K-1 11.21代々木大会の3大タイトルマッチはすべてKO決着!劇的な逆転KOで初防衛に成功した武尊は「大晦日、RIZINに出たい!」

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11月21日、東京・代々木第二体育館にて「K-1 WORLD GP IN JAPAN〜THE CHAMPIONSHIP〜」が開催された。
新生K-1がスタートして丸1年の節目の大会。前売りが完売して席を増設する人気ぶりで、会場には超満員4800人(主催者発表)の観衆が詰めかけた。

新生K-1を引っ張ってきた木村“フィリップ”ミノルは、ノンタイトル戦でダウンを奪って勝利している王者ゲーオの持つ65kgタイトルに挑戦。初戴冠に燃える木村は軽快なステップから重い右を打ち込む。だが「生意気な木村を黙らせる」と宣言したゲーオは、左ミドルで木村を下がらせるとすかさず左ストレートを打ち込み、さらに強烈なヒザ蹴りを木村のアゴに叩き込む。ダウンした木村は立ち上がるも朦朧としておりレフェリーがストップ。ゲーオが鮮やかな初回KOで防衛に成功した。

「兄弟対決」として注目を集めた卜部功也対弘嵩は、弟功也がスピーディーな攻撃で試合を支配。だが圧力を強めた2回、兄弘嵩が起死回生の跳びヒザ蹴りでダウンを奪う。さらに3回にも跳びヒザ蹴りを決めてKO。弘嵩はタイでの練習中に右ふくらはぎを負傷。だが「あれだけ喧嘩を売ってきて逃げることはできなかった」と強行出場。意地と執念で王座奪取に成功した。

会場を一気に盛り上げたのが55kgタイトルマッチだ。王者武尊は初回に挑戦者ボンジョバーニの左ストレートでダウンを喫してしまう。「蹴りもパンチも硬く、リーチも長くて普通の日本人では届かない位置にいるのにパンチが届く」と戸惑った武尊だが「あれでアドレナリンが一気に出た」とすぐに得意の右フックで反撃。2回に右フックからの連打でスタンディングダウンを奪うと、さらにパンチで立て続けに2度ダウンを奪って逆転KO勝ち。それまで判定続きだった場内を大爆発させ、さらにマイクで「大みそか、めっちゃ暇なんでよろしくお願いします!」とRIZINへの出場をアピール。これには来場していた榊原実行委員長も「武尊選手の思いを受け止めたい」とK-1側と調整する意向を示した。
武尊は「krushの時から他の選手がつまらない試合をしていると燃えるんです(笑)。ダウンは意外と冷静でいられましたね。久々のダウンでしたけど、ちょっと足を上げた時にパンチを貰ってしまったんで逆にテンション上がりました。『これでオレが倒し返せばめっちゃカッコいい』と思って(笑)。大みそかは格闘家の一つの目標。絶対にやりたいと思っています」とコメント。
なおRISE王者の那須川天心が来場し、試合後の花道で話しかけられたというが「最初ファンだと思ってハイタッチしたんですけど、何を言っているのか聞き取れなかったです。(「大みそかにRIZINで」と言っていたそうだが)組まれたらいつでもやるんで」と武尊。

3代タイトルマッチがすべてKO決着で大いに盛り上がったが、課題はその前のスーパーファイト。見合う場面やクリンチが多く、ポイントで劣勢なのに挽回に行かないなど「これがK-1?」という試合が多かった。
前田憲作プロデューサーは「タイトルマッチと、スーパーファイトの差が開いてしまいましたね。プロとして、お客さんが何を求めているかを考えて、しっかりと課題を克服しなければいけない。そうしなくては、タイトルマッチの舞台に立てないですよ」と苦言を呈した。
武尊と木村“フィリップ”ミノル、そして卜部兄弟が引っ張って盛況のうちに幕を閉じた1年目のK-1。2年目は、彼らを猛追する新たな選手の台頭に期待したいところだ。

【文・写真/スポーツライター茂田浩司】

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