永島勝司 ゴマシオ親父のつぶやきR[第11回]

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プロレスとは、闘いである。
アントニオ猪木の格言であるこの言葉を、俺はつくづく先日思った。

数日前、シーザー武志さんのシュートボクシング発足30周年記念パーティーで、猪木と約2年振りに会った。周囲の色々な障害があって二人の関係は全く遮断されていた。俺はパーティーで会うまでに色んな事を想定した。期待もあり、不安もあった。
そんな時、俺が今、事務所を借りている赤坂の親父に(仮にH氏と言っておこう)「永島、短気を起こすんじゃねぇぞ!」という一言の電話を貰った。この人は、任侠道の世界で名を成した大変な人だ。俺はこの一言が猪木と俺の間に起こる事を一番敏感に反応した人なんだ。

俺と猪木が2年間も会えないという事は信じられない事であり、電話も繋がらないという事は普通では信じられない事だ。パーティーで猪木が巻頭の挨拶をした後、ステージ前列の俺は直ぐにでも駆け上がりそうになった。もちろん本人は気付いてもいない。ただ、一人俺を抑えに掛かっていたマネージャーの女がいた。と、同時にその瞬間俺は、H氏の一言「短気を起こすな」を思い出した。俺の女マネージャーも、俺の脚を踏み付けながらいかにも暴走しそうな俺を抑えていた。

猪木が幕間に下がった時、俺は猪木に会う為に控室に飛び込んだ。そりゃ、凄かったぜ! ガードマンとか色々な人がいて俺を阻止した。でも、カーテンの向こうにいた笑顔で俺を迎える猪木がいた。これは、誰にも邪魔はされないよ。俺は飛び込んだね。二人で抱き合った。
こんな事は、今皆さんの前で言う事じゃないんだろうけど、俺と猪木の40年の付き合いのなかで、「会いたかったよ!」「俺もだよ!」この一言で後は何も必要ない。

猪木は俺の隣にいた椅子に座っている男を押し除けて、俺をそこに迎えた。目と目が合えば二人に何の言葉も要らない。だって、それが、俺と猪木だもん。俺が心筋梗塞とか、脳梗塞とかを患った事、猪木は皆知っていた。「お前、大丈夫だったか? 俺は三鷹の病院に駆けつけたかったんだ。ごめんな、永。解ってくれよ。」その一言を聞いたとき、俺は猪木に抱きついてしまった。これは誰にも解らない、俺と猪木にしか解らない絆なんだよなぁ。俺も思わず泣いてしまった。
猪木と向き合った時、全てを理解した。そりゃそうだよなあ、40年近く、色んな事やってきた二人が今改めて人生てなんだろうなぁ、俺は嬉しくてたまらなかった。こんな事を今、改めて言う俺が恥ずかしい。色んな事があって紆余曲折、俺はその瞬間、こいつ、やっぱり俺の友達だ。カメラのフラッシュがバシャバシャ鳴るのは、俺には全く関係なかった。

俺にとってはあいつのやっぱりそこだったんだ。俺と猪木が歪み合っていたらいけないんだ。そんなことが頭を駆け巡ってしまった。やっぱりあいつは俺の友達なんだ。嬉しかったなぁ。別れ際に、これからお前の電話は俺が責任を持って取るから、又会おうぜ。俺は暫く椅子に座ったまま動けなかった。ありがとう、猪木、お前の心はやっぱり俺のところに有ったんだ。俺は一晩中、その余韻に浸ってしまった。いいなあ、友達って。
俺に一言、「短気を起こすな」といったH氏の一言を改めて思い起した。と、同時に俺を支えてくれてる女マネージャーの協力に感謝している。

これで俺は、猪木という最大の友達と、元の通りの付き合いが出来るのか!
「今度、赤坂で会おうぜ!」俺は、なんとも言えない気持ちのまま岐路に付いた。一晩中眠れなかった。こんな、協力してくれる人達が、俺と猪木の関係を修復してくれたんだ。
人間の一言、「短気を起こすな!」と、「まだ、ダメ!」というマネージャーに最愛の感謝を捧げる。

「プロレスとは、闘いである。」この一言が俺の頭の中にはっきり蘇った。猪木、ありがとう。俺たちは何の障害も関係なく、今まで通りやろうぜ! 二人にしか解らない、目と目の訴え、それが全てなんだよなぁ。俺も凄い力を貰った。俺と猪木はこれから「闘い」を続けなければいけないなぁ。俺より先に死ぬんじゃないよ、猪木。これからも面白い事をやろうぜ! 俺と、お前にしか出来ない事はまだまだある!!
ありがとう、猪木。

PS
暫く封印していたトークショーをやるよ!!
何が起こるかは、乞うご期待!

永島勝司復活トークショー!〜スペシャルゲストにグレート・サスケ
日時:2015年8月7日(金)
開始:18:00
場所:東京都中野区本町4丁目43-15ミカサビルB1
   東京メトロ丸の内線  新中野駅3番出口より徒歩2分
会場費:2500円(税込・ワンドリンク付き)
定員:50名

※ご希望の方は、下記メールアドレスに、「永島勝司復活トークショー」参加希望と、フルネームでお名前を明記して送って下さい。これで、受付は完了です。会場費は当日、受付でお支払い下さい。
ods@nfp55.com
担当:笹原 080-4850-1844

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