【試合結果】1・28 HEAT-UP王子大会 兼平大介&磐城利樹vsノリ・ダ・ファンキーシビレサス&阿部史典 田村和宏&藤田峰雄vs梅沢菊次郎&政宗 新井健一郎&ヒデ久保田vsCHANGO&石田慎也

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『パワフルタッグトーナメント一回戦』
日時:2018年1月28日(日) 
開始:19:00
会場:東京・王子BASEMENT MON☆STAR
観衆:121名

▼第1試合”川崎炎上!~川崎のプリンス現わる~15分1本勝負
○SUSHI(フリー)
9分15秒 TEKKAMAKI
●プリンス・カワサキ

▼第2試合”パワフルタッグトーナメント2018 一回戦①”20分1本勝負
○近藤”ド根性”洋史/風戸大智(BASARA)
11分05秒 ピョン吉スプラッシュwithアンナカッター→片エビ固め
●渡辺宏志/リッキー・フジ(K-DOJO)
※近藤&風戸組が準決勝進出。

▼第3試合”パワフルタッグトーナメント2018 一回戦②”20分1本勝負
新井健一郎(DRAGON GATE)/○ヒデ久保田(フリー)
16分02秒 CHANGOと石田を激突させ→エビ固め
●CHANGO(フリー)/石田慎也(スポルティーバ)
※アラケン&ヒデ組が準決勝に進出。

▼第4試合”パワフルタッグトーナメント2018 一回戦③”20分1本勝負
○田村和宏/藤田峰雄(チンコプロレス)
10分01秒 峰雄の低空ちんちんドロップキックから→首固め
●梅沢菊次郎(アライヴ)/政宗(フリー)
※田村&峰雄組が準決勝に進出。

▼第5試合”パワフルタッグトーナメント2018 一回戦④”20分1本勝負
○兼平大介/磐城利樹(フリー)
18分32秒 ヒップトスから腕十字にいくと見せかけ→エビ固め
●ノリ・ダ・ファンキーシビレサス(今池プロレス)/阿部史典(BASARA)
※兼平&磐城組が準決勝に進出。

今年もパワフルタッグトーナメントが開催!ユニバーサル王者・ノリが兼平に破れまさかの一回戦敗退!峰雄がチンコの雨を降らせると宣言!

オープニング


 てっしー&やぶちんのインフォメーションコーナー。2018年HEAT-UP初大会から王子に120名超えの観客が集まったとあり興奮する二人。
 稲田堤新道場オープンから、前日にてっしー手島が行った「てしスパ」について。久しぶりにトレーニングをしたため筋肉痛になってしまった事を明かす。2月4日(日)に第1回道場マッチの開催、欠場中であった飯塚優と井土徹也が復帰戦を行う。
 続いて3月21日(水・祝)の高島平大会全カード発表。⑥兼平大介対中村大介 ⑤田村和宏対リッキー・フジ ④近藤”ド根性”洋史対プリンス・カワサキ ③渡辺宏志対くいしんぼう仮面 ②井土徹也対竹田光珠 ①飯塚優対田馬場貴裕の全6試合、各10分1本勝負。時間切れ引き分けの際はどちらが優勢だったかを観客の拍手によって勝敗が決まるHEAT-UPジャッジメントの第2回。ほとんどのカードが初対決であり、特に第5試合の田村対リッキーに於いてはこれまで全く絡むことが無かった両者の対戦となる。
 弥武の「何か思い残すことはありませんか?」のフリから始まるてっしーの一発芸、道場オープンレセプションで披露した『お前かよっ』のリベンジ。笑った観客が存在したのでてっしーの勝ち、幸先良いスタートを切った。
 選手入場式はトーナメントにエントリーされたチーム毎。各チームがマイクに向かって一言。最初からメーターが振り切れている近藤&風戸の『ハイテンションド根性兄弟』は…何を言っているのか聞き取れず、渡辺宏志の言葉すらかき消してしまう。そんな中「ロックンロール!」の一言で会場を掴んだリッキー。「折角来たんで優勝させてもらうぜ!」ならではの言葉に館内は納得。次からは各チームの言葉を。

石田「まあ…CHANGOさん次第、ですかね?」
CHANGO「…(マスコットバットのグリップにスプレーを吹きかける)」
ヒデ「…(突っかかってくる近藤を威嚇するようにイチローのマネ)」
梅沢「…(バットを放り捨てのっしのっしと歩く)」
田村「え~、2016年はじゃ…覇者!(館内笑い)田村&みねぴょん組は川崎炎上するために!優勝しまーす!」
峰雄「今日は、優勝目指して『チンコ連携』を考えてきました!(場内歓声、「えっ?」という表情の田村)田村さんには言ってないけど『チンコ連携』やります!しゃっす!!」
阿部「僕とノリさんが…この勢いがあって、『名古屋今池』負けるはずがないっすよね。」
ノリ「そうだな!」
磐城「ええ、自分と兼平さんのタッグは、まあ優勝しか目見えてないので!優勝目指して頑張ります!!」
兼平「目先のことは一切考えてません。今日一回戦勝つことだけに集中します、以上です!」

第1試合


 「川崎炎上を達成するため、自分の分身を作り出す」と言っていた田村和宏。分身の名前は『川崎王子』である田村から『プリンス・カワサキ』。北側席の中央ロープをひらりと飛び越えてリングイン、弥部のコールは「川崎王子様、プリンス・カワサキ」。

 ゴング、まずSUSHIが自分へのコールを要求するが、カワサキコールが上回ってしまう。小気味良い動きで翻弄しようとするカワサキだが、顔面を掻きむしるSUSHIにブーイングが。体格で上回るSUSHIがタックルで倒すも、スクッと立ち上がり「来い!」よ挑発。乗ったSUSHIがロープに走るとカワサキリープフロッグから股間すり抜け、アームホイップ。続けて絡みつきヘッドシザースホイップ、場外に放り投げる。ロープに走るカワサキ、飛ぶと見せかけてリング内で決めポーズ。要所でポーズを取る点が田村の分身である故だと弥武の解説。手四つの攻防からSUSHIコーナーに詰めてエルボー、コーナーに振るがカワサキフェイントからソバット、ロープに走るがSUSHIスクープスラムからボディへのフットスタンプ。ボディへのトーキック、コーナーで踏みつけ、ストマックブロックとカワサキのボディを攻めるSUSHI。続けてボウバックブリーカーはロープに逃げられる。

 5分経過、体重を乗せてボディを踏みつけるSUSHI。「頑張れカワサキ、ここは東京都北区王子ではありますが…」とは弥武リングアナの名調子。チョップで返そうとするカワサキ、「どうしたオラァ!」とエルボーを打ち返すSUSHI。カワサキの連打、怯んだSUSHIが一歩下がるとロープに走るがキチンシンクでお返しされる。ボディ攻めからのキチンシンクは効果絶大だがカウント2。場内のあちこちから「カワサキ!」と声援が飛ぶが劣勢一方。コーナーでヘッドバットから串刺しラリアット、「もう一丁」とアピールしてコーナーに振るが、両足キックで動きを止めたカワサキがひょいと肩口に飛び乗ってアストロシザース。コーナーにもたれかかるSUSHIに619、場内を煽ってスワンダイブ式のクロスボディ、カウント2。「いくぞー!」と叫んでSUSHIをコーナーへ、振り返されるとウルトラタイガードロップ。やや回転が足らずヘッドアタックの形になってしまうが威力はあった模様。コーナーに登ってミサイルキック、これはSUSHIが読んで自爆。立ち上がるカワサキにSUSHIニールキック、串刺しラリアットから低空ブレーンバスター、ダイビング・ヘッドバットと繋ぐがカウント2で跳ね返すカワサキ。
 ならばと両手を広げたSUSHIはTEKKAMAKI狙い、バックを取るがカワサキサムソンクラッチ、カウント2。膝への低空ドロップキックからラ・マヒストラル、これもカウント2。突っ込むカワサキ、SUSHIはトラースキックで動きを止め今度こそTEKKAMAKIへ、カウント3。田村の分身であるカワサキだが、初舞台は黒星で始まった。HEAT-UP初陣も田村がフォール負けしている事を考えると、これもまた運命だったのだろうか。

<試合後コメント>

SUSHI
「プリンス・カワサキ!なにがプリンスじゃお前!100年早いわ!何がプリンスって!デビュー戦やぞ!デビュー戦のやつに負けるほどまだSUSHIは腐ってへんぞ!ファンの皆様に美味しい寿司食べさせるためにもっと精進して頑張るで。てやんでぃ!!」


プリンス・カワサキ
「HEAT-UPファンの皆様、はじめまして!プリンス・カワサキです!田村さんの川崎大会に向けてこの地元・川崎を大大大炎上させるべくこのHEAT-UPのリングに上がらせていただきました!まだまだ師匠である田村さんの技には追いつきませんが、田村さんの分身としてこのHEAT-UPを、川崎を、グワッと炎上させるため頑張りますのでこれからも応援よろしくお願いします!ありがとうございました!」(深々と一礼)

第2試合


 ハイテンションド根性兄弟は入場式よりもおとなしめの入場、渡辺宏志のテーマで入場する渡辺&リッキー、渡辺のコールが終わるとすかさず「SEXY STORM」が流れるという弥武リングアナの憎さ。と、南側観客席の後方から「ロックンロール」コールを叫ぶ男が、何故か太仁田ブ厚がそこにいた。太仁田を手招きするリッキー、「セコンドに就け」の声には逆らえない。おまけにリッキーの音頭で「1,2,3,ファイヤー!」。さすがの兄弟もリッキーの引き出しにやや押され気味なゴング前。セコンドの練習生佐藤を対抗させようとするが、キャラクターの強さでは太仁田にかなわない。「ド根性ー!」と握手を求める風戸に「ロックンロール!」で対抗するリッキー、いつもなら破茶目茶ぶりにかき回されてしまう対戦相手だが、リッキー・フジという存在がそうはさせなかった。出鼻を挫かれてしまうハイテンションド根性兄弟。

 先発はリッキーと風戸、若さで押そうとする風戸を上手くいなして攻めさせないリッキー。グラウンドからいつの間にかボーアンドアロー。両軍交代、近藤が場内を煽れば渡辺は頷く。身体がまた大きくなっている近藤、ショルダータックルで渡辺を弾き飛ばす。テンションの上がりすぎた風戸がトップロープを飛び越えてリング内に落っこちてしまうおまけ付き。近藤ロープに振ってジャンピング・ヒップアタック、担ぎ上げて投げっぱなしバックフリップからスライディングヒップ、カウント2。近藤ボディスラムからタッチ、風戸のスリングショットエルボーに繋ぐ。兄弟の速攻に防戦一方の渡辺、こんな姿は珍しい。風戸首筋へのニードロップ、かち上げエルボースマッシュ。渡辺は胸板へのパンチで応戦、その場跳びドロップキックで風戸ペースを握らせない。ツープラトンのエルボーから近藤と風戸は四方に向かって「ド根性!」を連呼、更にド根性を連呼しつつ腕を絡ませ合体エルボードロップ…時間がかかりすぎて難なくかわす渡辺、「やれやれ」という表情で見つめている。すっかりダメージの消えた渡辺、ニーリフト、ボディスラム、エルボードロップからリッキーに交代。リッキー背中へのパンチ、歯を食いしばって逆水平を打ち返す近藤、顔面掻きむしりから額へのニードロップと老獪に攻めるリッキー。

 5分経過、渡辺かち上げエルボー、ヘッドバット。ボディスラムからコーナーに登ってダイビング・ニードロップ、フォールは風戸がカット。近藤下から逆水平を打つが、額へのナックルをお見舞いする渡辺。捕まる近藤、風戸はセコンドの練習生佐藤に「どうしたらいい?」と尋ねる始末。完全に渡辺&リッキーのペース、リッキーはチョップ合戦からサミング、そして滞空時間の長いブレーンバスター。ダメージの大きい近藤、リッキーロープに振ってラリアット、かわした近藤はカウンターのフライング・ショルダー。ようやく風戸に交代、しかし渡辺をカットしようとして失敗。二人に捕まるが上手く分断、亀状態のリッキーを踏み台にしてハイジャンプ式の串刺しドロップキックを叩き込む。ふらつくリッキーにはスワンダイブ式ミサイルキック、カウント2。串刺し攻撃を狙う風戸、キックで止めたリッキーはセカンドロープからクロスボディ、担ぎ上げてカミカゼへ、渡辺にタッチ。胸板へのパンチ、ロープに振ってショルダースルー、ワンハンド・バックブリーカーに繋ぐがカウント2。

 10分経過、逆にショルダースルーを狙った風戸に渡辺回転エビ固め、カウント2。ドロップキックからバックドロップ、空中で反転した風戸にソバット、だがナックルをかわしてダッシュした風戸のフライング・アックスボンバーをモロに浴びてしまう。飛び出した近藤がリッキーをカット、風戸タッチ。ダメージの大きい渡辺に風戸のアンナカッターと近藤のピョン吉スプラッシュがほぼ同時に襲いかかり、一発でカウント3。タッグマッチとはいえ近藤が渡辺から初めてのピンフォール勝ちを収めた瞬間であった。セコンドの太仁田も頭を抱えるが後の祭り。ハイテンションド根性兄弟が大先輩コンビを下す大仕事をやってのけ、トーナメント一回戦を突破した。

<試合後コメント>

渡辺宏志&リッキー・フジ
リッキー「いやぁ、やられちったなぁ」
渡辺「やられましたね。自分もね、これまでにこのトーナメント三回出場してね、去年三度目の正直を狙ったんだけど、結局準決勝で敗退して。仏の顔も三度までで、四度目を狙ったんですけど、今度は一回戦でしてやられましたね。まあ、負け惜しみでもなんでもないんですけど、若い世代がこうやって育ってきてくれて、結果自分たちが踏み台になりましたけど、未来は明るいのかなと。でもその未来も俺たちが踏み台にしてやりますよ」
リッキー「踏み台と言えば、あいつら俺を踏み台にしてナベちゃんに攻撃してたね」
渡辺「しましたねぇ」
リッキー「あの野郎!踏み台にしやがって人を!俺はなぁ、30年やってんだぞこの野郎。でもなあ、面白かったぞお前ら!俺らに勝ったってことは絶対優勝しろよ!優勝しなきゃ嘘だからな!」
渡辺「優勝しなかったらタダじゃおかねぇぞ!」
リッキー「もう一人、近藤か。ド根性チーム。“ド根性”は“ロックンロール”に通じるものがある。おもしれぇじゃねぁか。ナベちゃん、次頑張ろうな!(渡辺と握手)というわけで、See you Baby!! WOW!!」
渡辺「塾長ォーッ!」(ド根性ポーズとともに)


近藤“ド根性”洋史&風戸大智
(二人で交互に「ド根性ーッ!」と叫びコメントが中々始まらない)
近藤「いやぁー、お腹痛いっすね!」
風戸「辛勝だよ辛勝!ド根性ー」
近藤「でも最後のアレいいですね!ド根性で入りました!」
風戸「これで上がっていって」
近藤「まだまだド根性で行きますよ!」
風戸「ド根性!」
近藤「この大会!このド根性組が一番熱く熱く猛って優勝しましょう!」
風戸「ド根性ド根性ーッ!」
近藤「ド根性ーッ!」
二人「ド根性ォォウォォウォオオ!!」(叫びながら握手を交わし退席)

第3試合


 メキシコ遠征や灼熱王リーグ戦等が重なり、石田慎也は昨年8月の後楽園以来となる真紅のマット登場。イメージカラーも緑から白へ、ドラツエーガー王者となり久々の王子の空気に喜んでいるようである。面白いのはCHANGOと石田の距離。昨年のトーナメントでもタッグを組んだ両者だが、ある意味無理矢理組まされた感が強く、両者の距離は完全に離れていた。しかし今年は違う。何やらCHANGOの方から歩み寄っているような感じさえあり、石田もそれを不快には感じていないようである。アラケンが投げ込んだタッグベルトを咥え挑発するCHANGO、コールが終わると同時に奇襲攻撃。

 アラケンとヒデを場外に蹴散らしたCHANGOと石田、しかし場外乱闘ではSMOKEY勢が一枚上手だったか。リング内に戻ってもいたぶられるCHANGOと石田、はち合わせを狙ったSMOKEY勢だが逆に切り返され自分たちがはち合わせに。ドロップキックで場外にSMOKEY勢を叩き出し、石田がヒデにトペ・スイシーダ、CHANGOがアラケンにトペ・コンヒーロを東西同時で発射。リング内にヒデを戻すと、まずCHANGOが串刺しエルボー、石田がHEAT-UPマットで久々に放つBoom!Boom!エルボー、「おい俺にもブンブンやらせろよ!」と叫んだCHANGOはBoom!Boom!セントーン。猛攻の前にヒデは場外にエスケープして「タイム!」のポーズ。場外に追いかけようとする石田、スッとリング内に戻ったヒデ、戻ろうとセカンドロープに足をかける石田、すかさずロープを蹴って急所攻撃のヒデ。相変わらずこういう所が上手い。

 5分経過、ヒデからアラケンにタッチ。顔面を掻きむしり、ロープに振ってコブラクロー。反則カウントを取るてっしーに「コブラクロー知らんのかお前!」と毒づくアラケン。スタンディングでのネックロックから、その体勢のままトップロープに石田の喉笛をこすり付ける。ヒデにタッチ、てっしーにCHANGOをチェックさせる間に控えのアラケンが石田の顔面を肘でこすり上げる。ヒデ前方回転式ネックブリーカー、カウント2。CHANGOをカット、アラケンにタッチ。ツープラトンを狙うSMOKEY勢、かわした石田はヒデにトラースキック、バックを取るアラケン、取り返した石田ロープにトス、跳ね返るアラケンを後転させ背中への低空ドロップキック、ロープ際にもたれるアラケンに619と流れるような連続攻撃。CHANGOと交代、額へのナックルを放つとアラケン前のめりに倒れる。構わず顔面を拳でこすり付けるCHANGO、「さっきのお返しだ」とトップロープに額をこすり付ける。ヒデの動きもよく見えており、入ってきそうになるとすかさずカットするCHANGO。ボディスラムから石田にタッチ。グロッギーなアラケンを踏みつけ、フライングメイヤーから独特の形で入るスリーパーへ。これがかなり効いたようで、アラケンは落ちる寸前。ぐったりするアラケンを片エビで押さえ込んだ石田だがカウント2。CHANGOにタッチ、動かないアラケンにセカンドロープからダイビング・セントーン。「終わったろう~!」とエビに固めるがカウント2。CHANGOは追い打ちのキャメルクラッチ+フェースロックの複合技、アラケンの口を押さえて呼吸ができないように絞り上げる。

 10分経過、CHANGOが絞め上げるアラケンの顔面に石田のスリングショットエルボー。エビに丸めるCHANGO、だがまたもカウント2。動くのを最小限にしてダメージの回復を待っているかのよう。石田にタッチ、トラースキックでロープにもたれかかるアラケン、鼻フック状態で押さえるCHANGO、そこに石田が低空ドロップキック。エビに固めるがこれまたカウント2。ロープに振り返した途端前のめりに倒れるアラケン、戸惑う石田に対し下からのサミング、このタイミングを狙っていたかのようなアラケン。元気いっぱいなヒデはタッチを受けると石田、CHANGOの額にナックルをお見舞いする。石田の串刺し攻撃を阻止すると飛びつき式ココナッツクラッシュ、カウント2。エプロンで倒れているアラケン、ヒデはコブラツイストへ。CHANGOがカットに入るや否やすかさず立ち上がったアラケン、CHANGOをカットすると石田にツープラトンを狙う。しかしそれを読んだ石田、コーナーのヒデを蹴飛ばしてアラケンにトルネードDDTを敢行。いつの間にか背後に忍び寄っていたCHANGO、ヒデに雪崩式フランケン。石田がジャックナイフで丸め込むがヒデカウント2で返す。自軍コーナーにヒデを振り、CHANGOが押さえると石田が腹部にスピアタックル。CHANGOに交代、石田のガットショットからCHANGOのシザースキックという連携。石田がアラケンをカットするがカウント2。「決めるぞ」のポーズからアイコンタクトするCHANGOと石田、石田の串刺しクロスボディからCHANGOがヒデを抱え上げる。トップロープからダイブした石田、ヒデの首を抱えて前転式ネックブリーカーの合体技。フォールはアラケンが必死のカット。トップロープからダイビング・セントーンを狙ったCHANGO、しかしアラケンが阻止、そのアラケンを石田がカット、雪崩式を狙うヒデ、すり抜けたCHANGOはそのまま丸め込んでいくフライトラップ(ハエトリグサの英名)へ、ところがこれもカウント2で返していくヒデ。
 
 15分経過、タッグ王者チームの粘りで残り試合時間5分に。CHANGOは勢いそのままにビッグブーバーから今度こそのダイビング・セントーン。これで決まったかと思われたがアラケンがここも必死のカット。「ちゃんと見とけよ!」と石田に注意するCHANGO、ヒデを抱えて石田の攻撃を呼び込む。トラースキック…ヒデがかわしたため寸前で止める石田。しかし背後からアラケンが石田をトス、激しくぶつかるCHANGOと石田、これを見たヒデはセカンドロープに足を引っ掛ける反則フォール、てっしー気付かずにマットを3回叩き、タッグ王者コンビの一回戦突破が決定した。
 勝負が決した瞬間、場外で抱き合う王者コンビ。まさしく辛勝であった。その王者コンビをあと一歩まで追い込んだCHANGOと石田、多くの観客の表情が二人の悔しさを代弁しているかのようであった。ここでいつもなら石田に八つ当たりしてさっさと帰ってしまうはずのCHANGOだが、謝る石田の前で膝を付いて座っている。それどころか、ほんのわずかだが互いの手を握りあったではないか。

-試合後、CHANGOのtwitterより-
おいクソイシダ、早く来いつったろ!まったく練習できなかったじゃねえか!まあ口で説明しただけなのにほぼ完璧に連携決めちまうお前はやっぱイカれてるよ。でもまだたりねーな、もっとイカれさせてやるよ。そん時には俺等が一番上にいるはずだ。

 無宿解散以降我が道を進んできたCHANGOと石田、本格的に組み始めたら一番怖い存在になるのかも知れない。

<試合後コメント>

新井健一郎&ヒデ久保田
アラケン「改めて言わせていただきますよ。平成のミスター・パーフェクト!ヒデ久保田 is ミスター・パーフェクトだ!何だあの勝ち方!いやぁ、素晴らしい!なにあれ?あの勝ち方。あんなパターン。いやいやいや、俺らガッチリ獲ることもあるけども、最後別にね?」
ヒデ「なんにも技やってない」
アラケン「なんにも技やってない!それなのに会場全体もみんな『え~っ?!』っていう空気には全くならねぇ。それはなぜだか分かるか?それはなぜかと言ったら……ミスター・パーフェクトだからだ!いやもうホント、目からウロコとはこのことだ。ハッキリ言ってこのトーナメント、今日開幕戦?俺らチャンピオンチームがなんで休憩前なんだ?!ハッキリ言って俺らもう腐ってましたよね。でもまあいいやいいや。こんな極上な勝ち方を休憩前にするなんて流石SMOKY!ミスター・パーフェクト!……さっ。誰?誰が来るのこれ?(タッグベルトを叩きながら)誰も来ない。だって俺らが優勝するから!間違いないよ。こんなトーナメント何も意味が無いんだ。意味が無いんだ。オイ!ありきたりな企画で客呼ぼうったってそうは行かないぞ!俺らの素晴らしさを満天下に知らしめて東京インディー荒らし回った暁には、そろそろ地方!どっかヒデちゃんのコネクション使って俺らで行きましょう。これ、何回でも書いといてください。ミスター!パーフェクト!」


CHANGO&石田慎也
CHANGO「俺らな、誰も知らないと思うけど、二年連続でパワフルタッグトーナメントかリーグか分かんねーけど……トーナメントか。これで終わりだろ?二年連続で俺たちタッグでエントリーされてんだよ」
石田「急に余り者同士で組まれた割には意外と……」
CHANGO「オメーは余り者だと思ってるかもしれないけど、俺は一年間お前を見てきたんだよ。ムカつくお前をずっと見てきたんだよ!でもなぁ、一つわかったんだよ。とっくに分かってたけど、お前は俺くらい頭悪くてイカれてんだよ。お前自覚ねぇだろ?(笑)」
石田「いやぁ、頭は悪い自覚はあると(笑)」
CHANGO「おもしれぇよ。今日の試合前に付け焼き刃で何個か合体技練習したけど、ポンポン出来るからお前はおもしれぇよ」
石田「なるほど」
CHANGO「クッソ。最後だけだなお前。ちゃんと当てろよ。誤爆だろ?なんか俺に当てたろ。なんだアレ」
石田「えっ。……いやいやアレ当ててない(笑)」
CHANGO「お前のトラースか?なんか当たったろ俺に」
石田「いやいやアレは押されて、最後押されて」
CHANGO「押された?……じゃあチャラでいいや。お前はどう思うか知らねーけど、俺はこのタッグチームに今後もなんかしらのチャンスが有ると思ってんだよ。おめーはどうよ?」
石田「なるほど。確かに僕もパートナーというパートナーはいないんで、これが一つのきっかけになれば面白いことになるかもしれないですね」
CHANGO「そうだね。お互いイかれてるから嫌われて友達いねーからな(笑)」
二人「へへへへへ(笑)」
CHANGO「おもしれぇじゃん。ちょっとやってみよっか」
(石田が笑いながら何度も頷く)
CHANGO「田村和宏、聞いてたろ?俺らどこまでやるか気まぐれだから分かんねーけど、俺とシンヤイシダ、ちょーっとだけ二人でやってみるわ。おもしれーカード組んでくれや」
(CHANGOがカメラに向かってファブリーズを吹きかける)
CHANGO「……コールドスプレーなくなっちゃってたからファブリーズ持ってきちゃった(笑)まあいいや。除菌も出来るしな」

第4試合


 昨年の灼熱王リーグ戦で封印していたはずの性的要求(リビドー)がここに来てやたらと前面に出てきている藤田峰雄。田村和宏とのタッグは知っての通り2016年、第2回トーナメント覇者チーム。入場時には炎武連夢のポーズ、弥武リングアナ命名「ちん武連夢(ちんぶれむ)」とは良く言ったものだ。SMOKEY CRIMINAL第2のチームである梅沢と政宗は他団体での繋がりがあり急造チームとは言い難い。
 道場の移転で毎日のようにトレーニングができる環境を造った田村、見るからに筋肉の付き方が違っている。そして対角線を走りすでに熱り立っている峰雄のリビドー。ポーカーフェースを装っているものの、梅沢と政宗の心境やいかに。峰雄はいきなり田村のタムラにソフトタッチ、そんな峰雄と梅沢が先発。熱り立つ峰雄のリビドー、警戒する梅沢、両者の距離は…組まない、いや、組めない。「組めよお前ら!」村杉レフェリーからさすがに注意が入るが…やっぱり組めない両者。試合開始からおよそ3分位だったろうか、峰雄のリビドーは何故か自分がロープワークをしてしまうという状態まで達してしまう。いきなり前転、そして梅沢のチンコ目掛けて突撃。寸前でかわした梅沢は場外にエスケープ、政宗がなだめようとするもパイプ椅子で自分の股間をガードし怒りが収まらない梅沢。峰雄の前転に対し、梅沢は前転受け身。ここで両軍交代、一度も組み合わない高度な攻防だったのか、張り詰めた空気が漂っていた。田村と政宗の組み合わせというのも珍しい。グラウンドから十字固めで丸め込む政宗、田村スリーパー、政宗レッグロックで切り返し、再び田村がスリーパーで絞めるとすぐロープに逃げる政宗。自分コーナーに戻る田村、峰雄は政宗の身体を舐めるように撫でてからタッチ。腕を極める峰雄、政宗切り返しの中でサミング。

 5分経過、SMOKEY勢が交代し太鼓の乱れ打ち。ツープラトン攻撃をかわした峰雄、両者をはち合わせにするが梅沢には効果なし。政宗ガットショット、蹴り足を掴んだ峰雄は梅沢のチンコにそれを叩きつける。HEAT-UPマットでみねぴょん時空が数カ月ぶりにその姿を現した。だが政宗は時空から脱しようとチンクラッシャーからDDT、STFに繋いでいく。田村のカット、政宗かち上げ式エルボーで反撃、思わずぐらつく田村。ロープに振った政宗、だが田村スリングブレイド、梅沢タックルで田村をダウンさせ峰雄に突進、しかしかわされてコーナーに激突。場内の「あ~!」という声と共に梅沢をコーナーに貼り付け、田村ヘッドシザースの要領で峰雄に飛びつき途中でストップ、峰雄は田村の両足を梅沢のチンコに思い切り叩きつける。宣言していた『チンコ連携』がここで飛び出した。絶叫する梅沢、貼り付け状態のままコーナーでがっくりと頭を垂れる。「なんてこった」と頭を抱える政宗、襲いかかる田村。ソバットからロープに走る田村、政宗ガットショットからコーナーへ、田村ウルトラタイガーで舞い降りる。峰雄にタッチ、コーナーから美しいフォームのクロスボディ。ステップ延髄からマリオジャンプで政宗に襲いかかるが、キックでカットされる。懲りずにもう一度マリオジャンプ、政宗かわしてスクールボーイから骨喰へ。ロープに逃げた峰雄、政宗追い打ちの619。梅沢にタッチ、怒りの収まらない梅沢は雄叫びを上げてリングイン。「ちくしょー!」と叫んで突進、しかし峰雄マンハッタンドロップで再びみねぴょん時空に誘い込む。
 
 バッタリと倒れた梅沢、峰雄が田村をトップロープに登るよう指示、峰雄は「チンコロケット!」と叫び場内を煽る。スローイング式のダイビング・ヘッドバットを梅沢のチンコに叩きつける…だけではなく、田村のチンコを鷲掴みにしてスローイングするという恐ろしいほどに危険な技であった。だが無情にも時間が経過し過ぎてしまい哀れ田村は顔面をマットにしたたか打ち付けてしまう羽目に。政宗が峰雄を場外へ、串刺し連携から政宗のコウモリ吊り落とし、梅沢が政宗を背負ってフライング・ソーセージ。決まったかに思われたがカウント2で田村キックアウト。政宗が田村を羽交い絞めにし、梅沢が突進。だが上手く田村がかわして同士討ちに、走り込んだ峰雄がチンコへの低空ドロップキック、すかさず首固めで丸め込んだ田村がカウント3を奪った。
 股間を押さえて苦しむ梅沢、政宗は腰をトントンと叩きながら退場。峰雄の『チンコ連携』が光ったこの試合、ちん武連夢が一回戦を突破した。


 試合後、おもむろにマイクを掴んだ峰雄。

峰雄「ハア…ハア…あうっ(何故か悶える、館内笑い)田村さん、『チンコロケット』(館内笑い)、未遂に終わりましたけど、見事、見事一回戦突破しました(館内拍手)。決勝までにこの新必殺コンビネーション『チンコロケット』完成させて、絶対、絶対優勝。この2016年優勝チームが、再び優勝します!!(館内拍手)ところで、ところで田村さん、先日はHEAT-UP道場新設、おめでとうございます!(館内拍手)自分はね、このトーナメント優勝してね、うん…(鼻を押さえている田村を見て)大丈夫ですか?賞金とか、そういうのはね。ま、ちんちんとかね。そういうのはね、興味ないんですよ(館内から「ええ~??」の声)自分が興味あるのは、やりたいこと一つありまして、もしこのトーナメント優勝したら、暁には…HEAT-UP道場で毎週水曜日夜8時から、『チンコプロレス教室』の(館内から拍手と歓声が上がる)…もし優勝したら、優勝できたら、毎週水曜日夜8時からHEAT-UP道場で『チンコプロレス教室』の開設をお願いします!(と頭を下げる、館内拍手)」
田村「(鼻を押さえながら)みねぴょんさん、お断りいたします!(深々と頭を下げる、館内から「ええ~!?」の声と一部からブーイング)あのねえ、あのねえ、(場内の反応を聞いて)おお~い!あのね、あのね、俺の話を聞いてくれ。あのね、みねぴょんさんすごいいい方でね、あのね、わざわざね、HEAT-UP道場にお花をくれたんです。でね、そのお花をね、道場の前にガーンと、ガーンと飾ってたらね、あの~…通る人通る人みんな『ププッ!』って笑っていくんですよ。やっぱりウチのね、HEAT-UP道場せっかくね、新しい場所に建てたんで、ウチは『プロレスフィットネス』これをちゃんとやっていきたいと思いますんで、チンコプロレス、すいません、できません!(館内からまたも「ええ~!?」の声、「みんな来るのか!?」と地声で反論する田村))」
峰雄「(「いやいやいや」と手でジェスチャーして)ウチもね、本気でね、あの、これから将来大きくなる小さい子供とかね、男の子女の子含め全てですね、全て、チンコプロレスで夢を与えるためにね、もう決めたんです。毎週水曜日(館内拍手と笑い)、夜8時から自分が講師を努めます『チンコプロレス教室』開設、皆さん如何でしょうか!?(館内から大きな拍手、一部から「チンコ」コール)」
田村「(マイクを渡されて)おい、じゃあ今『チンコ』コールした奴みんな入会するって事だな!?それだったらー!やりましょう、優勝したら『チンコプロレス教室』やりましょう!!」
峰雄「よっし!HEAT-UP道場をチンコプロレス道場に変えるぞー!!」

 と…これは非常事態なのか、そうでないのか。ともあれ、田村和宏の『社長権限』によりちん武連夢が優勝した場合毎週水曜夜8時から、HEAT-UP稲田堤道場にて『チンコプロレス教室』が開催される運びとなった。だが準決勝の相手はアラケン&ヒデのタッグ王者コンビ。峰雄のリビドーを最大限に爆発させなければ勝利は難しいかも知れない。『チンコロケット』はSMOKEY CRIMINALに通用するのか?

<試合後コメント>

田村和宏&藤田峰雄
峰雄「いよぉし!まずは一回戦突破しましたよ。チンコロケット、未遂に終わりましたけどね。準決勝・決勝でもっともっと完成度高めてね、この決勝必ずチンコロケット決めてやりますよ」
田村「……いや峰ぴょんさ、あの、チンコロケットですか。ちょっと危険すぎますよ。あのね、こっちの下も痛いし上も痛いんですよアレ。ちょっと危険ですよアレ」
峰雄「今日たまたまね、言ってなかったんですよ前もって。たまたま今回避けられたけど、今度は見破られないでね、一回で……」
田村「いやもう見られますよ。あれで大分僕ダメージあったじゃないですか。アレ次も絶対避けられますよ」
峰雄「大丈夫。そんなわけで田村さん、さっき話した通りこのトーナメント優勝したら賞金とか名誉とかそういうのはどうでもいいんですよ。新しく出来上がったHEAT-UP道場でチンコプロレス教室、毎週水曜夜8時からチンコプロレス教室お願いしますよ」
田村「なんで曜日と時間まで決まってんすか」
峰雄「自分のね、スケジュールそれで押さえてるんでね。これからもっと大きくなるちびっことか女の子、おじいちゃんおばあちゃんも来ていいんでね、会費はホント安いんで、是非お願いします」
田村「会費も決ってるんですか?!どういうことですか?!でも今日来た人がみんな入会するんだったらいいですよ」
峰雄「今日100人超えたんでしょ?」
田村「120人超えたんですよ」
峰雄「全員でなくてもね、100人位入ってくれたら一人一人教えるんでね」
田村「あと10人入ったらトントンなんでね、赤字免れるんで、お願いします」
峰雄「絶対チンコプロレスはね、チンコの雨が降りますよ」
田村「チンコの雨もいいですけど僕に金の雨も降らせてくださいよちゃんと」
峰雄「チンコプロレス会員が増えれば自ずと」
田村「大丈夫ですか?逃げてく人もいないですか?」
峰雄「いないですね」
田村「じゃあやりましょう。優勝目指して!二回目の優勝!絶対するぞ!」
峰雄「オッケェイ!」


梅沢菊次郎&政宗
(梅沢はチンコへのダメージが大きく無言のまま控室へ。政宗があとから追いかけてくる)
政宗「梅沢さん大丈夫ですか!梅沢さん!……オイ!ノーコメントだノーコメント!」(マスコミ陣を追い払う)

第5試合


 昨年末、近藤”ド根性”洋史とのユニバーサル王座次期挑戦者決定戦に勝利した兼平大介。タッグトーナメント一回戦で前哨戦が行われるというまたとない機会に巡り合った。しかも現王者ノリのパートナーには阿部史典、兼平は昨年の灼熱王リーグ戦で不覚の敗戦を喫している相手。つまり、兼平にとって昨年の借りをまとめて返すことができるという機会なのだ。ノリはベルトを持参せず入場、こいつら相手にベルト見せるなんてもったいないという意思の現れなのか。

 先発は当事者同士、ノリと兼平。ゆっくりとリングを回る両者、中央でガッチリロックアップ、兼平がロープ際に押していきクリーンブレーク。今度はノリが押し込み阿部にタッチ。100キロの体重を背負いながら素早いグラウンドの攻防が出来る兼平も見事なら、体重差をものともせず食らいついていく阿部も立派。フロントネックロックから後転、上になった阿部が拳を握って威嚇するが、瞬時に抜け出していく兼平。磐城にタッチ、阿部を押し込んでいく。阿部は無理をセずノリにタッチ、バックの取り合いから腕を極めにかかるノリ。逆に腕を取った磐城、ノリつま先を踏んづけて脱出しテーピングの巻かれている磐城の左足を攻めにかかる。レッグロックを逃げられると左足目掛けてエルボーを落とす。そのままレッグロックへ、苦しみながらも腕十字で切り返していく磐城。強引に身体を起こして丸め込むノリ、カウント2。ブレークからロックアップ、磐城が押し込んでいき離れ際にチョップ一発。バックを取ったノリ、磐城を持ち上げてダウンさせグラウンドへ、ヘッドロックで絞めていく。磐城ノリの両肩を付けてフォールを狙っていく。

 5分経過、阿部と交代、ノリを引き継ぐようにヘッドロック。ロープに飛ばす磐城、阿部タックルでぶつかっていくがぶ厚い身体に押し戻される。二度目はモロに倒された阿部、コーナー付近で磐城が蹴飛ばしていく。兼平にタッチ、二人がかりで阿部の顔に足を押し付けていく。離れ際に阿部右ロー、兼平ノーモーションの張り手。阿部額にパンチ、自分の手も痛い。兼平フェイントから張り手、阿部右ローという攻防の後嫌った兼平がボディスラム。続けて兼平は阿部の足首を取り、DDTの要領で叩きつけるレッグブリーカー。阿部を捕まえた兼平、磐城にタッチ。重いエルボーにグラつく阿部、右ローで左足を攻撃。倒れてもローを放つ阿部にサッカーボールキック、逆片エビ固めへ。リング中央で絞り上げるが阿部何とかロープに逃げる。立ち上がり際、一瞬の隙を突いてステップ延髄、ノリと交代。振り下ろすチョップを放っていくノリ、磐城もチョップを返すが威力はノリのものが上。マットに左膝を叩きつけるノリ、自らも後ろに倒れ込むレッグブリーカー。左足を押さえて苦しむ磐城、ノリ阿部に交代、二人がかりでレッグスプレッドから阿部のスピニングレッグロック。足を極めたままアームロックへ、磐城背中にチョップ、更に絞り込んでいく阿部。更にグラウンドでのドラゴンスクリュー。

 10分経過、カウンターのバックエルボーを放った磐城、左足の痛みをこらえて兼平にタッチ。ボディへのニーからキチンシンク二連発、立ち上がりを待って突進、阿部かわしてコーナーに叩きつけて串刺しレッグラリアット。バックを取る阿部、取り返した兼平座らせてから腕十字へ。クラッチを切って極まりかけるが阿部ロープへ。ブレーク後阿部スルスルと足を取りアキレス腱固め、兼平ロープ。ノリにタッチ、ロープに詰めてチョップ連打からビックブーツ、ジャンピング・ネックブリーカー。続くギロチンドロップは兼平回避、ランニング・ニーを出すがノリかわしてスクールボーイ、カウント2。ノリガットショットからロープに走るが、兼平パワースラムで切り返す。両軍交代、阿部と磐城エルボーの打ち合い、阿部ぐるぐるぐるソバットからロープに飛ばしてドロップキック。ノリが兼平をカット、二人で磐城をロープへ、阿部を飛び越えさせてノリのダブルチョップ、ノリ磐城を押さえて阿部のキックが胸板へ。フライングメイヤーから走り込んでPK、磐城蹴り足をキャッチ、膝へのエルボーから串刺しラリアット、ロープに飛んでショルダータックル。エルボーの打ち合いから磐城キック、阿部瞬時に掴んでドラゴンスクリュー。ノリにタッチ、足四の字固めへ。兼平は阿部がカット、磐城ロープに手を伸ばす。

 残り試合時間5分、ブレーンバスターの掛け合いで磐城が持ち上げるがノリバックへ降り立つ。ガットショットからロープに走るが磐城スパインバスター。兼平にタッチ、エルボー連打からローリング・エルボー、ボディへのニーから虎王、バックドロップの体勢だがノリこらえる。振りほどいたノリがロープへ走るが、兼平ヒップトスから腕十字、クラッチが切れず阿部のカットを許す。カットに入る磐城、阿部の伊良部パンチにカウンターのラリアットを合わせる。ノリへのガットショット、ロープに走るがノリカウンターのドロップキック。兼平もロープに走るが、ノリカウンターのスリーパーへ、体勢を入れ替えた兼平バックドロップ。

 残り試合時間3分、兼平のエルボーのノリのチョップが交錯、兼平優勢になりローリング式へ、かわしたノリはフルネルソンバスター、阿部がPKでフォロー、ノリギロチンドロップ、カウント2。残り試合時間2分、ノリがバックドロップの体勢へ。磐城がカットに入り、そのままロープに走ってラリアット、ダッキングでかわしたノリは磐城をぶっこ抜くバックドロップ。兼平は虎王からロープに走るが、カウンターのWチョップで迎え撃ちされる。更にロープに走るノリ、兼平上手くヒップトスから腕十字の流れ、と思われたがそのままノリの両脚を抱え込んでエビ固め。もがくノリだがてっしーの手が3回マットを叩く。兼平が技ありの一本を決めトーナメント一回戦を突破すると共に、ユニバーサル王者から直接のフォール勝ちで絶対的優位に立った。

エンディング


 「(三つ)入ってねえよ!」試合終了のゴングが打ち鳴らされる中、納得がいかないノリは兼平を踏みつけ、制止するてっしーにも摑みかかる。セコンド陣が介抱する兼平になおも攻撃を加えるノリ、制止を振り切ってまたもや兼平に蹴りを入れる。ようやく落ち着いたか、阿部と共にコーナーに戻るノリ、バックドロップのダメージが大きかった磐城も兼平と共に勝ち名乗りを受ける。マイクを握った兼平はノリに語りかける。

兼平「おい、チャンピオン。えらい余裕がないじゃないっすか。俺は膝蹴りと関節技とバックドロップだけじゃないんだよ。今日膝蹴り出さなかったけど、次のタイトルマッチまでとっといてやるよ。もう一回練習して、出直して来いよこの野郎。」

 兼平の言葉が終わるのを待たずにノリは再び突っかかっていく。強引に兼平のバックを取ったノリは、これも強引にバックドロップで投げ捨てる。兼平の宣戦布告に対し、倍以上の返答を叩きつけたノリ。阿部は飯塚や練習生佐藤の尻を蹴飛ばして溜飲を下げていた。そして去っていくノリと阿部。最近のHEAT-UPマットでは珍しい光景を前に、会場内はひと時の静寂が包み込む。

兼平「まさか…この展開でバックドロップもらって、締めなくちゃいけないっていうね…(館内笑い)なかなかハードル高いっすけど。でも、磐城さんと僕で組んで、頑張れば必ず優勝できると思うので、また次の王子大会も皆さんご来場お待ちしてます!(館内拍手)そして今度、ノリさんから膝で獲る時が、僕が第3代のHEAT-UPユニバーサル王者になる時ですので、その時にマイクします。今日はありがとうございました!」

 場内にHEATSが流れ、これ以上ない締めになった…と思っても、そうはいかないのがHEAT-UPという団体。リングサイドにいた田村が兼平に二言三言、照れ臭そうに再びマイクを握った兼平。

兼平「せっかく終わったかと思ったんですけど(館内笑い)、社長命令なんで。給料貰ってるんで締めたいと思います。」

 そして2018年最初の「王子ヒートアップ!」で締められた大会。ふと見るとリングに上がらずじっとその光景を睨みつけている近藤”ド根性”洋史の姿が。メインで勝利した兼平と磐城、次の相手は近藤と風戸。準決勝はもう始まっている。


 以上の結果により、次回大会の対戦カードが一部決定した。

『パワフルタッグトーナメント2018 準決勝』
日時:2018年2月17日(土) 
開始:19:00
会場:東京・王子BASEMENT MON☆STAR

▼パワフルタッグトーナメント2018 準決勝① 30分1本勝負
田村和宏/藤田峰雄(チンコプロレス)
vs
新井健一郎(DRAGON GATE)/ヒデ久保田(フリー)

▼パワフルタッグトーナメント2018 準決勝② 30分1本勝負
兼平大介/磐城利樹(フリー)
vs
近藤”ド根性”洋史/風戸大智(BASARA)

<試合後コメント>

兼平大介&磐城利樹
磐城「勝てましたね」
兼平「勝ちましたね。灼熱王で負けてから僕も色々プロレスを勉強して、ヒザ蹴りと寝技と関節技以外のパターンを考えてたんで、今日はスパッと丸め込めましたね」
磐城「スパッと」
兼平「スパッと。でも今日はホント磐城の力を借りて勝つことが出来たんで、出来たらタッグベルトをこのまま優勝してね」
磐城「そうですね。巻きたいですね」
兼平「シングルの挑戦も決まってますけど、二冠王を目指して」
磐城「えっ、決まってんですか」
兼平「わかんないです(笑)まあ、あんま先のことを考えると足を掬われるんで、気を引き締めてまた次の王子大会を頑張りましょう!」
磐城「頑張りましょう!勝ちましょう!」
兼平「次チンコプロレス軍団なんで」
磐城「……あれっ。ド根性じゃないですか?」
兼平「ド根性じゃないです。……だったと思う」
磐城「まじっすか。ド根性がいいですね」
兼平「チンコvs桃猫です。頑張りましょう!」
磐城「ド根性がいいですね……」

――兼平選手、2月のガッツワールドでGWCシングル王座への挑戦が決まっていますが、それについての想いは
磐城「それ?シングルって?」
兼平「正式にはガッツワールドさんからオファーが来てタイトルの挑戦の話が来たんですけど、僕はまだガッツワールドに一回しか出場したことがなくて、多分ガッツワールドに出てる人達から見たら『なんで兼平がタイトルに挑戦するんだ』って声も多分あるんじゃないかなと思ってるんですが、僕は意味のないタイトルマッチはないと思っているんで、これも必ず何かの運命だと思ってるんで、HEAT-UPを背負って、キャリアの差はありますけどガッツリ戦ってベルト持ってHEAT-UPに帰ってきたいと思います」
磐城「防衛戦お願いします」
兼平「……ちょっとまだわかんないです(笑)」
磐城「ではまた次も頑張りましょう!」
(二人はしっかりと握手)


ノリ・ダ・ファンキーシビレサス&阿部史典
ノリ「三つ入ったらしいね」
阿部「俺勝ったと思いましたよ」
ノリ「俺も勝ったと思った。なにあれ?俺(肩を)上げたぜ?なにあれ?」
阿部「まあまあ、正直負けは負けですよね。でもまあシングルは負けてないし、シングルは……俺らのが強いでしょぉ」
ノリ「俺らのが強いし。何だあれ。全然わかんない。で、アレでしょ?(ユニバーサル王座は)次兼平が挑戦するんでしょ?」
阿部「(ノリさんは)今日荷物が重くてベルトすら持ってこなかったんですよ」
ノリ「いいんだけどさ、アイツ何回チャンスもらってんの?おかしくねぇ?今日もさ、トーナメントの一回戦で前哨戦みたいな空気おかしくねぇ?」
阿部「確かに。まあまあまあ、タッグは置いときましょ。ベルトはノリさんが持ってるんで。俺は何も持ってないですよ」
ノリ「まあね。とりあえず悔し紛れに言っとくけど、アイツらが優勝してタッグベルト獲ったら一発目の挑戦者は俺らでしょ」
阿部「俺らですよ。まあ今日はこれくらいにしときましょ。負けましたから。それは素直にね。でも、うちらの方が全然良かったじゃないですか」
ノリ「タッチワークも良かったしね。(過去にも)全然組んでないしね」
阿部「しょうがないです」
ノリ「腹立つなぁ。グルなんじゃねーの?レフリーと」
阿部「えっ!そういうこと?!」
ノリ「それくらいの言いがかりまで言ってやるよ」

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