“お天気お姉さんレスラー”春日萌花が初のシングル王座挑戦も玉砕!

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 5日、WAVE後楽園ホール大会『Sunday WAVE』にて、水波綾の持つWAVE認定シングル王座に春日萌花が挑戦した。

 春日は2005年にデビュー後アイドルレスラーとしてテレビやラジオ、声優やグラビアなど様々な活動を行い、2014年にはプロスポーツ選手としては初めて合格率4.9%の気象予報士試験に合格。以降“戦うお天気お姉さん”として試合数を減らすこと無くプロレス活動を続けていたが、タイトルからは遠ざかっていた。
 王者・水波綾からの逆指名で実現した春日萌花とのタイトルマッチ。これまでアイドルレスラーとしてキャリアを積んでいた春日は「熱い気持ちも伝えたいこともいっぱいいっぱいあるけど、今リングの上でそれを表す方法がわかりません。私はプロレスラーだけどプロレスが難しくて難しくてしょうがない」と心の中にモヤモヤとしたものを抱えていた。そんな春日にとってやっと訪れた大チャンスに、多くの春日ファンがサイリウムで迎えるなかゴング。

 静かな立ち上がりから水波が主導権を握り、春日も噛みつきで攻守を入れ換えDDT。春日はセカンドロープからのフットスタンプを投下しクリストを狙うが、水波が切り返すとグラウンド卍固め。なんとか脱出した春日はコーナーからブラ下がりフットスタンプを投下。さらにダイビング・フットスタンプから変形ニーリフトで追い込む春日だったが、水波も紅の豚から裏投げで反撃し、最後はホットリミットで春日を叩き潰した。

 水波は「春日さん、熱いものあるじゃないですかー!春日さんが今日という日をどういう日と捉えるのか勝手ですが、もし! 今日一つのきっかけとして捉えてくれるのなら、これからも春日萌花、その内に秘めたメチャメチャ闘志でWAVE駆け上がっていきましょう」とエール。
 春日は「水波、今日こんな素敵な舞台とチャンスをくれてありがと…私はプロレスをもっともっと広めていくためにはプロレス以外のことだって全部大事にしないといけないと思っているの。でも、そういう私を嫌う人がいる。嫌うお客さんがいる。嫌う選手がいる。アンタもそうだと思ってた。だけどアンタは、リングの上の姿だけを見て今日私を評価してくれた。全部出して、砕け散りました。いま持っている力はこんなもんだと思います。すべての試合が大の字で終わるくらいやりきりたい」と感情を露わにした。

 業界の外へプロレスを広めるため様々努力してきた春日萌花。この日、春日萌花はプロレスラーとして改めて評価され、新たなステップへと歩を進めた。

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