【試合結果】6・17 ディアナ後楽園ホール大会 TARU&アジャ・コング&ジャガー横田vs 越中詩郎&豊田真奈美&井上京子 KAZUKI&藪下めぐみ&永島千佳世vs堀田祐美子&ダンプ松本&神取忍 下田美馬&KAORUvs吉田万里子&井上貴子

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『ジャガー横田デビュー40周年記念大会』
日時:2017年6月17日(土)
開始:19:00
会場:東京・後楽園ホール
観衆:

▼オープニングマッチ 20分1本勝負
●ビッグバン・ニコル
9分21秒 ビッグブート→エビ固め
○桜花由美(WAVE)

▼マスクマン対決 20分1本勝負
○ボリショイ・キッド(PURE-J)
6秒 フロントキック→体固め
●救世忍者乱丸(フリー)

<再試合>
○ボリショイ・キッド(PURE-J)
6分54秒 エビ固め
●救世忍者乱丸(フリー)

▼豪華6人タッグマッチ 30分1本勝負
●KAZUKI(PURE-J)/藪下めぐみ(フリー)/永島千佳世(フリー)
8分6秒 アームバー→ギブアップ
堀田祐美子(フリー)/ダンプ松本(フリー)/○神取忍(LLPW-X)

▼スペシャルシングルマッチ 30分1本勝負
△伊藤薫
11分15秒 両者リングアウト
△渡辺智子(Marvelous)

▼スペシャルタッグマッチ 45分1本勝負
○下田美馬(CMLL)/KAORU(Marvelous)
14分34秒 回転十字固め
●吉田万里子(フリー)/井上貴子(LLPW-X)

▼ジャガー横田デビュー40周年記念試合 60分1本勝負
TARU(魔界)/アジャ・コング(OZアカデミー)/○ジャガー横田
17分51秒 テーブルからの雪崩式ウラカンラナ→片エビ固め
越中詩郎(フリー)/豊田真奈美(フリー)/●井上京子

ジャガー横田デビュー40周年記念興行に女子プロオールスターが大集合!マキ上田&ライオネス飛鳥がリングで熱唱!吉田万里子が引退を発表!

オープニング


 デビュー40周年を迎えるジャガー横田が登場し、挨拶。

「本日は、ジャガー横田40周年記念大会にお越しくださいまして本当にありがとうございます!早いもので、40年という時が経ってしまいました。その中には、引退・復帰を繰り返して今の二回目の復帰をしました。それから15年位経ちますので、二回目の復帰でも14,5年経ってるのかなと思います。しかし、家族にも見守られて40年という期間(現役を)続けられるとは本当に思っていませんでした。そして、今日記念の大会にこんな大勢のお客さんに来ていただいて、感無量であります。今日はラストで試合がありますが、40周年に恥じない素晴らしいファイトをしたいと思います!最後まで応援して下さい!よろしくお願いします!」

第1試合


 両者握手からゴングが鳴り、ロックアップで組み合うがニコルがパワーで勝り押し込んでいく。桜花が負けじと手四つを仕掛け、これにニコルが応じるも桜花が足を踏み付けて優位に立ち、桜花がペースを掴みかけるがニコルはパワーでこれを押し返す。
 ニコルは首固めからの逆エビ固めで痛めつけるもこれはロープに逃れる。続けて、ニコルが桜花をコーナーに叩きつけ、ロープにくくりつけて背後からビッグブート。さらに顔を踏みつけ、ポーズを取って挑発。
リングに戻された桜花は、追撃を狙うニコルにブートを入れて切り返す。そして、クロスフェイスで捕らえるが、ニコル噛みつきで反撃し、怯んだところをロープブレイク。
 再びニコルのペースとなり、桜花をコーナーに座らせ大暴走。続けてリバーススプラッシュからのヒップドロップはかわされてしまう。攻めに転じた桜花が半月からかかと落としもカウント2。桜花が串刺しのジャンピングブート、コーナーからのダイビングクロスボディ と畳み掛けるがカウントは2。続けて桜花がブレーンバスターを狙うが、ニコルがDDTで切り返し、みちのくドライバーもカウント2。
 ニコルがフルネルソンで捕らえるが桜花がバックを取ってタイガーを狙うも、かわして桜花がDDT。続けてランニングブートでなぎ倒す。続けて桜花がぶっこ抜きブレーンバスターで決めに行くがカウント2。
 勢いに乗った桜花がエルボー連打から走り込むが、ニコルがカウンターのラリアット。しかしこれはカウント2。続けてニコルが桜花をスイング・フルネルソンで振り回しババボムのような形で叩きつけるがこれもカウント2。
 ニコルは追撃を狙ってロープへ走るが、桜花のカウンターのビッグブートが入るとカウント3。

 試合終了後、うなだれるニコルに桜花が手を差し伸べ握手し、桜花がニコルの手を挙げる。二人は四方にお辞儀をして退場していった。

第2試合


 両者がリングインすると、乱丸は「面白いのこの試合だけやぞ!プロレスやらへんぞ!」と宣言し、観客から笑いが起きる。
 そんな中ゴングが鳴ると、ボリショイがゴングと同時に乱丸へ襲いかかり飛び蹴りからフォール。これがカウント3となり、試合終了。わずか6秒での決着となった。
 しかし乱丸は「お前何年プロレスやってんねん!神取さんとかまだ着替えてへんかもしれへん!ジャガーさんに怒られるのは同罪やで!もう一回、もう一回やね?レフリー!もう一回やて!」と帰りかけていたTommyレフリーを呼び戻す。リングアナの「もう一試合みたいですか?」の問いかけに観客が拍手で応え、再試合が決定。
 再びゴングが鳴り、ボリショイが飛び蹴りからフォールに入りまた試合終了かと思われたが、これはカウント2。
 続いてタックル合戦になり、ボリショイは倒されても華麗に跳ね起きに成功する。乱丸も跳ね起きをしようとするが、中々成功しない。乱丸は何度もチャレンジするが失敗してしまい、最終的にこれを見かねたボリショイの手を借りて成功。乱丸の跳ね起きの成功をたたえてお互い握手するが、ボリショイがガットショット。続けてボリショイが拝み渡りからのスワンダイブ式アームホイップ。乱丸は場外に逃れるが、ボリショイは飛ぶと見せかけてリング中央で寝そべり、グラビアのようなセクシーポーズを取って挑発。
 そのポーズを見た乱丸は、「やる気なくしたわ。帰る。だるいわ……」とぼやいて帰ろうとするが、リングアナの「途中退場の場合ギャラは没収となります」の声に渋々リングに戻ってくる。
 ボリショイは乱丸をコーナーに押し込むと、口にゴムを咥えさせ、ゴムパッチンを狙う。レフリーが反則カウントを数え、カウント4で手を離すと乱丸の顔にゴムが勢い良く戻っていき大ダメージ。乱丸は「目ぇ覚めた、目ぇ覚めたわ……」と反省の弁を述べるが、全く同じ流れからのゴムパッチンでさらにダメージを負ってしまう。
 続けて、ボリショイの619が決まり、ボリショイが試合を決めるかに思えたが、窮地の乱丸は忍法金縛りを発動。ボリショイやセコンドの動きが止まってしまい、乱丸の独壇場に。乱丸は悠々とボリショイをフォールするが、レフリーも金縛りにあっていたためカウントが出来ないので、乱丸は仕方なく術を解き、時が動き出したレフリーへ抗議。これに腹を立てたレフリーはボリショイのフォールには高速カウント、乱丸のフォールには低速のカウントを取る。
 これには乱丸が「早くカウントしろ!」と抗議するが、その途端にボリショイが丸め込み。乱丸の要求通り素早いカウントであっという間に3が入り、ボリショイの勝利となった。

第3試合


 ゴング前の奇襲から乱闘になり試合開始。全選手が場外になだれ込み大暴れ。
 いち早くリングに戻ったダンプは薮下を竹刀で殴打。これを止めに来たレフリーも竹刀で殴って撃退し、リング上は無法地帯に。
 続けてダンプと薮下のマッチアップ。コーナーに登った薮下がダンプの追撃の竹刀をかわし、ロープ越しの三角絞め。しかしダンプがパワーでコーナー上へ引っ張り上げ、デッドリードライブのような形で投げ捨てる。
 続けて、神取と藪下のマッチアップ。神取がヘッドバッドを連発。薮下をロープに振ろうとするが、薮下はロープの反動を使って脇固めで切り返す。そして永島にタッチし永島がロープ越しのアームブリーカー、続けてランニングブートもカウント2。神取がロープに走るが薮下が場外からムチ攻撃でアシスト。続けて、藪下と永島がムチを使って神取の首を絞め上げる。これをレフリーに止められると永島は追撃を狙うが、神取の脇固めで抑え込まれてしまう。
 堀田に代わるが、永島は再びロープ越しの三角で反撃。そして手を踏みつけて動きを止め、側頭部にブート。さらに堀田を椅子に座らせ、ドラム缶を頭にかぶせての永島、薮下、KAZUKIの頭部へのトリプルトラースキック。さらに永島はコーナー上からダイビングフットスタンプもカウントは2。
代わるKAZUKIはドラム缶で堀田を殴打。堀田は劣勢になるも凶器攻撃をかわし、ダブルのフェイスバスターで叩きつけて神取へタッチ。
 KAZUKIが捕まる展開となり、ダンプの竹刀攻撃などの猛攻を受け、神取のレッド・ミストを受けて視界が定まらなくなってしまった直後、香取のアームバーで捕らえられ、これを解くことが出来ずギブアップで試合終了。

 試合後、ダンプはマイクを取り、観客へ挨拶。

ダンプ「毎年話してるから、今日も。ジャガーさん!40周年おめでとうございます!!もう何ヶ月前かに足をけがしてるダンプに、オファーをしてくれて、『大丈夫か?あと何ヶ月か有るから、試合だと思えば頑張れる。それまでには治ってるから!』と愛のあるオファーを頂きました。ありがとうございます!!来年もね、ジャガーさんが怪我しないように41周年にはまた呼んでいただいて、バリバリに暴れられるようにダンプ、頑張ります!!(観客席のご家族へ)あ、旦那さん、大維志、元気か?ジャガー横田のこと、よろしく頼むぞ!……おう、神取選手。一応後輩だからな?(笑)控室でな、下のくせにさ、控室で、『広い席ねぇかなぁ』とか『メロンパン買ってこいよぉ』なんて言っちゃってるからさ(笑)ここは縦社会なんだから、上から順番に行くんだぞって教えたんだよね(笑)じゃ、一言!」
神取「えー、まずお疲れ様でした!ジャガーさん40周年ということで、本当におめでとうございます!自分、先輩がいないんですよ。あのー、ジャパン女子からなんで。そういう意味でジャガーさん含め、ダンプさん含め、今縦社会を教わっています(笑)これからもですね、45周年、50周年目指して頑張ってもらいたいと思います!今日はありがとうございました!」
ダンプ「えー、ジャガーさんにはまたこのディアナのリングに上がらせてもらったこと、本当に感謝しています。そしてこの沢山の素晴らしい選手たちと組ませていただいてありがとうございます。これからもジャガーさん、50周年、60周年と頑張ってください。よろしくお願いします。ありがとうございました!」

第4試合


 ゴングと同時に両者は激しいラリアットでぶつかり合い、そのままラリアット合戦へ。
 互角の勝負を繰り広げるが、渡辺が伊藤をロープに振り、払腰。そしてウラカン・ラナで投げ捨てる。渡辺は追撃を狙うが、伊藤がカウンターのラリアットでペースを掴む。ダイビングエルボードロップからフットスタンプ、続けて逆エビ固めに入ると、渡辺はこれを返すことが出来ない。膠着状態が続き、セコンドの桃野美桜が「動け!」と叱責。しかし渡辺は「動けなーい!」と叫ぶ。するとレフリーは「ならギブアップしろ」と諭すが、渡辺は「絶対ヤダ!」と譲らない。そんな上体を見かねた伊藤が渡辺に付いていたセコンド勢に「ロープまで引っ張ってやれ」と指示。渡辺はセコンド二人の力を借りてなんとかロープブレイク。
 さらに伊藤は踏みつけ、高速ブレーンバスター、さらに逆片エビ固めと攻め立てる。今度は渡辺が自力でロープにたどり着き、ロープブレイク。伊藤ペースが続き、ロープに振ろうとするが、渡辺がこらえてラリアット。二発目はかわされてしまい、逆に伊藤のラリアットを食らう。しかし渡辺は逆にロープへ走り込み、ラリアットをお返し。しかし、これを読んでいた伊藤は渡辺をハーフネルソンで捕らえると後ろに反り投げる。
 エプロンへ逃れた渡辺を伊藤が追撃し、エプロン上での攻防となるが、これは伊藤が競り勝ってエプロン上でラリアットを決め、渡辺を場外に落とす。リングへ這い上がろうとする渡辺にスライディングキックで蹴落とすなど伊藤は攻撃の手を緩めない。
 そしてそのまま場外乱闘へ突入。南側客席までなだれ込み、客席通路でのボディスラムなど大暴れ。しかし場外カウントが迫っていることに気付かず、カウント20直前に両者ともに全力疾走でリング上に戻ろうとするがギリギリで間に合わず、両者リングアウト負けという結果に終わった。
 両者は地団駄を踏んだり寝転んで暴れたりと悔しさを全身で表現しつつも、最後は抱擁し健闘を称え合って退場していった。

ブル中野あいさつ


「まずはじめに、ジャガーさん!40周年、本当におめでとうございます!後楽園というこの大きな会場で皆さんジャガーさんの40周年を祝っていただいていると思うのですが、私が入団した時ジャガーさんが一番トップの先輩でした。ジャガーさんは本当に自分にも厳しくて、そして後輩にも厳しくて……殆どの先輩は、自分に甘くそして後輩に厳しいという人が多かったのですが、ジャガーさんはいつも自分に厳しい先輩で、唯一尊敬している先ぱ……あ゛ぁっ!!間違えた!!今日ダンプさんいるんだ、すみません……(笑)あのー……尊敬している先輩の中の一人です(笑)ジャガーさんに、実はですね、今の伊藤薫・渡辺智子の試合が終わった後に、全女の昔のテーマ曲が流れたんですよね。今回、ジャガーさんが発足してくれました!2017年9月29日、金曜日!新宿FACEにて、全女 AGAIN 「Forever Spirit」!ジャガーさんが立ち上がって、そして、先生にお金を出していただいて……(観客席の木下氏に一礼)、今回立ち上げることが出来ました!多分これが最後の全女全員で出る興行になると思います。OGは私が担当させていただくことになりました。ジャガーさんは、現役を取り仕切ってくださいね。ジャガーさんが一番トップですから。私はOGの中ではそんなに上じゃないのにジャガーさんに声をかけていただいて、取り仕切りを任せていただいたんですけども、ジャガーさんの興行で初めてチケットを売り出します!そして、20日からは中野のぶるちゃんで、そして7月1日からはチケットぴあで発売します!多分すぐ売れちゃうと思うんで、高いところからどんどん買っていって下さい!(笑)えー、今日はチケットの販売できたんじゃないんですけど、40周年を本当に心からお祝いしに来ました。ジャガーさん、41周年、42周年……とずっとやりますよね?これからも!どんどん、毎年毎年、後楽園だったり新宿FACEだったりにジャガーさんを応援する方が集まると思うんですが、とにかく一番お願いしたいのは、チケットを買って下さい!(笑)それがジャガーさん一番喜ぶと思うんで!よろしくお願いします!」

マキ上田&ライオネス飛鳥ライブ


――上田さん、本日はジャガー横田選手が40周年ということですが、一言お願いします
上田「本当に、私は一月に一回くらい会っているのですが、唯一の先輩になってしまいました。そうですね、あの個が入門して入ってきた頃から知ってますけど、この40周年を迎えるまで来るなんて本当に頭が下がる思いです。ホントみんないろんなことを言っていたので、私も言うことが無いのかなと思うのですが、体に気をつけてがんばってください。応援しています!」

――やはり、入門されたときから変わりませんか
上田「元々おとなしい子だったので、まして新人と言っても身長だと本来落ちていましたからね。その基準の一歩前で滑り込みセーフで受かったのが、ジャガー横田。その子が40周年。本当にビックリします」

 とジャガー横田の40周年に対する賛辞を述べると、「ジャッキーの分まで頑張って歌いますんで!」と宣言し、『かけめぐる青春』を独唱。
 会場は一緒に歌う観客や、合いの手を入れる観客の声で大盛り上がりとなった。

――久々にリングの上で歌われたのではないですか?
上田「もうドキドキです(笑)初めて一人で歌いました。いつもは飛鳥だとかに歌ってもらってきたんですけど……試合のほうがいいですね(笑)」


 続けて、ライオネス飛鳥が登場。

――こういう風に二人で並ばれるというのは如何ですか
飛鳥「すごい久しぶりですね。自分はビューティー・ペアさんに憧れてプロレスラーになったので、今は控室では「マキさん」なんて呼んでますけど、クソ緊張してます(笑)」

――マキさん、普段は飛鳥さんとどのような感じなんですか?
上田「そうですね、ジャガーもそうですし、よく先輩を立ててくれてます。ありがとう!」
飛鳥「あ、自分のことばっかで40周年おめでとうございますって言ってなかったですね(笑)ジャガーさん!40周年おめでとうございます!そしてジャガーさんが40年続けてこられたのも、もちろんご本人の努力もありますし、後援会のお力、そして応援して下さるファンの方々、そしてご家族のおかげだとジャガーさんも常日頃から言っております。皆さん本当に有難うございます!そしてこれからもですね、みんな選手も言ってましたけど、次は45周年、50周年を目指して頑張って頂きたいと思います。本当におめでとうございます!」

 飛鳥の挨拶が終わると、リングアナがマキへ「ご自分が歌われたということは、後輩にも歌ってほしいですよね?」と水を向け、マキが「久しぶりに聞いてみよっか」と乗っかると観客からは大きな声援が上がる。

飛鳥「実は、去年39周年のときに歌ってないんですよ。38周年のとき歌ったときに、事務所の社長に「ヘタクソだからやめろ」って(笑)一応さっきも練習したので……」
 
 と照れながら言うと、いつの間にか最前列の席に陣取った、大ファンを自称するダンプ松本が黄色い声援を送る。飛鳥はその声に「ダンプー!愛してるよー!」と応え、『嵐の伝説』を熱唱。
 歌い終えた飛鳥は「アイドルに戻った気分でした(笑)」と上機嫌でコメントし、観客の大歓声を背に退場していった。

第5試合


 下田&KAORU組の奇襲からゴングが鳴り、試合開始。
 乱闘の中、下田&KAORUは吉田を捕らえてロープに顔面をこすりつける、ロープにくくりつけて両サイドから顔面を踏みつけるなどの反則攻撃で痛めつける。さらに下田が吉田をキャメルクラッチで捕らえ、指で吉田の鼻を吊り上げて屈辱を与える。
 続けてKAORUに代わると滞空ブレーンバスター、ロメロスペシャルなどで痛めつけるが、吉田は脇固めで反撃。アシストに入ってきた井上の攻撃もあり、ペースを取り戻す。
 続けて井上が下田をダブルアームスープレックスで投げ、スリーパーホールド。さらにランニングネックブーリーカー、DDTと畳み掛ける。しかしKAORUの反撃に入るも井上はアームホイップで投げ捨て、フォールもカウント2。
 吉田に代わると、変形のサソリ固めのような形からの足関節でKAORUを痛めつける。これを抜け出したKAORUはヴァルキリースプラッシュを狙うが、これを回避。下田に代わると井上と下田がビッグブート合戦。激しく打ち合う。これに競り勝った井上がDDT。そしてコーナーに上がりトドメを狙う。下田がこれを追いかけるが、井上はこれを突き飛ばし、倒れた下田にそのままダイビングニードロップ。
 続く吉田は下田にタイガードライバーを狙うが、下田はランニングネックブリーカーで反撃。しかし隙を突いた吉田がアームバーで下田を捕らえる。これをロープに逃れた下田だったが、続けて脇固めを受け苦戦を強いられる。KAORUがカットに入り、吉田に連携攻撃を叩き込み、KAORUのブートから吉田のジャーマン。しかし下田は立ち上がり根性で吉田にかかと落としを叩き込む。そして河津落としから変形アームバーに捕らえ、ギブアップを迫る。しかしこれは井上がカットに入る。
 下田&KAORUのダブルブレーンから下田がフィニッシュを宣言するが、これは吉田が丸め込む。しかし下田は勢いを落とさず起き上がってタイガースープレックス。井上のアシストで下田を連携攻撃で倒すと、吉田はリバースタイガードライバー。これにKAORUが板を持って乱入、吉田と井上の頭部を殴打する。このアシストに答えて下田は攻めるが、吉田のシュバインが決まりフォールも、KAORUがカット。KAORUが奮戦する中、下田が隙を突いて丸め込み、3カウント。

 試合後、4人は自軍パートナー、対戦相手とそれぞれ抱擁を交わし健闘を称え合った。
 その後、吉田は観客へマイク。

吉田「ありがとうございました!ジャガーさん、40周年おめでとうございます!数年、プロレスから離れていましたが、松本浩代選手のオファーをきっかけに、こうやってまたリングに帰ってくることが出来ました!その松本浩代選手も、今ではもういろんな団体のベルトを獲って、女子プロレスを背負って立つ存在になりました。吉田万里子も安心して引退できます。11月19日、新宿FACE、皆さん足を運んで頂けるとうれしいです。この後、ジャガーさん40周年記念大会、大いに盛り上がって下さい!ありがとうございました!」

<試合後コメント>

吉田万里子
――試合後、引退宣言されましたが
「リング上で言った通り、松本浩代選手のオファーがきっかけでまた試合に出ることになって、私の中ではプロレスからずっと離れていて、引退試合をしないまま、もうこのままフェードアウトしていくんだなーというのが朧気にあったり、でもやっぱりケジメは付けたいなーという、二つの思いがあって。ただ、リングからずっと離れてると、すごい久しぶりにプロレスをやってみたら、やっぱりプロレスは凄いです。凄いし、危ないところもあるし、体力も凄いし、大勢のお客さんの前に立つっていうモチベーションだったりとか、改めてすごい職業だなって感じて、要するに、中々そこのモチベーションに行かなかったのを、浩代が彼女の10周年にオファーをくれて……、そういうのがなければ、もう一回引退試合をやるってできなかったかもしれない。今思うと。浩代も、今ではチャンピオンだし、私がやった息吹で大畠もそうだし、みんなすごく成長してくれたので、プロレス界での役目は終わって、また次の新たなステージに行きたいと思い、決断しました」

――11月の新宿FACEというのを決められたのは何か理由があるのでしょうか
「今日の会場の後楽園ホールっていうのは思い入れもあって、やりたいなとは思うんですけども……空いて無かった、っていうつまんない言葉になっちゃうのかな。まあでも、新宿FACEは20周年記念大会とかをやったところなんですよね。やっぱり一回、私は他のところでは『元・女子プロレス』って言ってた時代があったんです。本当に、本当に引退したつもりでいたので、言ってみれば私が個人的にケジメを付けたいという意志があるので、新宿FACEの大きさがちょうどいいのかなと思っています」

――新宿FACEは昼興行ですか?
「昼間です!」

――残り5ヶ月ほどになりますが、それまではなるべくたくさんの試合に出ようという感じでしょうか
「……全く無いです(笑)もう既に決まっている試合が……4試合あって、結構一杯一杯です。それくらい、プロレスってホントに……ホントに久しぶりに松本浩代選手のオファーが来て、受け身を取ったら痛い痛い。痛い、本当に……。頭が、ホントに交通事故を起こしたかってくらいの衝撃だったので、やはりそういう半端な気持ちでリングに上ってはいけないという思いはありますし、やっぱり今日の試合も全然不甲斐ない試合で、やっぱりそういうきちんと100%以上、200%のものをお客さんに見せられない状態でリングに上がるのは、自分が許せないです。なので、そんなに試合は、出来ないです」

――やり残していることなどはありますか?
「全く無いです!やり切りました。はい。だから、もう以前引退試合はしてないけど、「元・女子プロレスです」って言って、自分が引退したつもりになったときにもうやり切ったので、逆にこうやって貴子選手と組ませてもらったり、下田さん、KAORUさんと当たれるとは本当に思ってなかったので、そこは感慨深いところはあります」

――一番いい思い出というのは何かありますか、または苦しい思い出など……
「いい思い出ですか?いやー、苦しい思いでのほうが多かった……?いや、一つに決められないですね、ありすぎて。なので、新宿FACEの大会は、吉田万里子のヒストリーじゃないけど、ちょっとノスタルジックに、「全女時代」とか、「アルシオン時代」とか、「息吹」とか、ちょっとそういう懐かしい映像だったりとか、ノスタルジックにして『吉田万里子にもこんな時代あったなぁ……』っていう、客観的に自分のことというよりは、プロレスラー・吉田万里子を私が客観的に見ちゃうんですね。それで、新人の頃とか、ベルト獲って泣いてたりとか、怪我をして引退すればいいのに歯を食いしばって頑張ってたりとか……なんか今思うと、すごいですよね……って客観的に見ちゃうので、そういった吉田万里子の歴史を見ても、皆さんが何かを感じてもらいたい……いや、貰わなくてもいいんだけど、あとは懐かしいなーでもいいですし、何か心に残る大会にしたいですね。もうホントに、全女の10年と、アルシオンの10年と、別人のような戦いをしているので、なんかそれも自分で不思議ですね……」

――アルシオンは10年もやっていないのでは……?
「あっ。5年だ5年。たった5年だ!(笑)M’s StyleとAtoZもあるんですけど、M’s Styleの選手もいないし、AtoZの選手も……いらっしゃるけど、全女の選手だったりとかするので、まだちょっと考えてないですけど、なんか懐かしいとか、面白い大会になったらいいなと思います」

第6試合


 まずは、ジャガー横田が入場し、ファンからの花束贈呈。
 ジャガーが先発を買って出ると、会場の越中コールに応えて越中が先発で登場。ジャガー、越中のマッチアップでゴングが鳴り、試合開始。
しかし、試合が始まってすぐアジャ・TARUが「まだ早すぎる」と横田を自軍コーナーに引っ張っていくと、豊田・井上も「ならばこちらも」と越中を引っ張り戻し、結局アジャ、井上のマッチアップで試合開始へ。
 二人はロックアップで組合い、巨体同士の力比べを展開しラリアット合戦に発展するが、アジャが上手く追走ラリアットを決めてペースを握る。豊田が救出にリングへ入ってくるが、アジャは二人まとめてクロスボディで押しつぶして撃退。ジャガーもこれに参戦し二人で井上を攻めていくが、再び豊田のアシストを受けた井上がダブルラリアットでアジャ、横田を吹き飛ばす。
 続く越中はアジャにヒップアタックを連発。止めに来たジャガーにもヒップをお見舞いすると、これに怒ったTARUが凶器攻撃から場外乱闘へ引きずりこむ。これはリング外の攻防に長けた横田勢が優位に進めるが、いち早くリング上に戻ったアジャへ豊田・井上がロープを使った連携攻撃。続けて豊田はアジャへローリング・クレイドルを仕掛けようとするが、組み付かれたアジャは払腰で切り返し、横田にタッチ。
 豊田は横田にビッグブートを連発するが、横田は豊田の足をキャッチし、ドラゴンスクリュー。続けてアジャが登場し豊田にエルボードロップ。素早いタッチワークでTARUに回すと、TARUは自らのバンテージを解いて豊田の首を締め上げる。これを振りほどいた豊田はTARUの顔面に強烈なビッグブート。続けてかかと落としで一矢報いると、越中へタッチ。
 越中はTARUにフライングヒップアタック。リングに乱入してきたアジャ・横田にも容赦のないヒップアタックを御見舞する。TARUは越中に再びバンテージを使った攻撃を仕掛けようとするが、これを読んでいた越中はTARUの腕を捕らえ、そのまま河津落としへ。井上にタッチした上でダブルのショルダータックル、ブレーンバスターでTARUをなぎ倒す。井上・TARUのマッチアップとなり、井上がTARUを挑発。するとTARUはT-クラッシュを叩き込みこれに応える。
 アジャ・井上のマッチアップとなり、井上は「このクソデブ!」と罵りながらラリアット。豊田がミサイルキックでアシストし優位に攻め込んでいくが、豊田が二発目のミサイルキックを狙ってコーナーに上った際にTARUのパウダー攻撃によって視界を失い、アジャの垂直落下式ブレーンバスターなどで劣勢に追い込まれる。
 続いて登場した横田は豊田を攻め込むが、豊田はこれを切り替えして組み付き、ローリングクレイドルで何度も回していく。これをカットされると両軍はリング上で乱闘。
 TARUのアシストを受け、横田が井上にコーナー上から一回転して浴びせ蹴り、豊田が横田に串刺しビッグブート、井上が横田にナイアガラ・ドライバーを叩き込みフォールに入るが、アジャが一斗缶で井上を殴りつけてカット。これに怒った越中がリングに入ってくると、アジャの一斗缶攻撃をガットショットで止め、一斗缶を奪って逆に一斗缶攻撃。止めに来たTARUにも一斗缶を御見舞する。横田がリングインすると越中は横田にも殴り掛かるが、横田はこれをかわして越中へヒップアタック一閃。
 その間にTARUがニュートラルコーナーのセカンドロープにテーブルを設置。横田が井上を捕まえてTARUをサポートしようとするが、背後から豊田が急襲。ジャガーをジャーマンで放り捨てる。次いで井上はTARUをテーブルから場外へ突き落とし、自らが横田を連れてテーブルに上り、雪崩式のナイアガラ・ドライバーを狙う。 しかし、担ぎ上げられた横田は井上をテーブル上からウラカンラナで投げ捨てフォール。これがカウント3となり自身の記念興行を見事勝利で飾った。

エンディング


 試合に勝利したジャガー横田が勝ち名乗りを上げると、マイクを取り観客へ挨拶。

横田「ありがとうございました!今日、自分の試合をしたり、私の後輩たち、教え子たち、そしてOGたち。みんなが力をくれて今日の大会を終えることが出来ました。40年もやると、ひいばあちゃんみたいな立場で、私の教え子が教え子を持っているような。そしてOGは結婚して大きい子供がいます。まあ私の本当の子供はまだ10歳ですけども、本当に記念するこの試合に、CRYSISで組んでるこのTARU、それから私の最初の教え子で、胸を張って勧められる教え子の一人、アジャ・コング!(突然TARUが観客席の木下氏に凶器を投げ、観客席から悲鳴が上がる)TARUはうちの旦那を狙っただけだから大丈夫です(笑)殴りたい顔をしているんですアイツは(笑)正直、今の気持ちを言い表せないんですけど、今日たくさんの私を応援するファン、そして、中学の同級生達、そして私の愛する姉のお店のお客さん、そして、本当の家族。私の主人と子供も来ています。そして、私、四人姉妹の末っ子なんですけど、姉たちはあまりプロレスが好きじゃないんであんまり来たこと無いんですけど、40周年で初めて集まりました!あそこに私の顔が似てる姉がいます!(笑)義理の姉たちも来ています。本当にみんなに愛されて40周年を迎えることが出来ました。今後も一戦一戦を一生懸命頑張っていくつもりです。それには、私の教え子・後輩たちがライバルになって倒していかなきゃいけない。だけど、私を倒して欲しい。そんな気持ちで一戦一戦頑張っていきます。これからも応援宜しくお願い致します!今日はありがとうございました!」

 その後、出場した選手やジャガー横田の家族・知人などを交えた記念撮影が行われ、記念興行は大団円の中幕を閉じた。

<試合後コメント>
ジャガー横田
――40周年大会を終えたご感想をお聞かせ願えますか
「去年は39周年で、「ああ、40年近くやったんだ」って思って、今年は節目という意味では40という数字は重くて、良かったなあと。去年は39だったんで、次は41かと。まあ、とりあえずそんな気持ちで新鮮さはないんだけどね。まだまだ、もう引退はしないと決めているので、まだまだ一戦一戦頑張っていかなければ行けないという気持ちがあって、まだまだ色んな新人を見たいなって思いがありますし、まだデビューしてないことがいっぱいあると思うので、まだやろうかなと思ってます。ただまあ、色んな方に、ファンの方、知り合いの方に来ていただいて、OGの教え子たちがね、みんなが応援に来てくれて、そう思うと嬉しくてですね、みんな結婚したり色々生活が有る中で、「ジャガーさんのために駆けつけたい」って思ってくれる後輩たちが居過ぎてですね、なんて私は幸せなんだとつくづく思った一日でした」

――引退はされないということですが、生涯現役ということでしょうか
「そういうことですね。引退を二回もしてしまったので、それはもう本当に残念に思ったすべてのファンの方に失礼と思ったので、二度目に復帰したときには生涯現役で、と。やっぱり出来なくなったときにはフェードアウトすると思います。自分でもう出来ないなと思ったときには、引退せずに辞めると思います」

――今日、後輩の吉田万里子さんが引退を発表されて、豊田さんも11月に引退されますが、後輩たちが引退することについてはどう思われますか
「自分が引退をしないで復帰をした段階で、今度は送るのは私の番だなというのは思っていたので。でもやはり、私の昭和の教え子たち、まあ平成元年までの子たちがもうキャリアを持った選手も残ってますので、その子達を送らなければいけないということを考えると寂しいけれど、今回、吉田と豊田の件はちょっと前から知ってましたんで、全女の興行しよう、最後のやろうっていうことは引退するのが決まってからやることになったんですけど、まあ、五体満足で引退するのが一番だと思いますので、そういう意味では気持ちよく引退……まあ寂しい思いはありますけど、私が特殊なので。元気な内に結婚して幸せになって欲しいですしね。私のように!(笑)吉田万里子はしてるけど、豊田はまだだし。そう思うと、まだまだこれから結婚する子たちもいるし」

――今日のフィニッシュは、昔飛鳥さんからベルトを獲ったときもあの技で獲られていましたよね?
「うん、そうだね。だから、どこで切り返すかってやっぱり、自分が上げられたときとか、瞬間瞬間に技をかけられたときの切り返しが私の味だと思ってますが、中々こう使う人も少なくなってきて、自分の感覚もちょっと切れが悪くなったかなと思ったのですが、上手く決まって良かったです」

――やはりそういったジャガー横田ならではのものというのはいつになっても見せていきたい?
「それがジャガー横田なのでね。やっぱりそれは失くしたくないし、変わらないのは今も一緒ですから。いかに受けて、どこで逆転を狙うか、どこで切り返すかっていうのが私の戦い方なので、受けられなくなったら攻められないってことになってしまうので、ジャガー横田が技を受けられなくなったら多分終わるときだと思いますね」

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