【会見】UFCファイトナイトジャパンでマウリシオ・ショーグンと戦うオヴァンス・サンプレーと20歳のUFCファイター井上直樹が登場!

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 14日、UFC ファイトナイトジャパンに関する記者会見が東京ドームシティホテルにて行われた。


 9月23日にさいたまスーパーアリーナで開催される『UFCファイトナイト・ジャパン』に関しての会見となるが、まずはUFCアジア太平洋地域担当 副社長のケビン・チャン氏によりアジア戦略に関するプレゼンが行われ、今までのUFCの軌跡と269,000,000人の世界中のファンを集めるコンテンツに成長したと発表。成長した証の一つとして、10年前はほとんどアメリカとブラジルの選手がチャンピオンだったが、今はUK、オランダ、オーランド、オーストラリアの王者が生まれるようになり、チャン氏は近い将来アジアからの王者が誕生することを望んでいるとのことだ。

 また、UFCはSNSでの沢山のフォロワー数、大企業のスポンサー、そしてセレブリティ達による様々な応援を受けるようになり、UFCも選手たちへのパフォーマンスセンターや選手生活へのサポートなどにも世界でトップと言える環境が整ったという。
 これからは地元のヒーローを作ることを重要視し、デジタルとリアルを繋ぎ、メディアとともに様々な新しい世界を切り開いていくとともに本物の闘いを届けていく事を約束した。

 チャン氏のプレゼンが終わると、9月大会のメインイベントでマウリシオ・“ショーグン”・フアと闘うオヴァンス・サンプレーが登場。


オヴァンス・サンプレー
――ショーグンと闘うのは二回目だが、相手の印象は?
「彼がMMAを大きく成長させてレベルを上げた人間だと思っている。日本でもブラジルでもアメリカでも誰もがよく知っている選手だ。伝説の選手がああいう形でKOされたのは初めてだったのかもしれない、だからリマッチしたいのかもね。努力を続けて昔と今の僕は違う選手なので準備万端だ」

――今回の作戦は
「向こうの出方次第でどんな終わり方もできる」

――チョークで勝つことを期待されていると思う
「チャンスがあればやるし、その時々だ」

――ショーグンを倒したとしたら次の目的は
「常に努力を続けて同じことを続けていく」

――ジョン・ジョーンズ選手を意識はしてますか?
「目の前にいる人間は誰でも倒すだけ」

――ショーグン選手は日本でも活躍していて日本にファンが多く、アウェーな雰囲気に当日はなると思うが
「ブラジルでもファンがたくさんいてブラジルでも闘った。私は日本をホームと思っているので、さいたまスーパーアリーナで彼を倒してホームにする。ホームで試合をする彼のほうがプレッシャーを感じているのではないか」

――KOで完勝している相手と再戦することにどのようなモチベーションをもって挑むのか
「私はショーグンのファンで、何も意識は変わっていない。戦った時もファンだし、今でもファンだし、今後もファンで居続ける。何も変わらない」

――ジョン・ジョーンズとの試合を振り返って、彼との試合で骨折したと思う。あの試合はどう思っている?
「時間も短く3Rでノックアウトされたが、試合にはとても満足している」

――リマッチするとしたら
「自分の実力を知っているので問題ない」

――彼の弱点はどこだと思う?
「特に無い。素晴らしいファイターだ。その試合のお陰でいろいろな技を出せたので、もっと沢山の事が出せるようになるだろう」

――ハイチからアメリカに行ったのはいくつの時?
「両親はハイチ出身だが僕はアメリカで生まれた」

――日本のファンは他の国と違う部分は感じる?
「忠誠心、誠実さ、自分で個人で試合を観に行ったことはないが、日本のファンが格闘技を愛してくれていることは伝わっている」

――日本のファイターがUFC王者になったことはないが、どこを磨くべきだと思う?
「空手や柔道はアジアから来ているので、根本にある部分を磨くことかなと思う。僕は24から格闘技を始めたが、日本人は子供の頃からやっている人が多い。武道の根本はアジアにあると思うので、そこが出てくれば強くなると思う」

――多くの試合で勝っているが、近年連敗した時があったがその時の不安をどのように克服したのか
「MMAの美は多くの人が負けてきたこと。負けは一部。過去のことは考えないようにしている。しかし自分を磨き直す、見つめ直すいい機会になる」

――色んな団体でボクシングなどとのクロスオーバーが始まっているが、UFC選手から見て良くないことだと思う?
「全然思わない。UFC、MMAがよく見えるんじゃないかな」

――クロスオーバーやりたい?
「やらない。違う世界なので」


 続いて、20歳の日本人UFCファイター井上直樹が登場。

井上直樹
――シンガポールでのデビュー戦勝利おめでとうございました。空手出身ですがサブミッションの方が得意なんでしょうか?
「そうですね、試合ではサブミッションでしたが、打撃も沢山練習してきてるのでどちらもできるかなと思っています」

――元々一番初めにはじめたのは空手?
「空手なんですけど、全部できるように一通りやって色んな技を身に着けてきた」

――それが空手道白心会
「空手道白心会です」

――初めから寝技の練習もしていたと
「そうですね」

――何歳から
「はじめたのは小学校一年生から初めました」

――得意な技は
「よく試合で決めてる腕十字が得意です」

――率直にさいたまスーパーアリーナ大会に出場が決まった心境は
「そうですね、シンガポールが終わってまた日本大会に出れるというのはすごい嬉しいです。また試合ができるので実力がつけていける場なので良かったと思います」

――さいたまスーパーアリーナは格闘技の聖地と呼ばれている場所ですがそこで試合をすることに関しては
「そうですね、まあそこで試合できるというのは光栄な事で、UFCに出れるっていうことが夢だったのですごく嬉しいですね」

――記者会見で囲まれることに緊張がありそうですが
「人がたくさんいるところが初めてなので(苦笑)ちょっと緊張します」

――前回のカールス・ジョン・デ・トーマス戦で良いところや悪かったところは
「悪かった点は、最初に叩き落されて印象が弱かったと。あと決めるところが決めきれなかったというのがあります。良かった点は、そうですね…打撃でも寝技でも圧倒していけたかなというのはあります」

――UFCで戦ってみた感想は
「会場が日本でやっていた時よりもすごく広くて、人もたくさんいて、いつも試合の時はすごく緊張しました」

――UFCで戦っていける手応えは
「まだちょっとわからないですけど、相手もシンガポールでやった時の相手もデビュー戦だったのでまだちょとっとわからなくて、これからという感じはありますね」

――日本大会で戦いたい選手は
「日本大会、そうですね、特にはないです。頑張っていきたいと思います」

――アピールの機会ですし、強い選手やランカーとやりたいというのは
「どんどん実力を上げていってランカーとやってみたいというのはあります」

――今UFCで一番のスターであるコナー・マクレガーが8月にメイウェザーとボクシングマッチをやるということで世界中に注目されているが、いずれはコナー・マクレガーのような大スターになりたいという思いはありますか?
「それはもちろんありますね。コナー・マクレガー選手のような選手になりたいっていうのはあります」

――姉の魅津希選手からは何か言葉はありました?
「そうですね、シンガポールの時も見に来てくれたんですが、日本大会頑張ってねみたいに言われました」

――シンガポール大会では佐々木憂流迦選手と同じ大会でともに勝てたわけですが、同じ日本人がUFCで勝ったことに関して刺激は
「やっぱ同じ階級っていうのもありますけど、日本人が勝ってくれて嬉しいですね。一本取れたっていうのもすごいカッコイイなと思いました」

――何かアドバイスとかお互いに
「とくにはないですけど(苦笑)リラックスしてとかそんな感じです」

――ウェルカ選手とのことですが、試合後何か言葉をかわしたりとかは
「お互いおめでとうと言い合ったぐらいです。ちょっと覚えてないですけどそんな感じです(苦笑)」

―――佐々木憂流迦選手と試合後言葉はかわした?
「お互いおめでとう、ここは良かったとか…言ったか覚えてないですけどそんな感じです」

――褒めてもらえた?
「圧勝だったねという感じです」

――あの試合では相手が体重オーバーしていたが試合に影響は
「そうですね、体重オーバーしたのは、あまり関係ないです。自分の力不足で一本とりきれなかったとすごく感じました」

―― 1つの技にこだわらずに色んな技を繰り出していたがそれは試合前から考えていた?
「あれがいつもの動きと思うので、特に意識はせずに動いてました」

――近々の目標とUFCの最終目標は
「近々?今はもちろん日本大会で勝って、どんどん勝ち続けていくというのが今の目標で、これから勝ち続けてジョン・ジョーンズ選手に立ち向かえるような選手になりたいです」

――日本人チャンピオンには
「それを目標に頑張っていきたいと思います」

――どんなファイティングスタイルでやっていきたい?
「よく動けて、注目している選手はデメトリアス・ジョンソンさんですけど、自分の動いとしてよく動いてどんどん技をかけていける選手になりたいです」

――身長172cmですが減量は苦じゃない?この階級で今後もやる?
「フライ級の中では結構身長は高い方と言われてるんですけど、そんなに減量はキツイですけど、あまりヘロヘロになったりはしないです。結構動けてるんで」

――試合の前に何kgか落とす?
「そうですね。通常は63kgとかです」

――試合はボクシングテクニックが際立っていたがどこかで練習したりは
「白心会でずっと小学校一年生からやり続けて、そこで技術を磨いてきました」

――そこだけですか?
「そうです。あとは色々、試合のビデオとかで研究したりとかしてます」

――コナー・マクレガーの印象は
「マクレガー選手のように強い選手になりたい」

――彼のどこがいいと思う?
「…?特に無い」

――彼から精神的に学んだことは
「オーラは感じてますけど(苦笑)」

――魅津希選手といつか一緒にオクタゴンに上がってみたいという気持ちは
「そうですね、ありますね。お姉ちゃんもUFC出れるような選手だと思うので、これから頑張っていって一緒に出れたらいいなというのはあります」

――ビデオを見てパンチを研究すると言っていたが、それは総合だけ?ボクシングも?
「そうですね、総合もそうですし、色々なムエタイとか、ボクシングも、色々な分野見て研究したりします」

――総合はデミトリアス・ジョンソンの名前を上げていたが、他に好きな選手は
「フライ級しかあまり見てないのでそういう選手はいないです。名前は出てこないです」

――ボクシングは誰の試合を?
「井上尚弥選手とかすごい上手いなと」

――トレーニング中に食べてはいけない食べ物は?
「なんでも食べてますよ。ハンバーグが好きです」

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