった田馬場、掌底を打ち下ろすが飯塚逆に上になる。上下からボディへ掌底の打ち合い、肩から手首を取る飯塚、嫌った田馬場膝十字固めからヒールホールド、反撃しようとする飯塚だが無理せずロープへ。ロストポイントのないルールなので判定には影響が少ない。ローから入る田馬場、巻き込むようにグラウンドに誘う飯塚、腕十字を狙うが丸め込みフォールにいく田馬場、カウント2。そのまま持ち上げて飯塚をマットに叩きつける。田馬場スリーパー狙い、ロープ際に回転してブレーク。二段蹴りから距離を詰める田馬場、蹴り足をキャッチした飯塚はアキレス腱固め、田馬場苦痛の表情。背中を蹴って脱出を試みる田馬場、構わず絞る飯塚は逆片エビに移行、田村の「絞れ絞れ!」の声に後押しされるように観客も盛り上がるが田馬場ロープにエスケープ。

 5分経過、ダメージを負わせた左脚に飯塚片足タックル、テークダウンさせスタンドのアキレス腱へ、エルボーとヘッドバットで振りほどこうとする田馬場、軸足を蹴って再びテークダウンさせる飯塚、しつこくアキレス腱を絞るが田馬場脱出。離れた一瞬の隙を突いて腕を取る田馬場、絡みついてダブルリストロックへ。もがく飯塚、ロープにエスケープ。田馬場のキックをかわした飯塚が脇腹に右ミドル、これが効いたようで膝に手を遣る田馬場、飯塚ミドル連打から飛びつきクロスヒール、田馬場エスケープ。掌底を避けた飯塚両足タックル、バックマウントから腕を取りスタンドへ、首相撲から腕卍、一気にコマンド・スープレックスで投げる。7分経過、飯塚腕十字、抜けた田馬場は脇腹に膝を突き立てる。胸板に強烈なミドルを叩き込み悪童ドライバーへ。引きずり起こしてスリーパー、そのまま胴絞めを加えてグラウンドに持ち込むと飯塚タップ。
 勝ち名乗りを受けた田馬場は首を掻っ切るポーズ、同胞である飯塚の健闘を称える姿も。

<試合後コメント>

田馬場貴裕
「ありがとうございました!飯塚選手は彼がデビューしたときからずっとやりたいと思っていた選手で、すごい気持ちも強くてキックも関節技もね、ヴォルク・ハンを尊敬しているって聞いてて、ただ好きでマネてるだけかなと最初は見くびってたんですけど、すごくいい選手で、また何回も何遍でもやりたいですね。去年やった井土選手ともまたやりたいですし、タッグマッチで獲られた近藤選手もそうですし、もちろん最後は田村さんを倒す!そのつもりでいるんで。本日はありがとうございました!」


飯塚優
「今日、この試合、すごい苦しくて苦しくてきつい試合だったんですけど、やってるときはすごく楽しくて、それが不思議な感じで、改めてもっともっと強くなって、もっともっと熱い試合が出来るようリベンジします!田馬場選手、待ってて下さい!」

第2試合


 666の竹田光珠がHEAT-UPマット初登場、均整の取れた体型はHEAT-UPマットで見栄えがする。先日18歳になり大人の仲間入りを果たした井土徹也が迎え撃つ。
 オーソドックスな腕取りの応酬、エルボーの打ち合いからまず体格で勝る井土がカウンターのバックエルボーを叩き込み先制、ボディスラムからチンロック。光珠下から額を蹴って脱出、お返しのボディスラムからボディにフットスタンプ2連発。スタンディングのネックロックからフライングメイヤー、スリーパーへ。

 5分経過、ブレーンバスターの投げ合いを制した井土は串刺しエルボーからヒップトス、ジャンピング・エルボードロップ。フィッシャーマンズバスターとたたみかけるがカウント2。スライディングDを寸前で避けた光珠、その場跳びのドロップキック。抜刀ブレーンバスターから座っている井土目掛けて低空ドロップキック、エビに固めるがカウントは2。今度は正調ブレーンバスターからジャーマン狙い、井土もバックを取り返すが光珠カサドーラで丸め込みカウント2。井土のエルボーをかわしてスクールボーイ、井土は光珠の腕をキャッチして逆さ押さえ込み、いずれもカウント2。8分経過、スタミナ切れかなかなか立ち上がれない両者、エルボーの打ち合いからなぎ倒す井土、押さえ込むがカウント2。井土串刺しエルボー狙いでダッシュ、気づいた光珠スピアを突き刺す。エビで固めてカウント2、すかさずラ・マヒストラルで丸め込みガッチリ決めるとカウント3。
 試合時間残り46秒、ギリギリで勝利した竹田光珠。負けた井土は悔しさから握手を求める光珠の顔を張っていく。光珠には井土や飯塚の良きライバルとして今後も真紅のマットに登場して欲しいものである。

<試合後コメント>

竹田光珠
「井土さん、ちょっと18歳って聞いて、僕より全然したなんでどうなのかなって。勝つ気持ちとか気合とか見えるのかなって思ってたんですけど、そんな僕の不安を払いのけるくらい熱く来てもらって、僕がちょっと押されかけちゃったんでビビっちゃいましたけど、最後握手を求めてクリーンに終わるかなと思ったんですけどね、ああいう感じできてくれると僕もいっぱいやりたいし。井土さんのほうがレスラーとして先輩ですけど、いっぱい試合してもっとお互い高みを目指していけたらと僕はいいなと思っています。ありがとうございました」


井土徹也
「今日、666の竹田光珠選手と試合でした。僕は同じ世代の人というか、デビューの近い竹田選手と対戦するのがすごく楽しみでした。でも、僕のほうがデビューが2,3ヶ月先で、年齢とかあっちの方が上かもしれないですけど負けられない気持ちで挑んだんですけど、毎回結果がついてこないです。でもそれは自分の成果なので、これからもっと練習して試合数こなして、必ず結果を残せるようがんばります!ありがとうございました!」

第3試合


 HEAT-UPマットでの対戦はあるものの、シングル対決はこれが初となる両者。会場の一部から「ヨンドン対決だ!」の声も上がる。
 クリーンに握手して試合開始、くいしんぼうは真っ向から向かい合うストロングスタイル、腕取りから足をすくってレッグロック、渡辺が腕十字で切り返すと身体を反転させ脱出、ダブルレッグロックからボーアンドアロー、渡辺抜け出してフォール、館内両者の攻防に拍手。くいしんぼう片足タックルからステップオーバー・トーホールド、渡辺身体を反転させ逆にレッグロック、片足をフックしてくいしんぼうの頬に細かく肘を押し付けていく。その腕を取ったくいしんぼうワキ固め、立ち上がる両者、渡辺腕を取り巻きこんでアームロックとヘッドシザースの複合技へ。両膝を押してヘッドシザースを抜けたくいしんぼう、飛びつくようにグラウンドで袈裟固め、ヘッドロックに移行、抜けた渡辺アームロックからグラウンドの状態で腕に膝を叩きつける。腕を取ったままヒップトス、更に寝かせて腕を絞っていく渡辺、抜けたくいしんぼう膝十字固め。渡辺も同じ技で返していくとくいしんぼうはロープへ。

 5分経過、手四つから胸を合わせる両者、押し込んだくいしんぼうに対しブリッジで耐える渡辺。押し返していく渡辺、再度押し込んでいくくいしんぼうに対し「今度はお前だろー!」と叫ぶ渡辺、場内は笑いに包まれる。それでもブリッジワークで耐える渡辺、押し返し打撃からレッグブリーカー。渡辺の左脚殺しにくいしんぼうは苦痛の声を上げる。ロープに走った渡辺、くいしんぼうトラースキックを打ち込み逆襲。サッカーボールキックからボディへのフットスタンプ、だが痛めた左膝を押さえて倒れるくいしんぼう。それでも両拳を握り「よっしゃいくぞー!」と自らを誇示するくいしんぼう、残り試合時間も2分を切りここからたたみかける…かと思いきや、手四つから再び渡辺を押し込んでいくくいしんぼう。「またこれかー!」と叫ぶ渡辺、しかしブリッジ。これには館内が爆笑の渦に巻き込まれる。押し戻す渡辺、館内からは手拍子、またブリッジする渡辺。残り時間1分、両手を離したくいしんぼうはブリッジする渡辺を放置、そのまますくっと立ち上がる渡辺を見ながら残り時間を確かめる。渡辺がブリッジ倒立から立ち上がるデモンストレーション、「え~、本日は渡辺宏志ブリッジショーにご来場いただきありがとうございました!」と締めようとするくいしんぼうを後ろから突っ込む渡辺、残り時間30秒で「さあ次はお前だこの野郎!」と意地になってくいしんぼうをブリッジさせようとする。ミスター村杉レフェリーも観客も後押し、残り10秒、遂にくいしんぼうブリッジがリング中央で披露される。どよめく館内、押し戻していくくいしんぼう…無情にも時間切れ引き分けのゴング。ストロングスタイルの原点とも言えるブリッジワークをリスペクトした攻防に館内は酔いしれた。

 この日初の観客判定、想像以上に拍手が得られなかったくいしんぼうは観客を威嚇、ケブラーダを放とうとするも渡辺に抑えられる。渡辺には満場一致の拍手、文句なしの勝利を収めた渡辺のドヤ顔に対し、頭を抱えて「しまった~」と後悔するくいしんぼう。去り際に観客席後方から聞こえる「ヨンドン」コールに対し、「お前らの顔忘れんからな!」とアピールするくいしんぼう。観客が一体となる大会の楽しさを身体を張って伝えた両者であった。

<試合後コメント>

くいしんぼう仮面
「いやぁ、今日は渡辺宏志というよりね、HEAT-UPのお客様にやられましたね。ホントにね、HEAT-UPのお客様はHEAT-UPの選手をホントに愛してるんだなと思いました。完敗です。また懲りずにHEAT-UPに呼んでいただいて、今日のジャッジメントルール、最前列で拍手してるお客様の顔覚えたんでね、その仕返しのためにまたHEAT-UP参戦しますんで、本日はどうもありがとうございました!」


渡辺宏志
「やっぱりね、あのキャラクターでね、長いこと戦ってきたのはダテじゃないよね。実力に裏打ちされたショーマンだし、彼もやっぱり潜ってきた修羅場の数が相当なもんなんでね、正直あの表側のキャラクターを鵜呑みにしてかかったら大変なことになるぞと改めて認識した次第です。でも、またやりたいですね。ジャッジメントというちょっと複雑な勝敗の決着の付け方も良いんですけどね、正々堂々従来のシングルマッチで、従来のプロフェッショナルレスリングでもう一度彼と戦いたいと思う次第です。ありがとうございました」

第4試合


 この日唯一の同門対決となった試合、プリンス・カワサキが所属選手と対戦するのはこれが初となる。サムライTV、オフィシャルのムービー以外に大きなカムコーダーを抱え近藤を追う撮影スタッフの姿もあった。
 近藤としてはタッグトーナメント優勝、タイトル挑戦前とあって絶対に負けられない。カワサキも登場以来勝利に恵まれておらず「田村和宏の分身」として結果を出したい所。勢いとパワーで勝る近藤に対し、カワサキは小気味よい動きで翻弄する。エルボーを打ち込むカワサキ、ボディスラム1発で攻守をひっくり返す近藤。逆水平からロープに振ってド根性ホームラン、もう1発ボディスラムからフライング・ソーセージ。更にリング中央で逆片エビ固めと攻め込んでいく近藤、カワサキロープへ。チョップで返すカワサキ、近藤逆水平から「ド根性ーっ!」、鋭いエルボーを連打するカワサキだが、近藤の逆水平になぎ倒される。ロープに振られたカワサキ、ドロップキックで反撃。近藤の串刺しエルボーをかわし、トップロープからクロスボディで舞い立ち上がり様にスリングブレイド。

 5分経過、ジャンピング・ヒップアタックを決めた近藤だが、場外に落とされカワサキのプランチャを食らう。カワサキ近藤をリングに戻してミサイルキック、「立てド根性ーっ!」と叫んでロープに走ったカワサキ、近藤スパインボムでお返し。串刺しエルボー連発から場外ホームラン(投げっぱなしバックフリップ)へ。

 残り3分、コーナーに駆け上がった近藤ピョン吉スプラッシュ、カワサキ寸前で避ける。近藤の立ち上がり際を狙って首固め、スクールボーイ、膝への低空ドロップキックからラ・マヒストラルと丸め込みを連発するもカウント2。ロープに走ったカワサキに近藤スピア、コーナーに駆け登る近藤、気づいたカワサキはコーナー倒立雪崩式フランケン、カウント2。左右のエルボーからロープに走るカワサキ、避けた近藤カウンターのフライング・ショルダータックル。直下式ブレーンバスターはカウント2、ならばとコーナーに登ってピョン吉スプラッシュを決めカウント3。
 近藤は師匠田村和宏の本体と分身両方からピンフォール勝ちを奪うという快挙をやってのけた。

<試合後コメント>

近藤”ド根性”洋史
「おおおっしゃ!やったぞ!ジャッジメントルールでも時間内に勝てました!ド根性で勝てました!プリンスカワサキ選手、田村さんの分身だけあって技とかキレあってすごかったです!だけど僕は5月5日にタッグベルトを獲るまでは!負けられない!止まれないんです!成長して成長して一戦一戦勝って!絶対にベルト獲ります!ド根性で!ド根性タッグで獲ります!5月5日!ド根性祭りじゃあ!ウオオォォォォッ!!」


プリンス・カワサキ
「くそっ!近藤先輩、高い壁でした。流石この間のタッグトーナメントで優勝して今度挑戦するだけあって、すごい先輩です!でも、今回初めてHEAT-UPの先輩とシングルをさせてもらって、自分も勉強になりました。まだまだやらなきゃいけないことがいっぱいあって、技の一つ一つ、気持ち一つ一つ、全部会場にいるお客さんと川崎から集まってくれる子供たちの心に一つ一つ届いて、大きなうねりとなって川崎が大きく大きく炎上することを目指してこれからも頑張っていきます!これからもよろしくお願いします!」

第5試合


 両者のキャリア内でまだ一度も絡んだ事のないという奇跡のカード。館内のロックンロールコールに上機嫌なリッキー、そして田村和宏の入場…村杉レフェリーのボディチェックの際、リッキーが強烈なツッコミを入れる。

リッキー「前説であれだけ説明したのに、タオル誰も振ってねえじゃねえか!(館内爆笑)みんなやるはずじゃねえのか?エースだろお前?」
田村「これから売れるんだよ!」
リッキー「その前に買ってってさっき前説で言ってたんだよ!」
田村「これから買ってもらって、そこから始まるんですよ!」
リッキー「ちなみに俺もタオル売ってるんだよ!残り8枚!後でヨロシク!」

 苦笑いの田村、握手を促す村杉レフェリーだが「NO!」。ゴングが鳴ると館内からはロックンロールコール、気を良くしたリッキーはフレアーウォークから「Whoooo!」、これにはリッキーも「どっちがホームだよ!」とまた厳しいツッコミ。田村も見習って「社長」コールを館内に促すが…結果はご想像の通り。ようやく始まる試合、リープフロッグからバックエルボーを叩き込むリッキーに対し、田村はドロップキックで場外に蹴り出す。リング内を走った田村はトペ…はリッキーが避けたためフェイント、リング中央で両手を広げ「はいーーーー!」と叫ぶ。 リッキーは場外で観客の傘を広げて威嚇、館内から「傘はさすもの!」とどこかで聞いたような言葉も。場外で呼吸を整えるリッキーに「早く!10分しかないんだから!」とリング内から叫ぶ田村。完全にリッキーのペースになっている。

 手四つと見せかけて腕取りの攻防、レッグシザースで倒した田村にリッキーのボーアンドアロー、素早く身体を反転させフォールにいく田村。「やるじゃねえか」とリッキー一言。手四つから力比べ、劣勢から押し戻す田村…「そんな訳ねえだろ!」とリッキーが圧倒。抜けた田村はリッキーの左腕殺しへ、スタンドのアームロックから肘に拳をグリグリすると館内からブーイング。実況の弥武リングアナも「今日はちょっと悪いぞ」と突っ込むと場内は笑いに。知ったこっちゃないと反則まがいの腕攻めを続ける田村に「悪社長」の称号が。リング中央でスタンディングアームブリーカー、ワキ固めへ。

 5分経過、ワキ固めを耐えるリッキーはサミング、注意する村杉レフェリーに「アイツだって汚ねえ事やってるだろ!」と逆ツッコミ。離れた隙を突いて田村ボディへのソバット、そしてボディを狙ったナックル、これは反則。「リッキーさんアンタの時代はもう終わりだ!」と叫びナックルを繰り出し続ける田村、怒号のブーイングが響く中、「リッキーさん!さようなら!」とブレーンバスターの体勢、しかし逆にリッキーが超滞空式で抱え上げると場内から一斉に手拍子。立ち上がるリッキー、「田村!そもそも俺の時代なんてなかったんだよ(館内笑い)。だけどなあ、俺の時代はこれからじゃ!」とカミカゼの体勢へ。かわした田村は串刺しミドル、反対側にスルーして串刺しエルボー、スリングブレイドへ。館内を煽る田村、打撃コンビネーションからソバット、ミノルスペシャルへの序曲。こらえるリッキー、田村ソバットから再びボディパンチ、ロープに走る田村、リッキーショルダースルーへ…回転エビで返そうとするとタイツがズルリと下がり尻丸出し状態になるリッキー。丸出しの尻でヒップアタック、もう1発を狙うが田村そこを狙って右ミドル、これはたまらない。

 残り2分、生尻を平手で叩いていく田村、場内ブーイング。リッキーはコーナー上に寝そべってしまう。引きずり下ろしてコーナースルー、振り返される田村だが串刺し攻撃をキックでカット、コーナーに登る…なんとリッキーは田村のタイツをずりおろし同じく尻丸出し状態へ。慌てる田村、コーナースルーをカウンターのウルトラタイガードロップ in 生尻で返す。残り1分、田村再び打撃コンビネーションからミノルスペシャルへ、担ぎ上げたリッキー今度こそカミカゼを爆発させる。立ち上がる田村に9999の体勢、切り返した田村はラ・マヒストラルから腕十字、残り10秒、足を抱えて丸め込む田村だがカウント2、そのまま時間切れのゴング。

 天に祈りを捧げる田村、かたやリッキーは尻を隠そうともしない堂々さ。勝利を確信している田村はリッキーへの拍手が多いのも気にしない。だが田村への拍手は…明らかにリッキーに対するものよりも少ない。観客判定によりリッキーの優勢勝ちがコールされると、あろうことか村杉レフェリーに掴みかかりチョーク攻撃を繰り出す悪社長。これには正義の味方リッキーが黙っていない。田村のタイツを限界までずりさげ尻叩きのせっかん。意気揚々と去っていくリッキー、田村の尻はセコンドの近藤がTシャツでカバーするというナイスプレー。尻丸出しのまま敗戦という結果に4.7新百合ヶ丘の対チンコプロレスに向け暗雲が立ち込めた田村和宏であった。

<試合後コメント>

リッキー・フジ
「田村ァ!見ての通りだ!試合は引き分けだったけどな、お客さんが俺に味方してくれたよ。田村ァ、試合すんの初めてか?よく覚えてないけど、効いたよ腕攻め!楽しいなぁ、HEAT-UP。俺はな、スーパースターで忙しくて毎回来れるか分からないけど、空いたときには必ずまたHEAT-UPに戻ってくるからな。その時またやろうぜ田村ァ。田村!なんでお前そんな人気ねーんだ!お前のホームだろ!田村!もっともっと人気出してHEAT-UP盛り上げてけ!俺もガッチリHEAT-UPしてるからよ。田村ァ!次が楽しみだぜ!Wooooo!!」


田村和宏
田村「あのねぇ!なにこれ?!誰が考えたんだこんなルール……くっだらない……オイ!なんだこのジャッジメントルールって。オイ近藤!誰が考えたんだ?!」(コメント会場で撮影係をしていた近藤に詰め寄る)
近藤「田村さんじゃないっすか」
田村「俺かぁ!!ああああああ!!リッキーさん!初めてやったけどなぁ、めっちゃロックンロールじゃねぇか!だけどなぁ、こんなもんじゃねーぞ!こんなもんじゃねーぞ!俺のほうがロックンローラーだぜベイベー!リッキーさんよぉ!リッキーさんよぉ!今日は生かしてやったんだ。リッキーさんのタオルが売れるようになぁ!これがロックだぜ!分かるか!ベイベ~♪」

第6試合


 桜庭和志が提唱した新たな格闘技『QUINTET』への参戦が決定している中村大介が昨年8月後楽園ホール大会以来のHEAT-UPマット参戦。総合からプロレスラーになった兼平にとって中村は雲の上のような存在、だがタイトル奪還に向けて絶対に負けられない試合となる。
 リング中央で握手を交わした両者、19時58分、試合開始のゴング。中村の動きが止まらない。腕かと思えば脚、体格では兼平が断然有利なのだがそれを感じさせないグラウンドコントロール。一瞬の隙が出来たら極められてしまう、そんな緊張感に館内はシーン現象。兼平も自ら取りにいくが、いつの間にか中村が優位に上を取っている。V1アームロックから腕十字、スタンドではローからハイのコンビネーションと常に自分の射程内に兼平を置いている。バックを取られても慌てず足をすくって膝十字、アキレス腱固めと移行する。兼平も同じ技で返していくが、中村がヒールホールドに移行するとすぐにロープへ手を伸ばす。掌底で距離を計る兼平、両手を刺してロープに詰める中村、スタンドで膝を突き立てる中村、外掛けで倒してグラウンドに誘う兼平。下からのアームロックを狙うがすぐに中村が抜けてアームロックで返す。スタンドでコーナーに詰められてもスルッと体勢を入れ替え掌底を放っていく中村、ボディへの膝蹴りで苦悶の声を上げる兼平。中村巻き込みからアームロック、パワーで耐えた兼平は逆に腕十字へ、クラッチを離さなかった中村は無理をセずロープに足を伸ばす。

 5分経過、組み付いてコーナーに押し込んだ兼平はエルボーを叩き込む。コーナースローを耐える中村、離れた一瞬を突いて兼平のニーが炸裂、ようやく有効打を中村に叩き込んでいく。だが助走をつけた1発を難なくかわされ、飛びつき腕十字を食らってしまう。しかもリング中央、中村にとってはベストポジション。なんとか力でクラッチし極めさせなかった兼平、だが中村は三角絞めに移行する。ところがこれをパワーで持ち上げた兼平、やや体勢は崩れたがジャンピング・ボムで叩きつける。約20キロの体重差がここになって出てくる。すかさずバックドロップを狙う兼平、こらえる中村は逆にバックを取ってスリーパーへ、ほどいて右ハイ、ローリングソバットを喉笛に、水面蹴りで倒して腕十字へ。兼平のクラッチが切れるがロープが近くて助けられる。

 残り3分、立ってこいと挑発する中村がローからミドル連打と打撃主武器にチェンジ、兼平が重い逆水平で打ち返すと思わず後退りする中村。館内から「おおー!」という歓声。中村ローで体勢を崩しヘッドロック、グラウンドで絞め続ける。ブリッジフォールでカウント2まで奪う兼平、立ち上がってバックドロップへ。片エビ固めでフォールするがカウント2。

 残り2分、もう1発バックドロップを狙うが踏ん張られると体勢を入れ替えリバース・フルネルソンへ、タイガードライバーの要領で持ち上げ空中で腕十字を極める新しいパターンを見せる兼平。極めさせずエビに丸める中村、カウント2。ローを連打し倒した兼平に逆片エビ固め、渾身の力で絞り込む中村だが兼平の手がロープを掴む。

 残り30秒、まだ攻め続ける中村、腕の取り合いが続く中時間切れのゴング。「ああ~」という館内、もう少しこの攻防を見たかったという残念な思いで一杯なのだろう。

 観客判定、両者への拍手は全くの互角。この日初めてのジャッジメント判定となる。てっしー、弥武、渡辺宏志3者共に中村を優勢と取り、中村大介の勝利が決まる。実はHEAT-UPマットで中村は初めての勝ち名乗りを受ける。その時に流れたのはUWFメインテーマ、思わぬ弥武の演出により中村も観客も大いに喜んだ。

エンディング


 敗れはしたものの、どこか爽やかな表情だった兼平。自ら歩み寄り握手を交わすと中村が健闘を称える。それに笑顔で応える兼平、季節外れの極寒だった高島平に春の心地よい風が吹いているようであった。

兼平「中村さんやっぱ…強いですね。あの、僕はプロレス入る前格闘技やってたんですけど、僕が頑張っても手の届かない所まで行った人が中村さんです。だから今日ジャッジメントルールで闘ったんですけど、闘えて凄く光栄でした。ありがとうございました(館内拍手)。今僕は、HEAT-UPの現チャンピオン(=ノリ・ダ・ファンキーシビレサス)にtwitterとかでチクチクと攻撃されて(館内笑い)、ちょっとイライラしてる時期があったんですけど、こうやって強い人と…負けちゃったんですけど闘える事が出来て、僕が求めるプロレスっていうのはこういうプロレスです(館内拍手)。4月、新百合ヶ丘のメインで伊東優作に勝って、5月のタイトルマッチで僕が勝った暁には…中村さん、もう一度お願いします(頷く中村、館内拍手)。」
中村「今日は雨の中ありがとうございました(館内拍手)。自分も兼平選手、大きい…凄いあの、デカくて力強い選手とメインで競(や)らせていただいて、凄い勉強になりました。ありがとうございました(館内拍手)。そのタイトルマッチ、絶対獲って、もう一回競りましょう(館内拍手)。あとちょっとすみません自分の事なんですけど、今桜庭和志さんがやってる『QUINTET』というグラップリングの団体戦が4月11日に両国国技館でありますので、え~とそこでも、グラップリングってこう…ちょっとマニアックなアレなんですけど、自分の『プロレスリング』を競ろうと思ってますので、もしよろしければ応援に来てください。今日はありがとうございました(館内拍手)。」

 再び流れるUWFメインテーマ、これで終了か…そうじゃないのがHEAT-UP。わる…もとい社長である田村が最後の締めを要求する。

兼平「…気持ちよく終わろうとしたんですけど…(館内爆笑)このリングには必ず締めがあるということなので、所属選手上がってもらっていいですか?(中村を加えた所属選手がリングに上がる)本日は高島平大会、ご来場ありがとうございました!(館内拍手)HEAT-UPはこれからもまだまだ大きな大会があって、川崎を盛り上げていきますので応援宜しくお願いします!!(館内拍手)」

 この日の締めは新しい「ヒートアップ、ジャッジメント!」で行われた。「僕の求めるのはこういうプロレスです」と告げた兼平、至宝を奪回し中村との約束を実現させられるのか。雨の高島平に希望の光が差し込んだ気がした。

<試合後コメント>

中村大介
「今日はありがとうございました。今日は兼平選手ととても楽しい試合をして、ちょっとジャッジメントで決めきれなかったんですけど、なんとか勝ててホッとしてます。すごく楽しい時間を過ごせました。またやりたいって言ってくれたんで、頑張ってもらって、是非もう一回やりたいですね。一本勝ち、KO勝ち狙って頑張ります!あと、QUINTETっていうグラップリングの大会があるんで、最近練習してる自分のスタイルのプロレスを格闘家たちに見せていきたいと思いますので、よろしくお願いします。今日はありがとうございました」


兼平大介
「いやぁもう、疲れました……。疲れたっていうか、このカードが組まれて、格闘技の実力で言ったら僕よりも全然上の人なんで逆に挑戦者の気持ちで自分の何一つ残さず全部出してやろうと思ったんですけど、やっぱり細かいところがすごくて、スゴイ人だなと思いました。今日の試合みたいなスタイルと言うか、正々堂々と戦って勝負するのが僕の目指すプロレスなので、次4月に伊東優作とシングルマッチでしっかり勝って、なんかTwitterでゴチャゴチャ指ばっか動かしてるチャンピオンなんかに負けるつもりはさらさら無いんで、まずはしっかりベルトを獲って、怖いですけどもう一回中村さんにリベンジしたいと思います。今日はありがとうございました。感謝しています!」

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