KAIを破り新王者となった稲葉が「やっぱり征矢さんとやりたい」と吐露。新王者となった児玉とアンディ&吉岡がクルーザーの世代交代をスタート!

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 12日、都内GSPメディアセンターにて『プロレスLOVE in YOKOHAMA』神奈川・横浜文化体育館大会にてKAIを破り第9代WRESTLE-1王者となった稲葉大樹が記者会見を行った。一夜明けた今、新王者はどのような心境なのであろうか。

稲葉大樹
「昨日の横浜文体でKAIさんを破ってWRESTLE-1無差別のチャンピオンになりました。WRESTLE-1、年間イチのビッグイベントのメインという事でかなり緊張したんですけど、勝つことが出来て本当によかったと思っております」

――改めて昨日の試合を振り返ってみていかがですか
稲葉「やっぱりKAIさんの一発一発が重くて。すごくキツイ試合だったんですけど、最後一回だけでも卍が決まれば今の僕だったらどんな試合でも勝てると思っているので。最後まで卍を諦めなかったことが昨日の勝ちにつながったんだと思います」

――UWA世界6人タッグを獲ってから2週間ほどしか経っていない状態でシングルのベルトまで奪取しましたが、今の現状はどのように感じていますか?
稲葉「そうですね、UWAを獲ってから挑戦者決定戦をやって昨日の文体まで本当に短くて、自分でも結果と気持ちがついていってなくて。よくわかんないまま日々を過ごして、気づいたら次の日、までなっていて。毎日毎日不安だけですよね。プレッシャーと不安だけでした」

――これで、昨日は児玉選手がクルーザーの王者となり、また土肥選手が全日本プロレスとの対抗戦の中で目立ち、若い世代の活躍がどんどん出てくると思われますが、これからのWRESTLE-1をどのようにしていきたいですか?
稲葉「ベルトを今若い僕たちが獲ることができたので、これからがスタートだと思います。僕たちやもっと下の熊ゴローや芦野、イケメン、藤村とかがこれからのWRESTLE-1のメインをどんどん張っていけるようなWRESTLE-1にしていきたいと思います」

――ちなみにまだ誰も挑戦者に名乗り挙げてはいませんが、KAI選手とのリマッチも含めてどうお考えですか
稲葉「僕の中ではやっぱり征矢さんとやりたいっていうのは考えています。でもチャンピオンになったので。誰の挑戦でも受けたいと思います」

――征矢選手にとはなにかお話しになったのでしょうか
稲葉「試合後に征矢さんにちょっとお会いして“本当にごめんなさい”って言われました。まぁ僕も征矢さんを見ると、笑っちゃうか泣いちゃうかのどっちかだったんで、昨日は(笑)でも昨日は試合が終わった後は笑えたんでよかったです。試合前は危なかったですけど(笑)」

――今征矢選手は欠場中ですので、征矢選手の欠場明けまで防衛戦をしないわけにはいかないと思うのですが、他にやってみたい選手はいますか
稲葉「誰でも大丈夫です。今はこの人っていうのは考えていないですね」

 今日のこの会見ではどこか全ての重圧から解放されたすがすがしい面持ちが見て取れた。KAIvs征矢というカードを見に来たお客さんへの思い、年間最大のビッグマッチのメインイベントに出場する重圧、初めてWRESTLE-1無差別級のベルトに挑戦する自身の野心。全てに打ち勝ち、乗り越え得た勲章。その根底にあるのは“WRESTLE-1を変えるのは若い世代”という思い。昨日生まれた新世代の旗手が描くWRESTLE-1の未来に是非とも期待したい。

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